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2社間ファクタリング・3社間ファクタリングそれぞれの仕組み、サービスの違いを知り、自社の経済状況に対してベストな選択を。
こんにちは、ベストファクターの四ツ柳と申します。
ファクタリングには大きく分けて「2社間ファクタリング」と「3社間ファクタリング」があり、どちらもお客様が保有されている売掛債権(売掛金)をファクタリング会社が買い取り、早期に現金化するというサービスに違いはありません。
しかし、資金調達までにかかる期間や手数料など、両者にはサービスの違いがあり、またお客様にとってどちらの契約が望ましいか、長期的な視野を持って慎重に考える必要があります。
今回は2社間ファクタリングと3社間ファクタリング、それぞれの仕組みやサービスの違いを理解し、そのうえでどちらのファクタリングがお客様の会社の経済状況にとってベストな選択かを考えていきましょう。
保有資格:中小企業診断士、行政書士、税理士科目合格、SAP社及びFreee社の認定アドバイザー
ファクタリングを活用する場合のポイントは、今後の資金繰り計画をきちんと作成すること。予定していた時期での売掛金の回収が無くなりますので、その時期の資金繰りに影響が無いか確認する必要があります。
【2社間 or 3社間】ファクタリングの違い
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングを比較する際、まず注目されるのは手数料の違いです。
2社間ファクタリングは手数料がネック
詳しくは後述しますが、2社間ファクタリングの手数料の相場は10~20%、3社間ファクタリングの手数料の相場は1~5%と、どちらを利用するかによって調達できる現金に大きな差が生じます。
たとえば、1~2ヶ月後に満額で100万円が支払われる売掛金を、ファクタリング会社に20%の手数料を支払って80万円の現金を調達したとします。一時的につなぎ資金にすることはできても、本来より20万円少ない現金では資金繰りが圧迫され、またファクタリングに頼らざるを得ないという悪循環を招いてしまうリスクが考えられます。
3社間ファクタリングは取引先への通知がネック
しかし、3社間ファクタリングの方が手数料が低いから有利というわけでもありません。3社間ファクタリングには「取引先(売掛先)へ債権譲渡の通知が必須」というデメリットがあります。
日本は海外に比べ、債権譲渡という商習慣が根付いていません。経営者の中にも「債権を譲渡しなければならない=資金繰りに困っている」と考えてしまう方は多く、「取引を見直した方が良さそうだ」「経営が傾いている企業と取引はできない」というように、信用不安を招いてしまう可能性があるのです。
したがって、売掛先に債権譲渡の通知を行っても信用不安を招かないのであれば、手数料の低い3社間ファクタリングを選択すべきでしょう。
一方で、債権譲渡の通知が今後の取引に悪影響を及ぼす可能性があると考えられるのであれば、多少の手数料がかかっても2社間ファクタリングを選択することが望ましいです。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリング、ベストな資金調達方法を見極めるために、まずはそれぞれの仕組みを見ていきましょう。
2社間ファクタリングの仕組み
⑤お取引先より支払われた売掛金をファクタリング会社に入金する
2社間ファクタリングは「事業主様(債権者)」と「ファクタリング会社」の2社間で契約するファクタリングです。
契約主体にお取引先(売掛先)を挟まないため、売掛金の売却事実がお取引先に知られることがなく、またその手続きも不要なため買取代金の入金も早いという特徴があります。
2社間ファクタリングを主に取り扱っている業者は、親会社がメガバンクや大手金融業者ではない独立系ファクタリング会社です。
売掛金の額面が数十万円の小口利用から対応しており、またお取引先にファクタリングの事実を知らせる必要がないことから、主に中小企業、小規模事業のお客者様に利用されています。
3社間ファクタリングの仕組み
3社間ファクタリングは「事業主様(債権者)」と「ファクタリング会社」と「お取引先(売掛先)」の3社間で契約するファクタリングです。
2社間と異なり契約主体にお取引先を挟むため、売掛金の売却事実を通知し、さらに承諾を得なければ現金化することができません。
したがって現金化までに15~30日の時間がかかることと、お取引先に資金調達のために売掛金を売却するという事実が知られてしまうリスクがあります。
その反面、手数料が1~5%と2社間ファクタリングに比べてはるかに低く抑えられています。
3社間ファクタリングを取り扱っている業者は、主にメガバンクや大手金融業者を親会社とする金融系ファクタリング会社です。
独立系ファクタリング会社と比べて潤沢な資金量があるため、数千万円~数億円の売掛金を売却して資金調達をするような大手企業も利用しています。
【2社間 or 3社間】ファクタリング契約を選ぶ5つのポイント
