ファクタリングの仕組み
銀行融資と何が違う?借入と比較したファクタリングの5つメリット
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ファクタリング【即日スビード資金調達】

この記事は約34分で読めます。

銀行融資とファクタリングの違いとどんなメリットがあるかご紹介します。

売掛金・売掛債権を現金化するファクタリングに注目が集まっています。

中小企業の経営者に向けて、経済産業省中小企業庁でも売掛債権の利用促進が推奨されています。

参考:http://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/urikake_panhu2.htm

今回はファクタリングというサービスがどういうものか、および融資による資金調達と比較した場合のメリットをご紹介します。

ファクタリングを利用することの5つデメリットも併せてご確認ください。

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公認会計士
税理士
1級FP技能士
公認会計士・税理士・1級FP技能士の安田です。
大手監査法人と東証一部上場企業での勤務を経て独立開業しました。
企業の会計・税務の分野だけでなく、FP資格を活かして資産運用などのアドバイスも行なっています。
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[この記事の監修者からのコメント]
銀行融資では様々な書類の提出を求められ、融資実行までにも比較的時間がかかります。
売掛債権のファクタリングは、銀行融資よりもスピーディーに資金調達を実行することができ、スピード感のある経営をするための一つの有効な手段と言えるでしょう。
先行きが読めない経済環境の中で少しでも資金繰りを楽にするための有効な手段と言えます。

ファクタリングとは?

ファクタリング とは、企業の持つ未回収の売掛金を第三者の企業であるファクタリング会社に売却することで、早期に売掛金を現金化する資金調達の方法です。

そもそも 売掛金 とは、商品やサービスを提供したあと、その対価の支払いを受ける期日前の期間について、現金として報酬を受け取っていない支払いの約束をしたままの状態を指します。

この支払いを受ける権利のことを 債権 と言います。

売掛先の支払期限が翌月末といった比較的短期間であればまだしも、支払い期日が半年後だったり、手形決済などを使って現金の支払日を繰り延べしたりするような取引先(売掛先)が多い場合は、中小零細の企業なら遅かれ早かれキャッシュフローが悪化してしまいます。

この手元に現金がない事態を解消し、黒字倒産を回避する手立てのひとつとしてファクタリングが注目されています。

融資には無いファクタリング5つのメリット

ファクタリングを利用することでどのようなメリットが得られるのでしょうか?

銀行融資やビジネスローンなどと比較した場合に経営者が得られるメリットをまとめました。

資金調達が早く即日の資金化が可能|メリット1

ファクタリングの最大のメリットは資金調達が非常に早いことです。

ファクタリング会社にもよりますが、最短で即日入金ということも十分にありえます。少なくとも数日程度で資金調達が可能なので、急な出費や支払金の不足に即対応できます。

また必要な書類を揃えたり審査を待ったりしなければならない銀行融資などと比べ、格段に早くキャッシュフローの正常化を図ることができます。

融資ではないので審査が緩い|メリット2

ファクタリングは融資ではなく売掛債権の売却に過ぎず、売掛債権や売掛先企業の安定性を確認できれば資金化が可能です。

銀行融資やビジネスローンの審査が通らなかった場合でも、ファクタリングなら利用できる可能性は十分にあります。

銀行融資などは債務超過や税金等未払いで審査が通らなかったり、保証人や担保を入れないと融資が受けられなかったりします。

一方でファクタリングは融資ではないので、金融機関から借り入れするよりも審査基準が柔軟で融通が効きます。

さらにファクタリングで売掛金を資金化しても、売掛債権という資産現金または未収金という別の資産交換する作業になるので、仕分けの際に貸借対照表(バランスシート)には借入として計上されることはありません。

利息はかかりません(手数料は別途必要です)。

未回収リスク・回収義務がない|メリット3

売掛先の財務状況によっては、売掛金が必ずしも支払期日までに現金化できるとは限りません。

売掛先が万が一倒産したり自己破産してしまったりすると、売掛金が回収できないリスクが高まります。

ファクタリングを利用すれば売掛金は即座に資金化されますので売掛金の未回収リスクを無くすことができます。

しかも 3社間ファクタリング では、回収義務を含めたあらゆる業務をファクタリング会社に委託できるため、売掛先が万が一倒産してしまった場合のリスクを回避することができます

2社間ファクタリング では、契約の際に回収業務委託契約を結ぶため、通常通り売掛金の支払いを受け取っていただく必要があります。支払いの義務はありません(ノンリコース)。

