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デイサービス(デイケア)の資金繰りの課題を早期に解決する、債権買取の介護報酬ファクタリングを提案いたします。
こんにちは、ベストファクターの四ツ柳と申します。
介護事業は経費に占める人件費の割合が特に大きい業種です。特に、サービスを提供した後に支払われる介護報酬にはタイムラグがあるため、その間のスタッフの給与支払い等の資金繰りにお悩みの事業者様も少くありません。
私どもベストファクターが提案するファクタリングは、国保連から支払われる介護報酬債権を買い取って資金化するからこそ、ぜひ介護事業者様にご活用いただきたいサービスです。
今回は、デイサービスやデイケアなどの介護事業者様の資金繰りを早期に改善するファクタリングを、介護報酬担保ローンや日本政策金融公庫と比較しながら解説いたします。
記事の目次
デイサービス(デイケア)の資金繰りの課題
デイサービス・デイケアをはじめとする介護事業の資金繰りの課題となるのが介護報酬の支払いサイト(タイムラグ)です。
介護報酬は原則として、売上の1割は利用者負担、残りの9割は介護保険料から支払われることになっています。
一般的に介護報酬の受け取りは、サービスを提供してから約45日後に介護事業者が国保連に請求書を伝送、実際に入金されるまでにおよそ2ヶ月ほどかかります。
たとえば、8月に提供した介護サービスの介護報酬が国保連から入金にされるタイミングは10月末です。この介護報酬を受け取るまでの支払いサイトのずれが、資金繰りの大きな課題となるのです。
国保連からの支払いを待つ間、人件費をはじめとする事業資金が必要となります。事業資金を手当てできなければ、スタッフへの給与の支払い等が滞り、会計上は黒字であるのに、会社は倒産してしまう「黒字倒産」の事態に陥ります。
よって、介護事業者は介護報酬を受け取るまでの支払いサイトを考慮して、資金計画を立てることが重要です。
デイサービス(デイケア)の資金調達方法
介護報酬の支払いを待つ間に事業資金の調達が必要になった場合、デイサービス・デイケアの事業者はどんな方法で資金調達ができるでしょうか?
主な資金調達方法は次のとおりです。
- 介護経営者向けのビジネスローン
- 日本政策金融公庫
- 銀行融資
- 介護報酬ファクタリング
デイサービス・デイケアが資金調達するための4つの方法について詳しく解説していきます。
介護経営者向けのビジネスローン
少子高齢化が進むわが国では、介護事業は将来的な成長が見込まれている業種です。ノンバンクをはじめとする金融機関から、介護事業者を対象としたビジネスローンが次々と提供されています。そのひとつが、介護報酬担保ローンです。
一般的に、担保と言えば不動産がイメージされますが、介護報酬担保ローンはその名の通り、国保連から支払われる予定の介護報酬(介護給付費債権)を担保に現金を調達します。
ただし、ローン(融資)ですので、借り入れには審査が必要となります。
融資限度額 | 100万円~数億円 |
利率(実質年利)の相場 | 5.0%~15.0% |
必要書類 | ・法人
代表者の本人確認書類、登記事項証明書、決算書2期分等 ・個人事業主 本人確認書類、確定申告書原則2年分等 |
返済期間 | 1ヶ月~5年 |
創業時なら日本政策金融公庫
創業間もないデイサービス・デイケア事業者であれば、政府が100%出資している政府系金融機関「日本政策金融公庫」による創業融資制度も、検討に値する資金調達方法です。創業融資制度における創業の要件は「新たに事業を始める方」または「事業開始後税務申告を2期終えていない方」が対象となります。
新創業融資制度は、無担保・無保証人で融資限度額が3,000万円(運転資金はそのうち1,500万円)まで、審査から入金までのスピードが他の金融機関に比べて早いというメリットがあります。創業時や創業間もないタイミングでは、事業資金の助けとなるでしょう。
融資限度額 | 3,000万円(運転資金はそのうち1,500万円) |
利率(実質年利)の相場 | 0.86%~2.85% |
必要書類 | 本人確認書類、借入申込書、創業計画書(創業の場合)、通帳コピー、履歴事項全部証明書、見積書(設備投資がある場合)、不動産の賃貸借契約書、資金繰り表、許認可証(許認可が必要な場合)、印鑑証明書(法人のもの)等 |
