事業資金の調達方法
先払いサービスとは?個人事業主におすすめの資金調達・資金繰り法
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ファクタリング【即日スビード資金調達】

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「取引先からもう少し早く売上が入金されれば、お金に困らないのに……」といったお悩みを抱える個人事業主・フリーランスの方は少なくありません。

売上の入金は、仕事を終えてから1~2ヶ月先になることがほとんどで、業種によっては3ヶ月先、6ヶ月先という場合もあります。入金が遅いと事業の運転や資金繰りが苦しくなるだけでなく、資金不足で新たなビジネスチャンスも逃してしまいます。

そこで、個人事業主やフリーランスの方に活用をおすすめするサービスが、「借りない」資金調達方法のひとつである「先払いサービス」です。

本稿では「請求書の先払い」について、その特徴や利用にあたっての注意点、おすすめの請求書先払いサービスを解説します。

BtoBにおける「先払い」とは

BtoB(企業から企業へ)では、先に商品やサービスを納入、後から代金を受け取る「掛取引」が一般的です。掛取引では、納入企業が取引先(支払企業)から注文を受け、指定の商品やサービスを納入して請求書を発行、取引先は請求書に記載の期日までに代金を支払います。

先払いは掛取引の逆で、先に代金を受け取ってから商品やサービスを納入します。

納入企業側は仕事を受注すると同時に代金を受け取ることで、商品やサービスの納入までにかかる材料費や人件費といった運転資金を円滑に調達できます。

ただし、BtoBにおいて代金先払いで契約が結ばれることは非常にまれです。

請求書先払いとは

請求書先払いとは、おもに個人事業主やフリーランスの入金期日が先の請求書を即日現金化できるサービスのことです。「請求書早払い」や「請求書即日払い」とも呼ばれます。

入金前の請求書(売掛債権)を最短即日で現金化できる「ファクタリング」は、おもに法人の資金調達を支援するサービスとして認知されており、個人も利用できる場合があります。

四ツ柳
売掛債権とは、商品やサービスの代金を取引先に請求できる権利のことです。

請求書先払いはファクタリングよりもさらに、個人事業主やフリーランスの資金調達に特化したサービスです。

個人事業主やフリーランスは、企業と違って取引先が1~2件というケースも少なくありません。その取引先が売上の大半を占めていて、なおかつ商品・サービスの納入から代金振込までの期間(支払サイト)が長い場合、精神的な負担や機会損失が発生します。

そこで、取引先に発行した請求書を先払いサービスで即日現金化すれば、入金期日を待つことなく、当面の運転資金や生計費を確保できるのです。

請求書先払いの仕組み

①取引先に請求書を発行する
②請求書先払いサービスを利用する
③取引先から代金が入金される
④代金を先払いサービスに振込

【①】請求書先払いサービスを利用するにあたっては、取引先やクライアント(売掛先といいます)から未入金の代金があることを示す請求書が必要となります。請求書なしでは先払いサービスを利用することができません。

【②】請求書先払いサービスに申し込んで書類提出を済ませると、1時間ほどで見積もりが提出されます。売掛先には請求書先払いサービスの利用を知られることが一切ありません。買取額と手数料に納得が行けば、本審査へと進みます。審査の結果によっては請求書先払いを断られる可能性もあるので注意しましょう。

【③】審査に無事通過すると、最短即日~3日以内に請求書先払いサービスから現金が振り込まれます。

【④】請求書先払いサービスを利用後、通常どおり売掛先から代金が入金されたら、すぐに先払いサービスに代金を振り込みます。すでに先払いサービスで現金化した代金は、運転資金や税金の支払いなど他の用途には使えません。

請求書先払いの手数料の相場

請求書先払いの手数料の相場は、請求書の額面に対し2%~10%です。従来のファクタリングに比べると、かなりリーズナブルな手数料という印象を受けるのではないでしょうか?

