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売掛先に対して発行した請求書を早期資金化する資金調達方法がファクタリングです。
ファクタリングは請求書を売却する行為ですので「請求書ファクタリング」とも呼ばれます。
しかしファクタリングには「注文書ファクタリング」など様々な種類があり、違いを理解して適切に使い分けることが重要です。
この記事では請求書ファクタリングのメリット・デメリット、そしておすすめの請求書ファクタリング業者をご紹介していきます。
記事の目次
請求書ファクタリングとは?
請求書ファクタリングとは、売掛先企業に対してすでに発行した請求書を売却して、入金期日よりも前に早期資金化する方法です。
請求書は本来、請求書に記載された入金期日にならなければ代金を受け取ることはできません。
請求書は売掛先企業から代金を受け取る権利である債権です。
そして債権は売却することができます。
債権は、譲り渡すことができる(民法第466条)
ファクタリングとは、売掛先企業に対する債権である請求書をファクタリング会社へ譲渡(売却)することで、期日前に代金を受け取ることです。
例えば、1月31日に取引先に対して2月末支払期日として請求書を発行した場合、通常であれば2月末にならないと入金になりません。
2月10日にファクタリングを利用すれば、最短で2月10日当日に資金調達できるため、入金までの日数を短縮できます。
ファクタリングを利用すれば、入金期日を待たずに請求書の代金を受け取れます。
注文書ファクタリングとの違い
注文書ファクタリングとは、取引先から受注した際に受け取った注文書を売掛債権とみなして早期に資金化する方法です。
請求書ファクタリングが納品後の請求段階で資金調達する方法に対して、注文書ファクタリングは受注に取り掛かる前に資金調達できるため、請求書ファクタリングと比較して非常に早いタイミングで資金を確保できます。
受注段階から受注金額を資金化できるため、受注に伴って発生する増加運転資金の確保などが可能です。
注文書ファクタリングは請求書ファクタリングよりも前倒しで資金調達できるため、資金繰り改善効果は高くなります。
ただし、注文書ファクタリングは手数料が高く、取り扱う業者が少ない点はデメリットです。
請求書ファクタリングの種類
請求書ファクタリングは契約当事者に売掛先企業が加わるかどうかによって2社間ファクタリングと3社間ファクタリングという2つの種類があります。
それぞれ、手数料や資金調達までの時間などで次のような違いがあります。
2社間ファクタリング | 3社間ファクタリング | |
---|---|---|
契約当事者 | 利用者・ファクタリング会社 | 利用者・ファクタリング会社・売掛先企業 |
手数料相場 | 5%〜20%程度 | 1%〜5%程度 |
入金スピード | 最短即日 | 数日〜10日程度 |
売掛先企業に秘密にできるか | できる | できない |
ファクタリング会社への支払方法 | 売掛先から代金入金後、利用者が支払い | 売掛先企業が直接ファクタリング会社へ支払い |
2社間ファクタリングは売掛先企業には秘密で契約するため、入金スピードが早いのが特徴です。
しかし代金支払いは利用者がおこなうなどリスクも高いため手数料は高くなります。
3社間ファクタリングはあらかじめ売掛先企業の同意を得て契約し、代金も売掛先企業がファクタリング会社へ直接支払うため手数料が安いのが特徴です。しかし、売掛先企業から同意を得て契約するために時間がかかるため、入金までには1週間前後の時間がかかります。
急いでお金が必要な場合は2社間ファクタリングを利用しましょう。
請求書ファクタリング利用の流れ
請求書ファクタリングは以下の流れで申込から入金までおこないます。
- ファクタリング会社を選ぶ
- ファクタリング会社へ申し込む
- 請求書や通帳のコピーをアップロード
- 審査結果確認・契約
- 入金
- 売掛債権回収後にファクタリング会社へ支払い
それぞれの流れで注意すべき点や申込時のポイントを詳しく解説していきます。
①ファクタリング会社を選ぶ
まずはファクタリング会社を選択します。