返済期間 | 各種融資制度で定める返済期間以内 |
- 日本政策金融公庫(JFC)とファクタリングどちらを選ぶ?個人/中小企業の資金調達
銀行融資・制度融資
銀行や信用金庫などから運転資金や設備資金などを借りる方法です。
信用保証協会の保証をつけて融資を受けるのが一般的ですが、デイサービス・デイケアは制度融資を利用することもできます。
制度融資とは自治体が商品内容を設計し、自治体が金融機関へ預けている預託金の範囲内で融資をおこなう商品です。
あらかじめ金利などの貸付条件が決まっているので、審査にさえ通過できればどんな事業者でも同じ条件で融資を受けられる点が大きな特徴になります。
金利は2%前後で設定されていることが一般的ですので、低コストで資金調達できる点も大きなメリットだといえるでしょう。
介護報酬買取のファクタリング
介護報酬ファクタリングとは、国保連から支払われる予定の介護報酬債権をファクタリング会社が買い取り、買取金額を介護保険事業者に入金することで早期の資金調達を可能とするサービスです。
銀行融資のような厳格な審査もなく、なおかつ入金までのスピードも速いため、多くのデイサービス・デイケアの事業者様にご利用いただいております。
早期の資金調達を必要とされる介護事業者様にとっては、介護報酬が支払われる約2ヶ月よりも早い期間での資金調達が可能なファクタリングが有利です。
買取限度額 | 30万円~5,000万円(ファクタリング業者による) |
手数料の相場 | 5%~20% |
必要書類 | ・審査時の必要書類
基本契約書、本人確認書類、通帳の入出金(WEB通帳含む)、請求書、見積書等 ・契約時の必要書類 納税証明書、印鑑証明書、登記簿謄本等 |
返済期間 | 売掛金入金後 |
創業時を除き、入金前の介護報酬の支払いサイトが遅く、資金繰りにお困りの介護事業者様には、介護報酬ファクタリングをおすすめしております。
介護事業の資金調達にファクタリングをおすすめする理由
私どもベストファクターでは、介護事業者様の資金調達のご相談にファクタリングをご提案しております。銀行融資や介護報酬担保ローンよりも介護報酬ファクタリングがなぜ有利なのか?主な理由は次のとおりです。
- 入金までのスピードが早い
- 融資に比べて審査が緩い
- 償還請求権がない
弊社独自のご提案とともにご紹介します。
入金までのスピードが早い
ファクタリングの最大の特徴は、資金調達までのスピードです。
銀行融資では審査から融資決定まで1~2週間ほどかかるだけでなく、審査の可否がわかるまでにも期間を要します。近日中に給与支払日を迎える介護事業者様にとっては、時間のかかる資金調達方法は命取りと言えるでしょう。
私どもベストファクターは審査・契約に必要書類をあらかじめ揃えていただければ、最短でお申し込み当日の介護報酬債権の買取および入金が可能です。
融資に比べて審査が緩い
ファクタリングは融資と異なり、介護報酬債権という資産をファクタリング会社が買い取るサービスです。融資のように月々の返済が必要ないため、ファクタリングの審査ではご利用者様の返済能力、つまり会社の規模や信用情報を必要としません。
ファクタリングの審査が重要視するポイントは、買取債権の種類と売掛先です。介護報酬債権のとは国保連のことで、国の機関である国保連は支払い遅れや倒産等のリスクが極めて低いため、ファクタリング会社にとっては手数料を抑えてでも買い取りたい債権ということになります。
私どもベストファクターは、介護事業者様がお持ちの介護報酬債権を手数料「2%~」より買い取りいたします。
償還請求権がない
ファクタリングは償還請求権なしで契約されます。
償還請求権とは万が一売掛債権が回収不能になった際に、その損失補填や債権の買い戻しを請求する権利です。
ファクタリングは「償還請求権なし(ノンリコース)」で契約されるので、もしも売掛債権がファクタリングの後に未回収になっても、利用者に責任は及びません。
つまり、ファクタリングの際の売掛債権未回収のリスクはすべてファクタリング会社が負うことになります。
売掛債権を保有していると、貸し倒れに備えて貸し倒れ引当金の計上などが必要になりますが、ファクタリングを利用すれば償還請求権なしで売掛債権を譲渡できるので、売掛債権の未回収リスクを排除できます。
