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「会社の資金がギリギリで、従業員に支払う給料もままならなず、精神的に疲れている」
「取引のある金融機関にお願いして回ったが、資金繰りがうまく行っていないことを指摘されて借り入れできなかった。このままだと倒産してしまう……」
このような「資金繰り疲れ」を感じている中小企業の経営者、個人事業主の方に、その原因と対処法を解説いたします。
結論から言うと、売掛債権(請求書)買取のファクタリングを利用すれば、入金前にまとまった現金を手にすることができ、資金繰りを大幅に改善することができます。
記事の目次
「資金繰り疲れ」する原因
資金繰りが厳しい状況でもイキイキとされている経営者の方もいらっしゃれば、資金繰り疲れで今にも心が折れそうな経営者の方もいらっしゃいます。
「資金繰り疲れ」になる原因には、どんなことが考えられるでしょうか?
経営者自身が資金繰りに奔走している
経営が順調な会社には、銀行や信用金庫の担当者が御用聞きに伺います。逆に、資金繰りが悪化している会社は経営者自らが銀行に相談に訪れます。
本来であれば、経営者は自身の事業で利益を上げることを最優先にすべきです。
しかし、本業に取り組む時間すら削って金融機関を回ったり、取引先に支払い日の延長をお願いしに行ったりして、資金繰りにリソースを割かねばならない状況では、資金繰り疲れになるのも無理はありません。
資金調達の手段が思いつかない
手元の現金(キャッシュ)が足りなくなっても、売却できる資産や資金を貸してくれる銀行があれば、資金繰りに関して疲れるほど悩むこともありません。
しかし、銀行にお願いしても融通してくれない、他に資金調達の手段が思い当たらないとなると、いよいよ会社の倒産が現実味を帯び、資金繰り疲れに陥ってしまいます。
資金繰りに疲れた経営者は現状把握が重要
資金調達がままならず、精神的に疲れて倒産へと追い込まれていく経営者は、会社を潰さないために何をすれば良いのか?
第一にやるべきことは現状把握と原因の特定です。
資金繰りの悪化の原因には業績悪化、突発的な売上増、運転資金の増大、突発的な損失の発生など多岐にわたります。
たとえば、今般の新型コロナウイルス感染症拡大による営業自粛や業務縮小などは、2020年2月時点ではだれも予想できなかったはずです。
現状の資金繰り悪化の要因となっている過去の収支や、いつ資金が不足するかを把握するために、「資金繰り表」を作りましょう。
資金繰り表は、資金繰りを「見える化」した書類です。会社の資金の出入りの時期と額を把握し、計画・管理することによって「将来的に資金ショートが起こるかもしれない」という可能性を事前に把握します。
事前に資金ショートの可能性が把握できれば、銀行にリスケを交渉したり、買掛金の支払いを先延ばしにしたりなど、具体的な対策を練ることができます。
自身が取り組んでいる事業のお金の流れを把握するためにも、資金繰り表は経営者自身が作成・管理・運用するようにしましょう。
資金繰りに疲れたときこそファクタリングが有効な理由
資金繰りを早期に改善して資金繰り疲れから脱却するために、ファクタリングの利用をおすすめします。
ファクタリングとは、入金前の売掛債権(請求書)をファクタリング会社が買い取り、早期に資金化するサービスです。
借り入れとは異なる資金調達方法のひとつとして、多くの中小企業や個人事業主の方に利用されています。
入金前の売掛債権を早期資金化できる
資金繰り悪化の原因の一つに、急な売上増加が挙げられます。
売上が増えても売上代金が入金されるまでには一定の期間を要するため、その間の仕入れ代金や人件費等の支払い財源となるべき売上代金の回収が間に合わず、資金繰りが悪化するのです。
ファクタリングを利用すれば、入金前の売掛債権を早期に資金化できるため、急激な売上の増加、経費の増加にも対応できます。
借入状況・信用状況にかかわらず資金調達が可能
ファクタリングは融資の審査とは異なり、申込者の借入状況や信用状況よりも売掛先の信用力が重視されます。
