「銀行融資の審査に落ちた」「赤字が続いており審査通過に自信がない」「創業間もないから資金調達が難しい」このようなかたもファクタリングであれば必要な資金を調達できる可能性があります。
しかしファクタリング会社の数は多いため「どの業者を選んだらよいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか?
ファクタリング会社によって審査基準は異なるため、スムーズに審査に通過したいのであれば、審査が甘く即日対応の業者へ申し込むのがベストです。
そこでこの記事では、審査が甘い即日対応のファクタリング会社を15社ご紹介するとともに、ファクタリング審査に通過するためのポイントもご紹介していきます。
審査に自信のない方や、すぐに資金が必要な方はぜひご覧ください。
審査が甘い即日対応のファクタリング会社15選
審査が比較的甘く、即日入金に対応しているおすすめのファクタリング会社は次の15社です。
- ベストファクター
- OLTA
- ラボル
- ペイトナーファクタリング
- PAYTODAY
- ビートレーディング
- フリーナンス
- 日本中小企業金融サポート機構
- トップマネジメント
- アクセルファクター
- みんなのファクタリング
- ウィット
- QuQuMo
- 買速
- バイオン
それぞれのファクタリング会社の特徴やスペックを解説していきます。
ベストファクター
取り扱いサービス | 2社間 3社間 |
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契約方式 | 対面 |
手数料 | 2%〜 |
入金スピード | 最短即日 |
買取限度額 | 下限上限なし |
公式サイトURL | https://bestfactor.jp/ |
弊社ベストベストファクターは審査通過率92.2%と非常に高い水準を誇っているため、銀行融資の審査に落ちた方や、他のファクタリング会社の審査に通過できなかった方など、多くの方がファクタリングに成功しています。
弊社は決算書などの目に見える情報だけでなく、お客様と面談をさせていただき、お客様の経営者としての資質や人間性など、定性的な部分を審査させていただいております。他社では「リスクが高い」と評価される方も、弊社であれば低めの手数料で買取に対応させていただく場合もございます。
弊社はスピード審査を実施しているため、当日中にご来店いただける方は即日での買取に対応させていただきます。
お客様との面談を重視しているため、契約には必ず面談が必要です。
弊社への来店が難しい方は、弊社の担当者が訪問をさせていただいておりますので、お気軽にお申し付けください。
OLTA
取り扱いサービス | 2社間 |
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契約方式 | オンライン |
手数料 | 2%〜9% |
入金スピード | 最短即日 |
買取限度額 | 下限上限なし |
公式サイトURL | https://www.olta.co.jp/ |
OLTAはオンライン完結型のファクタリング会社として有名で、日本で最初にオンライン完結のファクタリングを開始した会社です。
申込から入金まで完全オンラインで、銀行や日本政策金融公庫の審査に通過できない多くの企業が資金調達に成功しています。
請求書のアップロードから24時間以内に審査結果が通知され、そのまま最短即日入金を受けられます。
日本で最初にオンライン完結のファクタリングを開始した会社として注目を集めており、多くの大手企業やベンチャーキャピタルから出資を受け、現在資本金は44億円を超える巨大企業です。
運営会社の安全性も非常に高いファクタリング会社ですので、安心できるファクタリング会社から即日資金調達したい方にOLTAはおすすめです。
ラボル
取り扱いサービス | 2社間 |
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契約方式 | オンライン |
手数料 | 10% |
入金スピード | 最短60分 |
買取限度額 | 1万円〜上限なし |
公式サイトURL | https://labol.co.jp/ |
ラボルは対応力に最も優れたファクタリング会社です。
即日対応なのはもちろん、最短60分入金に24時間365日対応しています。主要ファクタリング会社の中でも24時間365日入金対応している業者はラボルだけですので、最も対応力に優れたファクタリング会社だといえます。
土日祝日でも早朝でも深夜でも資金調達できるので、まさに緊急で資金が必要になった際の貴重な資金調達先として頭に入れておいて損はないでしょう。
1万円からの買取に対応しているため、個人事業主やフリーランスにも積極的に資金を提供しています。
手数料も10%固定と分かりやすくリーズナブルです。
運営会社の株式会社ラボルは東証プライム市場上場の株式会社セレスの100%子会社です。運営会社の安全性も高い優良なファクタリング会社ですので、緊急で資金が必要になったときには相談してみましょう。