信用情報への影響がない|メリット4

信用情報とは、「何社からどれくらいの借り入れがあるのか」「返済が滞っていないか」といった情報が登録されている金融機関が保有しているデータベースのようなものです。

過剰債務や返済が滞っている状況が信用情報に登録されていれば、銀行融資などの審査が通りにくくなってしまいます。

先に説明したように、ファクタリングで売掛金を資金化することは融資ではないので信用情報に登録されることはありません。

ファクタリングは、すぐに使えない資産の売却によってすぐに使える資産(現金)を得るため、資金調達という目的が同じでも融資とは性質が異なります。
この点、融資のように調達額が貸借対照表に借入金として計上されないため、比較して調達額分「負債額が増加」しません。
従って、経営指標で「分母に用いられる負債」を増やすことなく資金調達を達成したことになり、これによって自己資本比率や流動比率等の各種指標の改善に繋がります。
これをオフバランス化と言います。

オフバランス化
オフバランス化とは、資産を除外することにより総資本事業利益率の分母を下げるなど経営指標を向上させることです。
ファクタリングにおけるオフバランス化は、融資を受ける場合と対照して用いられます。
オフバランス化の効果

オフバランス化により経営指標の向上

オフバランス化 とは、経営指標で分母となる総資産を増やさずに資金調達をすることで、総資産事業利益率などの経営指標が向上することを指し、融資や増資などによる資金調達と対照して使われます。

ROAなどの経営指標は現在のすべての資産でどれだけの利益を生み出したかという点が考慮されます。

以下、表を使って説明いたします。

負債による資金調達

負債100万円が増えることで、総資本が100万円増加します。

資産の増加 負債の増加
現金:100万円 短期借入金:100万円

経営成績が向上しても分母である負債が増加しているため、経営指標が低下するケースがあります。

ファクタリングによる資金調達

使えない資産100万円が減少することで、使える資産が95万円増加します。

資産の減少 負債の変動なし
売掛金:-100万円 -
資産の増加 負債の変動なし
現金:95万円
支払手数料:-5万円
-

経営成績が向上した場合、負債による調達と比べて分母が小さいため、経営指標の向上が期待できます。

経営指標が良ければ、銀行からの融資や、投資家からの投資を集めやすくなるため、実際の経営に好循環をもたらす効果を与えます。

売掛先会社に通知されずに資金調達が可能|メリット5

ファクタリングには、自社と売掛先企業とファクタリング会社の間で契約をおこなう 3社間ファクタリング と、自社とファクタリング会社の間で契約をおこなう 2社間ファクタリング があります。

ポイント

両者の違いは現金化できる金額と売掛先への通知の有無です。

3社間ファクタリングは要通知

3社間ファクタリングは、売掛先に売掛債権の売却を承諾してもらう必要があります。

直接自社に関係する債権が第三者に売却されるということに売掛先企業が難色を示すと、ファクタリングができない可能性が出てきます。

さらにはファクタリングによって売掛金を現金化することで、売掛先に「資金繰りが悪化しているのか」と判断され、今後の取引の見直しが行われる場合もあります。

2社間ファクタリングは通知不要

一方の2社間ファクタリングは、売掛先に売掛債権を売却する旨の連絡を入れる必要もなければ、承諾を得る必要もないので売掛先に知られることなくファクタリングをおこなうことができるというメリットがあります。

ただし、売掛債権を買い取るファクタリング会社からすれば、売掛先企業の倒産等によって売掛金の回収が困難になったり、支払いが滞ったりするリスクがあるため、2社間ファクタリングの手数料は高く設定されています。

ファクタリング会社にもよりますが、3社間の手数料が売掛債権額の1%~5%であるのに対し、2社間は10%~30%となります。

ベストファクターは「2%~20%」の手数料で2社間ファクタリングを行っております。

ファクタリングのデメリット

ファクタリングにはメリットばかりではなくデメリットもあるため、メリット・デメリットを確実に理解して使い分けることが重要です。

ファクタリングには次のようなデメリットがあります。

  • 悪徳業者・違法業者の存在
  • 手数料負担が高額
  • 本質的に資金繰りは改善しない
  • 調達可能額が限られる
  • 売掛債権がないと資金調達できない

