事業資金の調達方法
アメックスビジネスカードに対応した請求書カード払いサービスを徹底解説
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ファクタリング【即日スビード資金調達】

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請求書カード払いとは、サービス業者を介して、取引先への支払いをクレジットカードで支払う方法です。

取引先への支払いを最大60日遅らせることができるので、今中小企業の資金繰り改善方法として注目を集めています。

請求書カード払いに利用できるクレジットカードはVISAやMasterCardなどが一般的です。

しかし「ビジネスカードにはハイブランドのアメックスを利用している」という方も多いのではないでしょうか?

アメックスはポイント還元率も高いので、請求書カード払いをアメックスで支払ええばスムーズにポイントを貯めることが可能ですが、アメックスに対応した請求書カード払いサービスはそれほど多くありません。

そこで、この記事では、アメックスに対応した請求書カード払いを紹介するとともに、請求書カード払いに向いているアメックスのクレジットカードについても解説します。

普段からアメックスで事業資金の支払いをしているという方はぜひご覧ください。

記事の目次

アメックスのクレジットカードとは

アメックスは世界トップクラスにステータスの高いクレジットカードとして知られています。

信頼と安全性とサービスの質が世界トップクラスで、さらにポイントが貯めやすいカードとなっています。

また、アメックスのビジネスカードは主にグリーン、ゴールド、プラチナとステータスの異なる3つのカードがありますが、いずれのカードも一律の限度額の設定がありません

どんなカードでも利用者の信用や規模に合わせて設定されるので、規模の大きな会社は高額な経費の支払いもクレジットカードでおこなえるようになっています。

そしてなんといってもアメックスは会員サービスが圧倒的に充実している点が特徴です。

プラチナカードでは、レストラン、ホテルの優待、グレードアップ、海外空港ラウンジ無料、充実した補償、ポイント優待、コンシェルジュサービスなど、あらゆる優待を契約するだけで受けられます。

そのため、接待が多い方、出張が多い方、ホテル利用が多い方などは、アメックスに高めの年会費を支払ったとしても金銭的なメリットを得られるでしょう。

あだし、アメックスはVISAやMasterCardと比較して加盟店が少ないというデメリットがあります。

特にネットショッピングなどではアメックスに対応していない店舗も少なくないので、利便性という点では、クレジットカードが使えればほぼどこでも使えるVISAやMasterCardなどと比べて劣ってしまうでしょう。

請求書カード払いとは?

請求書カード払いとは、その名の通り請求書をクレジットカードで支払えるサービスです。

あらかじめ請求書カード払い業者と契約し、請求書の代金を業者へクレジットカードで支払うと、業者が利用者名義で取引先へ支払いをおこなってくれます。

クレジットカードの支払いは翌支払日になるので、請求書の支払いによる現金流出を最大2ヶ月程度遅らせることが可能です。

現金の流出を最大2ヶ月先に先延ばしにした上で、取引先への支払いに遅れることなく支払いを完了させられます。

手元に支払いのための現金がないとき、手元に多くの資金を確保して資金繰りを安定化させたいときなどに、クレジットカードの限度額の範囲内で支払いができる便利なサービスです。

請求書カード払いを利用する流れ

請求書カード払いを利用する流れは以下のとおりです。

  1. 請求書カード払いサービスの利用登録をする
  2. 請求書カード払いサービスに支払先の振込先情報を入力する
  3. 請求書の代金を請求書カード払いサービスに対してクレジットカードで決済する
  4. 請求書カード払い業者が利用者名義で取引先へ振り込み
  5. クレジットカードの引き落とし日に請求書金額+手数料が引き落とされる

基本的には、サービスの登録して請求金額を決済すれば、指定した期日に支払いがおこなわれるという非常に簡単な仕組みになっています。

請求書カード払いを利用する流れについて詳しく解説していきます。

①請求書カード払いサービスの利用登録をする

まずは請求書カード払いサービスのホームページにアクセスし、アカウント作成や利用登録をおこないます。

サービス提供業者によって手続きの流れは異なりますが、基本的にはメールアドレスとパスワードを設定し、アカウント作成をおこない、その後に会社情報の登録をおこなうだけです。