ペイトナーファクタリング
取り扱いサービス | 2社間 |
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契約方式 | オンライン |
手数料 | 10% |
入金スピード | 最短10分 |
買取限度額 | 〜100万円 (初回25万円迄から徐々に拡大) |
公式サイトURL | https://paytner.co.jp/factoring |
入金スピードを求めるのであればペイトナーファクタリングがおすすめです。
ペイトナーファクタリングはあらかじめアカウントを作成しておけば、請求書のアップロードから最短10分で審査に通過でき、そのまま登録した口座へ振り込みを受けられます。
申込から最短10分入金は大手消費者金融よりも速いため、「すぐに数万円を用意しなければならない」という緊急時に重宝するファクタリング会社です。
個人事業主宛ての請求書の買取を実施している数少ないファクタリング会社ですので、個人事業主相手にビジネスをされている方にも重宝します。
買取額の上限は100万円(初回は25万円)と低めですので、個人事業主やフリーランスの方が数万円程度の少額を急いで調達したい場合に活用しましょう。
PAYTODAY
取り扱いサービス | 2社間 |
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契約方式 | オンライン |
手数料 | 1%〜9.5% |
入金スピード | 最短30分 |
買取限度額 | 10万円〜上限なし |
公式サイトURL | https://paytoday.jp/ |
PAYTODAはAIファクタリングの名称で、オンライン完結型のファクタリングを取り扱っている業者です。
審査が完全にシステム化されており、申込から審査完了までは最短15分、申込から入金までは最短30分という非常に速い速度で資金調達できます。
店舗を持たない効率的な経営をおこなっているため、手数料の上限も9.5%と業界最低レベルの水準でファクタリングを利用できます。
ネットの口コミでも「審査に通過できた」というものが多いため、審査はそれほど厳しくないようです。
サービス開始から1年半で累計買取額は50億円を突破し、現在は100億円を超えています。多くの人が利用しているファクタリングサービスですので、初めてファクタリングを利用する方も安心して利用できるでしょう。
ビートレーディング
取り扱いサービス | 2社間 3社間 |
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契約方式 | 対面・オンライン |
手数料 | 2社間:4%~12% 3社間:2%~9% |
入金スピード | 最短2時間 |
買取限度額 | 下限上限なし |
公式サイトURL | https://betrading.jp/ |
ビートレーディングは独立系の店舗型ファクタリング会社として最も有名な会社で、たびたびメディアにも登場しています。
累計取引社数は5.8万社、買取実績は1,300億円を突破しています。
非常に多くの人が利用してる有名な会社ですので安心して利用できるでしょう。
店舗型のファクタリング会社ですので「審査が厳しい」というイメージを持たれがちですが、審査は柔軟で赤字・債務超過・税金滞納の企業に対しても積極的に資金提供をおこなっています。
店舗型のファクタリング会社ですので、面談を基本としていますが、最近はオンライン契約にも力を入れており、最短2時間で資金調達が可能です。
顧客情報はSalesforceで管理し、顧客との契約は弁護士ドットコム監修のクラウドサインでおこなうため、個人情報管理にも力を入れています。
審査が甘く、入金スピードが速い信頼できるファクタリング会社を探している方にはビートレーディングはおすすめです。
フリーナンス
取り扱いサービス | 2社間 |
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契約方式 | オンライン |
手数料 | 2%〜10% |
入金スピード | 最短即日 |
買取限度額 | 〜1,000万円 |
公式サイトURL | https://freenance.net/ |
フリーナンスはGMOグループのGMOクリエイターズネットワークが提供する個人事業主・フリーランス向けのサービスです。
個人事業主やフリーランスなどの小規模事業者の業務が円滑になるようにさまざまなサービスを実施しており、その中の1つに2社間ファクタリングサービスである「即日払い」があります。
即日払いの特徴は「利用回数を重ねるたびに手数料が下がっていく」という点です。
上限10%と比較的低い手数料ですが、2回目3回目と利用し、利用回数を重ねるたびに手数料が下がります。
請求書のアップロードから最短30分で審査回答があり、そのまま即日入金を受けられるので、急いで資金が必要な方にもおすすめです。