ファクタリングは融資よりも調達可能額が限らられますし、資金繰りの改善効果もそれほど大きくありません。

そして、何よりも業者選びには十分注意しなければなりません。

ファクタリングを利用する前に、5つのデメリットについてもしっかりと理解しておきましょう。

悪徳業者・違法業者の存在|デメリット1

ファクタリング会社の中には違法業者悪徳業者が混じっています。

ファクタリング業を営むためには登録や許認可や免許が一切必要ないため、自分の目で違法業者や悪徳業者を見極めて安全な業者と取引しなければなりません。

銀行や消費者金融は厳しい基準をクリアした業者だけが営業できるため、業者選びから注意しなければならない点はファクタリングのデメリットだといえます。

違法業者と悪徳業者を見極めるポイントを理解しておきましょう。

違法業者は償還請求権ありの実質的な貸付をする

違法業者は「償還請求権あり」でファクタリングを実施する点です。

ファクタリングは、売掛債権が万が一回収不能になった際に売掛債権の回収リスクを全てファクタリング会社が背負う「償還請求権なし」で実施されるのが基本です。

ファクタリングが融資の金利よりも高い手数料を設定できるのは、売掛債権が回収不能になった際のリスクプレミアムだといわれています。

つまり「償還請求権あり」でファクタリングは実質的な貸付と同じであり、実質的な貸し付けを取り扱いながら、法律によって定められた貸付金利よりも高い手数料を設定するのは違法金利での貸付ということになります。

金融庁も違法金利で取り扱われる実質的な違法貸付については次のように注意喚起をおこなっています。

ファクタリングとして行われ、契約書に「債権譲渡契約(売買契約)」であることが定められた取引であっても、経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるようなものについては、貸金業に該当するおそれがあります。
例えば、譲渡した債権の回収(集金)がファクタリング業者から売主に委託されており、売主が集金できなかった場合に、
○ 売主が債権を買い戻すこととされている
○ 売主自身の資金によりファクタリング業者に支払をしなければならないこととされている
などといったようなものについては、貸金業に該当するおそれがあります。
(中略)
貸金業を行うには、財務局又は都道府県の登録を受ける必要があります(無登録営業は刑事罰の対象)。また、貸金業を行う場合、利息制限法及び出資法の上限金利を守る必要があります(出資法の上限金利を超える利息の契約、支払、受領は刑事罰の対象)。さらに、年109.5%を超える利息の契約をした場合、消費貸借契約自体が無効です。
引用:金融庁|ファクタリングの利用に関する注意喚起

「償還請求権あり」で実施されるファクタリングは、すべて違法貸付をおこなう闇金であると考えて間違いありません。

必ず「償還請求権なし」で実施するファクタリング業者を選択するようにしてください。

悪徳業者は手数料水準が相場を大きく超えている

悪徳業者は相場を大きく超える手数料を設定するのが一般的です。

ファクタリングには業務内容を詳細に規定したいわゆる業法はありません。そのため、手数料は各社自由に設定しますが、概ね以下の相場の範囲内で手数料は設定されています。

  • 2社間ファクタリング:5%〜20%程度
  • 3社間ファクタリング:1%〜5%程度

上記を超える手数料を設定する業者とは原則的に取引しないようにしましょう。

金融庁は高額な手数料を設定する業者についても以下のように注意喚起をおこなっています。

中小企業の経営者などを狙い、貸金業登録を受けていない者が、ファクタリングを装って、業として、貸付け(債権担保貸付け)を行っている事案が確認されています。

ファクタリング業者から受け取る金銭(債権の買取代金)が、債権額に比べて著しく低額である
といったケースは、偽装ファクタリングの疑いがありますので、ヤミ金融を利用しないよう、十分注意してください。
引用:金融庁|ファクタリングの利用に関する注意喚起

高額な手数料を設定する業者「闇金」だと断言していますので、相場を超える手数料を設定する業者とは絶対に取引しないようにしてください。

手数料負担が高額|デメリット2

ファクタリングは例え手数料が相場の範囲内であっても手数料負担が高額です。

例えば1ヶ月先が入金期日の売掛債権を手数料10%でファクタリングした場合、年利に換算すると10%×12ヶ月=120%にもなります。

銀行や日本政策金融公庫の借入では年利1%台〜4%台程度、ビジネスローンでも年利10%〜18%程度であることと比較すると、ファクタリングの手数料はかなり高額です。

無計画に利用することによって手数料負担が高額になり、結果的に資金繰りがさらに悪化してしまう可能性があります。

高額な手数料負担であることを十分に考慮して、ファクタリングを利用するのは緊急時のみとするなど、利用するタイミングをしっかりと検討しましょう。

本質的に資金繰りは改善しない|デメリット3

ファクタリングでは本質的に資金繰りが改善することはありません。

ファクタリングは1〜2ヶ月先の入金期日になれば入金になる売上を、前倒しで受け取っているだけだからです。

そのため、無計画に利用すると、当初の入金期日になる頃には再びお金が足りなくなり、再度ファクタリングを利用し、また翌月も利用するというようにファクタリングから抜け出せなくなるリスクがあります。