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングのどちらを利用するべきか?ポイントは次の5つです。
- 審査基準
- 手数料
- スピード
- 秘匿性
- 債権回収
それぞれのポイントについて、納入企業(利用者、債権者)、ファクタリング会社、売掛先(取引先)の関係性を交えて詳しく見ていきましょう。
【ポイント①】審査基準
| 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング |
| 売掛先の信用力と納入企業の信頼性を重視 | 売掛先の信用力を重視 |
ファクタリングの審査では、買い取る売掛金が期日までに確実に支払われるかどうかが(確実に回収できるかどうか)最大の焦点になるため、2社間・3社間にかかわらず「売掛先の信用力」がもっとも重視されます。
そのうえで、2社間ファクタリングの場合は売掛先の信用力に加え、納入企業たる利用者の信頼性も重視されます。
なぜなら、2社間ファクタリングでは納入企業が通常どおり売掛金を回収したのち、1営業日以内にファクタリング会社に入金するルールだからです。
ところが、売掛先から支払われた売掛金を納入企業が他の支払いに当ててしまったり、自動的に口座振替で引き落とされたりした場合、ファクタリング会社は売掛金の全損リスクを被ることになります。
実際にこのようなトラブルは2社間ファクタリングでは良く起こりうるため、ファクタリング会社は面談等を通して納入企業の経営者の信頼性もチェックしているのです。
【ポイント②】手数料
| 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング |
| 手数料の相場が10~20% | 手数料の相場が1~5% |
ファクタリングの手数料の変動要因は、ファクタリング会社が許容できるリスクが大いに関係しています。
ポイント①で解説したとおり、ファクタリング会社にとってのリスクとは「売掛金を回収できないこと」にあります。
2社間ファクタリングは3社間ファクタリングに比べ、売掛金が回収できないリスクの発生確率が高いため、必然的に手数料も高くなってしまいます。
ファクタリングの手数料は、すなわち調達できる資金に直結します。高すぎる手数料は資金繰りを圧迫するリスクもあるため、複数のファクタリング会社に見積もりを依頼するなど、より慎重に売却先を見極める必要があります。
※私どもベストファクターでは、2社間ファクタリングを手数料「2%~」からご提供致しております。
【ポイント③】スピード
| 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング |
| 最短即日~3日以内 | 15~30日 |
売掛金を売却して現金化するまでのスピードは、圧倒的に2社間ファクタリングのほうが早いです。
2社間ファクタリングは売掛先を介さずに売掛金の売却ができるため、最短で申し込みをした当日、遅くとも3日以内に資金調達ができます。
一方の3社間ファクタリングは売掛先に債権譲渡の通知、および承諾が必要となるため、現金化するまでに2週間程度の期間がかかってしまいます。
「月末の給料日までに資金が必要」「仕入先への支払いが間近に迫っている」など、急ぎの資金調達が必要な場合は2社間ファクタリングがおすすめです。
【ポイント④】秘匿性
| 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング |
| 売掛先への通知・承諾が不要 | 売掛先への通知・承諾が必要 |
2社間ファクタリングは「納入企業(利用者)」と「ファクタリング会社」の2社間のみで契約します。希望があれば債権譲渡登記も行わないため、売掛先はもちろん、取引のある金融機関など第三者に債権譲渡の事実が知られることはありません。
「売掛先に債権譲渡の事実を知られ、今後の取引に影響があっては困る」というようなケースでは、秘密厳守で資金調達ができる2社間ファクタリングがおすすめです。
3社間ファクタリングの場合は売掛先への通知・承諾および債権譲渡登記が必須となりますが、そのぶん手数料が低く抑えられるというメリットがあります。
【ポイント⑤】売掛金の回収
| 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング |
| 納入企業が通常どおり回収する | ファクタリング会社が納入企業に代わって回収する |
2社間ファクタリングは売掛先への通知・承諾が不要なかわりに、納入企業は通常どおり売掛金の回収を行い、すみやかに代金をファクタリング会社に入金する必要があります。これは、契約の際に回収業務をファクタリング会社から納入企業に委託する「回収業務委託契約」が結ばれるからです。
3社間ファクタリングは売掛先からファクタリング会社の口座に直接売掛金が振り込まれます。納入企業は代金の回収業務や管理をする必要がなく、調達した資金で本来やるべき業務に集中できるため早期の事業改善を図ることができます。