また、フリーナンスはファクタリングだけでなく、次のようなさまざなサービスを提供しています。
即日払い | 2社間ファクタリング |
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あんしん補償 | 業務上生じた賠償責任を補償 |
フリーナンス口座 | 個人名ではなく屋号やペンネームで口座作成できる |
バーチャルオフィス | 月額780円で銀座と福岡のバーチャルオフィスを利用可能 |
アカウントを作成するだけで、無料で業務上生じた賠償責任を補償する保険に加入できたり、屋号やペンネームでの口座を保有できたりするため、ファクタリングを利用しない方にとってもメリットがあります。
すぐにお金が必要ないという方も、アカウント作成だけおこなっておいて損はないでしょう。
日本中小企業金融サポート機構
取り扱いサービス | 2社間・3社間 |
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契約方式 | 対面・オンライン |
手数料 | 1.5%〜10% |
入金スピード | 最短3時間 |
買取限度額 | 下限・上限なし |
公式サイトURL | https://chushokigyo-support.or.jp/scomplete/ |
日本中小企業金融サポート機構は法人形態が一般社団法人という非常に珍しいファクタリング会社です。
一般社団法人は非営利団体ですので、日本中小企業金融サポート機構は手数料が低いという大きな特徴があります。
また、日本中小企業金融サポート機構は国が中小企業支援の専門家として認めている認定経営革新等支援機関として登録されています。中小企業の支援を専門的な見地から行うプロフェッショナルですので、審査の際には財務コンサルティングや資金繰り改善など、さまざまなアドバイスを受けられます。
他社では審査できない専門的な角度から企業の状態を判断してもらえるため、他社の審査に落ちた人でも審査に通過できることもあるようです。
以前は対面か郵送での契約しかできませんでしたが、日本中小企業金融サポート機構onlineというサービスを開始し、オンライン完結のファクタリングも実施しています。
オンライン契約であれば最短3時間で資金調達できるため、急いで資金が必要な方も活用できるでしょう。
トップマネジメント
取り扱いサービス | 2社間・3社間・注文書 |
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契約方式 | 対面・オンライン |
手数料 | 2社間ファクタリング:3.5%~12.5% 3社間ファクタリング:0.5%〜3.5% 注文書ファクタリング:3.5%~12.5% ゼロファク:3.5%~12.5% 電ふぁく:1.8%~8.0% |
入金スピード | 最短即日 |
買取限度額 | 下限上限なし |
公式サイトURL | https://top-management.co.jp/ |
トップマネジメントはファクタリングの専門会社として、非常に高い専門性と実績と信頼を誇る会社です。
創業15年、累計取引社数5.5万社、東京商工会議所会員と、実績と地域からの信頼も厚い会社です。
取り扱っているファクタリングの種類が豊富で以下のようなさまざまなファクタリングを提供しています。
ファクタリング | 内容 |
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請求書ファクタリング | 請求書を買い取る通常のファクタリング |
注文書ファクタリング | 受注時に顧客から受け取った注文書を買い取るサービス |
ゼロファク | 補助金申請とファクタリング同時に実施 |
電ふぁく | 入金口座をトップマネジメントが管理する口座に指定する2.5社間ファクタリング |
ペイブリッジ | 広告・IT業界専門のファクタリングサービス |
この中でも低い手数料で利用したい方におすすめなのが「電ふぁく」です。
電ふぁくは売掛先企業から入金口座を利用者名義でトップマネジメントが管理できる口座に指定することで、2社間ファクタリングでありながら資金はトップマネジメントが管理できる2.5社間ファクタリングです。
2社間ファクタリングに内在している「代金をファクタリング会社へ支払わずに利用者が流用する」というリスクを排除できるため、手数料の上限8%という非常に低いコストで利用できます。
このほかにも補助金申請の許可がおりた際に受け取る補助決定通知を売掛債権としてつなぎ資金を提供する「ゼロファク」など、ユニークなファクタリングが多数用意されています。
売掛債権を活用した資金調達を希望する方は、専門性が非常に高く信頼できるトップマネジメントへ相談するとよいでしょう。
アクセルファクター
取り扱いサービス | 2社間・3社間 |
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契約方式 | 対面・オンライン |
