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審査に通過しやすい金融機関で、スピーディに資金調達したいと考える方は少なくありません。独自審査の金融機関なら、それぞれの基準に照らし合わせて柔軟に対応してもらえる可能性があります。一方で、審査なしの金融機関は闇金や悪徳業者の可能性が高いので利用を避けましょう。
今回の記事では、独自審査の特徴・おすすめの金融機関・審査なしのローンを利用するリスクなどを紹介しています。この記事を参考にすれば、独自審査の金融機関を活用してスムーズに資金調達を進められます。
記事の目次
独自審査で融資を受けられるビジネスローン4選
独自審査で融資を受けられる、おすすめのビジネスローンを紹介します。申し込むビジネスローンに迷ったら、以下で紹介する金融機関から選んでみるのがおすすめです。柔軟な審査で、スピーディに資金調達を実行できます。
①AGビジネスサポート
会社名 | AGビジネスサポート |
借入額 | 50万円~1,000万円 |
利率 | 3.1%~18.0% |
融資に要する期間 | 最短即日 |
融資対象者 | 法人・個人事業主 |
担保・保証人 | 原則不要 |
Webサイト | https://www.aiful-bf.co.jp/ |
AGビジネスサポートは過去の信用情報だけでなく、現状を鑑みて柔軟に融資審査を進めてもらえる金融機関です。たとえ赤字経営でも、独自の基準で融資を受けられる可能性が充分にあります。
50万円~1,000万円と、少額から高額まで幅広い融資に応じてもらえるのも特徴です。事業拡大などのまとまった資金ニーズにも、一時的なつなぎ資金にも活用しやすい金融機関といえます。
最短で即日融資が可能で、迅速に対応してもらえるのもAGビジネスサポートの魅力です。また、ビジネスローン以外にもさまざまなサービスを提供しています。たとえば不動産担保ビジネスローンでは、限度額5億円までの高額融資を受けられます。高額融資を希望する方は、担保つきのローンの活用も検討してみてください。
②自営者カードローン(プロミス)
会社名 | プロミス |
借入額 | ~300万円 |
利率 | 6.3%~17.8% |
融資に要する期間 | 最短即日 |
融資対象者 | 法人・個人事業主 |
担保・保証人 | 不要 |
Webサイト | https://cyber.promise.co.jp/APD03X/APD03X07 |
プロミスの自営者カードローンは、事業を営んでいる方向けのカードローンです。300万円の限度額に達するまで、何度でも利用できる柔軟性が高い評価を得ています。事業資金だけでなく、プライベートな用途にも活用できる自由度の高いサービスです。
最短即日で融資を受けられるため、資金調達に急いでいる方におすすめです。また、担保・保証人不要なので気軽に申し込めます。必要書類が本人確認書類・収入証明書類・請求書など事業実態を証明する書類だけなので、申し込み手続きの準備に時間がかかりません。自動契約機から申し込めば、非対面で手続きを完結させられるのも特徴です。
③VIPローンカードBUSINESS(オリックス)
会社名 | オリックス |
借入額 | 50万円~500万円 |
利率 | 6.0%~17.8% |
融資に要する期間 | 最短即日 |
融資対象者 | 法人・個人事業主 |
担保・保証人 | 不要 |
Webサイト | https://www.orixcredit.co.jp/loan/vipbusiness/ |
オリックスのVIPローンカードBUSINESSは、最長10年2カ月と長期の借入に対応しているサービスです。限度額も500万円までと高めなので、まとまった設備投資などにも活用しやすくなっています。Web上から手続きを始められて、申し込みから入金までが最短即日で完了するので便利です。銀行によっては24時間365日の振り込みに対応していて、深夜や休日の急な資金ニーズにも対応できます。
調達した資金は、運転資金・つなぎ資金・納税資金などの事業性資金だけでなくプライベートな用途にも使用可能です。口座振替・インターネットバンキング・振込・ATMと多様な返済方法を選べるので、自分にあった方法で返済していけます。
④スタービジネスカードローン(東京スター銀行)
会社名 | 東京スター銀行 |
借入額 | 50万円~1,000万円 |
利率 | 4.5%~14.5% |
融資に要する期間 | 最短数営業日~ |
融資対象者 | 法人・個人事業主 |
担保・保証人 | 不要 |
Webサイト | https://www.tokyostarbank.co.jp/hojin/financing/sbcl.htm |