多くの業者が審査も提出書類も必要ないので、ホームページへのアクセスから5分〜15分程度の短時間で請求書カード払いサービスへの登録が完了するでしょう。

②請求書カード払いサービスに支払先の振込先情報を入力する

サービスへの登録が完了したら、請求書カード払いサービスに支払先の振込先情報を入力します。

支払先企業名、口座番号、振込金額、振込希望日、振込人名義などを登録します。

サービスの中には請求書のアップロードが必要になるものもあるので、あらかじめルールをしっかりと確認しておくようにしてください。

③請求書の代金を請求書カード払いサービスに対してクレジットカードで決済する

振込情報を登録したら、請求書カード払い業者へ「振込代金+手数料」をクレジットカードで決済します。

手数料は3%前後ですので、例えば請求書カード払いの手数料が3%で振込金額が100万円の場合、103万円をクレジットカードで決済します。

これで、請求書カード払い業者への支払いは完了です。

④請求書カード払い業者が利用者名義で取引先へ振り込み

クレジットカードでの決済が完了すると、請求書カード払い業者が利用者名義で取引先企業へ振り込みます。

請求書カード払い業者の名義ではなく、利用者名義で振り込みをおこなうので、取引先に対しては利用者自ら支払ったとしか判断されません。

⑤クレジットカードの引き落とし日に請求書金額+手数料が引き落とされる

請求書カード払いで支払った代金はクレジットカードの引き落とし日にクレジットカードの支払用の銀行口座から口座振替で引き落とされます。

アメックスのオリジナルカードの締日と支払日は引き落とし金融機関との間で個別に設定されます。

例えば、締め日が20日前後の場合の支払い日は翌月10日です。

そのため、例えば5月25日に請求書カード払いを利用した場合、締日は6月20日、支払日は7月10日程度になります。

このケースでは、本来であれば5月25日に支払いのために流出したはずの現金が、7月10日まで確保できるのはメリットです。

請求書カード払いと他の資金繰り方法との違い

請求書カード払いは支払いを最大2ヶ月先に後回しにする方法ですが、企業が資金繰りができる方方法としては次のような手段があります。

これらの資金繰り改善方法と、他の方法の違いについて詳しく解説していきます。

融資

融資は、銀行や日本政策金融公庫やノンバンクなどからお金を借りる方法です。

借りたお金には返済義務があるので、融資を受けると一括または分割で返済しなければなりません。

また、融資には審査があるので、赤字決算、債務超過、税金滞納、個人信用情報ブラックの場合には審査に通過できません。

さらに融資は貸借対照表に負債として計上されるので、融資によって資金調達することで負債が増えて自己資本比率が低下し、貸借対照表の総額が増えるので外部からの評価が下落する可能性があります。

一方、請求書カード払いは審査がないので誰でも利用できますし、利用しても負債が増えることはないので外部からの評価が下落する心配はありません

BtoBクレジットカード決済

BtoBクレジットカード決済とは、企業間の支払いをクレジットカードでおこなうことができるサービスです。

このサービスは、債権者である請求書を発行する側の企業が加盟していないと利用できないサービスです。

つまり、請求書の発行を受ける債務者側から「請求書で支払いたい」と希望しても、債権者側がサービス提供協業者と契約していない限りは利用するのが不可能です。

一方、請求書カード払いサービスは、債権者側がBtoBクレジット決済に加盟していなくても、利用できます。

請求書カード払いサービスは、債務者のクレジットカードの限度額に空きさえあれば、どんな企業でも利用できますが、BtoBクレジットカード決済は利用できる会社が限られる点に注意が必要です。

