「ファクタリングってどんなサービスなの?」「借金にならないって本当?」といった疑問をお持ちではありませんか?
ファクタリングは、事業者様がお持ちの売掛債権を早払いする「借金でない」金融サービスです。
入金待ちの売掛債権をお持ちであれば、最短即日で資金化して運転資金や納税資金として使うことができます。
今回は新潟県の事業者の方を対象に、ファクタリングの賢い選び方や、おすすめのファクタリング会社を解説します。
売上の入金が遅くて困っている方や、金融機関からの借入が難しい方は、ぜひご参考になさってください。
新潟県のファクタリング事情
2017年4月~9月、新潟県の小規模事業者を対象として「小規模事業者の経営実態等に関するアンケート」では、資金繰りや資金調達に関する設問に以下の回答が寄せられています。
- 資金繰りは「問題なし」とする回答割合が35.2%を占めたが、「苦しい」と回答した割合も27.6%と全体の3割近い。
- 借入の多い金融機関については「地銀・第二地銀」「信金・信組」「政府系金融機関」の3つの回答が大きな割合を占める。
さらに、経営課題として「売上不振」「販売価格の低下」との回答が高い割合を占めています。
2021年現在、新型コロナのただなかにある新潟県の小規模事業者の業況は、いっそう厳しさを増していることが考えられます。
売上不振や仕入れ価格の高騰などが原因で、金融機関から思うように借り入れができない小規模事業者も増えていることでしょう。
そこで、金融機関からの借入が難しい小規模事業者の方は、売掛債権を早期に資金化できるファクタリングを検討してみてはいかがでしょうか?
ファクタリングは入金前の売掛債権をファクタリング会社が買い取り、所定の手数料を差し引いて最短即日で資金化するサービスです。
赤字や銀行リスケ、税金滞納といった経営状況や借入状況にかかわらず、優良な売掛債権(請求書)があれば資金調達が実現できます。
ファクタリングで資金調達および経営課題の解決を図るには、自社に合ったファクタリングのスキーム、ファクタリング会社を選ぶことが重要となります。
ファクタリングのスキームの選び方3つのステップ
ファクタリングには大きく分けて、2社間ファクタリング、3社間ファクタリングの2種類のスキームがあります。
両者の手続きのプロセスや手数料の相場で比較すると、以下の表のようになります。
ファクタリングのスキーム | 2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング |
売掛先への通知・承諾 | 不要 | 必要 |
手数料の相場 | 10%~20% (非対面の場合は10%以下) |
2%~9% |
現金化までにかかる時間 | 最短即日 | 売掛先から承諾が得られ次第 |
債権譲渡登記 | 原則として必要 | 不要 |
売掛債権の回収 | 利用者が売掛先から回収してただちにファクタリング会社に支払う | ファクタリング会社が売掛先から直接回収する |
個人事業者の利用 | 利用できない場合がある | 利用できる |
表を見てわかるように、2社間ファクタリングと3社間ファクタリングは、同じファクタリングサービスでも全く異なるスキームと言えます。
利用者は2社間と3社間、どちらのスキームで売掛債権を現金化するか選択することになります。
ここでは、自社に合ったファクタリングのスキームの選び方を3つのステップで解説します。
現金化する売掛債権は売掛先の信用力の高いものから選ぶ
ファクタリングで売掛債権の買い取り可否を左右するポイントは、申込者の経営状況や信用状況よりも、売掛先の信用力です。
どの売掛債権を現金化するかは、売掛先の信用力が高いものから選びましょう。
たとえば、売掛先が大手企業や官公庁など倒産の心配がきわめて少ないと判断される場合は、ファクタリングの審査に通りやすく、また手数料も低めに設定される傾向にあります。
ファクタリングの審査によっては、2社間では買い取りが難しい売掛債権も、3社間であれば買い取り可となる場合があります。
保有している売掛債権を現金化できるかどうか事前に知りたい場合は、ファクタリング会社に見積もりを依頼すると良いでしょう。
売掛先に債権売却の承諾が得られるかどうかで選ぶ
2社間ファクタリングは売掛先の承諾が不要で、3社間ファクタリングが売掛先の承諾が必須です。
ファクタリングは日本の経営者には馴染みが薄いサービスであり、他社に債権を売却するという行為は、「債権を売却しなければならないほど、経営が悪化している」というイメージで捉えられるおそれがあります。
