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資金繰り表を前に、翌月の返済原資が足りないことに気づいた時、言いようのない不安や苦しみに襲われたことががある経営者の方も少なくないのではないでしょうか?
「このままでは倒産する」「家族や従業員を路頭に迷わせてしまう」という不安で、会社経営はおろか日常生活にすら支障をきたしてしまうこともあります。
しかし、結論からいえば「返済ができない」=「即倒産」ではありません。
国や金融機関は、意欲のある経営者が事業を継続できるよう、多くの救済策を用意しています。最悪の事態である「差し押さえ」や「破産」を回避し、事業を再生させるために今すぐ行うべきは、逃げることではなく「正しい順序で公的機関や金融機関と交渉すること」です。
この記事では、日本政策金融公庫や銀行への返済猶予(リスケジュール)交渉術から、経営者保証ガイドラインを活用した資産防衛まで、借入金が返済できないときの解決策をすべて網羅しました。
記事の目次
- 1 事業資金の借金返済が苦しい時に経営者が真っ先に行うべき3つ対応
- 2 日本政策金融公庫や銀行への返済猶予リスケジュールを成功させる交渉の進め方
- 3 経営改善支援センターを活用して専門家による資金繰り改善サポートを低コストで受ける
- 4 倒産の危機を回避して事業を立て直すための中小企業活性化協議会による再生支援
- 5 借金問題を根本から解決するための法的整理と経営者保証に関するガイドラインの活用
- 6 事業資金の返済トラブルでよくある質問
- 6.1 返済を滞納するとすぐに差し押さえやブラックリストへの登録が行われるのか
- 6.2 連帯保証人である家族や親族に迷惑をかけずに解決する手段はあるか
- 6.3 サービサー(債権回収会社)に債権が譲渡されたら終わりですか?
- 6.4 税金の滞納はどうすればいいですか?
- 7 現場のリアルから学ぶ:事業継続を支えた2つの成功ケーススタディ
- 8 【保存版】金融機関を納得させる「経営改善計画書」超詳細作成ガイド
- 9 法的整理(民事再生・自己破産)を検討する際の深掘り解説
- 10 資金不足による経営停滞を打破するなら「ベストファクター」の導入を
- 11 まとめ
事業資金の借金返済が苦しい時に経営者が真っ先に行うべき3つ対応
返済が苦しくなった時、最もやってはいけないのが「督促が来るまで放置すること」です。初動の速さが、その後の交渉の成否を分けます。
事業資金の返済ができない時には次の3つの対応をとりましょう。
- 借入先に返済猶予の相談をする
- 不足額と資金ショートする日時を正確に把握する
- 社内でできる限り資金を確保する
事業資金の返済ができない時にとるべき3つの対応について詳しく解説していきます。
支払不能になる前にメインバンクや日本政策金融公庫へ返済猶予の相談を入れる
返済ができないときには、とにかく急いで借入先の金融機関へ連絡することが重要です。
返済日の当日になって「払えません」と言うのは最悪のタイミングです。金融機関にとって、最も信頼を損なう行為は「事前の相談がない延滞」だからです。
返済が滞りそうだと分かった時点(理想は返済日の2週間〜1ヶ月前)で、すぐに担当者へ連絡を入れてください。
この段階で相談すれば、金融機関は「延滞」ではなく「条件変更(リスケジュール)」という簡単で話を聞いてくれます。
金融機関へ「返済が難しい」という連絡を入れる際には次のような内容で電話をするとよいでしょう。
【銀行担当者への電話連絡】
「お世話になっております、〇〇株式会社の[経営者名]です。実は、昨今の原材料高騰の影響で今月の資金繰りが非常に厳しく、[返済日]の約定返済が困難になる見込みです。つきましては、事業継続のための条件変更(リスケジュール)のご相談をさせていただきたく、お時間をいただけないでしょうか。現在の資金繰り表と試算表は準備できております。」
資金繰り表を更新していつまでにいくら不足するのかを正確に把握する
「いつまでに」「いくら」不足するのか、ということを正確に把握することが重要です。
相談に行く前に、必ず「直近3〜6ヶ月の資金繰り表」を最新の状態に更新してください。