請求書払い

請求書払いとは、取引先から郵送されてくる請求書に基づいて、銀行などで振り込みの手続きをおこなう方法です。

請求書には支払期日があるので、請求書の到着からすぐに代金を支払う必要はありません。

しかし、基本的には請求書の発行月末などが支払期日となっているのが一般的ですので、それほど長い期間支払いをせずに置いておくことのは不可能です。

また、支払日時点で支払えるだけの代金が手元にない場合には、取引先への支払いに遅れ、信用を失ってしまいます。

口座振替

口座振替はあらかじめ決められた期日に、指定した銀行口座から代金が落とされる支払方法です。

口座残高が不足していると引き落としができないので、代金は未払いになってしまいます。

引き落とし日はあらかじめ決められているので、その日まで時間をかけてお金を用意しておくことはできますが、もしも用意できない場合には支払いが不可能です。

ファクタリング

ファクタリングとは事業者が売掛先企業に対して保有している売掛債権をファクタリング会社へ売却して資金化する方法です。

例えば、売掛先企業に対して100万円の売掛金をもっている場合、この100万円は売掛金の入金期日にならなければ資金化できません。

しかし、ファクタリングによってこの売掛債権を売却すると、入金期日を待たずに売掛債権代金の一部を受け取ることができます。

請求書買取サービスは支払いを遅らせるために債務者が利用するサービスであるのに対して、ファクタリングは入金を早めるために債権者が利用するサービスという点が大きな違いです。

アメックスが利用できる請求書カード払いサービス

アメックスが利用できる請求書カード払いサービスは次の3種類です。

  • 支払い.com
  • 請求書カード払い byGMO
  • DGFT請求書カード払い

請求書カード払いサービスのスペックの特徴について詳しく解説していきます。

支払い.com

支払い.com

運営会社 株式会社クレディセゾン
株式会社UPSIDER
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、セゾンカード
請求書の支払いスピード 最短1営業日
利用者 法人、個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 不要
手数料 4%

支払いドットコムは大手信販会社のクレディセゾンと法人向けカード発行の上場企業のUPSIDERが運営する請求書買取サービスです。大手企業が運営しているので安心ですし、すでに60,000社以上が利用しているので安心です。

セゾンカードに対応しているので、セゾン発行のアメックスカードも支払いドットコムへの支払いに利用できます。

最短1営業日で請求書を支払ってくれるので「明日までに代金を支払わなければならない」という緊急時にも活用できます。

また、業界で唯一、社会保険料の支払いにも対応しているサービスです。社会保険料の支払代金の資金繰りに苦しんでいる方は、支払いドットコムであればクレジットカードで代金の支払いが可能です。

手数料は4%と、業界内では高めに設定されていますが、支払いできる請求書の種類が多く、業界トップラスの安全性と知名度を誇る業者ですので、安心して利用できるでしょう。

利用できるアメックスカードはセゾン発行のものだけです。

アメックスのオリジナルカードは利用できないので注意してください。

請求書カード払い byGMO

請求書カード払い by GMO

運営会社 GMOペイメントゲートウェイ株式会社
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド Visa、MasterCard、アメックスのビジネス・カード
請求書の支払いスピード 最短即日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 3.0%
最低手数料として1,500円

GMOグループの東証プライム上場企業のGMOペイメントゲートウェイが提供する請求書カード払いサービスです。

GMOペイメントゲートウェイがアメックスと提携するサービスで、最短即日で取引先に対して支払いができる点が大きなメリットです。

ほとんどの請求書カード払いサービスが申込から入金まで2〜3営業日必要になるのに対して、請求書カード払い byGMOは即日入金に対応しているので、急いで資金が必要な方にもメリットがあります。

なお全てのアメックスカードで利用できるわけではなく、アメックスビジネスグリーン、アメックスビジネスゴールド、アメックスビジネスプラチナの3つのカードだけが請求書カード払い byGMOを利用できます。