東京スター銀行のスタービジネスカードローンは、借入限度額が最大1,000万円と高額融資に対応している点が特徴です。資金使途が事業性資金に限られている分、利率の上限が14.5%と低めに設定されているのも魅力といえます。申し込みはWebから進められますが、審査結果が郵送で届くので最短でも数営業日かかります。スケジュールに余裕を持って申し込んでください。
カードローンタイプなので、一度カードを作成すれば限度額の範囲内で借入できます。東京スター銀行の口座を通じて自動的に返済金が引き落とされていくので、残高が枯渇しない限りは入金などの手間がかからないのも便利です。
東京スター銀行では、最長10年の返済に対応したスタークイックローンも提供しています。設備投資などで長期の融資を受けたい場合には、併せて検討しましょう。
独自審査で即日融資のフリーローン5選
事業者ではなくとも利用できるフリーローンにも、独自で柔軟な審査基準を設定している中小金融機関がいくつかあります。
会社員や公務員など安定した収入のある方は、ぜひ次に紹介するフリーローンの利用を検討してください。
①スカイオフィスキャッシング
会社名 | スカイオフィスキャッシング |
借入額 | 1万円~50万円 |
利率 | 15.0%~20.0% |
融資に要する期間 | 最短即日 |
融資対象者 | 20歳以上 安定した収入のある方 |
担保・保証人 | 原則不要 |
Webサイト | https://skyoffice.info/ |
スカイオフィスキャッシングは、50万円を限度額に資金使途を限定しないローンを提供しています。融資条件は20歳以上で安定した収入があることのみで、柔軟に審査対応してもらえるのが特徴です。
正社員や公務員だけでなく、アルバイトやパートでも収入が安定していると認められれば融資を受けられます。プライバシーに配慮する方針であるため、家族や知人に発覚する心配なく借入を受けられます。最長60回返済(5年)まで選べるので、少額で少しずつ返済していきたいという方にもおすすめです。
②ニチデン
会社名 | ニチデン |
借入額 | ~50万円 |
利率 | 7.3%~17.52% |
融資に要する期間 | 最短即日 |
融資対象者 | 収入のある方 |
担保・保証人 | 原則不要 |
Webサイト | https://www.nichidensya.co.jp/ |
ニチデンでは、収入があれば融資対象者となるフリーローンを提供しています。正社員はもちろん、アルバイトや年金生活者でも融資を受けられる可能性があります。審査にかかる時間は最短10分で、午後2時までに申し込めば最短即日での入金が可能です。使い道は自由で、限度額に達するまでは何度でも融資を受けられます。
Web上から24時間手続きを始められて面談は不要のため、スマホだけで手続きを完結できます。初めて利用する方は最大100日間無利息になるサービスがあるので、資金繰りに困ったら一度使ってみましょう。なお、事業者の方には限度額が1億円と高い事業者ローンの活用もおすすめです。
③セントラル
会社名 | セントラル |
借入額 | 1万円~300万円 |
利率 | 4.8%~18.0% |
融資に要する期間 | 最短即日 |
融資対象者 | 20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方 |
担保・保証人 | 原則不要 |
Webサイト | https://011330.jp/ |
セントラルは限度額が300万円と、フリーローンとしては多額の融資を受けられるのが特徴です。1万円以上であれば1,000円単位で細かく借入額を設定できるので、必要な最小限の金額で申し込めます。20歳以上で定期的な収入があれば、正社員でなくとも利用可能です。Web上からでも申し込みを始められて、平日14時までの申し込みであれば即日融資を受けられます。
紹介屋・マルチ商法・名義貸しなどの不正には、一切かかわっていないことをWeb上で宣言しているため安心です。なお、初めて利用する方には30日間利息が無料になるサービスを提供しています。
④中央リテール
会社名 | 中央リテール |
借入額 | ~500万円 |
利率 | 10.95%~13.0% |
融資に要する期間 | 最短即日 |
融資対象者 | 記載なし |
担保・保証人 | 原則不要 |
Webサイト | https://www.chuo-retail.com/ |
中央リテールは、他の複数のローンを一本化する用途で利用できるおまとめローンの金融機関です。すでに複数の借入がある方は、中央リテールを活用すれば返済管理が楽になります。金利上限が13%に設定されているため、既存のローン条件次第では金利負担を軽減できる場合もあります。
融資対象者に明確な記載がありませんが、すでに他の借入があることが利用条件です。秘密厳守を徹底しているので、家族や知人にローン利用の事実が知られる心配はありません。全ての窓口担当者が、国家資格である貸金業務取扱主任者を取得している点も安心です。
