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従業員への給与の未払いは、士気に影響する会社経営にとっての死活問題です。給料支払いの運転資金が用意できない時はファクタリングの活用が有効です。
こんにちは、ベストファクターの四ツ柳と申します。
中小企業・個人事業を営まれている経営者様、従業員への給与の支払いで困った経験がおありではありませんか?
「事業は人なり」という言葉もあるように、経営者は従業員が安心して働くために、収入面での不安を払拭することが重要です。
万が一、元請業者からの支払い遅れ等で資金不足に陥り、従業員への給与の支払いが危ぶまれたとき、早急に解決する方法を知っておくことはリスク回避にもなります。
今回はさまざまな資金調達方法を比較しながら、給与未払い早期解決のためのファクタリングの有効性について解説いたします。
記事の目次
給与の支払い遅れで生じるリスク
企業には、従業員に働いた分の給与を支払うことが義務付けられています。
給与の未払いは従業員の士気低下や会社に対する不信感を招くだけではなく、労働基準監督署から指導を受けたり、少額訴訟をされたりするリスクもあります。
もちろん、有能な従業員は転職を考えたり、またヘッドハンティングに揺らぐようなこともあるでしょう。
働き手がいなくなった会社は経営そのものが危ぶまれるため、給与の未払い問題は最優先に解決することが重要です。
資金繰りの悪化で給与を支払えない主な原因
売上は順調、経営も黒字、なのに従業員に給与を支払う資金が足りない…
主な原因は、資金繰り(キャッシュフロー)の悪化です。
企業が取引先に商品やサービスを販売・提供した場合、現金と交換する現金取引ではなく、売掛金での掛取引が一般的です。
しかし、売掛金が支払われるまでの期間が長ければ長いほど、会社にお金が入ってこない状態で仕入先への支払いや従業員への給与の支払いが必要となるため、出ていくお金ばかりが増えて資金繰りが悪化してしまいます。
たとえば、毎月25日が給料日で、売掛金の入金が120日後だとしたら、給与額5カ月分の運転資金が必要となります。資金繰りが悪化していくのは明白です。
資金ショートや黒字倒産を未然に防ぐために、取引先に支払日を短くしてもらうなどの交渉もひとつの対策ですが、信用関係が悪化することを懸念してなかなか交渉に踏み切れないという事業者の方も多いのではないでしょうか?
給与を支払えないときの資金調達方法
企業の資金調達には次のような方法があります。
資金調達源泉や方法は、その資金を何に使うかと対照して最適な方法を選ぶ必要があります。
- 銀行融資
- 日本政策金融公庫(JFC)
- 事業者ローン
- キャッシング
- ファクタリング
ここでは、従業員に給与を支払うためのつなぎ資金を調達する方法を詳しく見ていきましょう。
銀行融資
- 高額の資金調達も可能
- 審査が厳しい
- 融資決定まで時間がかかる
中小企業・個人事業主が資金調達する方法として真っ先にイメージされるのが銀行融資です。
審査に通過すれば0.9%~3.5%の低金利で数百万、数千万円の融資も可能ですが、そもそも銀行融資の審査はハードルが高く、担保や保証人が必要となる場合もあります。
さらに、融資決定までには少なくとも1週間から2週間がかかるため、スピーディーな資金調達に向いているとは言えません。
給与の支払いのつなぎ資金目的での融資は銀行側が難色を示すことも考えられますし、利用者に債務超過や税金の滞納など(信用情報ブラック)があれば審査に通過することも困難となります。
日本政策金融公庫(JFC)
- 銀行融資より圧倒的に低金利
- 一般の金融機関の融資よりも審査が通りやすい
- 書類さえ揃えれば審査から融資までは早い
日本政策金融公庫は、銀行等の金融機関からの資金調達が難しい中小企業や個人事業に対して、雇用の維持や創出、地域の活性化を目的とした融資を行っています。
0.5%~1.5%と低金利、比較的審査に通りやすい点はメリットと言えるでしょう。
無担保・無保証人の融資もあり、必要書類さえ揃っていれば融資までのスピードが早いため、積極的に活用したい資金調達方法です。
日本政策金融公庫は、国の統制を受ける機関であり営利を事業の第一目的に置いていません。
担当者より伺った話では「私たちは人を見ます」、いかにプレゼンをするかが審査通過に影響するようです。
事業者ローン
- 審査のスピードが早い
- 無担保・無保証でも利用可
- 金利が高め
法人経営者向けの無担保・保証人なしのローンで、事業性資金であれば使途は問われないため、個人事業や中小企業など会社規模が小さい事業者に重宝される資金調達方法です。
システムによる自動審査「スコアリングシステム」で審査のスピードが早く、最大で1000万円までの資金調達が可能な点は大きなメリットと言えます。
最短即日の資金調達も可能ですが、金利が6.0%~18.0%と高めで、信用情報ブラックだと融資を受けられません。
キャッシング
- 審査のスピードが早い
- 無担保・無保証
- 金利が高め
クレジットカード会社や消費者金融などから借入する方法です。
小額利用がメインとなりますが、こちらも信用情報ブラックでは借入できません。
ファクタリング
- 融資ではなく債権譲渡
- 金利ではなく買取手数料がかかる
- 審査が緩めでスピードが早い
ファクタリングは、売掛金をはじめとする売掛債権をファクタリング会社が買い取り、現金化する債権譲渡サービスです。
わが国では最近になって浸透してきた資金調達方法で、ファクタリングのサービスを簡単に説明すると「数ヶ月後に受け取れる100万円を、今すぐに95万円で買ってくれないか」ということになります。
図解のように、ファクタリングは「今は使えない資産をすぐに使える資産に交換すること」とも言えます。
あくまで売掛債権という流動性資産の売却・買取であって融資ではないため、借入金(負債)や金利の負担はありません。
信用情報ブラックでも即日入金が可能なファクタリング
ファクタリングは、「金融機関からの融資を断られた」「今すぐに資金が必要」という企業様にこそご活用いただきたいサービスです。
通常、信用情報ブラックでは銀行融資や事業者ローンから融資を受けられませんが、ファクタリングの審査では売掛先の企業情報が重視されます。
つまり、融資の審査が通らなかった方でも、売掛先の企業から未回収の売掛金さえあれば、ファクタリングで最短即日の資金調達が可能なのです。
さらに、私どもベストファクターが得意とする「2社間ファクタリング」をご利用いただければ、売掛先の企業様に通知・承諾なしに売掛金を買い取らせていただくため、今後の信用不安などのリスクも回避できます。
- ご利用者様(契約当事者)
- ベストファクター(契約当事者)
- お取引先様(第三者)
弊社では最短即日での入金が可能な2社間ファクタリングのサービスを、買取手数料「2%~」でご提案いたします。
給与未払いを即解決するなら最短即日のファクタリングが有利
給与の支払いが1日でも遅れると、社員の仕事へのモチベーションの低下のみならず、会社への不信感も抱かせてしまい、最終的には法的に訴えられてしまう可能性もあります。
給与日が近づいているのに従業員に給与を支払えるだけの十分なつなぎ資金がない場合、問題を即解決できるファクタリングのご利用をおすすめします。
私どもベストファクターはファクタリングによるご支援に限らず、ご利用者様の会社の資金繰り、事業改善についても親身になってサポートいたします。
「入金前の売掛金があるんだけど、ファクタリングは利用できる?」といったお問い合わせでも構いませんので、ぜひお気軽にご相談ください。