請求書ファクタリングを取り扱っている業の数は非常に多いため、以下のポイントでファクタリング会社を選ぶことがおすすめです。
- 手数料は相場の範囲内か
- 必要なタイミングで資金は間に合うか
- 買取可能額は希望額に対応しているか
- 安全な業者か
業者を選ぶ際の3つのポイントについて詳しく解説していきます。
手数料は相場の範囲内か
ファクタリング会社によって手数料は異なるため、あまりにも法外な手数料を設定する業者は避けるべきです。
2社間ファクタリングの場合、20%を超える手数料を設定する業者は悪徳業者の可能性が高いため、取引をおこなってはなりません。
低い手数料のファクタリング会社を利用したいのであれば、オンライン完結型のファクタリング会社を利用するのがよいでしょう。
また、同時に複数社から査定をとって、最も手数料が低い業者を利用することも検討してください。
必要なタイミングで資金は間に合うか
自分が必要とするタイミングで資金が間に合うかどうかも重要なポイントです。
ファクタリング会社によって入金時間は異なるためです。
急いでお金が必要なのであれば、最短即日入金または最短〇〇分入金などと表記されているファクタリング会社へ申し込みましょう。
なお、契約に訪問が必要ないオンライン完結型のファクタリング会社の方が即日入金の可能性は高くなっています。
急いで資金が必要なのであれば、必要なタイミングで資金が間に合うファクタリング会社へ申し込みましょう。
買取可能額は希望額に対応しているか
ファクタリング会社の買取可能額が自社が調達したい金額に対応しているかどうかも重要なポイントです。
ファクタリング会社によって買取可能額の範囲が設定されているためです。
たとえば「買取額100万円以上」と決められているファクタリング会社へ30万円の請求書を持参しても、ファクタリングはできません。この場合は30万円の買取に対応したファクタリング会社へ申し込みをする必要があります。
ファクタリングの買取可能額は自社が希望する金額に対応しているかどうかも必ず確認し、希望額を調達できるファクタリング会社へ申し込みましょう。
安全な業者か
利用する業者の安全性も非常に重要です。
ファクタリング会社を営業するためには、免許や登録や許認可などは一切必要ありません。
そのため、ファクタリング会社の中には法外な手数料を設定する業者は、償還請求権ありの実質的な貸付を行う違法業者なども存在します。
- 手数料は相場の範囲内
- 償還請求権なし
- 契約書を作成する
これら3つのポイントを全て押さえた業者でなければ悪徳業者と判断し、絶対に取引してはありません。
特に償還請求権なしで行われることはファクタリングの大前提です。償還請求権とは、もしも売掛債権が回収不能になった場合に、その代金をファクタリング会社が利用者へ請求する権利のことです。
ファクタリングは融資よりも高い手数料を設定できる根拠は、ファクタリングでは売掛債権の回収リスクもファクタリング会社が負うためです。つまり償還請求権なしでおこなわれるファクタリングは違法貸付ということになります。その業者は闇金の可能性が非常に高いため、償還請求権ありのファクタリングは絶対に利用しないでください。
②ファクタリング会社へ申し込む
ファクタリング会社を決めたら、そのファクタリング会社への申し込みをおこないます。
申込方法はファクタリング会社によって異なりますが基本的には以下の3つのいずれかの方法でおこないます。
- インターネット
- 電話
- 窓口
対面契約を希望するのであれば窓口が最も早い申し込み方法でしょう。ファクタリング会社によってはその場で審査を行い、その場で契約し、その場で現金を受け取れる場合もあります。
とはいえ、インターネットから申し込みをするのが一般的です。インターネットであれば24時間365日申し込みが可能です。
③請求書や通帳のコピーをアップロード
申込後にファクタリング会社から提出を求められている書類をアップロードします。
提出しなければならない書類はファクタリング会社によって異なりますが、基本的には書類を写真に撮影して専用のアップロードフォームやメールへ添付して提出する方法です。
書類はPDFへ変換して提出するのが一般的ですので提出形式に注意しましょう。