ファクタリングは一時的に資金ショートを防ぐ効果がありますが、本質的に資金繰りが改善することはありません。

この点をよく認識し、ファクタリングによって調達したお金が手元にあるうちに経営改善をおこなうか、長期借入金を調達するなど、本質的な資金繰り改善策を立てるようにしてください。

調達可能額が限られる|デメリット4

ファクタリングで調達できる金額は限られます。

手元にある売掛債権が調達限度額ですので、売上を大きく超えるような金額の調達は不可能です。

多くても月商程度の資金調達しかできないと理解しておきましょう。

銀行借入では数ヶ月分の運転資金や年商を大きく超えるような高額な設備資金の調達が可能です。しかしファクタリングでは多くても1ヶ月程度の運転資金しか確保できないため、高額な資金調達を希望する場合には、他の資金調達方法を検討してください。

売掛債権がないと資金調達できない|デメリット5

そもそもファクタリングは売掛債権が手元にないとし調達ができません。

そのため売上がないタイミングで経営が苦しくなり、経営再建のために運転資金を確保するようなことは不可能です。

銀行融資などでは全く資産がない事業者の方も資金調達できる可能性がありますが、ファクタリングは売掛債権が手元にないと資金調達できない点はデメリットだといえます。

なお、発注元企業からの注文書が手元にある場合には、注文書を売却して資金化する「注文書ファクタリング」を利用できる可能性があるため、売掛債権がなくても注文書がある方はファクタリング会社へ相談するとよいでしょう。

メリットを多く享受できるファクタリング会社の選び方

借入と比較してより多くのメリットを得られるファクタリング会社を選びたいのであれば次の5つのポイントを押さえてファクタリング会社を選択しましょう。

  • 最短即日入金
  • オンライン完結
  • 審査が緩い
  • 償還請求権なし
  • 必要書類が少ない

借入では得られないメリットをできる限り多く得られるファクタリング会社を選択することが重要です。

借入よりもメリットの多いファクタリング会社を選ぶための5つのポイントを解説していきます。

最短即日入金

入金スピードを重視する方は最短即日入金のファクタリング会社を選択しましょう。

銀行融資は申込から入金まで2週間程度、日本政策金融公庫であれば申込から入金まで3週間程度の時間がかかります。

しかし、ファクタリングであれば最短即日で資金調達できるため緊急時に資金が必要な方は最短即日入金に対応しているファクタリング会社を選択してください。

なお「最短即日」と表記している会社は、あくまでも「早ければ当日中に入金」という意味ですので、数日程度の時間がかかることもあります。

そのため「最短30分入金」など、入金までの最短時間が具体的に明記されているファクタリング会社を選択してください。

オンライン完結

スムーズに資金調達したい方や、忙しくて会社を離れられないという方はオンライン完結型のファクタリング会社を選択するのがおすすめです。

オンライン完結のファクタリングは、申し込みをネットからおこない、必要書類もメールは送信フォームなどで提出、面談はズームなどでおこない、契約はクラウド契約システムを使用します。

自宅や会社から一歩も出ずに必要な資金調達ができるため非常に便利です。

銀行や日本政策金融公庫の融資では一度は来店が必要になります。

オンライン完結で非対面契約ができる点もファクタリングのメリットですので、ファクタリングのメリットを享受したい方はオンライン完結型のファクタリング会社を利用しましょう。

審査が緩い

審査に通過しやすいファクタリング会社を利用しましょう。

ファクタリング会社によっては審査通過率が公開されています。多くのファクタリング会社が80%以上と高い審査通過率を誇っていますが、中には90%後半の審査通過率を誇っている会社も存在します。

大手消費者金融でされ審査通過率は40%前後ですので、ファクタリングの審査通過率は非常に高いことがわかります。

審査時間が早く、審査通過率が高いファクタリング会社を選択することで、銀行や消費者金融の審査に通過できない人も確実に資金調達できるでしょう。

償還請求権なし

ファクタリング会社を選択する際は、必ず「償還請求権なし」のファクタリングを選択しましょう。

償還請求権とは、売却した売掛債権が期日前に回収不能になった場合、その損失額を元の所有者へ請求する権利のことです。

ファクタリングは償還請求権なしで実施されるのが基本です。ファクタリングの手数料が高いのは売掛債権の回収リスクをファクタリング会社が負うためとされているためです。

手形割引などは「償還請求権あり」で実施されるため、「償還請求権なし」はファクタリングの特徴だといえます。

そもそも「償還請求権あり」のファクタリングは違法貸付だと考えられているため、ファクタリング会社を選択する際には必ず「償還請求権なし」の業者を選び、売掛債権の回収リスクを排除した上で資金調達をおこないましょう。