手数料 | ~100万円:10%~ 101~500万円:5%~ 501~1000万円:2%~ 1001万円以上:別途相談 |
入金スピード | 最短即日 |
買取限度額 | 下限上限なし |
公式サイトURL | https://accelfacter.co.jp/ |
アクセルファクターは店舗型のファクタリング会社でありながら、多くの人が即日で資金調達に成功しているファクタリング会社です。
ホームページには「利用者の半数が即日入金に成功」という旨が明記されています。アクセルファクターではオンライン契約も実施しているため、アクセルファクターのオフィスを訪問できない方もオンラインで最短即日資金調達が可能です。
また、アクセルファクターも認定経営革新等支援機関として国が認定されています。
中小企業支援の専門家ですので、ファクタリングだけでなく、資金繰り改善や財務改善など、企業が抱える本質的な課題解決のためのアドバイスも受けられるでしょう。
口コミも良好な企業で、実際に多くの人が審査に通過できます。審査が甘い即日対応のファクタリング会社を探している方におすすめです。
みんなのファクタリング
取り扱いサービス | 2社間 |
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契約方式 | オンライン |
手数料 | 表記なし |
入金スピード | 最短60分 |
買取限度額 | 下限上限なし |
公式サイトURL | https://minnanofactoring.net/ |
みんなのファクタリングは土日祝日も即日入金に対応していることで知られているファクタリング会社です。
最短60分で土日も祝日も資金調達できるため、土日祝日に営業していることが多い飲食業やサービス業の方におすすめです。
完全オンライン完結ですので、都市部の方はもちろん、地方に所在する事業者の方も最短60分で資金調達できます。
手数料の上限が明記されていませんが、リスクの低い売掛債権は低い手数料で、リスクの高い売掛債権は高い手数料で買い取っています。
そのため、幅広いリスクをカバーしており、他社で断られた方も審査に通過できる可能性があるでしょう。
土日祝日に資金調達できる審査が甘いファクタリング会社を探している方に「みんなのファクタリング」はおすすめです。
ウィット
取り扱いサービス | 2社間 |
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契約方式 | オンライン |
手数料 | 表記なし |
入金スピード | 最短2時間 |
買取限度額 | 20万円〜500万円 |
公式サイトURL | https://witservice.co.jp/ |
ウィットはオンライン完結型で審査が比較的ゆるいサービスとして知られています。
ウィットも手数料の上限はないため、リスクの高い方は高い手数料を設定することで審査に通過できる場合があります。
また、ウィットは建設業専門のサービスである「けんせつくん」を運営しています。建設業は工期が長く売掛債権のサイトも長いため、数ある業種の中でも最もファクタリング審査に不利な属性の1つです。
ウィットは建設業専門のサービスを実施していることから、リスクの高い業者に対しても積極的に買い取りをおこなっていることがわかります。
買取額が20万円〜500万円と「少額専門」のファクタリング会社ですので、事業規模が小さく不安定な個人事業主やフリーランスなどの小規模事業でも安心して利用できます。
オンライン完結で最短2時間で資金調達できるため、審査に自信がなく、急ぎで資金が必要な方は利用を検討してください。
QuQuMo
取り扱いサービス | 2社間 |
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契約方式 | オンライン |
手数料 | 1%〜 |
入金スピード | 最短2時間 |
買取限度額 | 下限上限なし |
公式サイトURL | https://ququmo.com/ |
QuQuMoはオンライン完結型のファクタリング会社として利用者からの口コミや評判が非常に良好な会社です。
申込から最短2時間で資金調達でき、実際にネット上には「必要なタイミングで資金調達できた」という口コミが多くなっています。
オンライン完結型のファクタリング会社として最も知名度の高い会社の1つですので、安心して利用できるファクタリング会社からオンライン完結で資金調達したい方におすすめです。
手数料は1%〜と上限がないため、リスクの高い売掛債権には高めの手数料が設定されて審査通過ができます。
そのため、審査が甘い業者と言われることが多くなっています。
契約手続きは弁護士ドットコムが監修するクラウドサインでおこなうため、個人情報漏洩などの心配はありません。
リスクの低い売掛債権には低めの手数料で対応してくれますので、どのような人でも安心して利用できる優良なファクタリング業者です。
買速
取り扱いサービス | 2社間・3社間 |