また、提出漏れがあると審査が進まないため、事前にどのような書類が必要なのかをあらかじめ確認したうえで書類を提出するようにしてください。
④審査結果確認・契約
書類を提出すると審査が始まり、審査完了後に審査結果が通知されます。
審査結果から手数料、掛け目などの買取条件を確認し、問題ないのであれば契約手続へと進みます。
契約方法はファクタリング会社によって異なりますが、基本的には以下の3つです。
- オンライン契約
- 対面契約
- 郵送契約
スピーディーに資金調達したいのであれば、オンライン契約システムを利用して契約手続きをおこなう、オンライン契約を採用しているファクタリング会社を選択するのがおすすめです。
⑤入金
契約後にファクタリング会社から以下の金額が入金されます。
売掛債権金額×掛け目ー手数料
早いファクタリング会社は申込からここまで1時間以内に完了するため、急いで資金調達したい方におすすめです。
⑥売掛債権回収後にファクタリング会社へ支払い
2社間ファクタリングの場合、売掛債権を回収した後に利用者がファクタリング会社へ代金を支払わなければなりません。
2社間ファクタリングは売掛先企業に秘密でファクタリングを実施するため、売掛先企業は利用者に対して代金を支払います。利用者はその代金をファクタリング会社へ送金します。
これによって、2社間ファクタリングにおいてファクタリング会社の代金回収は完了します。
なお、3社間ファクタリングの場合には売掛先企業が直接ファクタリング会社へ代金を支払うため、利用者は何もする必要がありません。
ファクタリングは請求書のみでも利用できる?
ファクタリングといえば「請求書を売却する行為」です。
そのため「売却する請求書さえ、手元にあれば資金調達できるのでは?」と考えている人も少なくありません。
しかしファクタリングは請求書のみでは利用できません。ファクタリングではさまざな書類が必要になるため、どのような書類が必要なのか詳しく理解しておきましょう。
ファクタリングは請求書のみでは利用できない
ファクタリングは基本的に請求書のみでは利用できません。
請求書は偽造しようと思えば簡単に偽造できる書類です。
そのため、その請求書が本物であると裏付けるような資料の提出も併せて必要になります。
- 取引先との基本契約書
- 取引先からの入金が確認できる通帳の写し
基本的にはこれらの書類を請求書と一緒に提出できない限りはファクタリングを利用できません。
ただし、同じファクタリング会社へ同じ売掛先企業に対する請求書を2回目以降に売却する場合には、すでに売掛先企業との関係性や信頼性は証明できているため、請求書のみを提出すれば買取に応じてくれるファクタリング会社もあります。
ファクタリングの必要書類
ファクタリングの審査で必要になる書類はファクタリング会社によって異なるものの、おおよそ以下のとおりです。
- 本人確認書類
- 請求書などの売掛債権成因資料
- 取引先との取引基本契約書
- 取引先からの入金が確認できる通帳の写し
- 決算書・確定申告書
審査をスムーズにおこないのであれば、できる限り必要書類が少ないファクタリング会社と契約した方が無難です。
請求書のみではファクタリングは利用できませんが、できる限り必要書類が少ないファクタリング会社を選択した方がよいでしょう。
ファクタリングのメリット
ファクタリングのメリットは主に4つです。
- 銀行融資の審査に落ちても資金調達できる
- 最短即日入金
- 売掛債権未回収時のリスクなし
- 担保保証人が不要
審査に通りやすく、スピーディーに資金調達でき、売掛債権のリスクも排除できます。ファクタリングの4つのメリットを解説していきます。
銀行融資の審査に落ちても資金調達できる
請求書ファクタリングは銀行融資の審査に落ちても資金調達できます。
ファクタリングの審査は主に売掛債権が回収できるかどうかという視点で実施されるため、利用者の信用は重視されません。
そのため、赤字や債務超過で銀行や日本政策金融公庫の融資審査に通過できない企業であってもファクタリングであれば審査に通過できる可能性があります。
特に優良企業や官公庁に対する売掛債権は回収できると判断される可能性が非常に高いため、審査に通過できる可能性が高いでしょう。
最短即日入金
ファクタリングは最短即日に入金に対応しています。
