事業資金の調達方法
個人事業主・フリーランスにおすすめの請求書カード払い10選!業者の選び方のポイントも解説
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この記事は約25分で読めます。

手元にお金がないときでも業者を通じてクレジットカードで取引先からの請求書の支払いができるサービスが請求書カード払いです。

請求書カード払いサービスは、事業の経費を支払うものなので「法人しか利用できないのでは?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか?

確かにサービスの中には、法人のみしか利用できないものもありますが、多くのサービスが個人の利用にも対応しています。

この記事では個人利用ができる請求書カード払いサービスを紹介するとともに、個人のサービスの選び方と、注意点などについて詳しく解説していきます。

個人事業主やフリーランスの方で請求書カード払いの利用を検討している方はぜひご覧ください。

記事の目次

個人が利用できるおすすめ請求書カード払いサービス10選

個人が利用できるおすすめの請求書カード払いサービスは次のようなサービスです。

  • INVOYカード払い
  • 支払い.com
  • Money Foward請求書カード払い
  • Fintoカード後払い
  • DGFT請求書カード払い
  • 請求書カード払い JCB×Digital Garage
  • Biz Forward請求書カード払い
  • 請求書カード払い by GMO
  • NP掛け払い 請求書カード払い
  • ラボルカード払い

これらのサービスは個人事業主やフリーランスも利用できますし、安心安全に利用できる業者ばかりです。

個人が利用できるおすすめの請求書カード払いサービスの特徴やスペックについて詳しく解説していきます。

INVOYカード払い

INVOYカード払い

運営会社 FINUX株式会社
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、JCB
請求書の支払いスピード 最短即日〜最長30日後
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 3%

INVOYカード払いは利用者数の多さや支払いスピードに優れた優良請求書カード払いサービスです。

累計利用者数は10万ユーザーを突破し、累計買取額は100億円を超えています。

多くの人が利用しているサービスです。

運営会社であるFINUX株式会社は請求書の作成管理業務などを行う請求書を活用した資金繰り改善のプロなので、請求書カード払いサービスもスムーズに利用できるでしょう。

さらに、INVOYカード払いは最短即日支払いにも対応しています。

申込日当日に支払うことができるので、「どうしても今日支払いをしなければならない」という場面でも、INVOYカード払いであれば必要なタイミングに支払いが間に合うでしょう。

手数料は3%と平均的なので、コストをかけずに支払いができます。

さらにVISA、Mastercard、JCBの国際ブランドに対応しているので、国内発行のクレジットカードが多く利用できます。

入金スピードと利用者数の多さを重視したい方にINVOYカード払いはおすすめです。

支払い.com

支払い.com

運営会社 株式会社クレディセゾン
株式会社UPSIDER
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、セゾンカード
請求書の支払いスピード 最短1営業日
利用者 法人、個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 不要
手数料 4%

運営会社の安全性やサービスそのもの知名度を重視したいのであれば支払い.comがおすすめです。

支払い.comは大手信販会社のクレディセゾンと、大手法人向けカード会社の株式会社UPSIDERが共同で運営するサービスになります。

豊富な広告によってサービスそのものの知名度も高く「名前くらいは聞いたことがある」という方も多いのではないでしょうか?

最短1営業日で取引先企業の口座へ支払いをおこなうので、急いで支払いをしたい方にもおすすめです。

利用できるカードはVISA、MasterCard、セゾンカードの3つです。

セゾンカード会員の方はセゾン・アメックス(ビジネス)・カードの利用ができるので、普段からセゾンアメックスカードを利用している方は重宝します。

さらに支払い.comは社会保険料の支払いができる唯一のサービスです。法人限定にはなるものの支払い.comであれば法人に請求された社会保険料の支払いが可能です。

ただし、手数料は4%とやや高めです。頻繁に利用するとコストが大きくなるので、利用回数は控えめに本当に手元にお金がなく、支払いに困る場合のみ利用するようにしてください。

Money Foward請求書カード払い

マネーフォワード請求書カード払い

運営会社 マネーフォワードケッサイ株式会社
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、JCB
請求書の支払いスピード 最短2営業日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 不要
手数料 2.7%

Money Foward請求書カード払いは大手会計システム会社のマネーフォワードの関連会社であるマネーフォワードケッサイが運営する請求書カード払いサービスです。

マネーフォワード決済はファクタリング業務などもおこなっており、請求書を活用した資金繰り改善に定評があります。

手数料2.7%と相場よりもかなり低い点が特徴的で、コストを抑えて利用したい方に向いています。

また、VISA、MasterCard、JCBの3つのクレジットカードに対応しているので、国内発行の多くのクレジットカードが利用できるでしょう。

クレジットカード決済から取引先企業の口座への着金までには最短2営業日とやや速めですが、支払日が5日、10日、15日、20日、25日、月末日と決められているため、申込日によっては支払いまでに5営業日以上かかってしまうことがあります。

例えば4日に申し込みをした場合、5日の支払いには間に合わないので最短の支払日が10日になってしまいます。

いつ申し込むのかによって、支払日がかなり先になってしまうので、利用する際には支払い期日に間に合うかどうかを必ず確認するようにしてください。

Fintoカード後払い

Fintoカード後払い

運営会社 トラボックス株式会社
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、セゾンカード
請求書の支払いスピード 最短1営業日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 2.55%
※5万円未満の決済は、一律1400円

Fintoカード後払いは流通業者と荷物を運んで欲しい業者をつなぐサービスを運営しているトラボックス株式会社が運営するサービスです。

トラボックス株式会社は東証プライム上場のビジョナルグループなので安心して利用できるでしょう。

最大の特徴は2.55%の手数料です。

請求書カード払いサービスの手数料相場は3%なのでFintoカード後払いの手数料は相場よりもかなり低くなっています。

主要な請求書カード払いサービスの中でも最低水準なので、コストを抑えて請求書カード払いサービスを利用したい方におすすめです。

Fintoカード後払いはVISA、Mastercard、セゾンカードの3つのクレジットカードが利用できます。

セゾンカード会員の方は、アメックスビジネスが利用できる点もメリットです。

クレジットカード決済から取引先企業への支払いまでには最短1営業日なので、非常にスピーディーに支払いができる点も特徴です。

手数料の低さと支払いスピードの速さの両立ができる優良なサービスなので活用しましょう。

DGFT請求書カード払い

DGFT請求書カード払い

運営会社 株式会社デジタルガレージ
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、JCB、セゾンカード、ダイナース
請求書の支払いスピード 最短3営業日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 3%

DGFT請求書カード払いは法人向け決済サービス大手の株式会社デジタルガレージが運営する請求書カード払いサービスです。

株式会社デジタルガレージは請求書カード払いに非常に高いノウハウを持っており、JCBとネットプロテクションズという2つの大手企業と共同で請求書カード払いサービスを運営しています。

そのデジタルガレージが直接運営するのがDGFT請求書カード払いなので、安心かつスムーズに利用できるでしょう。

最大の特徴は利用できるカードの種類の多さです。

VISA、Mastercard、JCB、セゾンカード、ダイナースが利用でき、特質すべきはダイナースカードが利用できる点です。

ダイナースが利用できるサービスはDGFT請求書カード払いだけなので、付帯サービスが充実したハイステータスカードのダイナースを利用したいという方はDGFT請求書カード払いの利用を検討するとよいでしょう。