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毎月の売上予測(厳しめに見積もる)
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固定費(人件費、家賃、光熱費)
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現在の借入返済額
これらを整理し、「あといくら足りないのか」「元金の返済を止めたら、資金繰りは回るのか」を数値で可視化します。
根拠のない「なんとかなる」という言葉は、プロである銀行員には通用しませんし、「資金繰り管理が甘い経営者」とネガティブに評価されるだけです。
リスケジュールや追加融資の交渉が成功しやすいように、できる限り正確な数字を報告しましょう。
買掛金の支払い延期や役員報酬のカットなど社内でできる資金確保を優先する
金融機関に返済猶予を求める際、必ず聞かれるのが「経営者自身の自助努力」です。
「社内でもできる限りの経営努力をしている」と判断されるためにも、資金確保のためにも次の3点で資金を捻出できないか確認してください。
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役員報酬の減額: 経営者自身の生活費を削ってでも事業を守る姿勢を見せているか。
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経費の徹底削減: 不要不急のサブスクリプション、広告費、車両リースなどの見直し。
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資産の売却: 利用していない設備や車両、遊休不動産がないか。
これらを「すでに行っている」という事実が、リスケジュール交渉における強力な武器になります。
日本政策金融公庫や銀行への返済猶予リスケジュールを成功させる交渉の進め方
「リスケジュール」とは、借入金の返済条件を変更し、一定期間(半年〜1年程度)、元金の返済を猶予してもらう手続きです。
また、最終返済期限を延長し、毎月の返済額を小さくする方法もあります。
リスケジールの内容と金融機関にリスケジュールを認めてもらうためのポイントなどについて詳しく解説していきます。
元金返済を止めて利息払いのみにするリスケジュールの仕組みとメリット
元金返済をストップするリスケジュールが認められると、毎月の返済額を「利息のみ」に抑えることができます。
例えば、毎月100万円(元金90万+利息10万)返済していた場合、月々の支出が10万円に激減します。
この間に浮いたキャッシュを運転資金に回し、事業を立て直すための「時間」を稼ぐのがリスケジュールの最大の目的です。
「1年程度あれば事業を立て直せる」など、一定期間経営再建のために時間を稼ぎたい場合に有効な方法です。
最終返済期限を延長し返済額を縮小するリスケジュールの仕組みとメリット
最終返済期限を延長するリスケジュールとは、例えば5年先が最終返済期限の借入金の返済期限を3年延長し、8年返済とすることで、毎月の返済額を軽減する方法です。
例えば借入金残高500万円、金利2%、返済期間5年の借入金を元利均等返済した場合の毎月返済額は約88,000円です。これを3年期限を延長して8年返済とした場合、毎月返済額は約56,000円へと減少します。
恒常的に毎月の返済額が軽減されるので、借入金の返済額を根本的に減少させて資金繰りを改善したい方に向いています。
金融機関が納得する経営改善計画書の作成ポイントと必要書類の準備方法
銀行は営利企業で慈善団体ではないので、基本的には回収の見込みが立たない限り、借入もリスケジュールにも応じてはくれません。
リスケジュールの交渉をおこなう場合「返済を待てば、この会社は立ち直る」という根拠が必要です。そこで重要になるのが「経営改善計画書(実効性のあるもの)」です。
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現状分析: なぜ資金繰りが悪化したのか(外部要因・内部要因)。