2社間ファクタリングは利用者とファクタリング会社の2者だけで契約するものです。そのため、ファクタリング会社の審査に通過できればすぐに資金調達できるため、早いファクタリング会社の場合は最短10分で入金できることもあります。
銀行融資の場合は申込から入金まで2週間程度かかります。日本政策金融公庫の場合は3週間程度必要です。そのため、融資では緊急で資金が必要になったときに間に合いません。
2社間ファクタリングであれば、即日入金に対応しているため、急いで資金が必要なタイミングでも資金が間に合う可能性があるでしょう。
売掛債権未回収時のリスクなし
請求書ファクタリングはノンリコース(償還請求権なし)で実施されます。
そのため、万が一売掛債権が回収不能になった場合、その損失はファクタリング会社が負ってくれます。
利用者が損失を負うことはありません。
支払能力や業況が微妙な企業に対する売掛債権をファクタリングすれば、当該売掛債権が回収不能になっても利用者は損失を被ることはありません。
手形割引やABLの場合には、売掛債権が未回収になった場合の損失は利用者が負わなければならないことと比較すると、ファクタリングは未回収リスクをファクタリング会社へ転嫁できる点はメリットです。
担保保証人が不要
請求書ファクタリングを利用するために担保や保証人は必要ありません。
ファクタリングは売掛債権さえ保有していればどんな事業者でも利用できます。
融資では有力な担保や保証人を提供できる事業者の方が審査で有利になります。その一方で、もしも返済できない場合には担保として提供した不動産を失ったり、保証人に返済義務が生じてしまうなどのリスクもあります。
ファクタリングでは担保や保証人は一切不要ですので、資産を持っていない方でも利用しやすいですし、もしも売掛債権がデフォルト(回収不要)しても、利用者には何も責任は生じません。
担保や保証人を提供できない方でも資金調達しやすい点もファクタリングのメリットです。
ファクタリングのデメリット
ファクタリングには次の3つのデメリットもあるため、しっかりと理解しておきましょう。
- 手数料が高い
- 本質的に資金繰りは改善しない
- 悪徳業者が存在する
コストが高い上に、本質的に資金繰りは改善しません。また業者選びには特に注意する必要があります。
ファクタリングの3つのデメリットを詳しく解説していきます。
手数料が高い
請求書ファクタリングは手数料が高い点が最大のデメリットです。2社間ファクタリングの手数料相場は5%〜20%程度ですが、この手数料は年利ではありません。
つまり、1ヶ月先が支払期日の売掛債権を手数料10%でファクタリングした場合、年利では10%×12ヶ月=120%と、非常に高い利率になります。
銀行融資が1%〜4%台程度で借入ができることと比較すると、ファクタリングの手数料は実に融資の100倍近くになることもあります。
非常に資金調達コストが高いため、ファクタリングをあまりに利用すると支出が増加して収益を圧迫してしまうと理解しておきましょう。
本質的に資金繰りは改善しない
ファクタリングでは本質的に資金繰りが改善することはありません。
ファクタリングは数週間〜数ヶ月先に入金になる予定の売掛債権を前倒しで入金しているだけです。
そのため、売掛債権の当初の入金期日になったら、再び資金が不足する可能性があります。
その際にまたファクタリングを利用するという悪循環に陥ってしまうと、ずっと高額な手数料を負担し続けなければならないため、むしろ資金繰りや収支は圧迫されてしまうでしょう。
ファクタリングで調達できるのは緊急で資金が必要になった場合のみで、本質的には資金繰りは改善しません。
利用するのは短期的に資金が必要になった場合のみとしてください。
悪徳業者が存在する
ファクタリング業者には悪徳業者が混じっている可能性があります。
- 手数料が相場の範囲内であること
- 償還請求権なし(ノンリコース)で実施されること
- 契約書を締結すること
これら3点を必ず確認し、上記に1つでも漏れがある業者は悪徳業者であると認識し、利用しないようにしてください。
必要書類の少ないおすすめファクター10選
請求書のみというわけにはいきませんが、必要書類が少なめで安心して利用できるファクタリング会社は次の10社です。