必要書類が少ない

できる限り必要書類が少ないファクタリング会社を選択した方がよいでしょう。

必要な書類が少ないのは借入と比較した場合のファクタリングの大きなメリットだといえます。

ファクタリングの必要書類 借入の必要書類
・請求書

・通帳の写し

・本人確認書類

・決算書・確定申告書等

・売掛先との基本契約書

・商業登記簿謄本

・決算書、確定申告書

・本人確認書類

・売上先、仕入れ先の明細

・資金繰り表

・事業計画書

・納税証明書

・住民票

・商業登記簿謄本

・経営改善計画書

・納税証明書

ファクタリング会社によっては請求書と通帳の写しのみで契約できる業者もあります。

いずれにせよ、ファクタリングのほうが必要書類が少ないため、銀行や日本政策金融公庫からの借入よりも申し込みや契約がスムーズです。

せっかくファクタリングを利用するのであれば、必要書類の少ないファクタリング会社を選択し、少ない書類の準備で手続きしてください。

借入よりもメリットの多いファクタリング業者10選

借入とファクタリングで悩んでいる方も、以下の10社であれば借入よりも多くのメリットを得られるか可能性があります。

  • ベストファクター
  • OLTA
  • ラボル
  • ペイトナーファクタリング
  • PAYTODAY
  • ビートレーディング
  • フリーナンス
  • 日本中小企業金融サポート機構
  • 電子請求書早払い
  • トップマネジメント

これらのファクタリング会社は手数料が低く、資金化までのスピードが速いので、ファクタリングのデメリットを極力排除したうえで、多くのメリットを享受できます。

それぞれのファクタリング会社の特徴やスペックを解説していきます。

ベストファクター

取り扱いサービス 2社間
3社間
契約方式 対面
手数料 2%〜
入金スピード 最短即日
買取限度額 下限上限なし
公式サイトURL https://bestfactor.jp/

弊社ベストファクターは柔軟な審査で高い審査通過率のファクタリングをご提供させていただいているという点が大きな特徴です。

弊社はお客様と必ず面談を実施させていただいております。

お客様や売掛先企業様の決算書から読み取る数字だけではお客様の真の姿が見えてこないためです。

面談によってお客様のさまざまな情報を審査させていただき、お客様にとって最良な資金調達手段は何かをご提案させていただきます。

その際にファクタリングがベストな資金調達方法だった場合はファクタリングをご提案させていただきます。

ファクタリングには銀行借入では得られないさまざまなメリットがありますが、デメリットが多いのも事実です。そのため、弊社はお客様にファクタリングのデメリットについてもしっかりとご説明させていただいた上でファクタリングをご提案させていただきますのでご安心ください。

弊社のファクタリングは契約時に面談が必要になりますが、弊社へのご来店が難しいお客様へは、弊社の担当者がお客様の会社への出張も行っております。お気軽にご相談ください。

OLTA

取り扱いサービス 2社間
契約方式 オンライン
手数料 2%〜9%
入金スピード 最短即日
買取限度額 下限上限なし
公式サイトURL https://www.olta.co.jp/

OLTAはオンライン完結型のファクタリングを日本で最初に広めた会社で、今やファクタリング会社としては日本で最も高い知名度を誇る会社でもあります。

請求書のアップロードから24時間以内に審査回答が届き、そのまま最短即日入金を受けられます。

上限手数料9%とオンライン完結型の即日ファクタリングの中では業界最低となっており、非常に低い負担でファクタリングを利用できる点も大きな特徴です。

またOLTAは企業としての規模や信頼感が、数あるファクタリング会社の中でも抜群です。

オンライン完結型のファクタリングを実施した注目のスタートアップとして数々の大手企業やベンチャーキャピタルから出資を受け、今や資本金44億円を超える巨大企業となっています。

また、数多くの銀行と提携しており、銀行の顧客に対しても専用のファクタリング商品を販売しています。

大手企業や銀行が提携するほどの企業ですので業者としての信頼感は抜群です。

運営企業の安心感・スピード・コストの低さなどを両立させたい方はOLTAがおすすめです。

ラボル

labol(ラボル)

取り扱いサービス 2社間
契約方式 オンライン
手数料 10%
入金スピード 最短60分
買取限度額 1万円〜上限なし
公式サイトURL https://labol.co.jp/