また、手数料は3%と平均的ですので、特別コストが高くなることはありません。

支払いまでには3営業日とそれなりに時間がかかるので時間に余裕を持って計画的に利用するようにしてください。

請求書カード払い JCB×Digital Garage

JCB請求書カード払い

運営会社 株式会社ジェーシービー
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 40日
対応国際ブランド JCB
請求書の支払いスピード 最短3営業日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 2.98%

請求書カード払い JCB×Digital Garageは大手カード会社のJCBと法人決済サービス大手の株式会社デジタルガレージが共同で運営する請求書カード払いサービスです。

利用できるクレジットカードはJCBが発行したJCBオリジナルカードのみとなっています。

加盟店などが発行した提携カードはいくら国際ブランドがJCBであっても利用できないので、請求書カード払い JCB×Digital GarageはJCBの会員向けのサービスだといえるでしょう。

手数料が2.98%と相場よりもやや低めなので、コストを抑えて利用できます。

先延ばしできる日数が最長40日で、クレジットカード決済から取引先口座への着金までには最短3営業日かかります。

資金繰り改善効果はそれほど高くなく、着金までには時間がかかるので、JCB会員がコストを抑えて利用したいという場合にのみ活用できるサービスだといえるでしょう。

Biz Forward請求書カード払い

Biz Forward請求書カード払い

運営会社 株式会社Biz Forward
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、JCB
請求書の支払いスピード 最短2営業日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 2.8%

Biz Forward請求書カード払いは三菱UFJ銀行、三菱UFJファクター、マネーフォワードが共同出資で設立したジョイントベンチャーです。

国内最大の銀行である三菱UFJ銀行をはじめとして超大手企業が出資しているため運営業者の安全性は抜群です。

また、Biz Forwardは請求書作成管理、ファクタリング業務なども運営しているので請求書を活用した資金調達には定評があります。

手数料2.8%は平均的な相場である3.0%よりもかなり低くなっているので、コストを抑えてファクタリングを利用したい方におすすめです。

VISA、Mastercard、JCBブランドのクレジットカードが利用できるので、ほとんどの方が手持ちのクレジットカードで利用できるでしょう。

支払いまでは最短2営業日ですが、支払日が月に7日しかないので、支払いのタイミングによっては取引先企業の口座へ着金するまでに5営業日以上の時間がかかってしまうことがある点に注意してください。

請求書カード払い by GMO

請求書カード払い by GMO

運営会社 GMOペイメントゲートウェイ株式会社
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド Visa、MasterCard、アメックスのビジネス・カード
請求書の支払いスピード 最短即日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 3.0%
最低手数料として1,500円

請求書カード払い by GMOは決済サービス大手のGMOペイメントゲートウェイが運営する請求書カード払いサービスです。

東証プライム上場企業ですしGMOグループの中核企業なので、運営業者の規模や信頼度は抜群です。

最大の特徴はアメックスビジネスカードが利用できる点です。

付帯サービスが圧倒的に充実したハイステータスのクレジットカードとしてアメックスビジネスカードは多くの経営者に愛用されています。

請求書カード払い by GMOはアメックスビジネスカードが利用できる唯一の請求書カード払いサービスなので普段使いのアメックスビジネスカードで請求書の支払いをしてポイントを貯めたいという方も活用できます。

さらに最短即日支払いなので緊急で取引先への支払いが必要な方も活用できるでしょう。

手数料3%と平均的なので、コストが高くなる心配もありません。

アメックスビジネスカードを利用したい方、急いで支払いをしたい方におすすめのサービスです。

NP掛け払い 請求書カード払い

NP掛け払い 請求書カード払い

運営会社 株式会社ネットプロテクションズ
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、MasterCard、JCB
請求書の支払いスピード 最短3営業日後
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 3%

NP掛け払い 請求書カード払いはネットショッピングなどの後払いサービス「NP後払い」を提供している株式会社ネットプロテクションズが運営する請求書カード払いサービスです。

ネットプロテクションズの持ち株会社であるネットプロテクションズホールディングスは東証プライム上場企業です。

さらに請求書カード払いの分野で非常に高いノウハウも持つ、株式会社デジタルガレージが共同で運営しているサービスなので、安全性と操作性に非常に優れたサービスだといえます。

そのため、申し込みからクレジットカードでの決済完了までには最短5分程度と非常に速くなっており、提出書類もありません。

VISA、MasterCard、JCBブランドのクレジットカードに対応しているので、国内発行の多くのクレジットカードが利用できます。

請求書の支払いまで最短3営業日とそれなりに時間がかかるので、時間に余裕を持って計画的に利用するようにしてください。

ラボルカード払い

ラボルカード払い

運営会社 株式会社ラボル
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、JCB
請求書の支払いスピード 最短60分
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 3.0%〜3.5%

ラボルカード払いを運営する株式会社ラボルはオンライン完結型のファクタリングサービスを提供していることで有名な会社です。

親会社は東証プライム上場企業の株式会社セレスです。ラボルカード払いは実質的に上場企業が運営しているサービスなので安心して利用できます。

ラボルカード払いの最大の特徴は支払スピードの速さです。最短60分支払いと時間まで明記されている請求書カード払いサービスはラボルカード払いだけなので、ラボルカード払いは数ある請求書カード払いサービスの中でも最も支払いスピードが速いサービスと言っても過言ではありません。

VISA、Mastercard、JCBの3つの国際ブランドに対応しているので、さまざまなクレジットカードを幅広く利用できます。

手数料は3.0%〜3.5%とやや高めになっているので、頻繁に利用するのではなく緊急でお金が必要になった場合に活用したいサービスです。

個人が請求書カード払いサービスを選ぶ際のポイント

個人事業主やフリーランスの方が請求書カード払いサービスを選択する際には次のようなポイントで自分に適した業者を選択するとよいでしょう。

  • 支払期日に間に合うか
  • 手数料は許容範囲内か
  • 保有するカードが使えるか
  • 支払いたい支出を支払えるか
  • 安全な業者か

どんなに優良なサービスでも、自分が保有するカードで支払いたい支出を期日までに払えなければ意味がありません。

個人の方が請求書カード払いサービスを選ぶ際に重視すべき5つのポイントについて詳しく解説していきます。

支払期日に間に合うか

まずは支払期日に間に合うかどうかが最も重要なポイントです。

手数料を支払っても請求書カード払いサービスを利用する理由について、ほとんどの人は「手元にお金がなくても期日通りに取引先に対して支払いをしたいから」というものです。

にもかかわらず、支払期日に間に合わなかったら、手数料を支払って請求書カード払いサービスを利用した意味がありません。

請求書カード払いはサービスによって支払期日が異なるので、請求書に記載された期日に間に合うサービスを選択するようにしてください。

手数料は許容範囲内か

手数料は許容できる範囲内かどうかも確認してください。

請求書カード払いサービスの手数料はサービスによって異なりますが、おおよそ相場は3%前後です。

そのため、基本的には相場程度のサービスを選択するようにしてください。

ファクタリングよりも請求書カード払いサービスは手数料が低いですが、毎月のように利用していると手数料は負担は膨大になります。

例えば3%の請求書カード払いサービスを毎月利用した場合、年利で36%もの手数料負担になります。

少ないように見えて、利用回数が重なると請求書カード払いサービスの手数料負担は高額なので、できる限り手数料が低いサービスを利用した方がよいでしょう。

保有するカードが使えるか

保有するクレジットカードが利用できる請求書カード払いサービスかどうかという点も重要です。

請求書カード払いサービス業者によって利用できるクレジットカードは異なります。

例えばVISAやMasterCardであればほとんどの請求書カード払いサービスで利用できますが、アメックスやダイナースカードなどは利用できるサービスがかなり限られます