- ベストファクター
- OLTA
- ラボル
- ペイトナーファクタリング
- PAYTODAY
- ビートレーディング
- フリーナンス
- 日本中小企業金融サポート機構
- QuQuMo
- ウィット
それぞれのファクタリング会社でどのような書類が必要になるか、ファクタリング会社の特徴とともに詳しく解説していきます。
ベストファクター
取り扱いサービス | 2社間・3社間 |
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契約方式 | 対面 |
手数料 | 2%〜 |
入金スピード | 最短即日 |
買取限度額 | 下限上限なし |
公式サイトURL | https://bestfactor.jp/ |
弊社ベストファクターはお客様が保有する売掛債権を最短即日で買い取りをおこなっています。
2社間ファクタリングにも3社間ファクタリングにも対応しているため、売掛先企業との関係性や資金が必要なタイミングに合わせてお客様のご事情にマッチした方法で資金調達していただけます。
なお、弊社はお客さまに無理にファクタリングをすすめるようなことはありません。
お客さまお一人お一人のご事情を勘案し、財務コンサルティングを実施した上で最適な資金調達手段をご提案させていただきます。
そのため審査では必ず面談を実施させていただいております。もしも弊社窓口へのご来店が難しい場合には、弊社の担当者がお客様をほうもんさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
また、弊社は注文書ファクタリング専門のBestPayというサービスも実施しているため、請求書ではなく注文書を売却したい方はご活用ください。
OLTA
取り扱いサービス | 2社間 |
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契約方式 | オンライン |
手数料 | 2%〜9% |
入金スピード | 最短即日 |
買取限度額 | 下限上限なし |
公式サイトURL | https://www.olta.co.jp/ |
OLTAは日本で最初にオンライン完結型のファクタリングサービスを始めた会社です。
申込から入金まですべてオンラインで完結し、請求書のアップロードから24時間以内に審査の回答があり、そのまま最短即日入金を受けられます。
また、店舗を持たないため低コスト運営を実現でき、上限手数料9%は業界最低水準です。
スピードと低コストを両立している優良なファクタリング会社だといえるでしょう。
またOLTAは運営会社の信頼性が抜群です。日本で初めてオンライン完結のファクタリングを実施した会社として知られており、多くの企業やベンチャーキャピタルから出資を受けており、資本金は44億円を超えています。
そして、日本中の数多くの銀行と提携し、銀行の顧客にファクタリングを販売しています。信頼性を重視する銀行が提携するほどの企業ですので、運営会社の信頼性は間違いないでしょう。
運営会社の安全性やスピード、コストとあらゆる面で非常に優れたファクタリング会社です。
ラボル
取り扱いサービス | 2社間 |
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契約方式 | オンライン |
手数料 | 10% |
入金スピード | 最短60分 |
買取限度額 | 1万円〜上限なし |
公式サイトURL | https://labol.co.jp/ |
ラボルは入金スピードと入金のタイミングなどが非常に優れたファクタリング会社です。
最大の特徴は24時間365日最短60分入金に対応しているという点です。
土日祝日でも早朝でも深夜でも、必要なタイミングで最短60分で資金調達できるため、まさにいつでもどこでも必要な資金を調達できる優良なファクタリング会社だといえるでしょう。
手数料は10%固定ですので、申し込む前からコストが分かりますし、法外な手数料を要求される心配もありません。
また、1万円から買い取りを実施しているため、個人事業主やフリーランスなどの売上規模の小さな事業者も活用できるでしょう。