ラボルは銀行はもちろん大手消費者金融よりも対応力に優れているファクタリング会社です。

ラボル最大の特徴は24時間365日最短60分入金に対応している点です。

土日祝日も営業し入金に対応しているファクタリング会社は存在しますし、大手消費者金融も非対面で土日祝日も対応しています。

しかし24時間入金をおこなっているのはラボルだけですので、銀行借入や消費者金融の借入を含めて、対応力に日本一優れたファクタリング会社だといえます。早朝から深夜までお金が必要になったときにいつでも最短即日資金調達できるため、緊急時の資金調達手段として頭に入れておくとよいでしょう。

手数料は10%固定とそれほど高くありません。また1万円〜上限なしで対応しているので、売上規模の小さな個人事業主やフリーランスから中堅程度の法人まで幅広く利用できます。

さらに運営会社は東証プライム上場企業である株式会社セレスの100%子会社ですので安心して利用できます。

銀行や消費者金融よりも対応力が優れているだけでなく、運営会社の安全性という点でも非常に信頼できるファクタリング会社です。

ペイトナーファクタリング

ペイトナーファクタリング

取り扱いサービス 2社間
契約方式 オンライン
手数料 10%
入金スピード 最短10分
買取限度額 〜100万円
(初回25万円迄から徐々に拡大)
公式サイトURL https://paytner.co.jp/factoring

ペイトナーファクタリングは国内で最も速く資金調達できるファクタリング会社です。

最短10分で入金というのは銀行借入はもちろん大手消費者金融を超えるスピードです。

ペイトナーファクタリングはあらかじめアカウントを作成しておけば、請求書のアップロードから最短10分で審査が完了し、審査完了後に登録した口座へすぐに振り込みをおこなってくれます。

「もうすぐ集金に来てしまうから、今すぐに数万円必要」という差し迫った場面でも、ペイトナーファクタリングであれば必要なタイミングに資金が間に合う可能性があります。

大手消費者金融では最短20分〜30分程度の時間がかかるため、ペイトナーファクタリングは日本一入金スピードの速い資金調達手段だといえるでしょう。

手数料は10%固定と低めで、あらかじめ資金調達コストが把握できる点はメリットです。

さらにペイトナーファクタリングは個人事業主宛ての請求書の買い取りをおこなう唯一の主要ファクタリング会社でもあります。個人事業主相手にビジネスをされている方もペイトナーファクタチングを利用するとよいでしょう。

調達限度額は100万円でさらに初回は25万円までとかなり低めです。数万円程度の少額を緊急で調達したい小規模事業者の方はペイトナーファクタリングを活用しましょう。

PAYTODAY

取り扱いサービス 2社間
契約方式 オンライン
手数料 1%〜9.5%
入金スピード 最短30分
買取限度額 10万円〜上限なし
公式サイトURL https://paytoday.jp/

PAYTODAYはAIファクタリングという呼称で完全オンライン完結のファクタリングを提供しています。

審査は全て自動化されているため、非常に審査時間が速く、最短15分で審査が完了します。

そのまま契約手続に進めば最短30分で入金を受けられるため、銀行借入よりも圧倒的な速さで資金調達できるのはもちろん、ファクタリング業界の中でも最速水準で入金可能です。

店舗を持たず審査もシステムが行うため人件費がかかりません。低コストで運営できるため、上限9.5%と業界の中でも最低水準の手数料でファクタリングを利用できます。

サービス開始から1年半で累計買取額が50億円を突破し、今は100億円を超える実績を誇っています。

オンライン完結だけでは不安な方には面談や電話での対応も実施しているため、初めてファクタリングを利用する方にもおすすめの業者です。

ビートレーディング

取り扱いサービス 2社間
3社間
契約方式 対面・オンライン
手数料 2社間:4%~12%
3社間:2%~9%
入金スピード 最短2時間
買取限度額 下限上限なし
公式サイトURL https://betrading.jp/

ビートレーディングは独立系の店舗型ファクタリング会社として最も有名で、最も豊富な実績を誇る会社です。

2024年時点で累計取引社数は5.8万社累計買取実績は1,300億円を超えており、これは業界最高レベルです。

非常に多くの人が利用しているファクタリング会社ですので「どの業者を選んだらよいかわからない」という方も安心して利用できるでしょう。

また、担当者の知識レベルが非常に高いため、ファクタリングの相談だけでなく、資金繰りや資金調達全般の相談が可能です。長期にわたって頼れる相談先としてメインバンクと同じように付き合っていけます。