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改善施策: 売上をどう上げるのか、コストをどう削るのか。
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数値計画: リスケ期間終了後、いつから返済を再開できるのか。
これら3点を具体的に説明できるものにして、金融機関が納得できる経営改善計画書を策定しましょう。
追加融資が受けられない場合でも信用保証協会のセーフティネット保証制度を検討する
売上が減少した、赤字に転落したという際には追加融資を受けるという方法もあります。
「もうどこからも借りられない」と諦める前に、お住まいの地域の市区町村窓口で「セーフティネット保証」の認定を受けられないか確認してください。
これは、売上が減少している中小企業に対し、信用保証協会が一般の保証枠とは別枠で保証を行う制度です。これにより、民間銀行から「借り換え」という形で実質的な返済猶予や追加資金の確保ができる可能性があります。
ただし、セーフティネット融資も、既存借入金の延滞が発生してしまったあとでは審査に通過するのが難しくなります。
「このままだと返済ができないかもしれない」と気づいたら、すぐに相談に行きましょう。
経営改善支援センターを活用して専門家による資金繰り改善サポートを低コストで受ける
自分一人で計画書を作るのが難しい場合は、国の支援制度をフル活用しましょう。
国や自治体は経営や資金繰りに苦しむ事業者に対して次のような窓口を用意しています。
- 経営改善支援センター
- よろず支援拠点
それぞれの支援窓口の特徴や活用方法について詳しく解説していきます。
経営改善支援センターの早期経営改善計画策定支援事業で費用の3分の2の補助を受ける
全国の商工会議所などに設置されている「経営改善支援センター」では、「通称:ポストコロナ 211(にいいちいち)」などの事業を行っています。
これは、認定支援機関(税理士や中小企業診断士)に経営改善計画の策定を依頼した際、その費用の3分の2(最大20万円〜)を国が補助してくれる制度です。
プロの知恵を安価に借りられる絶好の機会です。
よろず支援拠点に在籍する専門家から資金繰り以外の売上改善策も無料で引き出す
各都道府県に設置されている「よろず支援拠点」は、何度相談しても無料の公的相談窓口です。
ここでは資金繰りだけでなく、「どうすれば売上が上がるか」という本質的な経営課題についても、マーケティングやITの専門家からアドバイスを受けることができます。
経営状況を根本的に改善したい場合には、利用を検討してみるとよいでしょう。
倒産の危機を回避して事業を立て直すための中小企業活性化協議会による再生支援
借入先が複数の銀行にまたがり、調整が困難な場合は、より強力な公的機関の出番です。
経営再建をサポートしてくれる専門機関として、中小企業活性化協議会という機関があります。
中小企業活性化協議会が実施するバンクミーティングで全債権者の合意を取り付ける
「中小企業活性化協議会(旧:再生支援協議会)」は、いわば「中小企業の駆け込み寺」です。
借入金の返済や収益力低下といった経営課題を抱える中小企業・小規模事業者の再建を支援しており、国が47都道府県に設置しています。
商工会議所等が運営し、専門家が無料で相談に応じており、経営改善計画の策定や金融機関調整を支援します。
公平中立な立場で、複数の金融機関を集めた「バンクミーティング」を開催してくれます。
複数の金融機関に借入金がある場合は、中小企業活性化協議会へ相談することで、個別に銀行を回る手間なく、協議会が間に入ってくれるので、全銀行が一律でリスケジュールに合意する「再建計画」を策定しやすくなります。
商工組合中央金庫の危機対応融資でつなぎ資金を確保する
政府系金融機関である商工中金は、災害や経済環境の激変時に「危機対応融資」を実施します。
活性化協議会と連携し、事業再生に向けた「つなぎ資金」を供給する役割も担っているため、民間銀行が慎重な場面でも相談する価値があります。
日本政策金融公庫と並ぶ、公的な金融機関なので、民間金融機関からの借入ができない場合には、商工中金にも相談してみるとよいでしょう。
