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資金繰り悪化6つの原因と改善方法とファクタリングで資金調達をするメリットをご紹介いたします。
資金繰りは企業経営での重要な課題であり、とりわけ資金繰りの悪化は倒産の原因ともなります。
この資金繰りには運転資金を調整する短期資金繰りと、設備投資やその収支による長期資金繰りがあります。
近年、短期資金繰りの悪化の改善方法として、融資や資産の売却だけでなく、経済産業省が推薦するファクタリングもその選択肢として認知されてきています。
一方で短期資金繰りが悪化する背景には長期資金繰りの悪化があることも多いため、原因を調査し改善することも必要です。
ベストファクターではファクタリングのサービスを提供することにより、売掛金を即日に現金化することが可能であり、御社の資金繰りを改善します。なおかつ長期的な資金繰りの改善につなげるため、財務コンサルティングサービスも提供しております。
ここでは資金繰りが悪化する理由と、資金繰りを改善させるいくつかの方法について解説します。また資金繰りの改善方法の中でもファクタリングが有効な理由について解説します。
記事の目次
資金繰りの悪化に繋がる原因
資金繰りの悪化に繋がる原因には、以下の6つがあげられます。それぞれについて、資金繰りを悪化させる理由を解説していきます。
無理な、あるいは過剰な設備投資
資金繰りが悪化する原因の1つには、無理な、あるいは過大な設備投資があげられます。
企業の設備投資は、より多くの利益を上げるため、あるいはより経費を削減することを目的として行われます。
設備投資が適正であるかということを見る指標として、以下のものがあります。
- ROI(投下資本収益率):投下した設備投資額に対して、得られた利益。
- 資金回収期間:ROIの逆数で、投下した設備投資額を何年で回収できるかという値。
どの値が適正であるかは、設備投資した物によって異なります。しかし、明らかに不適切な場合もあります。
例えば10年間で交換が必要な機器を設備投資したケースを考えてみます。もしROIが0.1を下回る場合は、10年経過しても投下資金を回収できないまま寿命を迎えることになってしまいます。このような設備投資は費用の浪費でしかなく、長期的な資金繰りの悪化につながります。
売れ行きを考えずに仕入れる
商品の需要以上に仕入れることは、在庫の増加に直結します。在庫の商品は、売れない限り換金できません。また過剰在庫となった場合は、費用をかけて保管し続けるか、安値でも売却するかの選択を迫られることになります。
過剰な仕入れは資金繰りの悪化に繋がりますので、同業他社の動向調査やマーケットリサーチをぬかりなく行うことが重要です。
効果を見極めずに広告宣伝費を使う
過大な費用をかけやすいものには、広告宣伝費もあげられます。広告宣伝費を使う目的は売上を増やすためです。従って、最低でも費用をかけた分、売上も増えなければなりません。
これを見る指標の1つに、ROASがあります。ROASは、広告費1円当たりの売上額を示します。もし広告宣伝費を使ってもROASが増えなければ、無駄な経費を使ったことになります。
しかし中には有名な場所で広告を掲示できた場合など、「宣伝になったのだから良いではないか」と考える経営者もいます。その場合は、将来の売り上げが伸びなければなりません。ROASの値に改善が見られなければ、やはり無駄な経費であったということになります。
節税のつもりで経費の無駄遣いをする
必要な経費を計上することは節税となりますが、無駄な経費を計上することは会社の資金を減少させ、短期的な資金繰りの悪化につながります。なぜなら、節税額はかけた経費の額よりも少なくなるためです。
例えば1万円経費を多く計上した場合、節税額は1万円よりも少なくなります。節税だけに着目してどんどん経費を使うと、企業の利益を減少させることにつながります。
また経費の内容によっては、金額によって損金扱いにできるかどうかが変わる場合もあります。
代表的な例として、取引先と飲食を行った場合があげられます。1人当たり5,000円までであれば、会議費等の経費として落とせます。しかし5,000円を超えると接待交際費となり、企業規模によっては1円も損金扱いできない場合もあります。