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契約方式 | 対面・オンライン |
手数料 | 2%〜10% |
入金スピード | 最短30分 |
買取限度額 | 10万円~5,000万円 |
公式サイトURL | https://kai-soku.jp/ |
買速は上限10%という非常に低い手数料でありながら、審査通過率80%以上を誇っています。
手数料が低く、審査が甘いファクタリング会社を探している方に、買速はかなりおすすめのファクタリング会社です。
そして、申込から入金まで、全てがオンラインで完結するため、入金までは最短30分です。
即日対応であることはもちろん、最短30分入金は業界最速水準です。
ホームページには乗り換えシュミレーターも搭載されているため、現在他社でファクタリングを利用しており「手数料が高い」と感じている方におすすめです。
法人専用、個人事業主専用と、それぞれの専用ファクタリング商品を用意しているため、どのような事業規模の方も利用できる、安くて速くて安心なファクタリング会社だといえます。
バイオン
取り扱いサービス | 2社間 |
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契約方式 | オンライン |
手数料 | 10% |
入金スピード | 最短60分 |
買取限度額 | 5万円〜 |
公式サイトURL | https://ai-factoring.jp/ |
バイオンもAIファクタリングという名称で、完全オンライン完結型のファクタリングを提供している業者です。
申込から入金まで全てが完全非対面で最短60分で入金を受けられます。
手数料は10%固定ですので、法外な手数料を要求されるような心配はありません。
5万円〜の買取に対応しているため、売上規模の小さな個人事業主やフリーランスの方も利用できます。
ファクタリング会社の中では、最もホームージの情報が充実している会社の1つで、ファクタリングの基礎知識のほか、Q&Aもかなり充実しています。
ファクタリング初心者の方でも安心して利用できるファクタリング会社です。
ファクタリングの審査基準
ファクタリングでは審査は必ず行われます。
そして審査では主に以下のポイントを重点的に確認しています。
- 売掛先企業の信用
- 売掛債権のサイト
- 売掛先企業との取引歴
- 売掛債権の金額
- 利用者の業況
ファクタリングの審査では主に「売掛債権が期日通りに支払われるかどうか」という点が確認されます。
そのため、優良な売掛債権を売却すれば、赤字や債務超過で銀行融資の審査に通過できない人でも審査に通過できる可能性があります。
ファクタリングの審査における5つの重要ポイントについて詳しく解説していきます。
売掛先企業の信用
ファクタリング審査で最も重要になるのが売掛先企業の信用です。
売掛先企業が「期日通りに代金を支払う」と判断されれば、ファクタリング審査に通過できる可能性は非常に高くなります。
そのため売掛先企業の規模が大きく業況が良好であれば審査に通過できる可能性は高いでしょう。また、資金ショートや倒産のリスクがほとんどない、官公庁に対する売掛債権は期日どおりに代金が支払われる可能性が非常に高いため、高い確率で審査に通過できます。
さらに、過去にも同じファクタリング会社へ売却した売掛債権と同じ売掛先企業は「今回も期日を守るだろう」と判断できるため審査通過の可能性が高くなります。
このように、ファクタリング会社にとって「期日通りに支払い問題ない企業かどうか」という点がファクタリング審査では非常に良好です。
スムーズに審査に通過したいのであれば、最も信用度が高いと思われる売掛債権を売却してください。
売掛債権のサイト
売掛債権のサイトもファクタリング審査では非常に重要になります。
サイトとは、入金期日になるまでの期間のことです。
サイトが長ければ、期日になるまでに売掛先企業の経営状況が悪化して売掛債権が支払われない可能性が高くなります。そもそもそれほど長いサイトを設定している時点で資金繰りが良好な企業だとは判断されません。
反対にサイトが短い場合には「期日になるまでに経営悪化することはなく、期日通りに入金される」と判断できます。
期日の異なる売掛債権を保有しているのであれば、最も直近に期日が到来する売掛債権を売却しましょう。
売掛先企業との取引歴
売掛先企業との取引歴も重要です。
これまで取引歴が長く、入金期日に遅れたことがない売掛先企業に対する売掛債権であれば「今回も期日通りに入金される可能性が高い」と判断されて審査に通過できる可能性が高いでしょう。
一方、これまであまり取引がない企業や、初めて取引する企業に対する売掛債権については、ファクタリング会社が期日通りに入金する売掛先企業なのかどうかの判断ができません。
長い間、毎月のように取引があり、これまで入金に遅れたことがない取引先に対する売掛債権を売却することで、スムーズに審査に通過できるでしょう。
売掛債権の金額
売掛債権の金額がファクタリング利用者にとって自然な金額かどうかも非常に重要なポイントです。