借金問題を根本から解決するための法的整理と経営者保証に関するガイドラインの活用
リスケジュールを繰り返しても再建の目処が立たない場合、「会社をたたむ」または「借金を大幅に減らす」決断が必要になります。
| 手続き | 借金の減免額 | 会社・事業の継続 | 経営者の資産(自宅等) |
| リスケジュール | 0(返済期間の延長) | 継続可能 | 維持される |
| 民事再生 | 大幅な圧縮 | 継続可能 | 手続き次第で維持可能 |
| 自己破産 | 全額免除 | 解散・消滅 | 原則処分(ガイドライン活用で残せる可能性あり) |
| 任意整理 | 債権者との交渉による | 継続可能 | 交渉次第 |
倒産後は借金をできる限り残さない方法や、代表者個人に責任が及ばないようにできる制度が用意されているので、最悪の事態に備えて対処法を理解しておきましょう。
会社を潰さずに借金を大幅に圧縮できる民事再生の手続きと費用目安
「事業自体には利益が出ているが、過去の負債が重すぎて返済できない」という場合、民事再生が有効です。
裁判所の認可を得て借金を大幅に(例:90%カットなど)免除してもらい、残った債務を数年かけて返済します。社長が続投できるケースも多いのが特徴です。
ただし、民事再生を申請した会社が事業を継続できる(成功・存続)割合は、約25~40%前後と言われており、それほど可能性が高いわけではありません。
また、民事再生には主に「裁判所への予納金」と「弁護士報酬」などの費用がかかり、小規模企業でも合計500万円〜1000万円以上かかるので、まずは弁護士へ相談した方がよいでしょう。
経営者保証に関するガイドラインを適用して自己破産後も自宅や一定の資産を残す方法
多くの経営者が最も恐れるのが「連帯保証人として、個人の資産や自宅まで取られること」です。
しかし、2014年から運用されている「経営者保証に関するガイドライン」を活用すれば、自己破産をしても、一定の条件(経営者の誠実さ、事業再生への協力など)を満たせば、自宅や一定の現金を残せる可能性があります。
この手続きは債権者全員の同意が必要な「私的整理」の一種です。
そのため、経営者一人で進めるのは不可能に近いため、以下のいずれかの窓口に相談してください。
- 中小企業活性化協議会:
- 特定調停
- ガイドラインに精通した弁護士
このケースでも、早めに弁護士等の専門家へ相談した方がよいでしょう。
事業資金の返済トラブルでよくある質問
事業資金の返済トラブルでよくある質問は次のとおりです。
- 返済を滞納するとすぐに差し押さえやブラックリストへの登録が行われる?
- 連帯保証人である家族や親族に迷惑をかけずに解決する方法はある?
- サービサー(債権回収会社)に債権が譲渡されたら終わりですか?
- 税金の滞納はどうすればいいですか?
返済を滞納するとすぐに差し押さえやブラックリストへの登録が行われるのか
1回の延滞で即座に差し押さえが行われることは稀です。
通常は、数ヶ月の延滞を経て「期限の利益の喪失(一括返済要求)」となり、その後、保証協会が代位弁済を行い、最終的に差し押さえへと至ります。
また、ブラックリスト(信用情報)への登録は、一般的に3ヶ月程度の延滞で発生します。
連帯保証人である家族や親族に迷惑をかけずに解決する手段はあるか
家族を連帯保証人にしている場合、会社が破産すれば家族にも請求が行きます。
これを防ぐには、家族の資産を切り離すための「法的整理のタイミング」や、前述の「経営者保証ガイドライン」を用いた一体的な整理を弁護士に相談するのが最善です。
今は無関係な家族などを連帯保証人として要求しないケースが多いですが、もしも家族や親族や知人を連帯保証人として設定していた場合には、なるべく早く弁護士へ相談しましょう。
サービサー(債権回収会社)に債権が譲渡されたら終わりですか?
いいえ、むしろ交渉のチャンスになる場合もあります。
銀行が債権を売却した場合、サービサーとは「一括での大幅な減額決済」の交渉ができることがあります。
例えば、1億円の債務を数百万円で解決できるケースもあります。ただし、非常に高度な交渉術が必要なため、必ず再生専門の弁護士やコンサルタントを介してください。
税金の滞納はどうすればいいですか?