2社間と3社間の両方のファクタリングを取り扱っているファクタリング会社10選
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングの両方を取り扱っているおすすめのファクタリング会社は次の8社です。
- ベストファクター
- ビートレーディング
- トップマネジメント
- アクセルファクター
- PMG
- GMO BtoB 早払い
- 買速
- 日本中小企業金融サポート機構
- 西日本ファクター
- JCT
ベストファクター
| 取り扱いサービス | 2社間、3社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 対面 |
| 手数料 | 2%〜 |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 買取限度額 | 30万~ |
| 公式サイトURL | https://bestfactor.jp/ |
ベストファクターは2社間ファクタリングと3社間ファクタリングどちらも取り扱っています。
最短即日でスピーディーに資金調達したい方は2社間ファクタリング、低い手数料でファクタリングを利用したい方は3社間ファクタリングというように、使い分けるのがよいでしょう。
ベストファクターは2社間も3社間も審査に通過しやすい点が大きな特徴です。
ベストファクターは審査で必ずヒアリングを実施し、担当者とお客様がしっかり対話をします。
そこから、「信頼できる方がどうか」など、数字では分からない定性的な審査を行い、ファクタリングの可否を決定します。
決算書などの数字から得られる情報しか確認しない他のファクタリング会社よりも審査に通過しやすいので、他社の審査に落ちた方でも審査に通ることがありますし、他社よりも低い手数料で利用できるケースも少なくありません。
また、審査の際には財務コンサルティングを実施するので、財務状態を本質的に改善するためのさまざまな提案を受けられます。
ベストファクターとの契約には面談が必須です。
東京・大阪・福岡の3ヶ所に店舗がありますが、もしも来店が難しい場合には担当者が訪問するので、まずはお気軽にお申し付けください。
ビートレーディング
| 取り扱いサービス | 2社間、3社間、診療・介護報酬債権買取、Beトレペイメント |
|---|---|
| 契約方式 | 対面・オンライン |
| 手数料 | 【2社間】5~12%
【3社間】2~9% |
| 入金スピード | 最短2時間 |
| 買取限度額 | 10万~7億円(過去の実績から) |
ビートレーディングは独立系の店舗型ファクタリング会社の中で、最も有名で実績豊富な業者です。
2025年3月末時点の取り扱い実績は7.1万件、累計買取金額は1,550億円を超えています。
地上波や大手新聞社にも取り扱われた実績があるので、ビートレーティングは取り扱い実績も圧倒的に高いファクタリング会社だといえます。
東京・仙台・名古屋・大阪・福岡の全国5ヶ所に拠点を構えており、店頭では財務コンサルティングも受けられます。
店頭では専門性が非常に高い担当者にファクタリングの相談だけではなく、経営全般の相談を受けることが可能です。
なお、ビートレーディングはオンライン完結型のファクタリングにも力を入れています。
オンライン完結型の場合は、最短2時間で日本全国から資金調達できるので、ビートレーディングの店舗へ訪問できない方も即日資金調達できます。
店舗でもオンラインでも利用しやすい、専門性と利便性が圧倒的に優れたファクタリング会社です。
トップマネジメント
| 取り扱いサービス | 2社間・3社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 対面or非対面式 |
| 手数料 | 2社間ファクタリング:3.5%~12.5% 3社間ファクタリング:0.5%〜3.5% 注文書ファクタリング:3.5%~12.5% ゼロファク:3.5%~12.5% 電ふぁく:1.8%~8.0% |
| 入金スピード | 最短2時間 |
| 買取限度額 | 下限上限なし |
トップマネジメントは運営業者の実績が豊富で、利用者からの評判が良好なファクタリング会社です。
創業15年超、累計買取件数5.5万社という豊富な実績に加えて、東京商工会議所会員でもあります。
ファクタリング会社の中で商工会議所会員の企業は少ないので、この点でもトップマネジメントは運営業者の安全性に優れています。
また、トップマネジメントは取り扱っているファクタリングの種類が多いことでも有名な業者です。
主に取り扱っているものだけでも次のようなものがあります。
- 注文書ファクタリング:取引先から発行された注文書を早期資金化。受注段階で資金調達できるので
- 増加運転資金の調達が可能
- ゼロファク:補助金の交付が決定した際に発行される補助決定通知書を資金化。補助金受給時に必要になる補助対象経費の前払い分を調達可能