当然ですが、請求書カード払いサービスで利用できないクレジットカードでは、請求書のカード払いはできません。

保有しているクレジットカードで利用できるかどうかを確認し、自分が利用したいクレジットカードに対応している請求書カード払いサービスを選択してください。

支払いたい支出を支払えるか

支払いたい支出を支払えるかどうかも必ず確認してください。

国内の企業が発行し、国内の金融機関を振込先として指定している請求書であれば、どのサービスでも大抵は振り込むことができます。

しかし次のような支払いについては取り扱いが請求書カード払いサービスによって異なるので注意が必要です。

  • 家賃
  • 税金
  • 社会保険料
  • 水道光熱費

これらの支払いをクレジットカードでおこなうことを希望する方は、まずは利用を検討しているサービスがこれらの支払いに対応しているかどうかを確認しましょう。

安全な業者か

安全な業者かどうかの確認も重要です。

請求書カード払いサービスを提供する業者はファクタリングと比較して、大手の安全な業者が多くなっています。

しかしそれでも悪徳業者や違法業者が存在する可能性はゼロではありません

請求書カード払いはインターネット上でクレジットカードの情報を業者へ提供するサービスです。

そのため、悪徳な業者へ情報を渡してしまったら、クレジットカード情報などが悪用されるリスクがあります。

請求書カード払いを利用する際には安全に利用できる業者を選択するようにしてください。

個人が請求書カード払いを利用するメリット

個人事業主やフリーランスの方が請求書カード払いサービスを利用することには次のようなメリットがあります。

  • 資金繰りが改善する
  • 手元にお金がなくても支払いができる
  • 取引先に知られない
  • クレジットカードのポイントが貯まる
  • ファクタリングよりもコストが低い
  • 最短即日で支払いができる
  • 審査がなく申し込みが簡単

個人が請求書カード払いサービスを利用する際のメリットを詳しく解説していきます。

資金繰りが改善する

請求書カード払いを利用することによって資金繰りが改善します。

請求書カード払いサービスは支払いを最長60日間先延ばしにできます。

例えば、月末締め翌月末払いのクレジットカードで4月1日に請求書カード払いを利用して取引先へ支払いをした場合、締日は4月30日で、支払日は5月31日となるので、本来であれば4月1日に流出していたはずの資金が5月末まで手元に残ります。

1日でも長く手元に資金を確保しておくことが資金繰り改善には有効なので、請求書カード払いサービスを利用することによって資金繰りが改善するでしょう。

融資などを受けられない個人事業主やフリーランスの方でも、請求書カード払いサービスを利用することでクレジットカードさえあれば簡単に資金繰り改善ができます。

手元にお金がなくても支払いができる

請求書カード払いを利用すれば手元にお金がなくても支払いができます。

請求書の金額を超えるクレジットカードさえ手元に持っていればとても簡単に支払いをすることが可能です。

取引先への支払期日に遅れてしまうと、取引先からの信用を失い、場合によっては企業経営の継続にとって非常に重要な取引先との取引にも支障をきたしてしまう可能性もあります。

しかし、請求書カード払いサービスを利用することによって、手元にお金がないときでも、期日通りに代金の支払いをおこなうことが可能です。

融資やファクタリングで資金を用意する方法もありますが、融資はファクタリングには審査があり時間もかかるので、100%資金を用意できるとは限りません。

しかし請求書カード払いサービスであればクレジットカードさえあれば期日通りの支払いが可能です。

手元にお金がないときにも取引先への支払いに遅れることがないので、取引先企業からの信用を失わずに請求書の支払いができる点が非常に大きなメリットです。

取引先に知られない

請求書カード払いサービスは取引先企業に知られることなく請求書の支払いができます。

取引先企業の口座には利用者名義で振り込みをおこなうためです。

振り込みの際には振込人名義を自由に設定することができます。そのため請求書カード払いサービスでは請求書カード払い業者の名義で振込をおこなうことは絶対にありません。

取引先企業から見ると、利用者が自らの資金で振り込みをおこなったようにしか見えないので、「請求書カード払い業者を利用する資金繰りの悪い企業」などと、自社を悪く評価されるような心配は皆無です。

請求書カード払いサービスは取引先企業に知られることなく、請求書の支払いができるという点もメリットです。

クレジットカードのポイントが貯まる

請求書カード払いを利用することでクレジットカードのポイントを貯められます。

請求書カード払いサービスはクレジットカードで請求書の支払いをおこなうサービスです。

そのため、クレジットカードでショッピングをしたときと同じように、請求書の代金×還元率のポイントを貯められます。

事業における請求書の金額は大きいので、請求書カード払いサービスを利用することで多くのポイントが貯まります。

特に個人事業主やフリーランスの方は、普段から個人用として利用しているクレジットカードのポイントを貯められるので、事業の支払いで個人のポイントを貯められるのはメリットです。

ポイント還元によって実質的な手数料負担を下げられる点は請求書カード払いサービスの大きなメリットだといえるでしょう。

ファクタリングよりもコストが低い

請求書カード払いサービスはファクタリングよりもコストが低くなっています。

請求書カード払いサービスの手数料相場は3%程度です。

ファクタリングの手数料相場は2社間ファクタリングの場合で5%〜20%程度で、多くの人が利用するオンライン完結型のファクタリングでは10%前後が相場となっています。

請求書カード払いサービスはファクタリングよりもかなりの低コストで資金繰りができるので「融資以外の方法で資金繰り改善をしたい」と考える方におすすめです。

最短即日で支払いができる

最短即日で支払いができる点も請求書カード払いサービスのメリットです。

INVOYカード払い、請求書カード払い by GMO、ラボルカード払いなどのサービスは、申込日当日に支払いができる即日支払いに対応しているサービスです。

「どうしても今日、支払いをしなければならない」というタイミングで支払いができるので、緊急時にも活用できます。

銀行融資であれば申込から資金調達まで2週間〜3週間程度の時間がかかってしまいます。

請求書カード払いは審査がないので、最短即日で支払いができる点はメリットです。

なお、請求書カード払い業者によって取引先企業への着金までの時間は異なるので注意してください。

審査がなく申し込みが簡単

請求書カード払いサービスには審査がありません。

  • 請求書の金額を超える限度額のクレジットカードがある
  • 請求書の内容が請求書カード払いサービス業者のルールに合致している

この2つの条件が満たされていれば、確実に支払いができます。

クレジットカードで決済さえできれば請求書カード払い業者にリスクがないためです。

また、ほとんどの請求書カード払いサービスでは提出する書類もありません。

融資やファクタリングであれば、決算書・確定申告書、請求書、取引先との契約書、資金繰り表など、数多くの書類を提出しなければなりませんが、請求書カード払いでは面倒な書類提出は一切不要です。

条件さえ満たせば確実に審査に通過でき申込手続きも簡単なので、請求書カード払いサービスは融資やファクタリングと比較して、より確実性が高く、より簡単に資金繰りできる点が大きなメリットです。

