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早期入金が可能な請求書買取サービスで、資金繰りを改善する方法を紹介します。
こんにちは、ベストファクターの四ツ柳と申します。
「売上はあるのに取引先の入金日が遠いので、今月も資金繰りがピンチになりそう……」
売上と入金のタイミングが大きくずれると資金繰りが厳しくなるため、資金ショートを招く前に早期の資金調達が必要とされます。
請求書買取サービスは、企業の営業活動における売上から入金までのサイクルを短縮化、資金繰りをサポートする請求買取サービスです。
支払期日前の請求書があれば、請求書買取サービスを利用して最短即日で資金化し、人件費や外注費など必要経費の支払いや、設備投資、税金の支払い等に利用できます。
今回は支払期日前の請求書で早期の入金、さらには資金繰りをも改善する賢い請求書買取サービスの利用方法について解説します。
現在は、金融コンサルタント・プロライターとして大手メディアに数多く寄稿。飲食店も起業し飲食店オーナーも務める。
しかし、ファクタリングには決して少なくない手数料がかかるので、長期間継続的にファクタリングを利用すると企業経営を逼迫させるリスクもあります。
ファクタリングは「銀行融資が実行されるまでのつなぎ」や「どうしても数日中にお金が必要な場合」など、利用する場面を限定した方がよいでしょう。
また、手数料負担は経常収支を圧迫するため、できる限り手数料が低いファクタリング会社を利用することも重要です。
請求書の買取サービスで資金繰りが改善するって本当?
「請求書の買取」と聞いて、ピンとこない方がいらっしゃるかもしれません。
結論から言うと、請求書買取サービスとは請求書そのものを買い取るサービスではなく、請求書に記載されている「請求額=売掛金」を買い取るサービスです。
請求書買取サービスのサービス内容
一般的に、取引先に商品の納品やサービスなどの提供が完了すると「売掛金」が発生します。
売掛金とは、商品やサービスを納品・提供した際に発生する、後日受け取ることのできる代金のことです。
請求書は売掛金の支払いを取引先等に請求するときの書類で、売掛金が支払われる前に発行されます。請求書には支払期日や、支払いの対価となる商品やサービスの内訳・個数、売掛先(取引先)の情報などが記載されています。
つまり、請求書買取サービスは請求書が保証している入金期日前(未回収)の売掛金を請求書買取サービス会社が買い取り、早期に資金化するサービスなのです。
請求書買取サービスで資金繰りが改善する仕組み
請求書買取サービス会社が請求書(売掛金)を買い取とることで調達した資金を使って、資金繰りを改善する仕組みを解説します。
請求書買取サービスの仕組みを簡単に言うと、「来月末が支払い期日になっている請求書100万円を代わりに受け取れる権利を、いま95万円で買ってくれないか」ということです。
一般的に売掛金の支払期日は、商品やサービスを販売・提供してから1~2ヶ月後ですが、その間も事業を継続すれば、人件費や仕入れ費用などの経費がかかります。
支払期日が長引くと、それだけ手元に資金がない状態で事業を継続しなければならず、慢性的な資金不足が続くと資金繰りは悪化し、経営不振に陥ってしまいます。
請求書買取サービスによって今すぐ使える現金を調達、必要経費を支払ったり、投資に回したりして資金不足を解消することができます。
さらに、資金調達と同時に経費削減や売上アップを実施すれば、資金繰りの改善のみならず、事業再生の道筋も立てることができるのです。
買取率の高い請求書とは
請求書買取サービスでは、請求書に記載されている売掛金の全額を資金化できるわけではありません。請求書の買取には記載された売掛金の額に対して2%~20%の手数料がかかります。
手数料率、つまり売掛金の買取率は調達できる資金に直接影響するため、「買取率の高い請求書(売掛金)とは何か?」を知ることが重要です。
売掛先の信用力が高い
請求書買取サービスの手数料は、請求書買取サービス会社が負うリスクに応じて変動します。
請求書買取サービス会社のリスクとは、すなわち売掛金を回収できずに全損を被るリスクです。
そのため、審査時には利用者の返済能力や会社の規模よりも、売掛先の信用力が重視されます。