介護報酬ファクタリングの流れ
介護報酬ファクタリングを利用する流れは次のとおりです。
- ファクタリング会社と債権譲渡契約を締結する
- 介護事業者が10日までに国民健康保険団体連合会(国保連)へ前月分のレセプト(介護報酬)を請求
- ファクタリング会社が介護事業者へレセプトの80%〜90%程度を支払い
- 翌月の支払日に国民健康保険団体連合会(国保連)がファクタリング会社へ保険給付費を支払い
- ファクタリング会社が介護事業者へ残金を支払い
介護報酬は毎月10日までに前月分を国保連へ請求し、翌月末頃に入金になりますが、介護報酬ファクタリングを利用すると、国保連へ請求後1週間前後で早期に入金されます。
たとえば4月に3月分の介護報酬を請求した場合、本来は5月末に入金になりますが、介護報酬ファクタリングを利用すれば、4月中旬に入金され、入金サイトを半分にできる点が特徴です。
また、買取時には請求額の80%〜90%が早期入金され、残金については国民健康保険団体連合会(国保連)がファクタリング会社へ支払いをおこなった後に精算されます。
介護報酬ファクタリングのメリット
介護報酬ファクタリングには次のようなメリットがあります。
- 手数料が低い
- 事業者の信頼度が高い
- 銀行融資審査に落ちても利用できる
- 入金サイトを1ヶ月半短縮できる
- 借入ではないので負債が増えない
- 初回は2ヶ月分の介護報酬の入金を受けられる
デイサービス施設がファクタリングを利用することの6つのメリットについて詳しく解説していきます。
手数料が低い
デイサービスやデイケア施設が利用する介護報酬ファクタリングは手数料が非常に低い点がメリットです。
介護報酬ファクタリングの手数料は1%〜3%程度です。
通常の2社間ファクタリングの手数料が5%〜20%程度であることを考えると、介護報酬ファクタリングは資金調達コストが圧倒的に低いことがわかります。
介護報酬ファクタリングの債務者は国民健康保険団体連合会(国保連)という公的機関です。
国の機関が債務を支払わないリスクはまず考えられません。
また、介護報酬ファクタリングは、利用者・ファクタリング会社・国保連の3者が契約する3社間ファクタリングで取り扱われます。
事業者の信頼度が高い
介護報酬ファクタリングは、ファクタリングを取り扱っている事業者の信頼度が非常に高い点もメリットです。
介護報酬ファクタリングを取り扱っているのは、リコーリースや株式会社SMSや三菱HCキャピタルなどの上場企業または上場企業の関連会社が多くなっています。
ファクタリング会社の中には、法外な手数料を設定する悪徳業者や、実質的な貸付をおこなう違法業者も少なくありません。
しかし介護報酬ファクタリングであれば、事業者の信頼度が非常に高いので違法業者や悪徳業者の心配はありません。
「ファクタリングは業者の安全性が心配」「ファクタリングは怖い」などと考えている方も、介護報酬ファクタリングであれば安心して利用できます。
銀行融資の審査に落ちても利用できる
ファクタリングは銀行融資の審査に落ちても利用できます。
ファクタリングでは売掛先の支払能力に対して審査をおこないます。
そのため、利用者の決算状況や財務状況が悪くても、利用者の支払能力に問題がないと判断されるのであれば審査に通過できる可能性があります。
特に介護報酬ファクタリングでは、売掛先(債務者)は公的機関である国保連です。
支払能力や信用度は圧倒的に高いので、他のファクタリングよりも審査ではかなり有利になります。
レセプトに間違いや虚偽がないのであれば、審査通過の可能性が非常に高いといえます。
前回融資から時間が経っていない場合、債務超過や連続赤字の場合など、デイサービスやデイケア施設なども融資審査に落ちることもありますが、介護ファクタリングであれば審査に通過して資金調達できる可能性が高いでしょう。
入金サイトを1ヶ月半短縮できる
介護ファクタリングは入金サイトを1ヶ月半短縮できます。
例えば、3月1日に提供した介護サービスは4月10日に請求し、5月末に入金になるので、売上発生から入金までには最大3ヶ月の時間がかかります。
しかし、このケースで介護ファクタリングを利用すると4月15日くらいに入金になるので、売上発生から入金までの期間は最大1ヶ月半です。