個人が請求書カード払いサービスを利用する際の注意点

個人事業主やフリーランスの方が請求書カード払いサービスを利用する際には次のような点に注意しましょう。

  • 手数料が発生する
  • 個人用の支出は支払えない
  • 業者の安全性を確認する必要がある
  • 全てのクレジットカードが利用できるとは限らない
  • 個人向けの支払いは利用できない
  • 海外への送金はできない
  • 原則として支払いは一括のみ

全ての請求書やクレジットカードが利用できるとは限りませんし、それほど高くないにせよコストも発生します。

個人が請求書カード払いサービスを利用する際の注意点について詳しく見ていきましょう。

手数料が発生する

請求書カード払いサービスは手数料が発生します。

手数料はファクタリングよりも低い3%ですが、これを毎月のように利用した場合、30日間支払期日を先延ばしした場合は年利36%にもなりますし、60日間限度まで先延ばしした場合でも年利18%にのぼります。

銀行や日本政策金融公庫の融資では年利2%〜3%台のコストで資金調達できるので、1回の利用で3%程度の手数料が発生する請求書カード払いサービスは決してコストの低いサービスとはいえません。

毎月のように利用すると、合計で非常に大きなコストとなってしまうので、請求書カード払いサービスを利用するタイミングは本当にお金に困ったときのみとし、できる限り使用を控えた方がよいでしょう。

個人用の支出は支払えない

請求書カード払いが利用できるのは事業の支出のみです。

個人の支出には使用することができないので注意しなければなりません。

個人事業主やフリーランスの方は、個人用の支出と事業の支出が混在していることがありますが、基本的には個人の支出とみなされるようなものへの使用はできないものと考えておきましょう。

仕入れ業者からの請求書など、明確に個人用の支払いと判断できるものでないと、請求書カード払いには利用できないので注意してください。

業者の安全性を確認する必要がある

請求書カード払いサービスは、融資のように取り扱っている業者の多くが安全であるという確証がありません。

融資を受ける際には、銀行は安全に利用できますし、ビジネスローンの場合も貸金業者しか運営できないので、利用を検討している業者が貸金業者登録をおこなっていることさえ確認できれば安全に利用できます。

しかし、請求書カード払いサービスの場合には、融資や貸金業者のような客観的に安全な指標がないので、運営業者が安全な業者かどうかは自分で調べる必要があります。

請求書カード払い業者はファクタリングとは異なり、上場企業やその関連会社が運営しているケースが多いので、比較的安心ですが、それでも悪徳業者や違法業者が存在する可能性はゼロではありません。

利用する前には運営業者名やその安全性や口コミなどを確認しておくようにしましょう。

全てのクレジットカードが利用できるとは限らない

請求書カード払いサービスではすべてのクレジットカードが利用できるとは限りません。

請求書カード払い業者によって利用できるクレジットカードは異なるためです。

例えば、請求書カード払い JCB×Digital GarageではJCBオリジナルカードしか利用できないので、他のカードを利用することは不可能です。

自分が保有しているカードでは希望するサービスを利用できないことがあるので、業者を選ぶ際には「自分が保有しているクレジットカードでも利用できるサービスかどうか」という点を必ず確認するようにしてください。

個人向けの支払いは利用できない

個人向けの支払いは利用できません。

請求書カード払いで利用できるのは、事業の経費のみです。

個人事業主やフリーランスの方は、事業用の支払いでも個人用の支払いでも、個人名義で請求が届きます。

しかし、例えば個人で買い物をした場合の請求書を支払うことなどは不可能です。

請求書カード払いサービスで支払いができるのは、事業用の支払いのみとしっかり理解しておきましょう。

海外への送金はできない

請求書カード払いサービスでは海外への支払いはできません。

請求書カード払いサービスは国内銀行に対する振込のみをおこなっており、海外の金融機関に対する振り込みはおこなっていないためです。

基本的にどのサービスも、国内の金融機関に対する支払いのみを取り扱うサービスと理解しておきましょう。

原則として支払いは一括のみ

請求書カード払いは原則として一括払いのみしか利用できません。

請求書カード払いサービスの決済画面で、分割やリボを選択することは不可能で、一括払いしか選択できないためです。

そのため請求書カード払いサービスは締日と支払日の関係で、最大でも60日しか支払いを延長できないものと理解しておきましょう。

なお、カードによっては後から利用代金を分割やリボ払いへ変更できるものがありますが、そのようなカードであれば、後から分割やリボへ変更できる可能性があります。

ただし分割やリボは決して低いとはいえない手数料が発生するので、注意しなければなりません。

請求書カード払いを利用する際のおすすめクレジットカード5選

個人事業主やフリーランスの方が請求書カード払いを利用する際のおすすめのクレジットカードは次の5つです。

  • 三井住友カードビジネスオーナーズ
  • JCB Biz ONEカード
  • バクラクビジネスカード
  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスカード
  • 楽天カード

国際ブランドの異なるカードを4つ、個人向けのカードを1つご紹介していきます。

三井住友カードビジネスオーナーズ

国際ブランド VISA
MasterCard
利用限度額 500万円
年会費 永年無料
追加カード年会費 永年無料
ETCカード年会費 無料
ポイント還元率 1.0%

三井住友カードビジネスオーナーズは、三井住友カードの個人事業主や小規模法人オーナー向けのクレジットカードです。

小規模事業者向けと言っても、限度額500万円まで設定できるので、ある程度売り上げ規模の大きな事業者でも金額的には十分に利用できるでしょう。

基本の還元率が1%なので、請求書カード払いに利用することで実質的な手数料負担を引き下げられます。

また、本カードは三井住友カードの個人向けカードである、三井住友カードナンバーレスと併せ持ちすることによってAmazon、ETCカード、JAL、ANAでの還元率が1.5%へとアップします。

高速道路や飛行機を利用する機会が多い方は年会費無料の三井住友カードナンバーレスを利用することでさらに高いポイント還元を受けられるでしょう。

JCB Biz ONEカード

国際ブランド JCB
利用限度額 500万円
年会費 永年無料
追加カード年会費 追加カードの発行不可
ETCカード年会費 550円
ポイント還元率 1%

JCB Biz ONEカードはJCBが提供する、個人事業主や小規模法人向けのクレジットカードです。

このカードも限度額500万円と非常に大きな金額を作成できるので、売上規模の大きな事業者の方も年会費無料でクレジットカードを作成できます。

JCB Biz ONEカードは基本還元率が通常のJCBカードの2倍の1%と高めですが、さらにAmazon、スターバックス、ビッグカメラなどの提携店舗で利用することによって還元率が最大21倍になります。

提携店舗をあらかじめ確認し、普段から利用しているサービスであれば、JCB Biz ONEカードを利用することによって効率的にポイントを貯められるでしょう。

なお、ETCカードには年会費がかかりますし、追加カードも発行することはできません。

JCB Biz ONEカードは経営者だけがクレジットカードを利用し、ETCカードの利用があまりない事業者に向いているクレジットカードです。

バクラクビジネスカード

国際ブランド VISA
利用限度額 個別対応(5億円以上の実績あり)
年会費 永年無料
追加カード年会費 無料
ETCカード年会費 発行なし
ポイント還元率 1%