銀行から融資を断れている方や税金滞納中の方でも、優良な売掛先の債権があればファクタリングで資金調達ができる可能性があります。
債権回収をファクタリング会社に代行してもらえる(3社間取引)
ファクタリングには売掛先の同意が不要な2社間取引と、売掛先の同意が必須の3社間取引があります。
3社間取引は売掛先の同意が得られれば、債権額面の2~9%の手数料(2社間取引は10~20%)で売掛債権の資金化ができ、なおかつ債権回収は利用者に代わってファクタリング会社が行います。
とくに複数の売掛先の債権を資金化する場合に3社間取引を利用すれば、債権回収にかかるリソースを大幅に節約できるため、調達した資金で資金繰り改善や事業の立て直しに注力できます。
財務コンサルティングで資金繰り改善を支援してもらえる
ファクタリング会社の中には、ファクタリングサービス利用者に無償の財務コンサルティング・サービスを提供しているところもあります。
財務コンサルでは、具体的に以下のような活動で事業者の方の経営を支援します。
- 経営改善計画の提案と支援
- 金融機関との交渉(融資、銀行リスケ等)
- 新たな資金調達先の紹介
- 事業計画書や資金繰り表などの書類作成の支援
事業者の方は経営のプロではあっても、資金繰り改善のプロではないことがほとんどです。
資金繰り改善のプロでもない経営者が、資金繰り悪化や資金ショートで倒産が目前に迫ってくると、資金繰り疲れに陥るのも無理はありません。
そんなときは、資金繰りに関して何でも相談でき、的確なアドバイスを受けられるプロの支援が必要です。
資金繰り疲れの原因と対策に関するQ&A
資金繰り疲れの原因と対策に関して、よくある質問とその答えをQ&Aにまとめました。
- Q.資金繰り改善のための資金調達として、融資とファクタリングはどのように使い分けたら良いですか?
- A.そもそも、資金繰りが悪化しているときに民間の金融機関はなかなか融資をしてくれません。ただし、日本政策金融公庫などの公的金融機関は、資金繰り支援として資金繰りが悪化している事業者に対しても積極的に融資を行っています。公的金融機関は融資実行までに2~3週間ほどかかるため、支払い期日までの猶予がない場合はファクタリングの利用がおすすめです。
- Q.資金繰りが悪化して手元の資金が尽きそうです。まずは何から着手すべきでしょうか?
- A.まず自社でできる対策を打つことから始めましょう。資金繰りを改善するためにやるべきことは、コスト削減、在庫や遊休資産の売却、支払日の見直しと交渉による資金の確保です。資金繰り改善のために具体的な施策を講じ、しっかりとした事業計画書や資金繰り表を作成してから銀行に借り入れの相談をしましょう。
- Q.資金繰りの悪化で倒産が間近に迫っていても、ファクタリングで資金調達できますか?
- A.できます。ファクタリングの審査では、申込者の信用状況や返済能力よりも、買い取る売掛債権の債務者である売掛先(取引先、クライアント等)の信用力を重視します。ファクタリング会社は売掛債権が支払期日を迎え、無事に支払われることで利益を上げています。売掛先が優良企業であり、倒産等の心配がない(債務不履行リスクがない)ことがもっとも重要なのです。したがって、たとえ申込者が資金繰り悪化で苦しむ事業者であっても、優良な売掛債権であれば積極的に買い取ります。
今すぐ資金が必要ならベストファクターにご相談を
「資金繰りに疲れた」「早く資金不足の状況から抜け出したい」といったお悩みをお持ちの経営者の方は、ぜひベストファクターにご相談ください。
私どもベストファクターは、ファクタリングによる売掛債権の早期資金化サービスにより、資金繰りに悩む中小企業や個人事業主の方を支援してきた実績があります。
ご利用いただいた方には無償の財務コンサルティング・サービスも提供しており、財務のプロが経営改善計画の策定や新たな資金調達先の提案など、貴社の経営をさまざまな角度から支援いたします。
「売掛先に知られずにファクタリングできないか?」というご相談にも対応しておりますので、ぜひお問い合わせください。