したがって、倒産や廃業の可能性が極めて低く、請求書買取サービス会社の未回収リスクも低い売掛金であることが請求書で証明されれば、買取率は高くなります。
信用力の高い売掛先は大手企業や国・自治体の機関が最たる例ですが、売掛先が小規模な会社でも、長年にわたって継続的・安定的に取引されている売掛金であれば、買取率が高くなる可能性は十分にあります。
支払期日までの期間が短い
売掛金の支払期日が長いと、その間に売掛先の経営が悪化して倒産や廃業の可能性が高まります。
そのため、請求書買取サービス会社は、支払い期日までの期間が短い請求書を高く買い取ります。なぜなら、売掛金の未回収リスクや倒産・廃業の可能性が低いからです。
もし請求書が複数ある場合は、支払期日までの期間が短いものから買い取ってもらうことで、手数料を安く抑えられます。
請求書買取サービスが利用される時
請求書買取サービスは支払期日前の請求書があれば利用できる資金調達方法ですが、利用するのに適切なタイミングがあります。
融資が通らないとき
「開業間もないため社歴が無い」や「赤字決算が続いている」など、与信の審査で不利になるような状況の場合、金融機関から融資を受けることは難しいです。
しかし、請求書買取サービスは支払期日前の請求書があれば基本的に現金化できるため、融資が難しい場合は利用を検討すべきです。
早期に資金が必要なとき
一般的な銀行融資の場合、入金までに1週間~2週間ほどの時間を要します。
請求書買取サービスは銀行融資に比べて審査に必要な書類が少なく手続きも簡単なため、申し込みをしたその日のうちに資金調達ができます。
後述する「2社間の請求書買取サービス」を利用すれば、事前に必要書類を揃えておくなどの条件付きですが、最短で即日~1営業日の早期入金が可能です。
資金繰りの改善が見込めるとき
請求書買取サービスはあくまでも、支払期日前の売掛金から手数料分を差し引いて前倒しで調達する方法に過ぎません。
売掛金が発生するたびに請求書買取サービスを利用していると、当然ながら資金繰りを圧迫します。
資金繰りの改善が見込めないのに請求書買取サービスを利用することは、すなわち請求書買取サービスに依存する体質かつ業績悪化から抜け出せなくなってしまう原因となります。
したがって、「ここで資金を調達できれば、将来的に資金繰りが改善される見込みがある」という状況でこそ、請求書買取サービスを利用すべきなのです。
貸借対照表(バランスシート)のオフバランス化を図りたいとき
売掛金は貸借対照表では「流動性資産」に分類されます。
請求書買取サービスを利用することで貸借対照表から売掛金(流動性資産)が減って手元の現金が増えると、財務上のバランスが向上します。
これを「貸借対照表(バランスシート)のオフバランス化」といい、銀行からの融資や投資家からの投資を集めやすくなるなど、経営に好循環をもたらす効果が期待できます。
請求書買取サービスのメリット
請求書買取サービスのメリットは下記のとおりです。
- 資金繰りを改善できる
- 保証人・担保が必要ない
- 請求書の買取は借入にならない
- 売掛先が払えない代金を肩代わりする必要がない
資金繰りを改善できる
請求書買取サービスであれば、悪化した資金繰りの改善ができます。なぜなら、売掛金の支払い期日よりも先に、ファクタリング会社に買い取ってもらえるからです。
そのため、「社員の給料が支払ない」「運転資金が足りない」などの場合に利用できます。
また、最短で即日の資金調達が可能という点も、大きな魅力といえるでしょう。
保証人・担保が必要ない
請求書買取サービスであれば、保証人・担保が必要ありません。なぜなら、買取の可否や手数料を左右するのは取引先の信用だからです。
そのため、保証人・担保を用意できない場合でも利用しやすいです。
請求書の買取は借入にならない
請求書の買取は借入になりません。なぜなら、請求書買取はもともと利益になるはずのお金を早めに調達する行為だからです。
そのため、会社の信用情報に傷をつけることも、決算書に記録を残す必要もありません。
負債を抱えずに資金繰りができるので、金融機関からの評価も高くなり、融資を受けやすい状態も作れます。
売掛先が払えない売掛金を肩代わりする必要がない
請求書買取の契約はノンリコースとされており、売掛先が倒産して売掛金を支払えない場合でも、利用者が売掛金を肩代わりする必要はありません。