- 電ふぁく:2.5社間ファクタリング。売掛先企業からの入金口座をトップマネジメントが管理する利用者名義の口座とすることで手数料が下がる
- ペイブリッジ:IT・広告業専門のファクタリングサービス。オンラインで完結し最短2時間で資金化
トップマネジメントは2社間と3社間の中間である2.5社間ファクタリングの取り扱いがある点も特徴です。
これは、売掛先企業からの入金口座をトップマネジメントが管理できる利用者名義の口座とする方法です。
トップマネジメントが管理することによって、3社間ファクタリングと同じように確実に代金を回収できます。
そして、利用者名義とすることで売掛先企業には秘密にできるので、まさに2社間と3社間の中間である2.5社間ファクタリングということができます。
2.5社間ファクタリングの「電ふぁく」は、上限手数料が8.0%と、圧倒的に低いので資金調達コストを抑えて利用したい方におすすめです。
他にもユニークなファクタリングを多数取り扱っているので、まずは気軽に相談するとよいでしょう。
アクセルファクター
| 取り扱いサービス | 2社間、3社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 対面式or非対面式 |
| 手数料 | |
| 入金スピード | 最短2時間 |
| 買取限度額 | 30万円〜上限なし |
アクセルファクターは独立系の店舗型ファクタリングの中でも入金スピードが特に優れた業者です。
入金スピードは最短2時間となっており、ホームページには「申込書の半数以上が当日決済に成功」と明記されています。
利用者の半分以上の方が実際に即日入金に成功していますし、ホームページにここまで明言する業者は珍しいので、アクセルファクターはよほど入金スピードに自信をもっていることがわかります。
さらに、アクセルファクターは店舗型でありながら手数料の上限が12%と低めです。
コストを抑えて資金調達したい方にもアクセルファクターは向いています。
なお、アクセルファクターは国が中小企業支援の専門家として認定している認定経営革新等支援機関です。
高い専門性があると同時に国が認めている専門機関なので、ファクタリング会社の中でも安全性の高さはトップクラスだといえます。
安全な業者からスピーディーに資金調達したい方にアクセルファクターはおすすめです。
PMG
| 取り扱いサービス | 2社間、3社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 対面式or非対面式 |
| 手数料 | 2%~ |
| 入金スピード | 即日~ |
| 買取限度額 | 最大5,000万円まで |
PMGは日本で最も売上がある独立系ファクタリング会社で、2025年2月の東京商工リサーチの調査で独立系ファクタリング会社売上NO1に選ばれています。
実績豊富なファクタリング会社で、担当者の専門性も非常に高いので、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングだけでなく、その他の資金調達方法も含めて、利用者にとって最適な資金調達方法の提案を受けることが可能です。
さらに、PMGでは、財務診断、不動産評価、税理士紹介、金融機関の紹介、M&A、事業承継、補助金申請などのサポートも受けられます。
コンサルティング能力の高いファクタリング会社と取引したいと考える方にもPMGはおすすめです。
PMGは東京・札幌・仙台・千葉・さいたま・横浜・名古屋・大阪・広島・福岡の全国に店舗を構えています。
日本で最も多く、支店や営業所を抱える大きな会社ですが、PMGまで来年が難しい方に対しては、オンライン完結型も利用できます。
オンラインでは最短2時間で資金調達できるので、急いでいる方や来店が難しい方はオンラインを活用してください。
GMO BtoB 早払い
| 取り扱いサービス | 2社間・3社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 対面式or非対面式 |
| 手数料 | 1%〜 |
| 入金スピード | 最短2営業日 |
| 買取限度額 | 100万円以上上限なし |
GMO BtoB 早払いは、大手インターネットグループのGMOグループの中核企業の1つでGMOグループのGMOペイメントゲートウェイが運営するファクタリングサービスです。
2社間ファクタリングと3社間ファクタリングはもちろん、注文書ファクタリングの取り扱いもあります。
注文書ファクタリングとは、取引先から受注があった際に発行される注文書を売掛債権と見做して、早期に資金化する方法です。
仕事に取り掛かる前に注文書を資金化できるので、大口受注の増加運転資金を確保したい場合などに活用できます。
また、GMO BtoB 早払いには一回限りの利用を前提としたスポットタイプと、継続的な利用を前提とした継続タイプの2つのコースがあります。
継続タイプはスポットタイプよりも手数料が低く設定されているので、毎月のようにファクタリングを利用している方はスポットタイプを選択することでコストが下がるでしょう。