介護報酬は入金サイトが非常に長い債権ですが、介護報酬ファクタリングを利用すると、入気サイトを3ヶ月から1ヶ月半へ約半分にできます。
手元資金が少なくても、介護ファクタリングを利用すれば資金繰りが円滑になるでしょう。
借入ではないので負債が増えない
ファクタリングは借金ではありません。
売掛債権という資産を売却して資金調達しているだけです。
借入金で資金調達すると、その分負債が増えるので、自己資本比率が低下し、企業の安全性に対する評価が下落します。
さらに、借入ではないので貸借対照表が大きくなることもありません。
今は、できる限り余分や資産や負債も持たずに貸借対照表を小さくするオフバランス化が評価される時代です。
ファクタリングは資産を売却して資金化しているだけですので、負債が増えることはなく、自社の外部からの評価が下落する心配はないでしょう。
初回は2ヶ月分の介護報酬の入金を受けられる
介護報酬ファクタリングでは、初回利用時は2ヶ月分の介護報酬の入金を受けられます。
例えば、5月10日に介護報酬ファクタリングをはじめて利用した場合、この時点では3月分と4月分の介護報酬が未入金です。
初回は2ヶ月分の介護報酬を受け取れるので高額な資金調達が可能です。
介護報酬ファクタリングは少額の運転資金だけでなく、ある程度まとまった資金を調達したい場合にも有効に活用できる資金調達方法だといえます。
介護報酬ファクタリングのデメリット
介護報酬ファクタリングには次の5つのデメリットがあるので利用前に理解しておきましょう。
- 即日資金調達はできない
- レセプト全額の資金調達はできない
- 取り扱っている業者が少ない
- 手数料が発生する
- 継続利用が必要になることがある
通常の2社間ファクタリングなどと異なり、選択肢が少なく、継続的に利用しなければならない業者も少なくありません。
デイサービス施設が介護報酬ファクタリングを利用する5つのデメリットについて解説します。
即日資金調達はできない
介護報酬ファクタリングは即日資金調達することはできません。
3社間ファクタリングでレセプトを送付する前にファクタリング会社と契約するので、契約から入金までは1週間〜2週間程度かかりますし、レセプト送付から入金までには1週間前後の時間がかかります。
2社間ファクタリングのように申込日当日から即日で資金調達することはできません。
ただし、どうしても急ぎで資金が必要な場合には通常の2社間ファクタリングで介護報酬債権を売却することも可能です。
2社間ファクタリングは介護報酬債権ファクタリングよりも手数料は高いですが、最短即日で資金調達できるので急いでいるときには2社間ファクタリングの利用を検討しましょう。
レセプト全額の資金調達はできない
介護報酬ファクタリングで早期資金調達できるのは国保連に請求したレセプトの8割〜9割程度です。
請求内容が間違っていたり、修正されるケースが多いので、買取時に全額入金することはしません。
買取時には請求額の8割〜9割程度を入金し、その後、国保連からファクタリング会社へ入金があった段階で、残金を精算する流れです。
国保連に対する債権全額の入金を受けられるわけではないので、その点を認識して資金繰りの計画を立てるようにしましょう。
取り扱っている業者が少ない
介護報酬ファクタリングを取り扱っている業者はそれほど多くありません。
ある程度知名度の高い優良業者が5社〜10社程度存在するだけですので、利用者にとっての選択肢は通常の買取ファクタリングと比較して少なくなっています。
ファクタリングは複数の業者から相見積もりをとって比較するのがベストだと言われていますが、介護ファクタリングの場合には、業者間の比較が難しくなっています。
とはいえ、介護報酬ファクタリングはそもそも手数料が低く設定されているのが基本ですので、取り扱っている業者数が少なくても、手数料負担が高額になるような心配はないでしょう。
手数料が発生する
介護報酬ファクタリングを利用すると2%前後の手数料が発生します。
2%というとそれほど高額な手数料負担ではないと考える方も多いですが、年利に換算すると融資金利よりもだいぶ高くなる点に注意しなければなりません。
介護報酬ファクタリングは基本的に1ヶ月半入金を前倒しにします。