顧客との対面を重視するため、基本的には店舗へ来店しての面談が必要です。しかし最近はオンライン完結型のファクタリングにも力を入れており、オンラインであれば最短2時間で日本全国から資金調達が可能です。

くわえて顧客の情報管理にもかなり力を入れており、顧客との契約には弁護士ドットコムが監修するクラウド契約サービスの「クラウドサイン」を使用し、顧客情報はSalesforceで管理しています。

専門性が高く、信頼できる企業であることに加えて、オンライン完結でスピード入金を受けられる、非常にバランスの取れたファクタリング会社です。

フリーナンス

取り扱いサービス 2社間
契約方式 オンライン
手数料 2%〜10%
入金スピード 最短即日
買取限度額 〜1,000万円
公式サイトURL https://freenance.net/

フリーナンスはGMOが運営するフリーランスや個人事業主向けにさまざまなサービスを展開しており、その1つとしてオンライン完結型のファクタリングサービスを実施しています。

フリーナンスのファクタリングサービスの「即日払い」は最短30分で審査回答があり、そのまま即日入金を受けられます。

上限手数料は10%と低めですが、2回目3回目と利用を継続するとさらに手数料は下がる可能性があるため、ファクタリングを継続的に使用したい方におすすめです。

運営企業の信頼、入金スピード、手数料の低さと全てが揃ったファクタリングサービスだといえます。

さらにフリーナンスはファクタリングの他にも次のようなサービスを提供しています。

即日払い 2社間ファクタリング
あんしん補償 業務上生じた賠償責任を補償
フリーナンス口座 個人名ではなく屋号やペンネームで口座作成できる
バーチャルオフィス 月額780円で銀座と福岡のバーチャルオフィスを利用可能

アカウントを作成するだけで、業務上生じた賠償責任などを補償する「あんしん補償」を利用でき、「フリーナンス口座」では屋号やペンネームで口座を作成できます。

無料でさまざまなサービスを受けられるため、すぐにファクタリングを利用しなくてもフリーランスや個人事業主の方はアカウントを作成しておくのがおすすめです。

日本中小企業金融サポート機構

日本中小企業金融サポート機構online

取り扱いサービス 2社間・3社間
契約方式 対面・オンライン
手数料 1.5%〜10%
入金スピード 最短3時間
買取限度額 下限・上限なし
公式サイトURL https://chushokigyo-support.or.jp/scomplete/

銀行のような頼れるコンサルティング機能を持ったファクタリングサービスが日本中小企業金融サポート機構です。

日本中小企業金融サポート機構はファクタリング業だけでなく、コンサル業にもかなり力を入れている会社で、口コミにはコンサルに対するものも少なくありません。

国が中小企業支援の専門家として認定する認定経営革新等支援機関として登録されており、専門性の高さについては国が認めている会社です。

資金調達はもちろん、財務改善・資金繰り改善・補助金申請・事業承継・M&Aなど、さまざまな側面から経営の相談ができます。

また日本中小企業金融サポート機構は法人形態が一般社団法人という非常に珍しい会社です。

一般社団法人は非営利団体ですので、日本中小企業金融サポート機構のファクタリングは手数料が低いという非常に大きな特徴があります。

本格的なコンサル会社ですので、ファクタリングの利用も以前は面談が基本でした。

しかし最近は日本中小企業金融サポート機構onlineというサービスを開始しており、オンライン完結で最短3時間で資金調達できます

日本中小企業金融サポート機構はコンサルティング会社としての高い専門性だけでなく、資金調達スピード、手数料の低さも兼ね備えた優良ファクタリング会社です。

電子請求書早払い

電子請求書早払い

取り扱いサービス 2社間
契約方式 オンライン
手数料 1%〜6%
入金スピード 最短2営業日
買取限度額 〜1億円
公式サイトURL https://www.infomart.co.jp/hayabarai/index.asp

電子請求書早払いは上限手数料が最も低いファクタリング会社です。

上限手数料6%は3社間ファクタリング並みの手数料ですので、2社間ファクタリングとしては圧倒的に手数料が低くなっています。

コストが高いのがファクタリングのデメリットですので、電子請求書早払いであれば2社間ファクタリングでありながら非常に低い手数料で利用できるのが最大のメリットです。

また、運営会社はインフォマートとGMOペイメントゲートウェイという東証プライム上場の2社です。

ファクタリング会社の中でも運営会社の信頼度が圧倒的に高い点も大きなメリットだといえます。

手数料が低い分、審査は厳格におこなうため、入金まで最短2営業日(初回は5営業日)必要です。それでも銀行融資よりは素早く資金調達できますが、即日入金は不可能ですので、ある程度時間に余裕を持って利用するようにしてください。