⑤首都圏キャッシングサービス
会社名 | 首都圏キャッシングサービス |
借入額 | 50万円~800万円 |
利率 | 7.3%~15.0% |
融資に要する期間 | 最短即日 |
融資対象者 | 満20歳~70歳までの方 対象エリア:東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県 |
担保・保証人 | 原則不要 |
Webサイト | https://www.reiwaomatome.com/sk/ |
首都圏キャッシングサービスは、複数のローンを一本化するおまとめローンを主体としている金融機関です。用途が既存ローンの返済に限られますが、その分最高で800万円と高額な融資を受けられます。最高利率が15%なので、既存のローンを上限金利付近で借りている方なら支払金利を引き下げられる可能性があります。
また、最長30年の長期返済を受け付けているのも特徴です。債務を一本化しながら、目先の月々の返済負担を減らせます。東京都・千葉県・埼玉県・神奈川県のいずれか在住であることが、利用条件の一つです。Web申し込みなら来店不要で、最短即日で入金まで済ませられます。
ビジネスローンの審査に通過するためのポイント
次の点を充足する事業者であれば、ビジネスローン審査を通過できる可能性が高いといえます。
- ブラックリスト入りしていない
- 担保を用意できると通りやすい
- 税金の未納がない
- 債務超過に陥っていない
それぞれのポイントについて詳しくみていきましょう。
ブラックリスト入りしていない
ブラックリスト入りしていないことが、審査通過の確率を高めるうえでは重要です。ブラックリストとは、事故情報に掲載された状態を指します。事故情報とは、深刻な延滞や債務整理などを引き起こした契約です。
ブラックリスト入りしていると、大手金融機関ではほぼ100%自動的に審査落ちします。中小金融機関なら現在の状況を鑑みて審査を通してもらえる可能性もありますが、ハードルが高くなるのは確かです。
担保を用意できると通りやすい
不動産や売掛債権などを担保にすると、審査が通りやすくなります。担保があると、万が一返済が滞ったときに金融機関が担保を差し押さえ、売却して資金を回収可能です。そのため、担保の差し入れは申し込み者の信用を補完する役割を果たします。
担保があったほうが、借入限度額が高くなったり金利面で有利になったりする場合も少なくありません。事業者の方は、無担保での借入を実行する前に担保に出せる資産がないか検討してみてください。
税金の未納がない
税金が未納状態にないことも、融資審査をスムーズに通すうえでは重要です。税金は国民の義務であるため、基本的に最優先に支払いを済ませようとします。税金すら支払えないという状態は、かなり資金繰りが悪化しているとの印象を持たれかねません。
税金の未納が続くと、資産の差し押えなどにより生活や事業に多大な悪影響を及ぼすリスクもあります。融資先としてリスクが高いと判断されるため、税金の滞納は審査でマイナスになります。
債務超過に陥っていない
債務超過に陥っていないことも、審査を通しやすくする要件の一つです。債務超過とは現在、保有している資産を全て売却しても債務を返済しきれない可能性が高い状態を指します。手元に現金があればすぐに倒産するとは限りませんが、事業を継続するうえではリスクの高い状態です。
債務超過の方は将来貸倒れを引き起こすリスクが高いと判断されて、融資審査の通過が難しくなります。価値の高い資産の現金化や負債を返済するなどして、財務状況を改善させてから融資を申し込みましょう。
独自審査の中小消費者金融は基準が甘い?
独自審査の中小金融機関は、大手金融機関と比較して審査基準が甘いというわけではありません。しかし、大手金融機関のように属性情報だけで判断せず、柔軟に検討してもらえる傾向にあります。
過去の取引でブラック入りしていたり赤字決算だったりしても、現状において回復傾向であれば融資を受けられる可能性が高いといえます。
独自審査は属性スコアリングだけで判断しない
中小金融機関は属性スコアリングを大手ほどは重視しないため、審査基準が甘いと考えられがちです。属性スコアリングとは、申し込み者の年齢・年収・過去の取引履歴・信用情報などの基本的な情報をもとに信用力を点数化したものです。
大手金融機関など属性スコアリングを重視するサービスの場合、ブラックリスト入りしているなど信用情報に問題があれば自動的に否決されます。一方で中小金融機関は、属性スコアリングだけでなく足元の財務状況やヒアリングなどをふまえて総合的に審査を行います。大手金融機関と比べて、現状を鑑みて柔軟に判断される可能性が高いのです。
独自審査の審査基準とは?