つまり、1ヶ月半お金を借りるのに2%前後の手数料を支払っていることと同じです。
これを年利に換算すると次のようになります。
(2%÷1.5ヶ月)×12ヶ月=16%
介護報酬ファクタリングは年利に換算すると16%前後の手数料が発生します。
デイサービスやデイケア施設が銀行融資などを利用した場合は年利2%前後で資金調達できることと比較すると介護報酬ファクタリングは融資の8倍程度の資金調達コストとなります。
低いように考えられるファクタリングの資金調達コストですが、実は負担が非常に大きくなる点に注意しましょう。
継続利用が必要になることがある
介護報酬ファクタリングの中には1年程度の継続的な利用を条件とした契約が多くなっています。
1年間全ての介護報酬をファクタリングしなければならない場合、手数料負担は実際に年16%程度になります。売上の16%もの金額を手数料として徴収されるのは大きな負担になります。
また、ファクタリングを利用する必要もないタイミングでファクタリングを利用して、手数料を負担しなければなりません。
ファクタリング会社の中には1回限りの利用ができる業者も存在するので、短期的に資金が必要というだけのケースでは、継続利用を条件としないファクタリング会社を選択しましょう。
介護報酬ファクタリング業者を選ぶポイント
介護報酬ファクタリング業者を選ぶ際には次の5つのポイントで業者を選択するのがおすすめです。
- 手数料
- 手続きの簡便さ
- 入金までのスピード
- 契約方式
- 業者の安全性
介護報酬ファクタリングは通常のファクタリングよりも手数料が低く業者の安全性も高いですが、さらに踏み込んで安心して手軽に利用できるサービスを選択しましょう。
介護報酬ファクタリングを選択するための5つのポイントについて詳しく解説していきます。
手数料
ファクタリング業者を選ぶ際には手数料に注目しましょう。
介護報酬ファクタリングの手数料は2%前後ですが、低い業者の場合には1%未満の手数料で利用できる場合もあります。
2%と聞くと低いように感じますが、介護報酬ファクタリングは年間契約が条件になっているケースも多いので年利に換算するとたった1%の違いでも年利で10%近くの違いになることもあります。
手数料が低ければ、ファクタリングで調達できる金額も大きくなりますし、損益計算への負担も少なくなるでしょう。
資金繰りのためにも収益のためにも、手数料が低いファクタリング会社を選択してください。
手続きの簡便さ
申し込みや契約の手続きが簡単なファクタリング会社を選びましょう。
介護報酬ファクタリングを利用する際には来店が必要になるケースが少なくありません。
「来店している時間がない」「近くにファクタリング会社がない」という場合には、WEB、郵送、訪問などの方法で契約できるファクタリング会社がおすすめです。
なお、弊社はお客様のもとへ訪問させていただいておりますので、来店が難しいお客様はお気軽にお申し付けください。
入金までのスピード
申し込みから入金までのスピードも重要です。
介護報酬ファクタリングは即日入金は不可能ですが、レセプト送付から入金までに5日〜2週間程度の時間がかかり、業者によってかなり幅があります。
資金繰り改善のためには1日でも長く手元に資金が確保できた方がよいことは言うまでもありません。
介護報酬ファクタリングは、どの業者へ申し込みをするのかによって入金スピードにかなりの幅があります。
よほど時間に余裕がある場合を除いて、基本的には少しでも入金スピードが早い業者を選択した方がよいでしょう。
契約方式
ファクタリングの契約方式には2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。
介護報酬ファクタリングは3社間契約でおこなわれますが、3社間契約は入金までに時間がかかります。
一方、2社間ファクタリングは入金までには時間かからず、最短即日資金調達が可能です。
デイサービス・デイケア施設の場合は売掛先企業が国保連という公的機関ですので、ファクタリングの利用を拒否することはありませんし、ファクタリング利用を知られても経営には全く影響はありません。
どうしても急いでいる場合には2社間ファクタリングを取り扱っている業者を選択し、数日程度の余裕があるのであれば3社間ファクタリングを利用すればよいでしょう。