売掛先がファクタリングに理解を示してくれない場合は、悪いイメージが先行して取引の継続が危ぶまれたり、発注数を縮小されたりするリスクがあるため注意が必要です。
したがって、売掛先に内緒でファクタリングを利用したい場合は、2社間ファクタリングを選びましょう。
一方の3社間ファクタリングは売掛先の承諾が必須ですが、2社間よりも低い手数料で売掛債権の現金化が可能です。
ただし、売掛先から承諾が得られそうでも、急ぎで資金が必要な場合は、最短即日の資金化が可能な2社間ファクタリングを利用したほうが良いでしょう。
ファクタリング会社は店舗型かオンライン型かを選ぶ
2021年7月現在、新潟県内にファクタリング会社の店舗はありません。
したがって、新潟県内の事業者の方がファクタリングを利用するとなると、最寄りの仙台市に支店を持つ実店舗型ファクタリング会社を利用するか、オンライン型ファクタリング会社を利用するかの2択となります。
実店舗型ファクタリング会社は初回に限り、利用者とファクタリング会社の担当者による対面が必要となるため、即日の資金調達を希望する場合は、あらかじめ提出書類を揃えておくなどの準備が必要です。
一方のオンライン型はすべての手続きがインターネット上で完結するため、事務所や自宅にいながらスピーディーに資金調達ができます。
やや手間と時間はかかるものの、ファクタリング会社の担当者とじっくり対面で取引したい場合は実店舗型を、とにかくスピーディーに現金化したい場合は非対面型を選ぶと良いでしょう。
ファクタリング会社選び7つのポイント
ファクタリングで資金調達を成功させるには、ファクタリング会社選びが最重要と言っても過言ではありません。
ここでは、自社の経営状況や資金ニーズに合ったファクタリング会社を選ぶポイントを解説します。
営業実績は豊富か
ファクタリング会社が続々と開業してきたのは、ここ数年のことです。
設立したばかりでも丁寧に対応してくれる業者は多いですが、創業年数が5年以上の業者のほうが営業実績が豊富で、利用者のあらゆる経営状況・資金ニーズに応えられる提案力があります。
初めてファクタリングを利用される方は、営業実績が豊富なファクタリング会社を選びましょう。
債権買取可能額はいくらか
ファクタリング会社によって買取可能な売掛債権の下限額・上限額が異なります。
100万円以上の売掛債権から1億円以上まで買取可能とする会社もあれば、売掛債権が10万円台からでも買取可能とする会社もあります。
したがって、自社が売却したい売掛債権が買取可能なファクタリング会社を選びましょう。
資金調達までどれくらいかかるか
資金調達までにかかる時間も、ファクタリング業者選びでは重要なポイントのひとつです。
前述したとおり、2社間ファクタリングは売掛先から承諾を得る必要がないため、ファクタリング会社の審査に通過次第、最短即日で資金調達ができます。
一方の3社間ファクタリングは売掛先から承諾を得られるまでに時間を要するため、最短即日の資金調達が難しく、場合によっては1週間以上かかることもあります。
スピードを重視する場合は、2社間ファクタリングを選びましょう。
さらに、2社間ファクタリングでも店舗型を選ぶか、オンライン型を選ぶかで資金調達までにかかる手間やスピード感が変わってきます。
とにかく資金調達に時間や手間をかけたくない場合は、オンライン型のファクタリング会社がおすすめです。
ファクタリング手数料はいくらかかるか
ファクタリングの手数料は以下の要素で変動します。
手数料が▼下がる要素 | 手数料が▲上がる要素 |
3社間ファクタリングを利用する | 2社間ファクタリングを利用する |
売掛先の信用力が高い | 売掛先の信用力が低い |
売掛先との取引履歴が長い | 売掛先との取引履歴が短い |
支払いサイトが短い(45日以内) | 支払いサイトが長い(45日超) |
債権譲渡登記をする | 債権譲渡登記をしない |
ファクタリングの利用金額が高額 | ファクタリングの利用金額が少額 |
利用者の経営状況が良好 | 利用者の経営状況が芳しくない |
ファクタリング手数料は、売掛債権を売却するファクタリング会社によっても異なります。
したがって、複数のファクタリング会社から同じ条件で見積もりを取る「相見積もり」がおすすめです。
相見積もりで各社が提示するファクタリングのプラン、買取可能額、手数料、振込までのスピード、実際の振込額などを比較検討して、自社の資金ニーズや経営状況に最適なファクタリング会社を選びましょう。