中小金融機関の独自審査の基準は、企業によってさまざまです。全ての金融機関にあてはまるとは限りませんが、一般的に次のような情報を加味して総合判断しています。
- 属性スコアリング
- 現在の債務状況
- 収入および売上
- (事業者の場合)利益
- 返済意欲や人間性
各社で基準や重視するポイントが異なるので、一社の審査に落ちても他の金融機関で融資がおりる方も少なくありません。審査落ちしたとしても、あきらめず複数の金融機関に相談するのがおすすめです。
ブラック入りでも融資を受けられる可能性はある
独自審査の中小金融機関であれば、ブラック入りしていても融資を受けられる可能性はゼロではありません。
属性スコアリング以外の要素も加味する中小金融機関であれば、現在の財務状況や返済能力・返済意欲などを汲んで審査が通るケースも少なくないのです。ブラック入りしてしまっている方は、ぜひ中小金融機関の融資を申し込みましょう。
在籍確認が取れれば審査に有利
在籍確認が取れる方は定期的な収入があると期待できるため、審査上有利に働きます。在籍確認とは、勤務先に電話などをかけて申し込み人が本当に企業に属しているか確認する作業です。
確認が取れれば、企業から継続的に収入を得ていることの証にもなります。一方で、消費者金融の利用が職場に発覚するため在籍確認を嫌がる方も少なくありません。金融機関によっては、勤め先を確認できる書類の提出などで在籍確認を行う場合もあります。
職場への電話連絡をどうしても回避したい方は、書類での在籍確認を行ってもらえる金融機関を選択しましょう。
自己破産していても独自審査なら可能性あり
自己破産をしていても、独自審査を行う中小金融機関なら審査が通る可能性があります。自己破産は信用情報に登録されるため、大手の場合は新たな事故情報がない状態で5年以上経過するまで融資を受けるのが困難です。
独自審査の金融機関であれば、現在の収支状況や資産状況などを鑑みて返済能力が充分あると判断されれば融資を受けられる可能性があります。自己破産してしまったあとの融資も、ぜひ中小金融機関に相談してみましょう。
独自審査でも即日融資を受けられる場合もある
独自審査の中小金融機関でも、即日融資に対応しているサービスは少なくありません。中小の金融機関でもWeb対応していて、非対面で手続きが完結するところもあります。
Web手続きなら書類の郵送などが発生しないため、審査をスピードアップできるのです。実際に、最速で即日融資を可能としているサービスも複数あります。
即日融資に対応している金融機関でも、申し込み時間が遅いと手続きが当日中に進まずに翌日入金となる可能性が高くなります。即日で融資を受けたい方は、午前中に申し込みを完了させましょう。
審査なしの金融機関は要注意
審査なしを標榜する金融機関は、悪徳業者や闇金の疑いがあるので注意が必要です。正当な融資ビジネスを営む以上、資金回収リスクを抑制するための顧客審査は欠かせません。また、貸金業法では融資をする際に審査が義務づけられています。
独自審査の中小金融機関であっても、それぞれの基準に従って審査を行っています。正常な金融機関で審査なしということは基本的にありえないと認識したうえで、信頼のおける融資先を選びましょう。
中小消費者金融は独自審査を行っていて審査なしではない
中小消費者金融の独自審査は各社の基準に従って柔軟に判断しているだけで、審査なしというわけではないので注意しましょう。
独自審査でも、返済能力に問題があると判断されれば審査落ちします。たとえばブラック入りしていて、かつ申し込み時点で事故を引き起こした契約が解消できていなければ審査通過は困難です。審査なしと独自審査は、全く意味合いが違う点を認識しておきましょう。
クレジットカードの現金化サービスは違法性が高い
クレジットカードの現金化は審査なしで利用できるケースが多いですが、実態として違法性が高い取引が多いので利用しないようにしましょう。クレジットカードの現金化自体を明確に禁じる法令はありませんが、カードの利用規約には違反する可能性が高いです。利用者は、規約違反により解約などのペナルティを課される恐れがあります。