業者の安全性
ファクタリング会社を選ぶ際には業者の安全性は非常に重要です。
ファクタリング業を営業するには、免許・許認可・登録などがまったく必要ありません。
どんな業者でもホームページさえ作ればファクタリングを営めます。
そのため、ファクタリング業者の中には法外な手数料を設定する業者や、実質的な貸付をおこなう違法業者などが混じっており、金融庁もファクタリング会社については次のように注意喚起しています。
一般に「ファクタリング」とは、事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス(事業者の資金調達の一手段)であり、法的には債権の売買(債権譲渡)契約です。
しかし、近時、ファクタリングを装った高金利の貸付けを行うヤミ金融業者の存在が確認されています。また、ファクタリングとして行われる取引であっても、経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるようなものは、貸金業に該当するおそれがあります。
事業者の皆様におかれては、こうした偽装ファクタリングを利用することのないよう、十分注意してください。
引用:金融庁|ファクタリングの利用に関する注意喚起
介護報酬ファクタリングを専門に取り扱っている業者は安全な業者も多いですが、2社間ファクタリングも取り扱っている業者の中には悪徳業者・違法業者も混在しています。
安全な業者を選択できるよう①手数料が相場の範囲内②償還請求権なし(ノンリコース)という2点だけは必ず確認するようにしてください。
介護報酬ファクタリング会社のおすすめ5選
デイサービス事業者がファクタリングを利用したいのであれば、次のような介護報酬ファクタリング業者へ相談するのがおすすめです。
- リコーリース株式会社
- カイポケ
- NSパートナーズ
- スルガ銀行
- 三菱HCキャピタル
これらの業者は運営業者の安全性が高く、低い手数料で利用できる点が大きな特徴です。
介護報酬ファクタリング5社の特徴やメリットとデメリットなどについて詳しく解説していきます。
リコーリース株式会社|全国訪問対応のため忙しくても利用しやすい
出典元:リコーリース株式会社
運営会社 | リコーリース株式会社 |
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手数料 | 非公開 |
入金までのスピード | 最短5営業日 |
掛け目 | 最大80% |
リコーリースは東京証券取引所のプライム市場している大手リース企業です。
専門の介護ソフトの導入が不要で、サービス導入初月に2ヶ月分の資金化にも対応してくれるのでまとまった資金調達ニーズに最適です。
少額から対応しているので、規模の小さな事業者でも安心して利用できます。
また、リコーリースのオフィスへの訪問が難しいという方は、担当者が訪問してくれます。
知名度のある企業のファクタリングですので安心感は抜群です。
「どの業者へ申し込んだらいいかわからない」という方はリコーリースへの申し込みを検討してください。
カイポケ|介護ソフトの開発を中心に行う企業
運営会社 | 株式会社SMS |
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手数料 | 最大0.8% |
入金までのスピード | 最短5営業日 |
掛け目 | 最大80% |
医療介護のシステムを提供している東証プライム上場企業である株式会社SMSが運営する医療介護ソフトです。
最大の特徴は手数料0.8%と圧倒的な低さです。
2%前後が医療介護報酬ファクタリングの相場ですので、カイポケの手数料は非常に低く設定されています。
また介護報酬を国保連に請求してから5営業日後に入金されるので、介護報酬ファクタリングの中でも入金スピードは非常に速いといえます。
入金スピードと手数料の安さを併せ持っている優良業者ですが、カイポケの管理システムを利用することが必須となっています。
そのため、すでに他のシステムを導入している事業者はソフトの切り替えが必要になる点に注意しましょう。
なお、ファクタリング自体には契約期間の縛りがなく、違約金があにのでいつでも解約可能です。
ベストファクター|お客様との対話を重視して相談できる