税金は「自己破産しても免除されない」債務です。
ただし、税務署や役所の窓口で「換価の猶予」の申請を行えば、1年間の差し押さえ猶予や延滞税の免除が認められることがあります。
銀行の返済よりも先に、税務署への相談を優先してください。
現場のリアルから学ぶ:事業継続を支えた2つの成功ケーススタディ
交渉の現場と判断の分かれ道を、製造業と建設業の事例から紐解きます。
【ケース1:製造業】受注激減からリスケジュールでV字回復を遂げたA社の軌跡
状況: 従業員15名の金属加工会社A社。主要取引先からの発注が半減し、月々300万円の返済(公庫・地銀合計)が困難に。現預金は残り1ヶ月分という危機的状況でした。
実施した対策:
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即時の相談: 返済が止まる20日前にメインバンクと公庫へ訪問。
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徹底したコストカット: 役員報酬を50%カットし、工場内の照明LED化や不急の設備リース解約を即決。
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リスケジュールの実行: 1年間の元金返済据え置き(利息のみ支払い)を全債権者に合意。
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新規販路の開拓: 浮いたキャッシュを使い、展示会への出展とWebサイト刷新を行い、特定の取引先への依存度を下げました。
返済を止めている1年の間に営業キャッシュフローがプラスに転じ、2年目から返済を再開。銀行からの信頼も回復し、後に設備投資のための追加融資を受けることに成功しました。
【ケース2:建設業】経営者保証に関するガイドラインを活用し自宅を守りつつ再建したB社
状況: 個人事業主から法人化した建設業のB社。資材高騰と人手不足による工期遅延が重なり、債務超過に。社長は自宅を借入の担保に入れており、連帯保証も負っていました。
実施した対策:
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「経営者保証に関するガイドライン」の適用を申請: 弁護士を介し、金融機関に対してガイドラインに基づく整理を打診。
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誠実な情報開示: 自身の資産状況をすべて開示し、過剰な浪費がないことを証明。
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インセンティブ資産の確保: ガイドラインの規定に基づき、「華美でない自宅」と「当面の生活費(約99万円+α)」を処分対象から外すよう交渉。
事業は特定調停(裁判所の手続き)を経て一部譲渡しつつ、社長自身は自己破産を回避。自宅を失うことなく、再起のための基盤を残した状態で再出発を切ることができました。
【保存版】金融機関を納得させる「経営改善計画書」超詳細作成ガイド
銀行がリスケジュールを認める最大の根拠は、計画書の「実効性(本当に実現できるか)」にあります。各項目の具体的な書き方を解説します。
1. 経営危機の原因分析(現状認識)
まずは経営危機に陥った原因を分析しましょう。
「景気が悪い」といった他責の表現ではなく、自社の課題を直視していることが重要になります。
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Bad: 「コロナ禍で売上が下がった」
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Good: 「特定の取引先1社への依存度が80%を超えていたため、同社の発注停止が致命傷となった。また、原価管理が甘く、資材高騰分を価格転嫁できていなかった」
自社のどこに原因があったのかを明確に説明できる分析をおこないましょう。
2. 具体的な改善施策(アクションプラン)
次に具体的にどのように行動して経営改善をおこなうのかを示します。
「頑張ります」ではなく、「誰が」「いつまでに」「何を」して「いくら利益を出すか」を書きます。
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売上改善: 新規ターゲット(例:飲食店向けから個人向けへ)の特定、成約率の向上策。
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コスト削減: 外注費の5%削減、事務所の移転、不要な車両の売却。
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管理体制: 月次の試算表を翌月10日までに作成し、銀行に毎月報告する体制。
具体的な数字とともに、アクションのプランを策定してください。
3. 数値計画(収支シミュレーション)