現金化サービスを実行する業者は、規約違反となると理解しながらサービスを提供しています。正当な事業を行う業者とはいい難く、不当な金利を課すなどして摘発された事例も少なくありません。クレジットカードの現金化サービスの利用は避け、ほかの資金調達手段を検討してください。
闇金の疑いが強い
審査なしで融資を提供する業者は、闇金の疑いが強いので利用を避けてください。健全な事業経営において欠かせないはずの審査を省略しているということは、違法な取り立てや極端な高金利など闇金にあてはまる事業を営んでいる可能性が高いといえます。
自分の信用状況に不安があっても、必ず正当な審査を実施している金融機関を利用しましょう。
闇金ではないかは貸金業登録で見分ける
利用候補の金融機関が闇金ではないと確認する最も有効な方法は、貸金業登録の有無を確認することです。銀行など預金を取り扱う金融機関以外が、顧客に資金を貸し付けて元利金の返済を受ける契約を事業として営むためには貸金業登録が必要です。
貸金業登録がある金融機関は、登録番号とともに登録がある旨を掲示する必要があります。登録番号は金融庁のWebサイトで検索して調べられるので、違法性が疑われる場合はチェックしましょう。
日本貸金業協会の調査によると、2020年~2022年にかけて各年10%~20%程度の方が闇金と接触・利用したと回答しています。闇金の利用は絶対に避けて、信頼できる金融機関を利用してください。
消費者金融で返済できない場合の対処法
消費者金融での返済が難しいときには、状況を放置せずに早めに行動するのが肝心です。まずは、借りている金融機関に連絡・相談しましょう。一時的な延滞だけで解消できない場合は、おまとめローン・借換ローンの利用や債務整理などを検討しましょう。
どうしても解決策を見いだせない場合は、早めに各種相談窓口に連絡してください。
早めに連絡する
返済が難しいとわかったら、ローンを借りている金融機関に早めに連絡しましょう。今後の返済計画とともに事前に連絡しておけば、督促などを受けずに済みます。
最終的な判断は金融機関によりますが、利息支払いや最小限の返済ができれば延滞記録を残さずに対応してもらえる場合もあります。柔軟な対応を促すためにも、滞納を放置しないことが大切です。
ただし、丁寧に対応しても延滞損害金だけは避けられません。支払額をいたずらに増やさないためにも、資金繰りが改善したら速やかに延滞を解消してください。
借換ローンやおまとめローンを検討
金融機関によっては、他社の複数の債務を一本化する借換ローン・おまとめローンというサービスを提供しています。既存のローンより金利が低ければ返済負担を軽減させられますし、借り換えの際に返済スケジュールを調整できる可能性があります。
資金繰りが本格的に厳しくなると、借換ローン・おまとめローンの審査通過が困難になります。返済がつらいと感じたら、早めに検討するのが肝心です。
延滞が解消できないなら債務整理も視野に
返済に対して収入が少ないなどの理由で継続的な延滞が懸念される方は、早めに債務整理を検討してください。債務整理とは一般的に「自己破産」「任意整理」と呼ばれる公的な手続きです。
自己破産は、最小限の資産を残して差し押さえたうえで債務返済から免れる方法です。その後の生活への影響があまりに大きいので、自己破産はあくまで最後手段としましょう。任意整理は、借りている金融機関と相談して返済額や返済スケジュールを調整する方法です。返済義務は継続するものの、資産の差し押さえなどは行われないので生活や事業への影響は相対的に小さく済みます。
債務整理を行うと基本的には事故を起こした扱いとなり、ブラックリスト入りすることになります。いずれの方法も安易に実行せず、まずは金融機関との交渉を試みてください。
どうしても返済できないときの相談先とは?