掛け目は設定されているか
ファクタリグの掛け目とは、売掛債権の「買取率」を指します。
ファクタリング会社によっては、売掛債権の額面の100%を買い取るのではなく、額面に対して80%~90%の掛け目を設定している場合があります。
掛け目によって減額された金額に手数料をかけた分が現金化され、ファクタリング会社が売掛債権を回収できた時点で、減額された分の金額が利用者に返還されることが一般的です。
掛け目の有無は、ファクタリング利用時に振り込まれる現金の額にかかわります。
売掛債権を満額で現金化したい場合は、掛け目が設定されていないファクタリング会社を選ぶか、掛け目が設定される代わりに手数料が低くくなるファクタリング会社を選びましょう。
債権譲渡登記は省略可能か
ファクタリング会社によっては手数料を引き上げる代わりに、債権譲渡登記を省略してくれるところもあります。
債権譲渡登記は、ファクタリング会社が第三者に対して、債権を買い取ったことの権利(債権者)を主張するための公的手続きです。
債権譲渡登記は5,000円の登録免許税と司法書士への報酬が1万円程度かかります。
2社間ファクタリングは売掛先の承諾が不要なため、原則として債権譲渡登記が必須となります。
ただし、債権譲渡登記は法務局で手続きをすれば、第三者が閲覧することが可能なため、2社間であっても債権譲渡の事実を完全に秘密にすることができません。
このため、売掛先に債権譲渡の事実を一切秘密にしたい場合は、債権譲渡登記の省略が可能なファクタリング会社を選びましょう。
なお、3社間ファクタリングは売掛先に承諾を得て債権を買い取るため、債権譲渡登記が不要です。
コンサルなどの付帯サービスはあるか
ファクタリング会社によっては、財務コンサルティングや新たな資金調達先の斡旋、事業再生計画作成のサポートなど付帯サービスを提供しているところもあります。
店舗型のファクタリング会社は、利用者と担当者が面談を行ったうえで債権譲渡契約を結ぶため、自社の経営課題に合った付帯サービスを提供してくれます。
ファクタリングによる資金調達のみならず、自社の経営課題の解決を目指す場合は、付帯サービスにも注目しましょう。
新潟県の事業者の方におすすめのファクタリング会社5選
新潟県の事業者の方におすすめのファクタリング会社を紹介します。
ベストファクター|最短即日・秘密厳守の2社間ファクタリングが強み
提供サービス | 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング |
手数料のめやす | 2%~ |
債権買取可能額 | 30万円~ |
個人事業主の利用 | 可 |
店舗所在地 | 東京都新宿区山吹町261 トリオタワーノース4F |
ベストファクターは平均買取率92.2%の柔軟審査、業界最安手数料2%~のファクタリングサービスを提供しています。
弊社は3社間ファクタリングはもちろん、最短即日かつ秘密厳守の2社間ファクタリングの実績が豊富です。
2社間ファクタリングをご利用いただいたお客様への即日振込率77.8%という圧倒的スピードが証明しています。
当日中に資金が必要な場合は事前にご連絡をいただければ、必要書類をお伝えした上で、担当スタッフが出張対応いたします。
ビートレーディング|業界ナンバーワンの老舗で仙台支店もあり
提供サービス | 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング 注文書ファクタリング |
手数料のめやす | 5%~(2社間) 2%~(3社間) |
債権買取可能額 | 30万円~3億円 |
個人事業主の利用 | 可 |
店舗所在地 | 宮城県仙台市青葉区本町1-12-7 三共仙台ビル |
ビートレーディングはファクタリング業界のリーディングカンパニー的な存在であり、豊富な営業実績と質の高いサービスを強みとする会社です。
2社間ファクタリング、3社間ファクタリングともに業界最安水準の手数料で、売掛債権も30万円から3億円まどと幅広く買取対象としています。
また、同社はファクタリング業界でもいち早く注文書ファクタリングを導入しています。
注文書ファクタリングは仕事を受注した段階の注文書(発注書)を資金化するサービスですので、通常のファクタリングよりもさらに早期の資金調達が可能です。
アクセルファクター|数千円からの売掛債権の買い取りに対応
提供サービス | 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング |
手数料のめやす | 2%~ |
債権買取可能額 | 下限なし~最大1億円 |
個人事業主の利用 | 可 |
店舗所在地 | 宮城県仙台市青葉区本町一丁目12-12 GMビルディング3F |
アクセルファクターは東京、仙台、名古屋に店舗を構え、全国対応で最短即日の資金調達が可能なファクタリング会社です。
数千円からの少額の売掛債権の買い取りにも対応しており、同社のファクタリングは審査突破率が93%と柔軟な審査も強みと言えます。
さらに、同社は「原則即日で対応」をモットーとしており、遠方の利用者でも即日で資金調達ができるよう工夫をしています。
急ぎで資金が必要な新潟県の事業者の方も、同社の仙台支店に申し込めば、圧倒的スピードで即日の資金調達ができるでしょう。
日本中小企業金融サポート機構|業界唯一の一般社団法人
提供サービス | 2社間ファクタリング 3社間ファクタリング |
手数料のめやす | 1.5%~10% |
債権買取可能額 | 要見積もり |
個人事業主の利用 | 可 |
URL | https://www.chushokigyo-support.or.jp/lp04/0b/ |
日本中小企業金融サポート機構は、ファクタリング業界で唯一の一般社団法人です。
通過率95%以上の柔軟な審査、無駄なコストを削減した圧倒的な低手数料(1.5%~)が同社のファクタリングの強みです。
さらに、同社はオンライン完結型のファクタリングですので、日本全国どこから申し込んでも最短即日で資金調達ができます。
ファクタリング以外にも事業再生や事業承継、事業マッチングなど資金調達以外の経営課題にも対応してくれるでしょう。
ウィット|買取可能額30万円からの小口専門
提供サービス | 2社間ファクタリング |
手数料のめやす | 5%~ |
債権買取可能額 | 30万円~500万円 |
個人事業主の利用 | 可 |
URL | https://witservice.co.jp/gyomunaiyou.html |
ウィットは30万円~500万円までの少額利用に特化したファクタリング会社です。
非対面・小口専門を強みとしており、電話一本で成約まで手続きが可能なため、急ぎで資金調達が必要な場合に重宝するでしょう。
さらに、ファクタリング利用者は、資金対策や事業存続を支援するコンサルティングが受けられます。
同社のコンサルティングは、中長期の事業計画や事業承継の課題を抱える事業者の心強い味方となるでしょう。
新潟県のファクタリング会社選びに関するQ&A
新潟県の事業者の方のファクタリング会社選びに関して、よくある質問とその回答をQ&Aにまとめました。
- Q.オンライン完結型ファクタリング会社の強みを教えて下さい。
- オンライン型はすべての手続きがインターネットで完結するため、仕事のスキマ時間に簡単な操作でファクタリングが利用できる点が強みです。契約にあたって面談が必要なく、書類の提出もpdfや画像でOKですので、ほとんど手間がかかりません。
- Q.店舗型ファクタリング会社の強みを教えて下さい。
- 店舗型ファクタリング会社は、契約を結ぶにあたり利用者の方とファクタリング会社の担当者で面談が必要です。オンライン完結型よりも手間と時間がかかりますが、相手の顔が見えるという安心感に加え、財務のプロに自社の資金ニーズや経営課題について相談できるという強みがあります。
- Q.ファクタリングを利用すると銀行融資の審査で不利になったりしませんか?
- ファクタリングは融資とは異なるため、利用にあたって信用情報が照会されず、また利用後も信用情報に記録が残ることはありません。むしろファクタリングで売掛債権(=資産)を現金化してオフバランス化ができれば、将来の銀行融資の審査で有利に働きます。
新潟県のファクタリング会社をお探しの方へ
新潟県の事業者の方におすすめする「借金でない」資金調達方法のファクタリングを紹介しました。
ファクタリングで資金調達を成功させるには、自社の資金ニーズや経営状況に合ったファクタリング会社選びが重要です。
ベストファクターは全国出張対応で、新潟県の事業者の方にも最短即日のファクタリングサービスを提供いたします。
弊社の2社間ファクタリングは秘密厳守で、ご要望があれば債権譲渡登記の省略も可能です。
まずは「ファクタリングってどんなサービスなの?」「この売掛債権は買い取ってもらえる?」といったご相談だけでも構いませんので、ぜひ弊社までお問い合わせください。