請求書先払いはAI審査の導入やオンライン完結型の手続きなど徹底したコストカットにより、従来の2社間ファクタリングよりも手数料が低めに設定されています。

さらに、先払いサービスによっては継続利用で手数料が低くなっていくところもあります。

手数料は手元に残せる現金にかかわるため、請求書先払いサービス利用前は必ず見積もりを確認するようにしましょう。

請求書先払いの特徴

請求書先払いには以下のようなメリットがあります。

最短即日で資金調達ができる

請求書先払いサービスの多くは、24時間以内に先払いの現金が振り込まれます。

事務所やオフィスにいながら、スマホやパソコンからの申し込みできます。すべての手続きがオンラインで完結、書類提出はpdfなどの画像データで送信するため、郵送の手間もかかりません。

請求書先払いサービスは、「明日までにまとまった現金が必要」といった緊急性の高い資金ニーズに最適です。

第三者に知られずに利用できる

請求書先払いサービスを利用していることは、取引先やクライアント、金融機関等に知られることが一切ありません。「取引先にお金に困っていることが知られると、今後の取引に支障をきたしてしまう……」といった不安を解消できます。

借入状況や信用状況にかかわらず利用できる

請求書先払いサービスはビジネスローンやキャッシングなど融資契約と異なり、現在の借入状況や信用状況に左右されません。たとえ債務超過や信用ブラックであっても、法人あての請求書があれば利用できます。

売掛先が倒産しても立て替えが不要

請求書先払いサービス利用後、万が一、取引先やクライアントが倒産して支払不能になっても、利用者に受け取った資金を返済する義務はありません。このような償還請求権のない契約をノンリコース契約といいます。

オフバランス化で純資産利益率(ROA)の向上が図れる

請求書=売掛債権は貸借対照表(バランスシート)上の資産に該当します。

請求書先払いサービスで現金化すると、バランスシート上から資産がオフされる状態となります。これを「オフバランス化」といい、総資産額は減っても利益は変わらないため、純資産利益率(ROA)が向上します。

金融機関では純資産利益率の高い事業者、つまり、より少ない資産で多くの利益を出している事業者を「優れた経営をしている」と判断するため、融資の審査などで有利に働きます。

請求書先払いの注意点

入金期日を待たずに請求書を現金化できるため、請求書先払いはまとまった資金が必要なときに活用したいサービスです。しかし、請求書に記載の代金の満額が受け取れるわけではありません。

請求書先払いの利用時には、請求書の額面に対し2%~10%の手数料が発生します。この手数料が高ければ高いほど、手元に残せる現金が少なくなってしまいます。

たとえば、先払いサービスで100万円の請求書を手数料10%で現金化した場合、先払いされる現金は90万円です。入金日まで待てば受け取れたはずの100万円よりも10万円少ない90万円で、事業の運転資金や生計費を工面しなければなりません。

したがって、早期に資金調達ができるからといって無計画に請求書先払いを続ければ、いずれ資金不足に陥ってしまいます。あくまでも緊急時のつなぎ資金として、また売上げアップの機会損失を回避するための資金調達して利用すべきなのです。

経営状況や資金繰りの状況によっては、請求書先払いよりも短期借入・返済のビジネスローンやカードローンのほうがコストを抑えられる場合もあります。

資金ニーズが発生したときには、「いま自分にとってベストな資金調達方法はなにか」をしっかり検討しましょう。

個人事業主におすすめの請求書先払いサービス7社

個人事業主やフリーランスの資金調達に特化した請求書先払いサービスをご紹介します。

即日払い|FREENANCE(フリーナンス)

ファクタリング手数料 3%〜10%
入金スピード 最短即日
買取限度額 1万円~
URL https://freenance.net/

FREENANCE(フリーナンス)は、個人事業主・フリーランス向けにお金と保険のサービスを提供しています。

請求書の現金化サービス「即日払い」は、事前にフリーナンスに専用口座を開設、売掛先に発行する請求書の振込先にフリーナンスの専用口座を指定する必要があります。手数料は請求書額面の3%~10%で、フリーナンスの専用口座を利用すればするほど、手数料が低くなっていくシステムです。