いつでも資金調達できる限られたファクタリング会社ですので、緊急時の資金調達手段として頭に入れておいて損はありません。
ペイトナーファクタリング
取り扱いサービス | 2社間 |
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契約方式 | オンライン |
手数料 | 10% |
入金スピード | 最短10分 |
買取限度額 | 〜100万円 (初回25万円迄から徐々に拡大) |
公式サイトURL | https://paytner.co.jp/factoring |
ペイトナーファクタリングは最短10分で資金調達できる、スピードに圧倒的に優れたファクタリング会社です。
あらかじめアカウントを作成しておけば、請求書のアップロードから最短10分で審査が完了し、そのまますぐに振り込みを実施してくれます。大手消費者金融のカードローンよりも入金速度は速いため、急いで資金が必要な際にはおすすめです。
また、ペイトナーファクタリングは個人事業主宛ての請求書を売却できる非常に珍しいファクタリング会社です。他の主要ファクタリング会社は法人宛ての請求書しか買い取りを実施していないため、個人事業主相手にビジネスをされている方はペイトナーファクタリングを利用しましょう。
なお、ペイトナーファクタリングは最大100万円(初回は25万円)までしか買い取りを実施していません。
売上規模の大きな法人は利用できませんが、個人事業主やフリーランスは利用できるため、活用を検討してください。
PAYTODAY
取り扱いサービス | 2社間 |
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契約方式 | オンライン |
手数料 | 1%〜9.5% |
入金スピード | 最短30分 |
買取限度額 | 10万円〜上限なし |
公式サイトURL | https://paytoday.jp/ |
PAYTODAYはAIファクタリングの名称で2社間ファクタリングを実施している業者です。
申込から入金まですべてオンラインで完結するため、最短30分という業界最速レベルのスピードで資金調達できます。
また、運営が効率化されているため低コストで運営でき、手数料の上限は9.5%と低めです。
少ない負担で資金調達したい方にもおすすめです。
なお、PAYTODAYは希望すれば対面契約も実施しているため、オンラインでの契約は心配という方は対面契約でも上限9.5%の低コストでファクタリングを利用できる点はメリットだといえます。
累計買取額は100億円を突破している多くの人が利用しているサービスです。初めてファクタリングを利用する方も安心して利用できるでしょう。
ビートレーディング
取り扱いサービス | 2社間 3社間 |
---|---|
契約方式 | 対面・オンライン |
手数料 | 2社間:4%~12% 3社間:2%~9% |
入金スピード | 最短2時間 |
買取限度額 | 下限上限なし |
公式サイトURL | https://betrading.jp/ |
ビートレーディングは店舗型の独立系ファクタリング会社として最も知名度と実績のある会社の1つです。
累計買取額は1,170億円超、累計取引社数は5.2万社を超えており、月間1,000件以上の買取を実施しています。
担当者の専門知識が非常に高く、審査では財務コンサルティングを受けられるため、短期的な資金繰りだけでなく、本質的に資金繰り改善するための最適なサポートを受けられる点が特徴です。
店舗型のファクタリング会社ですので原則的には面談が必要ですが、オンライン契約にも力を入れており、オンラインであれば最短2時間で資金調達できます。
顧客との契約は弁護士ドットコムが監修するクラウド契約システムのクラウドサインを使用し、顧客の情報はSalesforceで保管するため、顧客情報の管理も徹底している、安心のファクタリング会社です。
フリーナンス
取り扱いサービス | 2社間 |
---|---|
契約方式 | オンライン |
手数料 | 2%〜10% |
入金スピード | 最短即日 |
買取限度額 | 〜1,000万円 |
公式サイトURL | https://freenance.net/ |