そのため、利用者にとってはリスクの少ない資金調達といえます。しかしその分、売掛先の信用力が重視されます。
売掛先の経営状況や信用情報によっては、手数料が高くなる可能性もあるので注意が必要です。
請求書買取サービスのデメリット
請求書買取サービスのデメリットは下記のとおりです。
- その他の資金調達と比べて手数料が高い
- 売掛金の範囲でしか資金調達できない
その他の資金調達と比べて手数料が高い
請求書買取サービスは、その他の資金調達と比べて手数料が高く設定されています。なぜなら、請求書の買取はファクタリング会社にとってリスクがあるからです。
ファクタリングの契約はノンリコースとされており、売掛先が倒産して売掛金を支払えない場合でも、利用者に対して売掛金を請求できません。
そのため、売掛先の信用力によって手数料の設定も上下します。
しかし、売掛先の信用さえあれば、手数料を限りなく少なくできる可能性もあります。
もし請求書買取を利用するのであれば、売掛先の信用力の高さを事前に確認しておきましょう。
売掛金の範囲でしか資金調達できない
請求書買取は、売掛金の範囲でしか資金調達できません。100万円の売掛金が110万円で買い取ってもらえるわけがないのと同じです。
そのため、十分な売掛金がなければ資金繰りを改善できない可能性があります。
利用する際には資金繰りを改善できる金額を算出し、買い取ってもらう請求書を判断しましょう。
2社間ファクタリング|売掛先や金融機関に取引を知られたくない場合の対処法
請求書の買取で早期入金が実現できることがわかっても、不安要素として残るのは「請求書を買い取ってもらって資金調達したことが、売掛先や金融機関に知られるとマズイ」ということではないでしょうか?
実は、請求書の買取を売掛先や金融機関に一切知らせることなく、早期入金を実現する方法が「2社間の請求書買取サービス」です。
2社間の請求書買取サービスは契約主体が「利用者」と「請求書買取サービス会社」の2社間のみで行われ、請求書の買取を第三者には一切知られずに早期入金が可能です。
私どもベストファクターをご利用いただく中小企業・個人事業主のお客様も、請求書買取サービスの事実を売掛先に知られて会社の信用を棄損したくないという理由で2社間の契約を選択されるケースが少なくありません。
一方で、2社間の請求書買取サービスは手数料の相場が10%~20%とやや高めに設定されているというデメリットがあります。
手数料についても、弊社の2社間の請求書買取サービスは「2%~」から請求書の買取を実施しております。
売掛先に知られずに、なおかつ手数料を抑えて2社間の請求書買取サービスを利用したいというご相談は、ぜひ私どもベストファクターにお寄せください。
3社間ファクタリング|手数料を少しでも抑えたい場合の対処法
3社間ファクタリングは、手数料を少しでも抑えたい場合の対処法として最適です。
なぜなら3社間ファクタリングの場合、ファクタリング会社が売掛先に対して直接、売掛金の請求をできるからです。
そのため、「売掛金の回収ができない」「利用者に集金代行してもらう必要がない」などのリスクや手間がかかりません。
また、2社間ファクタリングの手数料相場が10%〜20%なのに対し、3社間ファクタリングの手数料は1%〜9%と安く設定されているのも魅力の1つです。
しかし3社間ファクタリングの注意点として、下記の内容が挙げられます。
- 売掛先との関係に影響を及ぼす可能性がある
- 資金化までに時間がかかる
- 中小企業の利用が難しい
請求書の買取で早期入金を希望される方へ
請求書買取サービスで請求書を買い取ってもらい、早期入金を実現するには、手数料を抑え、売掛先に知られず、資金繰り改善の見込みがあるときに利用するのが賢い選択です。
そうは言っても、実際に早期の資金調達が必要な状況下では、資金繰りの改善は二の次というケースも少なくないでしょう。
私どもベストファクターの2社間の請求書買取サービスは、秘密厳守で即日現金化が可能。お客様の請求書を手数料「2%~」で買取いたします。
さらに、弊社をご利用いただいたお客様には、資金繰りの改善や事業再生をサポートする「財務コンサルティング」のサービスも提供しております。
早期の資金調達と資金繰りの改善を並行して実施するなら、ぜひベストファクターにご相談ください。