さらに、フリーナンスにアカウント登録をすれば、即日払の他に仕事中の事故や納品物の欠陥を原因とする事故の補償サービス「あんしん補償」や、ケガや病気などの万が一に備える所得補償「あんしん補償プラス」が利用できます。

nugget(ナゲット)|株式会社セレス

ファクタリング手数料 10%
入金スピード 最短60分
買取限度額 1万円~
URL https://nugget.biz/

nugget(ナゲット)は東証一部上場企業の株式会社セレスが運営する請求書先払いサービスです。

会員登録、請求書提出(PDF形式など)、エビデンス提出(発注書や申込書)の簡単3ステップで申し込みが完了、審査に通過すれば最短60分で振込を確認できます。手数料はサービス利用料の10%のみで、初期費用や月額費用などはかかりません。

ナゲットは2020年7月からサービスを開始したばかりですが、東証一部上場企業の運営ということもあり、初めての方でも安心して利用できます。

先払い|yup(ヤップ)

ファクタリング手数料 10%
入金スピード 最短60分
買取限度額 10万円~
URL https://yup.jp/

yup(ヤップ)は個人事業主・フリーランス向けの報酬即日払いサービス「先払い」を提供しています。利用にあたっては、事前に会員登録が必要となります。

申し込みはPDFまたは画像データで請求書をアップデートするだけで、最短60分で審査結果がメールで送られてきます。入金も審査完了と同時に行われるため、申込みの当日中に現金の振り込みが確認できます。

手数料はサービス利用料の10%のみとわかりやすく、リーズナブルです。請求書のうち必要な分だけを先払いできるので、必要最低限だけ現金化するといった使い方もできます。

クラウドファクタリング|OLTA(オルタ)

ファクタリング手数料 2%~9%
入金スピード 24時間以内
買取限度額 制限なし
URL https://www.olta.co.jp/

OLTA(オルタ)はオンライン完結型で即日対応の請求書先払いサービス「クラウドファクタリング」を提供しています。

手数料は業界最安水準の2%~9%で、個人事業主やフリーランスも法人あての請求書があれば利用できます。また買取金額に上限も下限も設定されていないため、数万円の請求書でも申込みが可能です。

クラウドファクタリングを利用するにあたっては、事前にOLTAへの会員登録が必要です。登録は無料で、初期費用や月額費用もかかりません。

インボイスPay|スマートヘッジ株式会社

ファクタリング手数料 2.5%~8%
入金スピード 即日
買取限度額 500万円以下
URL https://invoice-pay.jp/

スマートヘッジ株式会社の「インボイスPay」は、売掛先の同意が不要な2社間取引でありながら、業界最安水準の手数料8%以下で取引できるサービスです。

見積もりは請求書の画像やpdfをアップロードするだけ、最短10分で買取金額が提示されます。審査前に現金化が可能な金額がわかるため、他社との比較検討も容易です。

さらに、集金方法については利用者が通常どおり取引先から回収して支払うか、インボイスPayが取引先から直接回収するかの2通りがあり、利用者の都合に合わせて選ぶことができます。どちらの集金方法を選んだとしても、買取額や手数料に影響しないことがメリットです。

請求書ファイナンス|フリーファイナンスラボ株式会社

ファクタリング手数料 2%~9%
入金スピード 最短1営業日以内
買取限度額 オファーによる
URL https://www.freee.co.jp/finance/invoice-finance/

請求書ファイナンスは、クラウド会計ソフトで知られるfreee株式会社の100%子会社freee finance lab 株式会社が提供する請求書先払いサービスです。freeeの会計ソフトに登録していることが、請求書ファイナンスの利用条件となります。

同サービスは、freeeの会計ソフトソフトに登録されている利用者の財務データ、売掛債権データをもとに、システム側が買取可能性の高い売掛債権(請求書)に対し、買取のオファーをするという仕組みです。