バクラクとは請求書の作成や管理をおこなうクラウドサービスを提供している会社です。

バクラクが発行するビジネスカードの「バクラクビジネスカード」には次の特徴があります。

  • カードごとに決済制限をつけられる
  • AIが経費を自動で照合・仕訳を実施
  • 数多くの軽々ソフトと連携

従業員に多くのクレジットカードを発行しても、カードごとに細かく利用制限をかけられるので不正利用の心配がありません。

また、利用した経費を自動で集計、仕訳をおこない連携している会計ソフトに反映してくれるので、経理業務の効率化も図れます

基本の還元率は1%で、 年会費、追加カード発行費無料なので、多くの従業員を抱える場合にも活用できます。

ただし、ETCカードは発行できないので注意してください。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスカード

国際ブランド AmericanExpress
利用限度額 500万円
年会費 22,000円(初年度無料)
追加カード年会費 3,300円(税込)
最大9枚まで発行可能
ETCカード年会費 無料
ポイント還元率 0.5%

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスカードはセゾンが発行するアメックスビジネスカードの最高ランクのカードです。

最高ランクと言っても年会費22,000円はアメックスブランドとしては安く、次のような付帯サービスを受けられます。

  • セゾンプレミアムセレクション:一見さんお断りの老舗料亭の利用や、祇園でのお茶屋遊び、美食家が足繫く通う名店からの料理人派遣等のサポート
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セニンカードが利用できる請求書カード払いサービスを利用する方はカード所有を検討するとよいでしょう。

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個人向けのカードとして多くの方は所有しているので、すでに楽天カードを持っているという方も多いのではないでしょうか?

そのような方は、楽天カードを利用して請求書カード払いサービスを利用することで、より効率的に楽天ポイントを貯められます。

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このように楽天カードはさまざまなポイントアッププログラムを用意しています。

楽天経済圏の利用が多い方には請求書カード払いサービスに利用するのもおすすめです。

ファクタリングよりも請求書カード払いの利用が向いている場面

ファクタリングよりも請求書カード払いの利用が向いている場面として次のようなものがあります。

  • 手元に請求書がない
  • ファクタリングの審査に落ちた
  • ファクタリングのコストを引き下げたい
  • 取引先へ支払う資金が手元にない
  • クレジットカードのポイントを貯めたい

ファクタリングよりも請求書カード払いが向いている5つの場面について詳しく解説していきます。

手元に請求書がない

ファクタリングで売却できる請求書が手元にないのであれば、請求書カード払いで資金繰りをするのがよいでしょう。

ファクタリングは、原則として「売掛先に対して発行した請求書(=売掛債権)」が資金化の対象になるため、請求書が手元にない場合には使用できません。

たとえば納品前、検収前、請求書未発行のタイミングだと、債権として確定していないためファクタリングを申し込むことは不可能です。

一方、請求書カード払いは「取引先へ支払う請求書」がなくても、家賃や光熱費、税金、仕入れ代など、支払先が明確でカード決済の枠が使えるなら活用できるケースがあります。

売掛金の発生前でも支払いを先に片付けられるため、請求書の発行サイクルが遅い業種や、支払いが先行しやすい局面では請求書カード払いがフィットしやすい選択肢です。

ファクタリングの審査に落ちた

ファクタリングの審査に落ちてしまっても、請求書カード払いであれば利用できる可能性があります。

ファクタリングは、売掛先の信用や取引実態の裏付け、債権の内容などを確認するため、売掛債権の支払能力に疑義がある時には審査に通過できないこともあります。

たとえば売掛先企業との取引実績が短い、請求書の実在性が疑わしい、入金サイトが長すぎるなどの未回収のリスクが高いと判断できる場面です。

一方、請求書カード払いは「カード枠があるか」がメインなので、売掛先の信用審査や取引資料の不足などによって審査で落ちる心配はありません。

基本的には限度額に空きさえあれば審査に通過できます

もちろんカード払いも無制限ではありませんが、ファクタリングで資金化が難しかった局面でも、支払いを遅らせて資金繰りを整える代替手段として活用できる可能性があります。

ファクタリング審査に通過できない場合や、現金を調達することにこだわらず、「まず支払いを先延ばししたい」ことを優先したいときに請求書カード払いは向いています。

ファクタリングのコストを引き下げたい

ファクタリングの高額な手数料負担を引き下げたい場合にも請求書カード払いが向いています。

ファクタリングは売掛債権を早期に現金化する分、手数料が発生し、売掛先の信用や債権の内容によって手数料が決まります。

ファクタリングの手数料の相場は2社間で5%〜20%程度かかり、請求書カード払いの手数料相場である2%〜5%程度と比較するとかなり高額です。

頻繁にファクタリングを利用すると、手数料負担は高額になる点には注意が必要です。

一方、請求書カード払いは、手数料がファクタリングよりも低くなっており、さらに利用金額の応じてクレジットカードのポイントも貯めることが可能です。

ファクタリングの手数料は請求書カード払いの10倍〜20倍程度になることもあるので、ファクタリングのコストを引き下げたいと考えている方には請求書カード払いの方がおすすめです。

取引先へ支払う資金が手元にない

取引先へ支払う資金が手元になく取引先への支払いが迫っている場合にも請求書カード払いが向いています。

ファクタリングは「手元に売掛金があること」が前提で、現金化できれば支払いに充てられます。

ただし、審査や書類の整備、入金タイミング次第では支払期日に間に合わないことがありますし、入金された資金をそのまま取引先へ振り込むなどの手間がかかるため煩雑です。

請求書カード払いは、サービス事業者が取引先へ立替で振り込み、利用者は後日カードで支払うため、手元資金が不足していてもスムーズに支払いを実行できるのが強みです。

特に仕入先や外注先への支払い遅延は信用低下に直結するため、「現金を作る」より「確実に期日通りに取引先へ支払う」ことが重要です。

ファクタリングは資金調達する、請求書カード払いは期日通りに取引先へ代金を支払うことでスムーズに資金調達できます。

クレジットカードのポイントを貯めたい

取引先への支払いでクレジットカードのポイントを貯めたいと考える方にも、ファクタリングよりも請求書カード払いが向いています。

ファクタリングは売掛債権を売却して現金化するため、カード決済でなく、当然ながらクレジットカードのポイントは貯まりません。

一方、請求書カード払いはクレジットカードで取引先へ代金を支払う仕組みなので、カードのポイントやマイルが利用金額に応じて付与されます。

還元率の高いクレジットカードを使用して、請求書カード払いを利用すれば、効率的にポイントを貯めることが可能です。

日常的に仕入れや経費の支払いが多い個人事業主にとって、ポイント還元によって得られるメリットは少なくありません。

資金繰り改善と同時に還元も狙える点は、請求書カード払いならではのメリットです。

現金化が必須でない、かつクレジットカードの限度額に余裕があるなら、支払いを繰り延べつつポイントも貯められる有効な方法だといえます。

個人事業主が請求書カード払いよりもファクタリングが向いている場面

個人事業主の方が請求書カード払いよりもファクタリングの方が向いている場面として次のようなケースが挙げられます。

  • 現金が必要
  • クレジットカードの空き枠に余裕がない
  • 売掛先企業の支払いが不安
  • 売掛債権の入金サイトを短縮したい
  • 即日資金調達したい
  • より長い期間資金繰りをしたい