具体的には月商を超えるような金額の売掛債権を売却しても審査には不利になると理解しておきましょう。
例えば、月商1,000万円の企業が3,000万円の売掛債権をファクタリングしようとした場合「金額的に不自然」と判断される可能性が非常に高いでしょう。
一般的に考えて平均月商の3倍もの売掛債権は自然とはいえないため「売掛債権の偽造」などと疑われてしまう可能性が高いといえます。
ファクタリングの審査において、金額的に自然と判断されるのは月商程度の金額です。
金額的にあまりにも大きなものは、売掛債権の偽造を疑われてしまうため、会社の売上規模から見て自然な金額の売掛債権を売却するようにしてください。
利用者の業況
2社間ファクタリングの審査では利用者の業況も確認されます。
銀行融資の審査ほどではないにせよ、利用者の業況についても確認が行われ、あまりにも業況が悪い場合には審査に通過できません。
2社間ファクタリングには以下のリスクがあるためです。
- 偽造の請求書でファクタリングに申し込む
- 他社へ譲渡した債権を他のファクタリング会社へ二重譲渡する
- 売掛先から回収した代金をファクタリング会社へ支払わない
銀行融資ほど厳しくはないものの、あまりにも業況が悪い企業については、ファクタリング会社のリスクが高いため、審査に通過できないことがあります。
なお、あらかじめ売掛先企業の同意を得て取り扱う、3社間ファクタリングであれば上記のリスクがほとんどないため、2社間ファクタリングの審査に落ちても審査に通過できる可能性があります。
自社の業況が悪く2社間ファクタリングの審査に通過できないときは、3社間ファクタリングへの申込を検討してください。
ファクタリングで即日入金を受ける際のポイント
ファクタリングで即日入金を受けたいのであれば、以下の5つのポイントを押さえて業者選びや申し込みをおこなってください。
- 2社間ファクタリングを選択する
- 優良な売掛債権を売却する
- オンライン完結型のファクタリングを選択する
- 必要書類の少ないファクタリングを選択する
- 必要最小限の金額で申し込む
少し注意するだけで審査にスムーズに通過でき、即日資金調達できる可能性は高まるでしょう。
ファクタリングで即日資金調達するための5つのポイントについて詳しく解説していきます。
2社間ファクタリングを選択する
ファクタリングを選択する際には、必ず2社間ファクタリングを選択するようにしてください。
ファクタリングには2社間ファクタリングと3社間ファクタリングがあります。
3社間ファクタリングはあらかじめ売掛先企業の同意を得て契約するファクタリングです。売掛先企業の同意を得るために時間がかかるので、3社間ファクタリングで入金を受けるまでには1週間程度の時間がかかります。
一方、2社間ファクタリングでは売掛先企業には秘密にして、利用者とファクタリング会社の2者だけで契約します。
審査通過後すぐに契約できるため、契約手続きには全く時間がかかりません。
そのため、多くの2社間ファクタリングが即日入金に対応しています。即日対応してほしいのであれば2社間ファクタリングを選ぶようにしてください。
優良な売掛債権を売却する
複数の売掛債権が手元にあるのであれば、できる限り優良な売掛債権を売却することでスムーズに審査に通過できます。
リスクの低い売掛債権であればあるほど審査に時間がかからず、リスクの高い売掛債権の審査には時間がのかかる傾向があります。
優良な売掛債権の方が手数料も低くなる傾向があるため、手持ちの売掛債権の中で、最も優良で安全性の高い企業に対して発行した売掛債権でファクタリングへ申し込むようにしてください。
オンライン完結型のファクタリングを選択する
即日入金を受けたいのであればオンライン対応型のファクタリングを利用した方が無難です。
オンライン対応のファクタリング会社は審査スピードが速く書類の提出もオンライン上で完結できるためスムーズです。
また、契約手続きもクラウドサインなどのオンライン契約システムを使用するため、書類のやり取りもありません。
そして何よりも、当日中にファクタリング会社のオフィスへ訪問する必要がないため、地方に所在する企業も即日で契約手続きを完結でき、当日中の入金を受けられます。
特に地方の事業者様はオンライン完結型のファクタリング会社を選択しなければ即日入金は難しいと理解しておきましょう。
必要書類の少ないファクタリングを選択する
できる限り必要書類の少ないファクタリング会社を選択しておいた方が無難です。
必要書類の少ないファクタリングを選択することによって以下の2つのメリットがあります。
- 書類を用意する時間がかからない
- 審査に時間がかからない
必要書類が少なければ、わざわざ公的機関へ行って必要書類を集める手間がかからないため、スムーズに申込手続きを完結できます。
また、ファクタリング会社へ提出する書類が少ないということは、ファクタリング会社が審査で確認する項目が少ないということですので、審査そのものがスピーディーに完結する可能性があります。