買取手数料は2%~9%とオンライン契約ならではの低コストで、最短で1営業日以内に振込が完了します。普段からfreeeのサービスを利用されている個人事業主・フリーランスの方におすすめです。

請求書先払い|MSFJ

ファクタリング手数料 3%~10%
入金スピード 最短60分
買取限度額 10万円~1000万円
URL https://msfj.co.jp/

MSFJは建設業者向けの2社間取引の実績が豊富なファクタリング会社で、2019年より個人事業主・フリーランス向けの請求書先払いサービスを提供しています。

かんたん申込みとスピード審査で、審査に通過すれば申込みから最短1時間で現金の振込を確認できます。審査通過率が90.1%と高い水準にあり、他社で断られた方でもMSFJなら審査に通過できる場合もあります。

またMSFJを継続して利用すると、手数料の割引などの特典も付いています。

請求書先払いに関するQ&A

請求書先払いに関して、よくある質問とその回答をQ&Aにまとめました。

Q.請求書先払いと銀行融資の違いはなんですか?
A.請求書先払いは銀行融資(借金)と異なり、請求書=売掛債権の譲渡(資産の売却)です。請求書を現金化しても負債が増えないため、信用状況に影響がありません。また、売掛先の信用力が重視されるため、上場企業であることや継続的な取引があれば、現金化できる可能性が高まります。
>>「融資との違い」について詳しく見る
Q.どのような請求書が先払いの対象になるのですか?
A.先払いできる請求書は、「法人または官公庁向けの請求書」で「入金日と金額が確定している(確定債権といいます)」ことが条件です。個人や個人事業主向けの請求書や、入金日が過去の請求書は先払いできません。
Q.利用にあたって面談などはありますか?
A.ありません。書類提出や契約手続きは、すべて非対面のオンラインで行います。ただし、審査状況によっては、電話やWeb会議ツールなどでインタビューが実施される場合もあります。
Q.申し込みにあたって必要な書類は何ですか?
A.基本的には「本人確認書類」「請求書」「銀行通帳(WEB明細)の直近3ヶ月分」の3点が必要で、場合によっては確定申告書の提出を求められる場合もあります。利用を検討している請求書先払いサービスのホームページなどで確認しましょう。
Q.万が一、請求書先払いサービスに弁済すべきお金を別の用途に使い込んでしまったらどうなりますか?
A.請求書先払いサービスにもよりますが、まずはサービスを利用した個人事業主・フリーランスに連絡が入り、資金回収の状況についてヒアリングされます。ヒアリングによって弁済不能となっている原因が売掛先にあることが判明した場合は、売掛先に連絡が行くようになっています。

「借りない」資金調達の請求書先払いを活用しよう

従来のファクタリングの利用者は法人がメインで、個人も利用できたものの、債権譲渡登記ができないという条件もあり、個人事業主やフリーランスにはなかなか普及が進みませんでした。

しかし、ここ2年ほどで法規制が緩和され、個人事業主やフリーランスに特化した請求書先払いサービスが次々と登場しています。

今回ご紹介した請求書先払いは、手数料や振込スピードなどが個人事業主やフリーランスの資金ニーズに対応しており、非常に使い勝手の良いサービスです。これまで資金調達と言えば金融機関からの借入に頼らざるを得なかった方も、「借りない」請求書先払いを活用されてみてはいかがでしょうか?

私どもベストファクターは、個人事業主やフリーランスの方の請求書現金化にも対応しています。

弊社の2社間ファクタリングは手数料2%~と業界最安水準で、オンライン契約による最短即日振込も可能です。資金繰りや資金調達にお悩みの方は、ぜひご相談ください。

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審査時の
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  • 入出金の通帳
  • (WEB通帳含む)
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  • 見積書
  • 決算書
  • 売掛先との取引内容履歴の確認事項
  • 売掛先との契約書類
  • 発注書、納品書、請求書など
  • 身分証明書
  • 登記簿贈本(履歴事項証明書)
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  • 売掛先との基本契約書
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