自分では最善策がわからない、解決策が見つからないというときには公的機関を頼りましょう。融資関連のトラブルでは、以下のような連絡先で相談に乗ってもらえます。
- 消費生活センター:電話で188番、http://www.kokusen.go.jp/map/
- 日本貸金業協会「貸金業相談・紛争解決センター」: https://www.j-fsa.or.jp/
- 日本司法支援センター 法テラス:https://www.houterasu.or.jp/
- 日本クレジットカウンセリング協会: http://www.jcco.or.jp/
いずれの機関も、早めに相談するほど提示できる解決策が多くなります。資金繰りが厳しい状態を放置しないことが大切です。
消費者金融以外で資金調達できるところ
消費者金融以外にも、次のような方法で資金調達が可能です。
- 質屋
- 契約者貸付制度
- 生活福祉資金貸付
- クレジットカードキャッシング
- ファクタリング
融資での資金調達に固執せず多様な手段を検討すれば、資金繰りが楽になる可能性があります。
質屋
質屋は利用者が所有する物品の買取や、質預かりのうえで資金の貸し付けを行っています。物品を預ける代わりに、月1~2%程度の金利を目安に資金調達が可能です。
一方で、借りたお金を返済しないと預けた物品の所有権が質屋に移る「質流れ」が発生します。質屋に出す物品は慎重に選ぶとともに、可能な限り期限内に資金を返済して質流れを防ぎましょう。
契約者貸付制度
契約者貸付制度は主に貯蓄型の生命保険に導入されている制度で、生命保険の解約返戻金を担保に融資を受けられます。
一つの目安として、その時点の解約返戻金や満額保険金の70%の金額を限度として資金調達が可能です。消費者金融などと比較して低金利で借りられるケースも少なくありませんので、生命保険に加入している方はぜひ利用を検討してください。
生活福祉資金貸付
生活福祉資金貸付は厚生労働省が各自治体を通じて提供していて、低所得・障害者・高齢者がいる世帯が利用できる貸付制度です。
- 低所得者世帯|必要な資金を他から借り受けることが困難な場合
- 障害者世帯|身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者がいる世帯
- 高齢者世帯|65歳以上の高齢者の属する世帯
生活福祉資金貸付は返済が必要ではありますが、福祉制度な側面が強いため民間金融機関よりは低利で借入を受けられます。貸付要件に該当する世帯で資金繰りに困っている場合は、自治体に相談して制度を活用しましょう。
クレジットカードキャッシング
クレジットカードにはキャッシング枠があり、所定の手続きをふめば設定された限度額まで現金を借りられます。クレジットカードの現金化と異なり、カード会社自身が提供しているサービスなので安心して利用できます。
クレジットカード作成時・キャッシング枠設定時に審査は受けているので、利用時の審査は不要です。ただし、利用するとカードの返済額が増大するので節度を持って利用してください。
ファクタリング
事業を営んでいる方なら、ファクタリングを利用するのも一案です。ファクタリングとは、売掛債権をファクタリング会社に譲渡して現金化する手法で、債務を増やさずに迅速に現金を手に入れられます。
利用者に赤字や税滞納などの問題があっても、売掛債権の払い手である取引先に問題がなければ利用できる場合が多いです。手元に譲渡できる売掛債権がある方は、ファクタリングの利用を積極的に検討しましょう。
よくある質問
最後に、独自審査や消費者金融の融資に関するよくある質問と回答をまとめました。
融資をどうしても返済できないとどうなる?
相談なしに延滞すると、督促や法的措置が取られます。資産の差し押さえや自己破産・任意整理を行うと信用情報にも記録されます。
返済が難しいと感じたら、早めに金融機関に連絡することが大切です。自分だけで解決が難しい場合は、消費者金融カウンセリングなどの専門家にも相談しましょう。
中小消費者金融のローンでは在籍確認をしないの?
中小消費者金融でも、在籍確認は必ず行います。多くの金融機関では、職場への電話連絡などにより在籍確認を実施します。職場や家族に知られないと謳っている金融機関は、在籍確認を書面で行う場合がほとんどです。
カードローン型とフリーローン型の違いは?
カードローン型は専用カードが発行され、ATMで手続きすると利用限度額内なら何度でも借りられます。フリーローンは、カード発行がなく一括で融資を受ける制度です。追加借入はできないか、新たに申し込んで融資審査を受ける必要があります。
土日でも融資を受けられるローンはある?
カードローン型であれば、ATMが対応していれば土日でも利用できるサービスが多いです。フリーローン型は土日利用が難しいサービスが多いものの、セントラルなどATMでの手続きが可能な金融機関なら土日対応している場合もあります。
中小消費者金融の融資は総量規制の対象外?
中小消費者金融でも、一般消費者向けのローンであれば総量規制の対象になります。一方で、事業者が利用できるビジネスローンは、金融機関の規模に限らず総量規制の対象外となります。
独自審査で即日融資が可能なローンで資金繰りを改善させよう
資金繰りが厳しく早期の資金調達が必要な方は、独自審査で即日融資が可能な金融機関を選ぶのがおすすめです。審査基準が柔軟なため、高い確率で審査を通過できます。
今回の記事では、おすすめの独自審査の金融機関を紹介しました。くわえて、審査を通過するうえでのポイントや審査なしの金融機関についてもまとめました。資金繰りに困っている方は、独自審査を採用している中小金融機関をうまく活用しましょう。もしブラックリスト入りしているなら、ファクタリング・質屋などほかの資金調達方法も検討してください。