スムーズに審査に通過するため、できる限り必要書類の少ないファクタリング会社を選択しましょう。
必要最小限の金額で申し込む
必要最小限の金額でファクタリングへ申し込むようにしましょう。
金額が大きくなればなるほどファクタリング会社のリスクも大きくなるため、必然的に審査は厳しくなります
一方、金額が小さければファクタリング会社のリスクは低いため、審査はスムーズに完了する傾向があります。
金額が少なければ、手数料も低くなる可能性が高く、低コストで資金調達できるため、ファクタリングを利用する金額は必要最小限としてください。
審査の甘い即日対応のファクタリングの注意点
審査が甘い即日対応のファクタリングを利用する際には以下の4つの点には十分注意してください。
- 実質的な貸付を利用しない
- 給料ファクタリングは利用しない
- 相場を超える手数料を設定する業者は利用しない
- 審査なしのファクタリングは存在しない
どこの審査にも通過できずにお金に困っている人を狙った悪徳業者は多数存在するため、業者選びには十分注意しなければなりません。
審査の甘い即日対応のファクタリングの4つの注意点について詳しく解説していきます。
実質的な貸付を利用しない
ファクタリングと称して、実質的な貸付をおこなっている違法業者が存在します。
このような業者は闇金ですので絶対に利用してはなりません。
実質的な貸付とは「償還請求権あり」のファクタリングです。償還請求権とは売掛債権が回収不能になったときにその代金の補償をファクタリング利用者へ求めるもので、ファクタリング会社は損失を負いません。
しかし、ファクタリングの手数料が融資の金利よりも大幅に高い理由は、ファクタリング会社が万が一の場合に回収リスクを負うためです。
つまり「償還請求権なし」で実施されることそのものがファクタリングの定義だといえます。
「償還請求権あり」で高額な手数料を設定している業者は、違法な金利で融資を行う違法業者だと判断できます。
闇金からお金を借りることと同じですので、絶対に「償還請求権あり」のファクタリングは利用しないようにしてください。
給料ファクタリングは利用しない
給料ファクタリングは絶対に利用しないでください。
給料ファクタリングとは、金額が確定し、給料日前で会社からまだ支給されていない給料を「会社に対する給料債権」と見做して買い取り、給料日前に早期資金化する方法です。
しかし給料には直接払いの原則があり、本人以外には支給できません。つまり、そもそも売却不可能な債権です。
そのため、給料ファクタリングは実質的な貸付であると判断されています。
「給与ファクタリング」などと称して、業として、個人(労働者)が使用者に対して有する賃金債権を買い取って金銭を交付し、当該個人を通じて当該債権に係る資金の回収を行うことは、貸金業に該当します。
貸金業登録を受けていないヤミ金融業者により、年率換算すると数百~千数百%になる手数料を支払わされたり、大声での恫喝や勤務先への連絡といった私生活の平穏を害するような悪質な取立ての被害を受けたりする危険性があります。
また、高額な手数料を支払ってしまうと、本来受け取る賃金よりも少ない金額の金銭しか受け取れなくなるため、経済的生活がかえって悪化し、生活が破綻するおそれがあります。
ヤミ金融業者を絶対に利用しないでください。
引用:金融庁|ファクタリング利用に関する注意喚起
金融庁も「給料ファクタリングは闇金」と明言しています。
絶対に利用しないでください。
相場を超える手数料を設定する業者は利用しない
ファクタリングの手数料は法律によって上限が設けられているわけではありません。そのため業者によって手数料は異なりますが、以下の相場を超える手数料を設定する業者は悪徳業者の可能性があります。
- 2社間ファクタリング:5%〜20%程度
- 3社間ファクタリング:1%〜5%程度
オンライン完結型のファクタリング会社であれば、手数料10%前後というファクタリング会社も珍しくありません。
ファクタリングの契約前に、まずファクタリング会社が提示している手数料が相場の範囲内か確認し、相場を逸脱する手数料を要求する業者とは取引しないようにしてください。
審査なしのファクタリングは存在しない
急いでお金が必要な方や、審査に自信のない方は「審査なし」「審査通過率100%」などの必ず審査に通過できる趣旨の文言に誘引されてしまう傾向があります。
しかし、ファクタリングにおいて審査なしはあり得ません。
ファクタリングは償還請求権なしで実施される以上、審査なしでファクタリングしてしまったら、ファクタリング会社が大きな損失を負ってしまうことがあるためです。
まともなファクタリング会社なら審査は必ず行われます。
「審査なし」などと広告する業者は、お金に困った人に対して無理やりお金を貸し付けようと画策する闇金の可能性が高いため、絶対に取引しないでください。
審査なしの即日対応のファクタリングについてよくある質問
審査の甘い即日対応のファクタリングについてよくある質問をご紹介していきます。
- 通帳なしでファクタリングは利用できますか?