なお、利用できるのは法人のみですので、個人事業主やフリーランスの方は電子請求書早払いは利用できません。

トップマネジメント

トップマネジメント

取り扱いサービス 2社間・3社間・注文書
契約方式 対面・オンライン
手数料 2社間ファクタリング:3.5%~12.5%
3社間ファクタリング:0.5%〜3.5%
注文書ファクタリング:3.5%~12.5%
ゼロファク:3.5%~12.5%
電ふぁく:1.8%~8.0%
入金スピード 最短即日
買取限度額 下限上限なし
公式サイトURL https://top-management.co.jp/

トップマネジメントはファクタリング専門の会社として、実績と信頼の厚い会社です。

累計買取件数は5.5万社、創業15年、東京商工会議所会員と、実績と地域での信頼を獲得しているファクタリング会社だといえます。

取り扱っているファクタリングの種類が非常に豊富です。

例えば、「電ふぁく」は売掛先企業からの振込口座を利用者名義のトップマネジメントが管理できる口座とすることによって、代金流用のリスクがないことから手数料を低くした商品です。

上限手数料8%は2社間ファクタリングとしては非常に低いため、資金調達コストを抑えて資金繰りできます。

また、補助金申請とファクタリングを同時におこなう「ゼロファク」では、補助金が入金になるまでのつなぎ資金を、補助金の「補助決定通知」をファクタリングすることによって調達できます。

補助金は原則後払いですので、補助金が入金になるまでは補助対象経費に必要な金額を自己資金か銀行借入によって用意しなければなりません。「ゼロファク」を利用することによって銀行借入の手間を省いてつなぎ資金を用意できる点はメリットです。

このようにトップマネジメントは銀行借入では手が届かない部分をファクタリングによってカバーできる優良なファクタリング会社だといえます。

借入ではないファクタリングが選ばれる理由

ファクタリングのメリットを改めてまとめると、次のとおりです。

  • 資金調達が早いのでキャッシュフローの正常化が図れる
  • 融資ではないため審査が緩く、信用情報への影響もない
  • 売掛先が万が一倒産してしまった場合のリスク回避になる
  • 2社間ファクタリングなら売掛先に知られずに売掛債権を現金化できる

銀行融資よりも利用しやすいファクタリングですが、ここでご紹介したメリットがある反面、場合によっては銀行融資よりも高い手数料がかかる可能性があります。

しかし、利息ではないので返済が中長期になる場合より低コストで資金調達ができるケースがあります。

お問い合わせいただければ、様々な資金調達方法とファクタリングのどちらに利用メリットがあるかご案内させていただきます。

私どもベストファクターでは、資金調達だけではなく、資金繰りの改善や経営の改善についてのご相談も承っております。

ご相談は無料ですので、お気軽にご相談ください。

ファクタリング買取率シミュレーション

[ ¥請求書を最大98%で買取ります ]

インタビュー記事

interview article

インタビュー記事

請求書を最大98%買取ります
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logo A社 B社
手数料 2〜20%
売掛金300万円の場合
振込金額240〜294万
15〜30%
売掛金300万円の場合
振込金額210〜255万
7〜25%
売掛金300万円の場合
振込金額225〜279万
申込方法 電話、WEB、出張訪問申込 来店申込 オンライン申込
審査通過率 92.25% 70% 40%
振込までの日数 最短当日 最短翌日 最短4日
ファクタリング
利用額
30万円以上の売掛金が必要 50万円以上の売掛金が必要 200万円以上の売掛金が必要
審査時の
必要書類
  • 身分証明書
  • 入出金の通帳
  • (WEB通帳含む)
  • 請求書
  • 見積書
  • 決算書
  • 売掛先との取引内容履歴の確認事項
  • 売掛先との契約書類
  • 発注書、納品書、請求書など
  • 身分証明書
  • 登記簿贈本(履歴事項証明書)
  • 決算書(税務申告済の押印必須)
  • 売掛先との基本契約書
  • 売掛債権の因果資料
  • 入出金の確認事項
コメント 柔軟に買取利率を指定させていただいている為、業界最高水準の審査通過率と、最高水準の買取額と口コミサイトで高評価を頂いております。最大98%で買取が可能です。 審査基準は緩いが、買取手数料が割高なため、調達できる資金が減少する傾向がある。 銀行系信用情報期間への信用審査あり。黒子決算など業績良好でないと利用できない為、審査経過はなかなか難しい。
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