収支のシミュレーションも具体的に記載するようにしてください。
「元金返済をいくらに減らせば、資金繰りがショートしないか」を3〜5年分作成します。
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借入金返済計画: 「最初の1年は利息のみ、2年目から元金の10%を返済、3年目に正常化」といったステップを設けます。
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債務償還年数: 「有利子負債 ÷ キャッシュフロー」が、最終的に10〜15年以内に収まる計画を目指します。
法的整理(民事再生・自己破産)を検討する際の深掘り解説
リスケジュールでは解決できない場合、法的な手続きが必要になります。ここで重要なのは「どの弁護士に頼むか」です。
倒産・事業再生に強い弁護士選びのポイントなどについて詳しく解説していきます。
1. 倒産・事業再生に強い弁護士選びの3ポイント
借金問題は「離婚」や「相続」とは全く異なる専門知識が必要です。
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ポイント①:事業再生の受任実績が豊富か
個人の自己破産だけでなく、法人の「民事再生」や「経営者保証ガイドライン」の活用実績を必ず確認してください。
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ポイント②:金融機関との交渉に長けているか
銀行の姿勢を熟知しており、いたずらに戦うのではなく、落とし所を見つけられる弁護士を選びましょう。
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ポイント③:公認会計士や税理士とのネットワークがあるか
再生には「数字」の裏付けが不可欠です。士業間の連携がスムーズな事務所は信頼できます。
2. 手続きにかかる費用内訳(目安)
法的整理には、主に「弁護士費用」と「裁判所に納める費用(予納金)」がかかります。
主な費用は以下のとおりです。
| 手続きの種類 | 弁護士費用(着手金・報酬) | 裁判所への予納金 | 合計の目安 |
| 民事再生(法人) | 200万円〜500万円以上 | 200万円〜(規模による) | 400万円〜1,000万円 |
| 自己破産(法人) | 50万円〜200万円 | 20万円〜100万円 | 70万円〜300万円 |
| 自己破産(代表者個人) | 30万円〜50万円 | 2万円〜20万円 | 32万円〜70万円 |
予納金や着手金が払えないほどキャッシュが尽きてからでは、法的な手続きすら取れなくなります。
「手元にまだ100万円〜200万円あるうち」が、再生か破産かを決めるデッドラインです。
なるべく早めに債務整理等を検討してください。
資金不足による経営停滞を打破するなら「ベストファクター」の導入を
もし、手元の資金が底を突き、事業の継続や設備投資にブレーキがかかっているのなら、一度「ベストファクター」へ相談することをおすすめします。
ベストファクターは単に売掛金を買い取るだけのファクタリング業者ではありません。以下に挙げるような、他社にはない独自の強みを持っているからこそ、最新設備の導入や資金繰りの正常化に悩む多くの経営者から、盤石な信頼を勝ち取っています。
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申し込みから振込まで最短即日のスピード対応
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フリーランスや個人事業主も等しくサポートする柔軟な姿勢
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独自の審査ロジックによる業界トップクラスの通過率
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国内3大都市(東京・大阪・福岡)の拠点で対面相談が可能
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資金調達の先にある経営改善を見据えた財務コンサルティング
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全国どこへでも駆けつける出張買取サービス
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請求書発行前の受注段階で資金化できる「注文書ファクタリング」
審査のハードルが比較的低く、かつ専門的な経営アドバイスまで受けられるベストファクターは、資金難に直面する事業者にとって、まさに救世主となることがあります。
ここからは、なぜ同社が多くの事業者に選ばれ続けているのか、その本質的な魅力を深掘りしていきます。
最速即日入金:チャンスを逃さない圧倒的なレスポンス
ベストファクターの最大の強みは、相談当日に資金を手にできる「即応体制」にあります。