普段からアメックスビジネスカードを利用している方は、最もスムーズに利用できる請求書カード払いサービスだといえるでしょう。

アメックスのオリジナルカードが利用できる唯一の請求書カード払いサービスです。

DGFT請求書カード払い

DGFT請求書カード払い

運営会社 株式会社デジタルガレージ
契約方法 オンライン
先延ばしできる最長期間 60日
対応国際ブランド VISA、Mastercard、JCB、セゾンカード、ダイナース
請求書の支払いスピード 最短3営業日
利用者 法人・個人事業主
審査の有無 無し
必要書類 無し
手数料 3%

東証プライム上場企業で、企業向けの決済サービスなどを提供するデジタルガレージが運営する請求書カード払いサービスです。

デジタルガレージは大手カード会社と提携して請求書カード払いサービスを提供しているほどですので、この領域では非常に高いノウハウがあります。

最大の特徴は利用できるカードの種類が多いという点です。

VISA、MasterCard、JCBはもちろん、セゾンカードに対応しているので、セゾン発行のアメックスカードもDGFT請求書カード払いで利用可能です。

さらにダイナースカードにも対応しているので、アメックスやダイナースなどのハイステータスカードを普段から利用している方にとっては利用しやすいカード払いサービスだといえるでしょう。

手数料の3%と低めなので低コストで利用したい方にもおすすめです。

なお、こちらも利用できるアメックスカードはセゾン発行のものだけですので、オリジナルカードは利用できない点に注意してください。

請求側(債務者)にカード払いを促せるサービス

請求書カード払いサービスは債務者側が請求書をカードで支払うサービスです。

取引先がカード払いに対応していなくても、請求書カード払いサービスを利用すれば請求書をカードで支払ます。

しかし、請求書を発行する債権者側が取引先にクレジットカード決済を促せるサービスであるアメックスの企業間はカード払いサービスや、請求QUICKなどのサービスもアメックスを利用できます。

債務者がカード払いできるようにして、債権者は早期入金を受けられるアメックス対応の2つのサービスについて解説していきます。

アメックスの企業間カード払いサービス

アメックス企業間カード払い

アメックスは企業間カード払いサービスを提供しています。

これはアメックスと契約した企業が、請求先からの代金をアメックスが立て替えて支払い、請求先企業がアメックスが請求先から代金を支払うサービスです。

請求書カード払いは請求された債務者側が利用するサービスですが、アメックスの企業間サービスは請求書を発行した債権者側がアメックスと契約して早期に支払いを受けるサービスになります。

3社間ファクタリングのようなイメージだと考えればよいでしょう。

取引先企業の中に「クレジットカードで支払いたい」と考える企業があるのであれば、導入することで取引先にも喜ばれる可能性が高いでしょう。

また、導入するとポイントが貯まる点も魅力の1つです。

請求QUICK

請求QUICK

請求QUICKはSBIグループのSBIビジネス・ソリューションズ株式会社が提供するBtoBクレジットカード払いサービスです。

月額費用0円で利用できるので、利用した分だけ手数料はかかりません。

最大の特徴は業界最安値の手数料で2.24%という非常に低い手数料で利用できます。

システム内で請求書の発行と送付ができ、クレジットカード決済機能付きの請求書を、メールで簡単に発行できます。

このメールから取引先がクレジットカード支払いをおこなえるようになるので、クレジットカードでの支払いを希望する取引先にも重宝されます。

さらに請求QUICKには、入金QUICKというファクタリングサービスも利用できます。

請求QUICKで発行した請求書を業界最安値水準0.5%〜の手数料で売却し、最短2営業日で資金調達することが可能です。

BtoBカード払いサービスとファクタリングの機能を併せ持ったサービスです。

請求書カード払いの7つのメリット

請求書カード払いには次の7つのメリットがあります。

  • 最大2ヶ月支払い期日を延長できる
  • 審査なしで利用できる
  • 申込手続が簡単
  • 手数料が低い
  • クレジットカードのポイントが貯まる
  • 総量規制や決算書への影響がない
  • 分割やリボへ変更ができる場合がある