ただし、GMO BtoB 早払いは審査に時間がかかります。
初回は入金までに最短5営業日、2回目以降は最短2営業日必要です。
時間に余裕をもって申し込みをおこなってください。
なお、GMO BtoB 早払いは申し込みをおこなうと、専任の担当者がつき、最初から最後まで同じ担当者が対応してくれるので安心感があります。
安全な業者から低い手数料でファクタリングを利用したい方におすすです。
買速
| 取り扱いサービス | 2社間・3社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 対面・オンライン |
| 手数料 | 1%〜10% |
| 入金スピード | 最短30分 |
| 買取限度額 | 下限上限なし |
買速は店頭でもオンラインでも非常にスピーディーかつ低コストで資金調達できることで知られるファクタリング会社です。
店舗型でありながら、最短30分入金なので、店舗型のファクタリング会社の中でも最もスピーディーに資金調達できる業者だといえます。
店頭でもオンラインでも2社間ファクタリングと3社間ファクタリングに対応しています。
まだ上限手数料10%というのは店舗型のファクタリング会社の中でもトップクラスに低い設定です。
コストを抑えて資金調達したい方にもおすすめです。
ホームページには簡易査定や乗り換えシミュレーターが搭載されているので、「いくら資金調達できるのか」ということを知りたい時にも気軽に利用できます。
ホームページによると昨年度の買取金額は56億円という豊富な実績を誇っています。
低い手数料でスピーディーに資金調達したい方におすすめです。
日本中小企業金融サポート機構
| 取り扱いサービス | 2社間・3社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 対面・オンライン |
| 手数料 | 1.5%〜10% |
| 入金スピード | 最短40分 |
| 買取限度額 | 下限上限なし |
日本中小企業金融サポート機構はコンサルティング業とファクタリング業を本格的に実施する一般社団法人です。
コンサルティング業にはかなり力を入れており、国が中小企業支援の専門家として認定している認定経営革新等支援機関です。
高い専門性と豊富な知見で、ファクタリングだけでなく、事業承継、M&A、財務コンサルティング、補助金申請、不動産評価、金融機関の紹介などのサービスを受けられます。
また、法人形態が非営利団体である一般社団法人なので、手数料が低い点が特徴です。
手数料の上限は10%と低く、審査によってはさらに低い手数料で調達することも可能です。
日本中小企業金融サポート機構はオンライン完結型にもかなり力を入れています。
オンライン完結型のサービスであるFACTORUはAIファクタリングなので、審査スピードは最短10分で、入金までは最短40分という圧倒的なスピードを誇っています。
店舗では高い専門性でコンサルティングを受けることができ、オンラインでは完全非対面でスピーディーな資金調達が可能です。
西日本ファクター
| 取り扱いサービス | 2社間・3社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 対面・オンライン |
| 手数料 | 2.8%〜15% |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 買取限度額 | 30万円〜1,000万円 (※3社間は最大3,000万円) |
西日本ファクターは福岡に本社を構える西日本限定のファクタリングサービスです。
福岡と熊本、大阪に店舗を構えており、それぞれの店舗では、ファクタリングのほかにコンサルティングも受けられます。
2社間と3社間、どちらにしようか悩んでいるなど、経営相談を受けたい方は店頭へ訪問して相談するのがよいでしょう。
また、西日本ファクターはオンライン完結型のクラウドファクタリングも推奨しています。
西日本ファクターの店舗へ訪問するのが難しい方は、オンライン完結型も活用するとよいでしょう。
西日本ファクターは買取金額が大きくなると手数料が下がるという特徴があります。
| 買取金額 | 上限手数料 |
|---|---|
| 30万円〜100万円 | 15% |
| 101万円〜200万円 | 10% |
| 201万円〜300万円 | 8% |
| 301万円〜500万円 | 5% |
| 501万円〜1,000万円 | 2.8% |
買取金額500万円超であれば2.8%の手数料でファクタリングを利用できるので、数百万円規模の売掛債権を資金化したい方におすすめです。
なお、西日本ファクターは西日本の事業者だけを買取対象としています。
そのため、西日本の事業者は他のファクタリング会社よりも有利な条件で資金調達できる可能性が高いので、低い手数料で利用したい西日本の事業者におすすめのファクタリングです。
JCT