このため経費を使ったつもりが1円も税金が減らないことになり、企業の資産を食いつぶすことになります。
取引先の経営状態を把握していない
ビジネスでの取引は、売掛金の回収ができて完了するものです。もし取引先の経営が自転車操業だったという場合は、せっかく仕事を提供しても売掛金が回収できない可能性もあります。
売掛金が回収できないことは、短期資金繰りの悪化に直結します。このため取引を行う前には、取引先の経営状態を把握しておくことも必須です。
支払いサイトなど交渉せずに契約をする
どの企業にも、入金と支払いがあります。短期資金繰りを悪化させないためにも、売掛金の回収は外注費や給与などの支払いをする前に完了しておくことが必要です。また各種支払いを円滑に行うためにも、支払いサイトの確認は極めて重要です。
もし給与などの支払日の後に売掛金の入金日を設定すると、支払日の資金が足りず、資金ショートに陥る恐れがあります。特に給与の遅配は倒産の危険信号ともいわれていますから、支払いサイトを考えずに契約をしたことにより経営の危機に陥る場合もあります。
この場合は売掛金の回収を早くして、買掛金の支払いを遅くすることで改善できます。短期資金繰りを改善させるためには、支払いサイトを意識することが不可欠です。
主な資金繰りの方法
ひとくちに資金繰りといっても、さまざまな方法があります。それぞれの方法にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
金融機関からの融資
金融機関から融資を受ける方法は、資金繰りを改善させる方法としてよく検討されます。
しかし融資を受けるためには、事業計画書や決算書などの書類に基づいて審査が行われます。このため融資金を受け取るまでには日数がかかります。また創業間もない企業は、融資を受けられない場合も多いです。
なお融資を受けた場合は、定められた方法に従って返済する必要があります。
自社の資産を取り崩す
過剰在庫や不動産など不要不急の資産を持つ企業の場合は、資産を売却して運転資金にあてる方法もあります。
資産が手元から離れてしまうデメリットはありますが、稼働していない資産であれば返済不要な資金を調達できることは大きなメリットです。
資産のない企業ではこの方法は使えないと思う方もいるかもしれませんが、売掛金も資産の1つです。売掛金を売却して運転資金に充てるファクタリングは、この方法に含まれます。
売掛債権担保融資(ABL)
売掛金を使った資金の調達方法には、売掛金を担保として融資を受ける「売掛債権担保融資」もあります。売掛金を売却しないという点で、ファクタリングとは異なる資金調達方法です。
売掛債権担保融資には、以下のようなメリットとデメリットがあります。
- あくまでも融資であるため、返済が義務となる
- 継続的に売掛金をもとにした資金調達を行う場合は、ファクタリングよりも受け取り額が多くなる可能性がある
- 審査には日数が必要。そのため、急ぎでの資金調達には向かない
- 融資を受けるためには売掛先の承認か、債権譲渡登記が必要
- 金融機関によっては、社長の個人保証を求められる場合がある
資金調達の柔軟性が経営リスクを低下させる
融資や出資、資産の売却などそれぞれの資金調達の方法には、メリットとデメリットがあります。そのため経営局面に合わせて選択できる資金調達の選択肢が多いほど柔軟な調達が可能となり、経営のリスクも下がります。
例えば取引先の支払いサイトが長く、実際に入金されるまでの期間が長い場合でも、売掛金の額が確定していればファクタリングを利用することによって速やかに現金化できます。
また赤字が続いていたり、創業間もないなどの理由で金融機関からの融資を受けられなくても、売掛金の売却は可能です。ファクタリングで売掛金を売却し、御社の運転資金に活用することができます。
ファクタリングのメリットと種類
ファクタリングは売掛金を売却することにより資金を調達する方法ですから、融資にはないメリットがあります。
ファクタリングには、大きく分けて2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあり、それぞれ特徴は異なります。
ファクタリングは審査や入金が早いことがメリット