運営会社 | 株式会社アレシア |
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手数料 | 2%〜 |
入金までのスピード | 最短即日 |
掛け目 | 相談 |
弊社ベストファクターは介護事業様の介護報酬の買取もおこなっております。
弊社はお客様との面談を重視し、お客様にとってどのような資金調達方法がベストなのかを一緒に検討させていただいております。
財務コンサルティングの結果、融資などの低コストで資金調達できる方法があるのであれば融資を提案させていただき、無理にファクタリングをすすめることはありません。
また、2社間ファクタリングの場合は最短即日入金にも対応させていただきますので、お急ぎの際にはお申し付けください。
弊社はお客様との対話を重視しているため、面談が必須となっております。
弊社事務所までのご来店が難しい場合には、弊社担当者がお客様のもとを訪問させていただきますのでお気軽にお申し付けください。
スルガ銀行
出典元:スルガ銀行株式会社
運営会社 | スルガ銀行株式会社 |
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手数料 | 非公開 |
入金までのスピード | 最短5営業日 |
掛け目 | 最大90% |
静岡県の地方銀行であるスルガ銀行も介護報酬ファクタリングを取り扱っています。
ファクタリングに対して「怪しい」「よくわからない」などの不透明かつネガティブな印象を抱えている方も銀行が取り扱うファクタリングですので、安心して利用できるでしょう。
また、スルガ銀行の介護報酬ファクタリングは掛目が90%ですので、より多くの資金を調達できます。
初回は2ヶ月分の資金を受け取ることができますが、掛目が90%と比較的大きいので、高額な資金の確保が可能です。
取り扱い業者の安全性や、掛目の大きさを重視する方はスルガ銀行のファクタリングがおすすめです。
三菱HCキャピタル
出典元:三菱HCキャピタル株式会社
運営会社 | 三菱HCキャピタル株式会社 |
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手数料 | 月0.2%〜 |
入金までのスピード | 最短5営業日 |
掛け目 | 最大80% |
三菱HPキャピタルは、圧倒的な安心感がある三菱グループで東証プライム市場上場企業です。
リース業務を展開しており、その一環として介護報酬ファクタリングの取り扱いをおこなっています。
運営業者の安全性という点では、三菱HPキャピタルも業界トップクラスの業者でしょう。
手数料が月0.2%〜という非常に低い水準で、月割りで手数料が計算されるので無駄がありません。
掛目は80%を低めですが、入金までのスピードは最短5営業日ですので、急いで資金が必要な方にもおすすめです。
申し込みから契約まで、電話やメールでおこなうことができるので、原則非対面で契約可能です。
優良なファクタリング会社でスピーディーかつ低コストで資金調達を希望する方に三菱HCキャピタルは向いています。
デイサービスがファクタリングを利用すべきタイミング
デイサービス事業者がファクタリングの利用を検討するタイミングは主に次の3つのタイミングです。
- 開業間もない期間
- 6月と12月のボーナス前
- 感染症流行のタイミング
- スタッフを増員したとき
デイサービス事業者がファクタリングを利用すべき4つのタイミングについて解説していきます。
開業間もない期間
開業間もない期間は資金繰りが楽ではありません。
前述したように、デイサービス・デイケア施設に介護報酬が入ってくるのは最大3ヶ月後です。
3月1日に開業した場合、最初の売上が入るのは5月末ということになります。
そのため、ほぼ丸3ヶ月は入金がありません。
しかし、このケースでは4月に介護報酬ファクタリングを利用すれば4月に3月分の介護報酬の入金を受けられるので資金繰りが楽になります。
開業間もなく手元資金が乏しいタイミングで介護報酬ファクタリングの利用を検討するのがおすすめです。
6月と12月のボーナス前
6月12月などのボーナス前も介護報酬ファクタリングが活用できるタイミングです。