| 取り扱いサービス | 2社間 3社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 対面・オンライン |
| 手数料 | 1.2%~10% |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 買取限度額 | 100万円〜上限なし |
JCTは名古屋に本社を構える中部地域で最も有名で規模の大きなファクタリング会社です。
累計買取金額は500億円で、累計取扱件数は10,000件を超えています。
個人情報保護にもかなり力を入れており、情報セキュリティの国際規格であるISMS(ISO27001を、取得しており、安心して個人情報を渡すことができます。
店舗型でありながら上限手数料10%は間違いなく業界最低水準です。
コストを抑えて利用したい方にもJCTはおすすめです。
利用できるのは年商7,000万円以上の事業者だけで、最低買取金額は100万円となってきます。
そのため、JCTは売上規模の大きな事業者向けのファクタリングだといえます。
なお、個人事業主の場合には3社間ファクタリングしか利用できないので注意しましょう。
名古屋本社の他にも東京と大阪にも支店を構えています。
来店が難しい場合はオンライン完結型にも対応しているので、まずは気軽に相談してみましょう。
2社間ファクタリング限定のおすすめファクタリング会社10選
2社間ファクタリングだけを取り扱っているおすすめのオンライン完結型のファクタリング会社は次の10社です。
- OLTA
- ラボル
- ペイトナーファクタリング
- フリーナンス
- バイオン
- 資金調達QUICK
- SHIKIN+
- PAYTODAY
- マネーフォワードアーリーペイメント
- 電子請求書早払い
これらのファクタリング会社はオンライン完結で入金スピードにも優れているので急いで資金が必要な方にもおすすめです。
それぞれのファクタリングのスペックや特徴などについて詳しく解説していきます。
OLTA
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | オンライン |
| 手数料 | 2~9% |
| 入金スピード | 最短1日 |
| 買取限度額 | 制限なし |
OLTA(オルタ)は2社間ファクタリングを専門に取り扱う、オンライン完結型のサービスです。
日本で最初にオンライン完結型を広めた会社と言っても過言ではなく、OLTA登場以降、他社もオンライン完結型のファクタリングを取り扱うようになりました。
注目のスタートアップとして多くの企業と提携して、出資も受け、今や資本金は40億円を突破する巨大なファクタリング会社です。
日本全国の金融機関と提携しており、提携先の地方銀行や信用金庫の窓口でファクタリングの申し込みができます。
OLTA自身は店舗を持たないので上限手数料がとても低く、上限9%は個人事業主やフリーランスが利用できるファクタリング会社としては業界最低水準です。
請求書のアップロードから24時間以内に審査が終了し、そのまま即日入金を受けられます。
いざというときに備えてアカウント作成だけしておいて損はない業者です。
ラボル
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 非対面式 |
| 手数料 | 10% |
| 入金スピード | 最短60分 |
| 買取限度額 | 1万円〜限度なし |
ラボルは数あるファクタリングサービスの中でも最も対応力に優れたファクタリング会社です。
365日24時間最短60分入金に対応しているのはラボルだけで、土日祝日でも早朝から深夜まで必要なタイミングでいつでもオンライン完結で即日資金調達が可能です。
休日や夜間に繁忙になる飲食業やサービス業の方におすすめのファクタリング会社だといえます。
また、ラボルは手数料が一律10%に固定されています。
2社間ファクタリングとすれば低めですし、あらかじめ手数料が決まっているので高額な手数料を要求されるような心配もなく、安心して利用可能です。
1万円から上限なく買取を行なっているのでどんな売上規模の事業者でも利用できる点は大きなメリットです。
運営業者の株式会社ラボルは東証プライム上場企業の株式会社セレスの100%子会社になります。
業者の安全性という点でもラボルは魅力的なファクタリング会社です。
ペイトナーファクタリング
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 非対面式 |
| 手数料 | 10% |
| 入金スピード | 最短10分 |
| 買取限度額 | 〜100万円 (初回25万円迄から徐々に拡大) |
ペイトナーファクタリングは入金スピードに圧倒的に優れた2社間ファクタリングサービスとして有名です。
あらかじめアカウント作成をしておけば、請求書のアップロードから最短10分で審査が完了し、そのまますぐに代金が口座へ振り込まれます。
すぐに資金調達ができるので、緊急時にそなえてアカウント作成だけでもおこなっておくとよいでしょう。