経営において最も避けるべきは、資金不足による「好機の逸失」です。
例えば、市場に出た希少な中古機材の確保や、期限が迫った補助金事業への着手など、一分一秒を争う場面では、銀行融資のような悠長な審査を待つ余裕はありません。
対応の遅い調達手段を選んだばかりに、生産性を高める絶好のタイミングを逃すのは、経営上の大きな痛手となります。
また、資金ショートしそうなタイミングでも資金調達スピードは非常に重要になります。
最短即日で決済を完了できるベストファクターのスピード感は、資金ショートを避けるための決定打となるでしょう。
個人事業主・フリーランスへの門戸開放
法人に限らず、個人事業主やフリーランスの相談を幅広く受け入れている点も特筆すべきです。
一般的なファクタリング会社では、債権譲渡登記が困難であることなどを理由に、個人との取引を敬遠するケースが少なくありません。
しかし、小規模な事業者ほど、数万円の資金ショートが命取りになることをベストファクターは熟知しています。
ベストファクターは事業の規模や形態で差別することはありません。「一刻も早く現場の環境をアップデートしたい」と願う個人事業主にとって、最高のビジネスパートナーとなるはずです。
高い成約率:決算書よりも「売掛先の信用」と「未来」を重視
赤字決済や債務超過といった財務上の課題を抱えていても、諦める必要はありません。
ベストファクターの審査通過率が高い理由は、評価の対象が「利用者」ではなく「売掛先企業」の信用にあるからです。
銀行融資の壁を越えられない状況でも、確かな売掛債権さえあれば、スムーズに資金を確保できる可能性が十分にあります。
さらに、AIによる機械的な数値判断だけでなく、担当者が経営者の「熱意」や「人柄」を直接汲み取る定性評価を重んじている点も、多くの経営者に支持される理由です。
3拠点体制の安心感:高額取引だからこそ「顔の見える」関係を
ベストファクターは東京・大阪・福岡に拠点を構える3支店体制を敷いており、利用者に大きな安心感を与えます。
オンライン完結型の業者が増える昨今、主要都市に実店舗を構え、直接対面して相談できる体制は、切迫した事情を抱える経営者にとって何よりの救いとなります。
面談を通じて複雑な資金事情を共有することで、認識の齟齬を防ぎ、より円滑な手続きが可能になります。
ネット上のやり取りだけでは不安を感じる方にこそ、対面サポートの価値は計り知れません。
本質的な解決を提案:資金調達後のキャッシュフローも守る
ベストファクターは単に売掛債権を買い取るだけでなく、調達後の経営まで見据えた「財務コンサルティング」を提供しています。
ファクタリングは利便性が高い反面、手数料が発生します。同社は顧客の利益を最優先に考え、状況によってはファクタリング以外の解決策を提案することすらあります。
目先の資金確保と将来の健全経営。この両輪を支えるパートナーとして、多くのリピーターを獲得しています。
全国出張買取:多忙な経営者の現場を離れさせない配慮
ベストファクターは現場主義を貫く経営者のために、スタッフが直接指定の場所まで赴く「出張買取」も実施しています。
拠点が遠い場合や、人手不足で現場を離れられない場合でも、対面取引と変わらない質の高いカウンセリングが受けられます。
移動に伴う時間のロスは、経営者にとって損失そのものです。
全国どこへでも柔軟に駆けつけるこのサービスは、多忙を極める事業者にとって非常に利便性が高いと言えます。
注文書ファクタリング:受注した瞬間から資金を動かす
ベストファクターの運営元である株式会社アレシアが展開する注文書ファクタリング「ベストペイ」は、材料仕入れなどの先行費用が膨らむ場面で真価を発揮します。
仕事を受けた証拠(注文書)があれば、入金を待たずに資金化できるため、大規模プロジェクトの着手も容易になります。
また、手元に売掛債権がなくても注文書さえあれば資金調達できるので、資金繰りには大きく寄与するでしょう。
「どの手法が自社に最適か」を迷った際も、ベストファクターに相談すれば、コストと必要額のバランスを考慮した最適なプランを導き出してくれるでしょう。
まとめ
「返済不可=即倒産」ではありません。
まず大切なのは、延滞前に金融機関へ連絡し、返済猶予(リスケジュール)を相談する誠実さとスピードです。
交渉には精緻な資金繰り表と「役員報酬カット」等の自助努力の提示が必須。銀行を納得させる実効性のある「経営改善計画書」を作成しましょう。
自力での再建が厳しいなら、経営改善支援センターや中小企業活性化協議会といった公的機関、専門家による補助制度をフル活用すべきです。
法的整理でも「経営者保証ガイドライン」を適用すれば、自己破産後も自宅や一定の資産を残せる可能性があります。
また、一分一秒を争う資金ショートには、最短即日のファクタリングという選択肢も有効です。
借入金の返済ができないときのポイントは、手元のキャッシュが尽きる前に動くことです。
「逃げ」ではなく「正しい順序の交渉」が、家族と従業員を守る道に繋がります。
一人で抱え込まず、プロの知恵を借りて事業継続の道を探りましょう。