ボーナス時には多くの資金が流出するので、場合によっては手元の資金だけでは賞与支払い分の資金が不足する可能性があります。
そこで介護報酬ファクタリングを利用して、介護報酬を前倒しで受け取ることができれば、ボーナス支払いのための資金を簡単に確保することが可能です。
6月と12月などのボーナス前のタイミングも介護報酬ファクタリングを活用できるでしょう。
感染症流行のタイミング
感染症流行のタイミングも介護報酬ファクタリングを活用して早期に資金調達することが有効です。
感染症流行のタイミングは施設への感染予防対策などでお金がかかる時期でもあります。
このようなタイミングで手元資金が不足していた場合には、外部から資金調達をおこなって感染症に備える必要がありますが、融資の場合は申し込みから2週間〜1ヶ月程度の長い時間がかかってしまうこともあるので、スピーディーな感染症対策ができません。
一方、介護ファクタリングであれば最短5日程度で資金調達できるので、感染症対策のようなスピードが求められることにもしっかりと対応できるので、非常に有効に活用できるでしょう。
スタッフを増員したとき
業務量が増えたことなどを原因としてスタッフを増員した場合にも介護報酬ファクタリングが有効です。
業務量が増えるということは売上が上がるということですが、介護報酬はすぐには入金になりません。
そのため、スタッフ増員から2ヶ月〜3ヶ月間程度は売上がないままに増加した人件費を負担していかなければならないことになります。
このようなタイミングで介護報酬ファクタリングを利用すれば、増加した売上を早期に手元に確保できるので、円滑に増加した人件費の支払いができるようになります。
どこも介護施設は人手不足ですが、スタッフ増員時には資金繰りも苦しくなるため、介護報酬ファクタリングを有効に活用するとよいでしょう。
デイサービス(デイケア)のファクタリングについてよくある質問
デイサービス(デイケア)のファクタリングについてよくある質問は次のとおりです。
- 介護報酬ファクタリングの手数料を引き下げる方法はありますか?
- 即日資金調達できる介護報酬ファクタリングはあるのでしょうか?
- 放課後等デイサービスではファクタリングを利用できますか?
介護報酬ファクタリングの手数料を引き下げる方法はありますか?
同じファクタリング会社を継続的に利用することで手数料が下がる可能性があります。
取引を継続していくと、ファクタリング会社からの信用度が上昇して手数料が下がることがあります。
また、他社からの見積もりを見せて「これよりも低くできないか?」と交渉することによって手数料が下がる場合もあります。
ただし、カイポケのように、あらかじめ手数料が固定されている業者もあるので、すべての業者が手数料の引き下げに応じてくれるとは限りません。
手数料は下がる可能性がありますが、通常の2社間ファクタリングなどのように大幅に下がる可能性は低いと理解しておきましょう。
即日資金調達できる介護報酬ファクタリングはあるのでしょうか?
ありません。
介護報酬ファクタリングは3社間ファクタリングで取り扱われるので、レセプト送付から5日程度の時間がかかるのが基本です。
即日資金調達したいのであれば、介護報酬債権を通常の2社間ファクタリングで売却することを検討しましょう。
放課後等デイサービスではファクタリングを利用できますか?
放課後等デイサービスとは、障がいのある子どもや発達に特性がある子どものための福祉サービスです。
放課後デイサービスの債務者はデイサービス・デイケアと同じように国保連です。
そのため介護報酬ファクタリングを利用して早期に資金調達できます。
急ぎの場合は2社間ファクタリングを利用して、最短即日入金を受けることも可能です。
デイサービス(デイケア)を資金調達をするなら
デイサービスやデイケアなど、介護事業は少子高齢化が進む我が国では、これからますます必要とされる業種と言えるでしょう。
しかし、介護事業は経費に占める人件費の割合が大きく、大きな収入が見込めないため、いざというときの資金調達にファクタリングをご活用いただければと思います。
私どもベストファクターでは、介護事業者様の資金繰りや事業の改善のお手伝いもさせていただいておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。