フリーナンスはフリーランス・個人事業主向けのさまざまなサポートを行うサービスです。
フリーナンスの2社間ファクタリングサービスである「即日払い」は、申込から最短30分で審査回答があり、そのまま即日入金を受けられます。
手数料の上限は10%と低めですが、利用回数を重ねるごとに手数料が下がる傾向があるため、継続的にファクタリングを利用したい方におすすめです。
ファクタリングの他にもフリーナンスは以下のようなサービスを実施しています。
- あんしん補償:業務上負った賠償責任を補償
- フリーナンス口座:ペンネームや屋号で口座を作成
- バーチャルオフィス:福岡や銀座のオフィスを780円でレンタル
アカウントを作成するだけで、これらのサービスを利用できるため、ファクタリングを利用する予定がない方もアカウントを作成しておいて損はないでしょう。
買速
取り扱いサービス | 2社間・3社間 |
---|---|
契約方式 | 対面・オンライン |
手数料 | 2%〜 |
入金スピード | 最短2時間 |
買取限度額 | 10万円〜5,000万円 |
公式サイトURL | https://kai-soku.jp/ |
買速は最短30分入金という入金スピードの速さが大きな特徴です。
面談はzoomで行い、契約はクラウドサインで実施するため、申込、面談、契約まですべてオンラインで完結します。
審査通過率は80%と、ファクタリング会社としてはやや低めになっています。
その分、厳格な審査を実施しているといえ、審査に通過できれば低い手数料で利用できる可能性があるでしょう。
オンライン申込だけでなく、電話での受付も実施しているため、不明点などを聞きたい方は電話窓口も活用できるオンライン完結型のファクタリング会社です。
ホームページには30秒で買取可能額が判定される買取金額オンライン査定という機能がついているため、いくら調達できるか知りたい方はは気軽に活用しましょう。
QuQuMo
取り扱いサービス | 2社間 |
---|---|
契約方式 | オンライン |
手数料 | 1%〜 |
入金スピード | 最短2時間 |
買取限度額 | 下限上限なし |
公式サイトURL | https://ququmo.com/ |
QuQuMoはオンライン完結型のファクタリング会社の中でも、利用者の口コミや評判が良好な会社です。
最短2時間入金ですが、実際にQuQuMoを利用した人からは「当日中に資金調達できた」「必要なタイミングで資金が間に合った」など、スピーディーに入金できることが分かる評価が多数です。
最短即日と表記しているファクタリング会社は多いですが、実際には入金までには数日程度かかることも珍しくありませんが、QuQuMoであれば高い確率で即日入金できるでしょう。
なお、QuQuMoはオンライン契約の際に、弁護士ドットコムが監修するクラウドサインを使用しています。
情報管理も徹底しているため、安心して利用できる点は大きなメリットです。
ウィット
取り扱いサービス | 2社間 |
---|---|
契約方式 | オンライン |
手数料 | 表記なし |
入金スピード | 最短2時間 |
買取限度額 | 20万円〜500万円 |
公式サイトURL | https://witservice.co.jp/ |
ウィットはオンライン完結型のファクタリング会社の中でも柔軟な審査をおこなっていることでも知られています。
手数料の上限は明記されておらず、審査によっては高めの手数料が適用される可能性がありますが、その分、柔軟な審査を実施しています。
他のファクタリング会社の審査に通過できない方も審査に通過できる可能性があります。
またウィットは建設業専門のファクタリングサービスである「けんせつくん」というサービスを運営しています。審査に通過しにくいとされる建設業を専門に取り扱っていることからも、独自の審査ノウハウを持っていることが分かります。
20万円から500万円までの小口専門のファクタリング会社で、最短2時間の入金に対応しています。
審査に自信のない、個人事業主やフリーランスの方は利用を検討しましょう。
請求書ファクタリングについてよくある質問
請求書ファクタリングのついてよくある質問をご紹介します。
- 請求書という名称の書類でないとファクタリングできませんか?