請求書カード払いよりもファクタリングの方が向いている場面をご紹介していきます。

現金が必要

現金が必要な場面では請求書カード払いではなく、ファクタリングを選ばなければなりません。

請求書カード払いは、請求書の支払先(家賃・仕入先・外注費など)へカード会社やサービス事業者が立替で振り込みを行い、利用者は後日カード決済で返済する仕組みです。

請求書の支払いをおこなってくれますが、手元に現金が増えるわけではないため、給与の現金払い、生活費の補填、借入金の返済、現金決済の仕入れなど「現金そのもの」が必要な場面では活用できません。

一方、ファクタリングは、売掛債権を売却して現金化するため、入金後すぐに現金を確保できます。

支払い実行のための手段ではなく、キャッシュを直接増やす手段なので、現金が不足している状況では必ずファクタリングを選ぶ必要があります。

クレジットカードの空き枠に余裕がない

クレジットカードの空き枠に余裕がない場面や、クレジットカードそのものを保有していない場合には、ファクタリングが向いています。

請求書カード払いはカード決済を利用して請求書の支払いをおこなう方法です。

そのためクレジットカードの限度額の空き枠が請求書の金額以上であることが大前提として重要になります。

すでに広告費や仕入れで等の支払いで枠を使っている、あるいは限度額が一時的に下がった場合、そもそも決済できず資金繰りに使えません。

対してファクタリングは「売掛先の信用」や債権内容を中心に審査されるため、カード枠の大小に左右されず、売掛債権さえあれば資金調達できます

カード枠が詰まっているときでも、手元に売掛金があり支払いに問題ないものであれば資金化でき、必要な支払いに充てることができます。

クレジットカードの限度額にそもそも請求書を支払うだけの余裕がないのであれば、請求書カード払いよりもファクタリングを利用すべきです。

売掛先企業の支払いが不安

売掛先企業が「期日通りに代金を支払うかどうか心配」という場面でもファクタリングは活用できます。

ファクタリングは、「償還請求権なし(ノンリコース)」で実施されるのが大前提です。

もしも売掛先が倒産等で支払不能になった場合のリスクをファクタリング会社側が負う形になり、回収不能リスクを排除できます。

売掛先の支払いに不安がある局面では、支払いを先送りするだけ請求書カード払いよりも、売掛債権の未回収リスクそのものを整理できる手段としてファクタリングの利用が向いています。

売掛債権の入金サイトを短縮したい

売掛債権の入金サイトを短縮したい場合にも請求書カード払いを利用することが向いています。

請求書カード払いは「自社の支払いをカード引落し日まで繰り延べる」ことで資金繰りを改善しますが、売掛金の回収日は基本的に変わりません。

請求書カード払いでできるのは支払いサイトの延長です。

それに対してファクタリングは、入金予定の売掛債権を早期に現金化するため、回収のタイミングを実質的に前倒しできます。

たとえば月末締め翌々月末入金のような長い入金サイトでも、契約後すぐ資金化できれば、仕入れ・外注・税金などの支払いに回しやすくなります。

資金繰りを改善する方法は、主に「売掛債権の入金サイトを短縮する」「買掛金の支払いサイトを延長する」という2つの方法です。

このうち、入金サイトを短縮したいという目的に対しては、売掛金の前倒しができるファクタリングを利用しましょう。

即日資金調達したい

即日で資金調達したい場面では請求書カード払いよりもファクタリングが向いています。

請求書カード払いは、サービスによっては申込みから振込まで最短即日支払いというものもありますが、カードの与信・本人確認・書類不備・振込タイミングなどで当日着金できない会社もあります。

請求書カード払いサービスは「資金調達」ではなく「支払いの立替」なので、現金が必要というニーズを叶えることはできません。

一方ファクタリングは、オンライン完結型や必要書類が揃っている場合、最短即日で着金するサービスが複数あり、必要な資金を即日調達できる可能性は非常に高いと言えます。

特に突発的な支払い(税金、外注費、材料費)や、入金遅れの穴埋めなど「今日中に現金が必要」という局面では、即日で現金を獲得できるファクタリングが有利になりやすいです。

より長い期間資金繰りをしたい

資金繰りの改善効果をより高めたいのであれば、請求書カード払いよりもファクタリングが向いています。

請求書カード払いは、カードの締日から支払日までの猶予(最大で1〜2か月程度が一般的)を活用して支払いを繰り延べるため、最大で60日支払期限の延長ができます。

それに対してファクタリングで入金サイトが長い売掛債権(60日、90日など)を早期に現金化できれば、請求書カード払いよりも長い期間(最大90日程度)入金サイトを短縮できます。

カード枠が厳しい、支払いよりも運転資金を厚くしたい、売掛の回収までの期間を埋めたい場合は、ファクタリングが資金繰りが改善する期間が長くなります。

ファクタリングの審査基準

ファクタリング審査に通過するためのポイントは次のとおりです。

  • 売掛先企業の信用
  • 売掛先企業との取引歴
  • 売掛債権の期間
  • 売掛債権の金額
  • 利用者の決算状況

ファクタリングは主に売掛先企業の信頼に対して審査するので、融資審査等に通過できなくても資金調達できる可能性があります。

ファクタリングの審査基準について詳しく解説していきます。

売掛先企業の信用

ファクタリングの審査でまず重視されるのが、売掛先企業の信用力です。

ファクタリング会社にとって債務者は売掛先企業になりません。

そのため、ファクタリング会社にとって最も重視されるのは「請求書が期日通りに入金されるかどうか」です。

売掛先企業が期日通りに代金を支払うかどうかを丁寧に見極め、適正な手数料と買取条件を判断します。

信用力が高い売掛先企業ほど回収リスクが低くなるため、手数料が低くなり、継続利用もしやすくなります。

請求書カード払いはカード枠の有無が中心になりがちですが、ファクタリングは債務者が売掛先企業になるので、売掛先企業の信用度が高いほど利用者に有利な条件が出やすい点がメリットです。

手元に複数の売掛債権を手元に保有しているのであれば、場企業や官公庁や優良企業など、支払可能性が高いと思われる売掛債権を売却することで、審査に通りやすく手数料が低くなります。

売掛先企業との取引歴

ファクタリングの審査では売掛先企業との取引歴も重視されます。

売掛先との取引歴は、売掛先企業が信頼できる企業かどうかを判断するための重要な指標です。

単発の取引よりも、過去にも同様の取引があり、期日通りの入金実績が確認できるほど「今回も期日どおりに回収できる」と判断しやすくなります。

取引歴が長い取引先に対する売掛債権であるほど審査では有利になり、入金スピードが速くなり、手数料が低くなる傾向があります。

毎月のように取引があり、入金期日に遅れたことがない取引先に対する売掛債権を売却しましょう

売掛債権の期間

ファクタリングの審査では売掛債権の期間も重要です。

結論的にいえば、売掛債権の支払期日が短ければ短いほど審査では有利になり、入金までの期間が長い売掛債権ほど審査では不利になります。

支払期日までの期間が長ければ長いほど、期日になるまでに売掛先企業の経営状況が悪化し、支払いに支障をきたす可能性が高くなるためです。

一方、支払期日までの期間が短ければ、期日になるまでに売掛先企業の経営状況が悪化するリスクは低いので審査では有利になります。

期日の異なる複数の売掛債権を保有しているのであれば、入金期日が近い売掛債権を売却することで審査で有利になり、手数料も低くなります。

売掛債権の金額

売掛債権の金額は、調達したい資金規模とリスク管理の両面から確認されます。

金額が大きいほど資金繰りへの効果は大きい一方、ファクタリング会社の未回収時の影響も大きくなるため、債権の内容や取引の継続性や裏付け資料などからかなり慎重に審査されることがあります。