- ファクタリングの審査通過率はどの程度でしょうか?
- 審査落ちの原因は教えてもらえるのでしょうか?
- 他社でファクタリングを利用したら他のファクタリング会社にバレますか?
- フリーランスでもファクタリングは利用できますか?
通帳なしでファクタリングは利用できますか?
基本的に通帳なしでファクタリングを利用することはできません。
通帳から過去の支払状況などを確認しているため、ほとんどのファクタリング会社では通帳の提出が必要です。
しかし、前回と同じ売掛先への売掛債権を売却する場合には、わざわざ前回と同じ確認をする必要性がないので、通帳なしで利用できることもあるようです。
ファクタリングの審査通過率はどの程度でしょうか?
ファクタリングの審査通過率は各社異なります。そのため、一概に何%ということはできません。
しかし、ほとんどの会社で80%〜90%以上などと公表されているため、審査通過率は非常に高いと言えます。
銀行系カードローンの審査通過率が20%〜30%程度、消費者金融カードローンの審査通過率が40%〜50%ですので、ファクタリングの審査通過率はローンよりもかなり高いと言えるでしょう。
審査落ちの原因は教えてもらえるのでしょうか?
基本的には教えてもらうことはできません。
審査基準はファクタリング会社にとってトップシークレットですので、審査落ちの原因を教えてしまったら、審査基準を顧客に教えてしまうことになるためです。
「総合的な理由により審査に通過できなかった」と言われるだけでしょう。
ただし、何回か利用し、人間関係が構築されている担当者からはこそっと審査落ちの原因を教えてもらえる場合があります。
他社でファクタリングを利用したら他のファクタリング会社にバレますか?
ファクタリングの利用がバレることはありません。
ファクタリングを利用しても決算書や確定申告書に記録されることはないですし、個人信用情報にも記録されないため、ファクタリング会社は審査で知る方法がないためです。
ただし、利用したファクタリング会社が債権譲渡登記を行った場合には、自社の登記を調べれば、売掛債権を譲渡した登記が出てくるため、他のファクタリング会社や金融機関に知られてしまう可能性はあります。
債権譲渡登記なしのファクタリングを利用した場合は、ファクタリングの利用を知られる心配はありません。
フリーランスでもファクタリングは利用できますか?
フリーランスでもファクタリングは利用できます。
フリーランスは税務上は個人事業主になるため、個人事業主への取り扱いをおこなっているファクタリング会社であれば、フリーランスの方もファクタリングを利用できるでしょう。
まとめ
審査が甘く即日対応のファクタリング会社は、オンライン完結型の2社間ファクタリングがおすすめです。
売掛債権の信用にさえ問題なければ、銀行や日本政策金融公庫の融資審査に通過できない方も、審査に通過して、即日資金調達できる可能性があります。
ただし、「お金に困っている」「すぐにお金が必要」などの事情を抱えている方を狙った悪質な業者が多いため、業者選びには注意する必要があります。
「償還請求権がないこと」「手数料が相場の範囲内であること」この2点を確認し、安全安心に取引できるファクタタリング会社へ申し込むようにしてください。