ファクタリングの審査は、売掛金が存在するかどうか、またきちんと支払われるかという点について行われます。融資と異なり、ファクタリングを利用する企業の経営状態を調査するわけではありませんから、審査には時間がかかりません。
従ってファクタリングは、スピーディーな審査や入金が行えることがメリットです。
2社間ファクタリング
2社間ファクタリングは、中小企業に適したファクタリングサービスです。
中小企業は元請け企業など、より規模の大きい企業が売掛先となるケースが多くなります。もし売掛先の企業にファクタリングの利用が知られた場合は経営状態が悪いとみなされ、その後の取引に悪影響を及ぼすリスクがあります。しかし2社間ファクタリングなら、売掛先に知られずに売掛金を売却できるメリットがあります。
またファクタリングの利用にあたって売掛先の承認は不要ですから、その分入金までの日数も短く、最短で即日の入金も可能です。一方で手数料は、売掛金の15~30%程度が必要となる事業者が多くなっています。
3社間ファクタリング
3社間ファクタリングは、主に大企業を対象としています。
大企業の場合は売掛先の企業にファクタリングの利用が知られても、取引に悪影響を及ぼすリスクは中小企業よりも低いです。また3社間ファクタリングの手数料は1~9%と、2社間ファクタリングよりも低くなっています。
一方で3社間ファクタリングは2社間ファクタリングよりも手続きが複雑なことから、入金までに15日~30日程度が必要です。
このため売掛先の承認が得られるならば、入金よりも手数料の安さを優先して、3社間ファクタリングを選ぶことも選択肢となります。もっとも3社間ファクタリングは、すぐに資金が欲しい場合の対処には向きません。
資金繰りに困ったらベストファクターをお勧め
資金繰りに困っている企業様にとっては、一刻も早く、また1円でも多くお金が欲しいものです。このような企業様には、スピーディーに入金されて手数料も低額な、ベストファクターのファクタリングサービスをおすすめ致します。
即日で入金、かつ売掛先にも秘密にできる
ベストファクターは、2社間ファクタリングのサービスのみをご提供しています。
3社間ファクタリングと異なり売掛先の承認が不要ですから手続きは早く、売掛先にも知られずに資金調達ができます。このため即日での入金も可能となり、御社の速やかな資金調達に役立てることが可能です。
手数料が低い
せっかくスピーディーな資金調達が実現できても、手数料が高いと受け取れる金額は減少してしまいます。
ベストファクターは手数料が2%からと、他社と比べて低いことが特徴です。このため御社に対して、より多くの資金をお渡しすることが可能です。
またベストファクターは債権譲渡の登記も不要とすることができますから、登記費用もかからない点で他社よりも有利です。
取引先が売掛金を払えなくても、弁済の必要はない
ファクタリングは売掛金の買取りですから、借金とは異なります。
従って万が一取引先が売掛金を支払えなくても、御社が受け取った売掛金をベストファクターに弁済する必要はなく、そのまま事業資金としてお使い頂けます。
資金繰りの改善もベストファクターがサポートする
ベストファクターは、単にファクタリングサービスを提供するだけの会社ではありません。
ファクタリングを利用中の企業様に対しては、付帯サービスとして財務コンサルティングサービスを提供しています。ベストファクターは御社の最適な資金計画や財務コンサルティングをご提供いたしますので、資金繰りの改善もサポートさせて頂きます。
御社の資金繰りの改善も含めて、ベストファクターにご用命下さい
ファクタリング業者は、どこも同じではありません。確かにファクタリングを利用すれば、一時的に資金繰りは改善します。しかし手数料の高い業者を利用していたのでは、御社が毎月手にできる金額は減少してしまい、長期的な資金繰りの悪化につながります。
ベストファクターは迅速かつ低い手数料でファクタリングサービスを提供します。なおかつ、資金繰りの改善を助ける財務コンサルティングサービスも提供いたします。
資金繰りに困ったら単に資金調達するだけでなく、御社の経営を立て直すことも重要です。ファクタリングだけでなく資金繰りの改善方法も含めて、ぜひベストファクターにご用命下さい。