これは「大きいと通りにくい」というより、取引の実在性・金額の根拠・支払条件が明確であれば、必要な資金を一度に確保できる可能性が高いということです。

また、利用者の売上規模から鑑みて、申込金額が適正かどうかという点も審査では重要になります。

例えば、年商1,000万円の企業が500万円の売掛債権を売却することは金額的にどう考えても不自然です。

年商の半分もの金額を1つの売掛先企業に対する1回分の売掛債権で計上されることは自然とは言えなためです。ファクタリングで適正と思われる金額は月商程度が限度だと理解しておきましょう。

請求書カード払いは限度額までしか支払うことができませんが、ファクタリングは売掛金という実績に紐づくため、事業規模に合わせた資金化がしやすい点が魅力です。

利用者の決算状況

2社間ファクタリングの審査では利用者の決算状況も重視されます。

2社間ファクタリングは売掛先企業の同意を得ずに(売掛先企業に秘密で)契約し、売掛先企業からの代金回収は利用者がファクタリング会社の代理でおこなう取引です。

そのため、あまりにも決算状況や資金繰りが悪い企業は、存在しない架空の売掛債権を偽造したり、すでに別のファクタリング会社へ売却した売掛債権を二重で譲渡したり、売掛先企業から回収した代金をファクタリング会社へ送金せずに流用してしまうなどのリスクがあります。

ファクタリングは赤字や債務超過でも審査に通過できますが、今日にも明日にも資金ショートしてしまうというほど資金繰りが悪化した企業では審査に通過できない可能性があります。

審査に通過できないほどに資金繰りが悪化する前に、早めに申し込むようにしてください。

なお、3社間ファクタリングは利用者の決算状況や資金繰りが悪くても審査に通過できる可能性が高いので、2社間ファクタリングの審査に通過できないのであれば、3社間ファクタリングの利用も検討しましょう。

請求書カード払いかファクタリングに迷ったらベストファクターへ

請求書カード払いかファクタリングを利用するかで迷ったらベストファクターがおすすめです。

ベストファクターは他のファクタリング会社と異なり、次のような特徴があります。

  • 個人事業主も利用できる
  • 最短即日入金
  • 手数料が低い
  • 審査に通過しやすい
  • 財務コンサルティングを受けられる
  • 他の資金調達方法も提案してくれる
  • 全国に店舗があり訪問してもらえる
  • 注文書ファクタリングが利用できる

ベストファクターは個人事業主でも「相談できるファクタリング会社」なので、請求書カード払いかファクタリングかで迷っている方でも安心して資金調達できます。

ベストファクターの特徴について詳しく解説していきます。

個人事業主も利用できる

ベストファクターは個人事業主も利用できます。

ファクタリング会社の中には個人事業主は利用できず、利用できるのは法人のみとなっているケースが多いですが、ベストファクターは法人と同じように個人事業主でも法人と同じように利用可能です。

個人事業主は売上の季節変動や入金サイトの長さ、税金・社会保険の支払いなどで資金繰りに乱れが生じるリスクがあります。そのため、銀行融資では個人事業主は個人事業主が審査で不利になってしまうケースも少なくありません。

しかしベストファクターであれば、売掛債権(請求書)の支払能力を審査するので、個人事業主でも問題なく資金調達できます

また、請求書カード払いのようにクレジットカードの限度額に依存するのではなく、売掛債権の支払能力のみが審査で重視されるので、クレジットカードの限度額が少なく、請求書カード払いの審査に通過できない事業者でも資金調達することができます。

個人事業主でも柔軟に資金を調達できる点がベストファクターの大きなメリットです。

最短即日入金

ベストファクターでは申込日当日に資金調達できる最短即日入金に対応しています。

ベストファクターの窓口に来店していただければ、窓口で申込〜審査結果の確認〜契約〜入金までの手続きをワンストップでおこなうことができます。

ベストファクターは売掛債権の内容と必要書類が整えば、申込みから契約・入金までの時間を短縮しやすいのが特徴です。

請求書カード払いも支払いが速いサービスはありますが、取引先への支払いは当日中におこなうことができても、現金を手にできるわけではありません

その点、ファクタリングは売掛金を直接資金化できるため、給与・外注費・仕入れなど現金支出に即日で対応しやすいです。

急な受注増で運転資金が膨らんだときや、入金遅れの穴埋めなど「今日〜数日内に現金がいる」場面で、ベストファクターなら当日中に資金が用意できる可能性が高いでしょう。

手数料が低い

ベストファクターは2%〜という業界最低水準の手数料が魅力です。

ベストファクターは手数料が下限2%〜と比較的低い水準から提供しており、リスクが低い売掛債権であればコストを抑えた資金化が期待できます。

ファクタリングの手数料は、売掛先の信用、取引実績、入金期日までの期間、請求根拠資料の整合性などで変動します。

売掛先企業の信用度が高く回収リスクが低いほど、手数料面で有利になりやすい構造です。

請求書カード払いは低めの手数料で利用しやすい一方で、限度額に制約があり、そもそも資金調達ができません。

ベストファクターであれば、低コストで現金を手にできるので、コストを抑えて資金調達したいという方におすすめです。

審査に通過しやすい

ベストファクターは審査に通過しやすいファクタリング会社として有名です。

ベストファクターは面談を重視し、数字だけで機械的に判断しない姿勢を特徴としているため、会社の状況などを丁寧に説明し、担当者とコミュニケーションをとることで審査に通過しやすくなります。

審査では「人間的に信頼できるか」「経営者として優秀か」などと、数字からで判断できない材料を審査するので、決算書のみを確認するオンライン完結型のファクタリングよりも審査に通過しやすいでしょう。

もちろん「必ず通る」審査はありませんが、ファクタリングの審査ポイントである、請求書と契約書・発注書・検収資料の整合、過去の入金実績、売掛先との取引歴、入金期日、二重譲渡リスクなどをクリアできれば、人間性も確認するベストファクターであれば高い確率で審査に通過できる可能性があります。

他社の審査に落ちた方や、他社の手数料が高いと感じている方はベストファクターに相談することで低コストで資金調達できる可能性があるでしょう。

財務コンサルティングを受けられる

ベストファクターでは財務コンサルティングを実施しています。

審査の際には決算書を確認し、財務状況が本質的に改善するためのはどのようにすればよいのかという点を審査します。

単発で資金を作れても、根本の資金繰り構造が変わらなければ再び同じ悩みが起きやすいものです。

ファクタリングは手数料が高いので、本質的に資金繰りが改善できないのであれば再びファクタリングに手を出して、延々と高額な手数料を負担しなければならない悪循環に陥る可能性があります。

ベストファクターは審査や面談の過程で、資金繰りや財務状態の改善に向けた相談ができる点が特徴です。

高額な受注が一気に増えた際に、運転資金が一気に膨らみ、資金ショート回避だけでなく「回収サイトの是正」「粗利の管理」「借入と債権流動化(ファクタリング)の最適配分」など、構造面の見直しが必要になりますが、ベストファクターではこれらの構造面の見直しについて専門的なアドバイスをしてもらうことができるでしょう。