手数料は10%で固定されているので、コストを抑えて利用することが可能です。
またペイトナーファクタリングは個人事業主やフリーランスに対して発行した請求書の買取をおこなっている数少ない業者でもあります。
他社は法人に対する請求書しか買い取っていないので、普段から個人事業主やフリーランス相手にビジネスをされている方はペイトナーファクタリングであればファクタリングを利用できます。
ただし、ペイトナーファクタリングは買取限度額が低い点に注意しなければなりません。
ペイトナーファクタリングの買取限度額は100万円で初回は25万円までと、かなり少ないので、売上規模が小さい事業者専用のサービスだと言えるでしょう。
フリーナンス
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | オンライン |
| 手数料 | 3%〜10% |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 買取限度額 | 1万円〜1000万円 |
フリーナンスはGMOグループのGMOクリエイターズネットワークが運営するサービスです。
取り扱っているのはファクタリングだけでなく、中小事業者の事業に寄与する次のようなサービスです。
- 即日払い:2社間ファクタリング
- フリーランスあんしん補償:仕事上の賠償責任を補償
- フリーナンス口座:屋号やペンネームで口座を作成できる
- バーチャルオフィス:バーチャルオフィスを格安で利用可能
このうち、2社間ファクタリングサービスの即日払いは、屋号やペンネームで口座を作れるフリーナンス口座の利用状況に応じて手数料が決まる仕組みです。
フリーナンス口座を利用すればするほど手数料が下がり、人によっては一桁台の手数料で利用できることもあるので、コストを抑えて資金調達したい方におすすめです。
フリーナンス口座を利用しない方も、10%の手数料で利用できるので、全体としてかなり手数料が低いサービスだと言えるでしょう。
請求書をアップロードしてから最短で30分以内に審査結果が届き、そのまま即日入金を受けられます。
口座作成だけでも、あんしん補償に加入できるなど、メリットが多いので、万が一に備えて口座作成だけおこなっておくと安心です。
バイオン
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | オンライン |
| 手数料 | 10% |
| 入金スピード | 最短60分 |
| 買取限度額 | 5万円〜 |
バイオンはAIファクタリングの名称で2社間ファクタリングを取り扱っているオンライン専用のサービスです。
バイオンも手数料が10%に固定されているので、高額な手数料を要求される心配はありませんし、他社と比べるのも簡単です。
AIファクタリングの名前のとおり、審査スピードが速く、利用者の多くが60分で資金調達に成功しています。
5万円から上限なしで利用できるので、売上規模の大きな事業者から小さな事業者まで幅広く利用できるでしょう。
また、ホームページの作りがとてもわかりやすく、ファクタリングの基礎知識のようなコンテンツも充実しています。
ファクタリングについてあまり知識のない初心者の方にもおすすめのサービスです。
資金調達QUICK
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | オンライン |
| 手数料 | 1%〜 |
| 入金スピード | 最短10分 |
| 買取限度額 | 下限上限なし |
資金調達QUICKは申し込みから最短10分で資金調達できることで知られるオンライン完結型の2社間ファクタリングサービスです。
最短10分入金はペイトナーファクタリングと並んで業界最速レベルなので、緊急時の資金調達方法として活用できます。
まあ、資金調達QUICKは「手数料の上限がない」ことと「買取金額の上限がない」というこの2点が大きな特徴です。
ペイトナーファクタリングは手数料と買取金額が決まっているので、売上規模の小さなリスクの低い業者しか利用できない傾向があります。
しかし、資金調達QUICKは手数料の上限がないので、リスクの低い人は低い手数料で審査に通過できる可能性があります。
また、買取金額には下限も上限もないので、売上規模の小さな個人事業主やフリーランスから、売上規模の大きな法人まで幅広く利用可能です。
緊急で資金が必要な方は資金調達QUICKの利用も検討してみましょう。
SHIKIN+
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | オンライン |
| 手数料 | 0.5%〜 |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 買取限度額 | 下限上限なし |
SHIKIN+は株式会社BizForwardが運営する法人専用に2社間ファクタリングサービスです。
株式会社BizForwardはマネーフォワード、三菱UFJ銀行、三菱UFJファクターの大手3社が共同で出資して設立した業者です。