- 請求書ファクタリングは違法ですか?
- 請求書をなくしてしまった場合はどうすればよいでしょうか?
- 請求代行とファクタリングの違いを教えてください
- 個人が請求書ファクタリングを利用できますか?
請求書という名称の書類でないとファクタリングできませんか?
そのようなことはありません。
取引先に支払いを要求する書類であれば名称はどのようなものでも構いません。
請求書ファクタリングの場合には、すでに納品した業務であること、金額が確定していること、支払期日が確定していること、これら3点を具備した書類であれば請求書ファクタリングを利用できます。
なお、ファクタリング会社によっては、請求を証明する書類が手元になくても、注文書などの金額がわかる書類を提出すれば請求書ファクタリングを実施してもらえる可能性があるため活用しましょう。
請求書ファクタリングは違法ですか?
請求書ファクタリングは違法ではありません。
債権の売却は民法で認められた行為ですので、債権売却自体は合法です。
しかし、請求書ファクタリングという名称でも「償還請求権あり」で実施されるものは実質的に貸付であると判断されます。
実質的な貸付である場合には、貸金業者登録が必要です。
貸金業者登録がないにも関わらず、「償還請求権あり」でファクタリングを利用していた場合は違法の可能性が高くなります。
「償還請求権なし」のファクタリングは違法ではありません。
請求書をなくしてしまった場合はどうすればよいでしょうか?
再発行すれば問題ないでしょう。
自社が売掛先企業へ発行している書類ですので、再発行は簡単です。
また、何らかの事情で再発行ができない場合には、金額や入金期日のわかる注文書などの別の書類でも認められる場合があります。
まずはファクタリング会社へ相談してください。
請求代行とファクタリングの違いを教えてください
請求代行はあくまでも請求や入金管理や消し込みなどの作業をアウトソーシングするだけです。請求代行では売掛債権の所有権は利用者にあります。
ファクタリングは請求書を入金期日前に早期に資金化する資金調達手段です。売掛債権をファクタリング会社へ売却するため、売掛債権の所有権は利用者にはありません。
請求代行は自社の経理部門をアウトソーシングするだけで資金調達はできないことに対して、ファクタリングは資金調達手段であるという点が大きな違いです。
個人が請求書ファクタリングを利用できますか?
個人事業主も請求書ファクタリングを利用できます。
個人事業主が事業で獲得した取引先に対する売掛債権は多くのファクタリング会社で買取対象となっています。
そのため、個人事業主取扱OKのファクタリング会社であれば、個人事業主も問題なくファクタリングの利用が可能です。
なお、個人事業主ではない一般個人はファクタリングを利用できません。
個人に対しては、個人が会社に対して保有している給料を受け取る権利を売掛債権と仮定して給料日前に早期に売却する「給料ファクタリング」というファクタリングが有名です。
しかし、給料ファクタリングは実質的には貸付です。
金融庁も給料ファクタリングについては以下のように注意喚起をおこなっています。
「給与ファクタリング」などと称して、業として、個人(労働者)が使用者に対して有する賃金債権を買い取って金銭を交付し、当該個人を通じて当該債権に係る資金の回収を行うことは、貸金業に該当します。
貸金業登録を受けていないヤミ金融業者により、年率換算すると数百~千数百%になる手数料を支払わされたり、大声での恫喝や勤務先への連絡といった私生活の平穏を害するような悪質な取立ての被害を受けたりする危険性があります。
引用:金融庁|ファクタリングの利用に関する注意喚起
個人がおこなうファクタリングは、個人事業主や事業によって生じた売掛債権を売却する請求書ファクタリングや注文書ファクタリング以外は違法貸付に該当する可能性が高いため注意しましょう。
まとめ