他の資金調達方法も提案してくれる

ベストファクターはファクタリングありきで手続きを進めるのではなく、他の資金調達方法も提案してくれます。

資金繰りの正解は一つではなく、状況によってはファクタリング以外の資金調達方法が適していることも少なくありません。

ベストファクターは財務コンサルティングや経営面の提案も行うため、「ファクタリングありき」ではなく、複数の選択肢から申込者にとって最適な資金調達方法の提案を行なってくれます。

たとえば、銀行融資で運転資金枠を確保しつつ、入金ギャップだけをファクタリングで埋める、補助金案件はつなぎ資金を別管理する、設備投資はリースで平準化する、といった設計を提案してもらうことも可能です。

請求書カード払いも、支払いを止めないための有効手段ですが、限度額や将来の引落し負担も踏まえて使う必要があります。ベストファクターなら、カード払い・融資・ファクタリングの役割分担を整理し、最短で無理のない資金繰り方法を提案してもらえます。

全国に店舗があり訪問してもらえる

ベストファクターは東京・大阪・福岡に店舗があり、対面で相談しながら契約まで進められるため、初めての方でも担当者の顔を見ながらファクタリングの相談がしやすいようになっています。

さらに、店舗へ訪問できない場合でも担当者が申込者の店舗や事務所を訪問して手続きを進めることができるので、忙しくて移動時間が取れない、距離的に来店が難しい、といった事業者の方も利用しやすい業者です。

オンライン完結型のファクタリングは手軽な一方、書類の不備や確認事項があると手続きが進まないので、場合によってはオンライン完結型の方が時間がかかることがあります。

このような場合にファクタリング会社の担当者による訪問があると、必要書類の確認や不足分の手続きがその場で進み、結果的に入金までの時間短縮につながることがあります。

「相談しながら確実にファクタリングの申し込みや契約を進めたい」という場面でベストファクターの店舗型で面談契約というスタイルが活用できるでしょう。

注文書ファクタリングが利用できる

ベストファクターを運営する株式会社アレシアは注文書ファクタリング専門のサービスであるベストぺおというサービスをおこなっています。

そのため、ベストファクターに請求書ファクタリングの申し込みをおこなうと、同時に注文書ファクタリングの相談をおこなうことが可能です。

請求書ファクタリングは「売上発生後(請求書発行後)」の売掛債権が対象ですが、受注直後から仕入れ・外注費・人件費が発生する業種では、売上発生前に必要になる運転資金には対応できません。

そこで活用できるのが注文書をもとに資金化する注文書ファクタリングです。

ベストファクターは請求書買取だけでなく注文書買取にも対応しており、案件の性質に合わせて「請求書と注文書のどちらが向いているか」を判断してもらえるのがメリットです。

請求書カード払いは支払いを先送りできても、現金そのものを調達することはできません。

一方、注文書ファクタリングで受注段階で前倒しの資金を確保できれば、資材調達や外注確保を問題なくおこなうことができ、増加運転資金を簡単に確保できます。

受注増で運転資金が膨らむ局面は注文書ファクタリングを含めて相談できる点がベストファクターの強みです。

請求書カード払いサービスの個人の利用についてよくある質問

請求書カード払いサービスを個人の方が利用する際によくある質問をご紹介していきます。

  • 会社員でも利用できますか
  • 個人の税金を支払うことはできますか?
  • 取引先が海外企業なのですがクレジットカードで支払うことができるでしょうか?
  • デビットカードやプリペイドカードは利用できますか?
  • 分割やリボで払うことはできますか?

会社員でも利用できますか

会社員は利用できません。

請求書カード払いサービスはあくまでも事業の経費をクレジットカードで支払うサービスであるためです。

個人名義で利用できるのは個人で事業を営んでいる場合のみで、会社員が個人的な支払いをクレジットカードで払いたい場合などには活用できない点に注意しましょう。

なお、会社員であっても副業で事業を営んでいる場合には、事業にかかる経費のみ会社員でも利用できます。

事業を営なんでいない会社員は請求書カード払いは利用できません。

個人の税金を支払うことはできますか?

個人の税金を支払うことはできません。

税金を支払うことができるのは基本的には法人宛の請求書のみです。

例え事業に使用した財産に関する請求であっても、請求された人の名義が個人宛の場合には、クレジットカードで支払うことができない可能性が高いので注意してください。

取引先が海外企業なのですがクレジットカードで支払うことができるでしょうか?

取引先企業が海外企業の場合は、基本的に請求書カード払いサービスの利用はできません

請求書カード払いサービスで支払うことができるのは、基本的には国内企業が国内金融機関を支払先として指定した請求書のみです。

そのため、基本的には海外企業が発行した請求書をクレジットカードで支払うことは不可能だと理解しておきましょう。

なお、海外企業が発行した請求書であっても支払先の銀行口座が国内金融機関である場合には、利用できる可能性があるので、詳しくは請求書カード払い業者へ確認してみましょう。

デビットカードやプリペイドカードは利用できますか?

ほとんどの請求書カード払いサービスで、対応した国際ブランドであればデビットカードやプリペイドカードを利用できます。

しかしデビットカードは紐付けされた銀行口座から利用代金が即座に引き落とされるカードですし、プリペイドカードは事前にチャージした金額の範囲内でしか利用できません。

つまり、デビットカードやプリペイドカードで支払いができるのであれば、最初から現金で取引先げ支払いをおこなった方がよいでしょう。

わざわざ手数料を支払ってまでデビットカードやプリペイドカードで請求書カード払いを利用する意味はありませんので、デビットカードやプリペイドカードを利用することは避けた方がよいでしょう。

分割やリボで払うことはできますか?

原則として分割やリボで支払うことはできません。

請求書カード払いサービスの決済画面では1回払いしか選択できないので、請求書カード払いサービスは一括払いのみ利用できると理解しておきましょう。

なお、クレジットカードによってはすでに決済みの代金を分割やリボへ後から変更できるというものがあります。

このようなサービスを利用することで、分割やリボ払いで請求書代金を支払うことができますが、高額な手数料がかかるのであまりおすすめはできません。

まとめ

請求書カード払いは個人事業主やフリーランスでも利用できます。

中には法人しか取り扱っていないサービスも存在しますが、ほとんどのサービスで個人事業主やフリーランスに対しても取り扱いをしているので、個人事業主やフリーランスの方は幅広い選択肢の中から利用できる業者を選択することが可能です。

請求書カード払いサービスは業者によって、手数料、取引先企業の口座へ着金するまでの日数、利用できるクレジットカード、請求書の種類などが異なります

あらかじめ「どのカードで、いつまでに、どの経費を支払いたいのか」を明確にし、確実に期日までに支払いたい支出が支払えるサービスを選択しましょう

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振込までの日数 最短当日 最短翌日 最短4日
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30万円以上の売掛金が必要 50万円以上の売掛金が必要 200万円以上の売掛金が必要
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必要書類
  • 身分証明書
  • 入出金の通帳
  • (WEB通帳含む)
  • 請求書
  • 見積書
  • 決算書
  • 売掛先との取引内容履歴の確認事項
  • 売掛先との契約書類
  • 発注書、納品書、請求書など
  • 身分証明書
  • 登記簿贈本(履歴事項証明書)
  • 決算書(税務申告済の押印必須)
  • 売掛先との基本契約書
  • 売掛債権の因果資料
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