メガバンクを含む大手3社が共同出資している会社が運営するサービスなので、SHIKIN+は運営業者の安全性に非常に優れているといえるでしょう。
また、SHIKIN+のホームページにはAI仮審査という機能が搭載されています。
AI仮審査であれば申し込みから5分で買取可能額が24時間365日表示されます。
いつでもたった5分で買取可能額が表示されるので、夜間や休日に資金繰りに不安になったときなどに活用するとよいでしょう。
さらに、SHIKIN+は下限手数料が0.5%と業界最低レベルに設定されているので、手数料が非常に低いサービスです。
コストを抑えて利用したい方、スピーディーに審査結果を知りたい方などにおすすめのファクタリングです。
PAYTODAY
| 取り扱いサービス | 2社間ファクタリング |
|---|---|
| 契約方式 | オンライン |
| 手数料 | 1%〜9.5% |
| 入金スピード | 最短30分 |
| 買取可能額 | 10万円〜上限なし |
PAYTODAYはAIファクタリングの名称で2社間ファクタリングサービスを展開している優良業者です。
その名の通り、審査はすべてシステム化されているので、申し込みから入金までは最短30分という速さです。
審査完了までは最短15分と、非常に速いので、「いくら調達できるのかすぐに知りたい」という方にもおすすめです。
手数料は上限9.5%と、業界最低水準ですし、買取可能額には上限がないので、売上規模にかかわらず利用可能です。
サービス開始から5年程度で、累計申込額が250億円を突破しています。
初めてファクタリングを利用する人に多く利用されている優良ファクタリングです。
マネーフォワードアーリーペイメント
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 対面式or非対面式 |
| 手数料 | 初回:買取債権金額の2~10% 2回目以降:買取債権金額の1~10% |
| 入金スピード | 最短2営業日 |
| 買取限度額 | 50万円以上上限なし |
マネーフォワードアーリーペイメントは大手会計システム会社のマネーフォワードの100%子会社のマネーフォワードケッサイが運営する2社間ファクタリング専用のオンライン完結型サービスです。
大手企業が運営するサービスなので、安心して利用できます。
また、手数料設定が初回と2回目以降で異なります。
これは、利用回数を重ねれば重ねるほど手数料が低くなるということです。
毎月のようにファクタリングを利用している方はマネーフォワードアーリーペイメントを利用することで低い手数料で利用できるでしょう。
買取金額に上限はなく、過去には数億円規模のファクタリングを実施したケースもあります。
売上規模の大きな事業者もマネーフォワードアーリーペイメントであれば、必要な金額を調達できるでしょう。
なお、利用できるのは法人のみで個人事業主やフリーランスは利用できません。
まあ、入金までには最短1営業日必要で、即日資金調達はできない点にも注意しましょう。
電子請求書早払い
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 非対面式 |
| 手数料 | 1%〜6% |
| ~入金スピード | 最短2営業日 |
| 買取限度額 | 10万円〜1億 |
電子請求書早払いは2社間ファクタリングの中で最も手数料が低いオンライン完結型のファクタリングです。
上限6%の手数料は3社間ファクタリング並の低さとなっており、手数料の低さを重視してファクタリング会社を選びたい方におすすめです。
また、運営業者はGMOペイメントゲートウェイとインフォマートという2つの東証プライム上場企業になります。
上場企業2社が共同で運営しているサービスなので、運営業者の安全性ではトップクラスのファクタリングだといえます。
手数料が低い分、審査は時間をかけておこなっており、申し込みから入金まで最短2営業日、初回利用時には最短5営業日必要です。
また、利用できるのは法人のみで個人事業主やフリーランスは利用できない点に注意しましょう。
時間に余裕があり、手数料を抑えたい法人におすすめのサービスです。
【2社間 or 3社間】まずはファクタリング会社にご相談を
2社間ファクタリング、3社間ファクタリングの仕組みやサービス内容の違い、ベストな資金調達方法を見極めるためのポイントをお伝えしました。
わが国では、中小企業や小規模事業者の方が秘密厳守の2社間ファクタリングを利用されるケースが増加しています。
したがって、小規模事業者向けの2社間ファクタリングを専門としたり、さらに秘匿性を高めたオンライン完結型の2社間ファクタリングを提供したりする会社も出てきています。
私どもベストファクターは、お客様の会社の経済状況やご希望を踏まえたうえで、ベストなファクタリングサービスをご提案させていただきます。
まずは電話かメールにて、お気軽にご相談ください。

