請求書カード払いは審査なしで簡単に資金繰りが利用でき、さらにポイント還元も受けられるなどの多くのメリットがあります。

請求書カード払いの7つのメリットについて詳しく解説していきます。

最大2ヶ月支払い期日を延長できる

請求書カード払いを利用すれば、最大2ヶ月支払い期日を延長できます。

例えば月末締め翌月末払いのクレジットカードで請求書カード払いを5月1日に利用した場合、締日は6月30日、支払日は7月31日と、ちょうど2ヶ月支払いを遅らせられます。

手元資金の流出が2ヶ月先になるので、その分資金繰りは円滑化するでしょう。

ただし、アメックスオリジナルカードは締日から支払日までの間隔が20日程度しかないので、最大で50日程度しか支払期日の延長は不可能です。

審査なしで利用できる

請求書カード払いサービスは審査なしで利用できます。

請求書カード払い業者は、クレジットカードで代金の決済を受ければ確実に立て替えて支払った代金を回収できます。

また、クレジットカードに空き枠がなければ、利用者が請求書カード払い業者への支払いができず、そこで手続きはストップするだけです。

そのため、クレジットカードの限度額に空き枠さえあればリスクがないので、利用に当たって審査はありません。

クレジットカードに空き枠さえあれば、赤字や債務超過や税金滞納などを原因として融資審査に通過できない事業者でも確実に支払いができるのが、請求書カード払いサービスのメリットです。

申込手続が簡単

請求書カード払いを利用するために手続きは非常に簡単です。

基本的にはアカウントを作成し、会社情報、振込先情報を入力するだけで、提出しなければならない書類はありません。

融資やファクタリングのように、決算書や本人確認書類などの提出は不要です。

クレジットカードで買い物をするのと同じような感覚と簡易さで利用できる点が請求書カード払いのメリットです。

手数料が低い

請求書カード払いの手数料は3%前後と非常に低くなっています。

クレジットカードで決済を受けてしまえば、請求書カード払い業者にリスクは全くないためです。

ファクタリングであれば2社間で5%〜20%もの手数料が発生することと比較すると、請求書カード払いのコストは非常に低いといえます。

コストを抑えた資金繰り改善方法ととして、請求書カード払いは重宝します。

クレジットカードのポイントが貯まる

請求書カード払いで支払った代金に対しては、クレジットカードのポイントを貯めることが可能です。

例えば、手数料3%の請求書カード払いをアメックスビジネスゴールドで利用した場合、1%のポイント還元を受けられるので、実質的に2%の手数料で請求書カード払いを利用できます。

クレジットカードで買い物をしたときと同じように、利用額に対してポイント還元がおこなわれるのは請求書カード払いのメリットです。

総量規制や決算書への影響がない

請求書カード払いは借入金ではありません。

そのため、利用しても例えば総量規制の枠とは無関係ですし、借入金のように決算書に計上されてしまう心配もありません。

融資審査にも影響がないので、請求書カード払いを利用しても、銀行から借り入れがしにくくなるようなリスクが皆無という点も大きなメリットです。

分割やリボへ変更ができる場合がある

クレジットカードで支払った請求書代金は後から分割やリボ払いに変更できるケースがあります。

クレジットカードで買い物をしたときと同じように、カードによっては利用残高を分割リボで支払えるものがあるためです。

本来、取引先への支払いを分割でおこなうことなど不可能ですが、請求書カード払いを上手に活用すれば取引先への分割払いも可能です。

クレジットカード会社によって対応は異なるので、まずはカード会社へ確認してみましょう。

なお、分割やリボには高額な手数料が発生するので、くれぐれも慎重かつ計画的に利用しましょう。

請求書カード払いの4つのデメリット

請求書カード払いはクレジットカードさえあれば審査なしで簡単に支払期日の延長ができるなどの多くのメリットがあります。

しかし、次の4つの点にはデメリットですので、デメリットについても明確に認識しておく必要があります。

  • 最大60日しか支払期日を延ばせない
  • クレジットカードの限度額までしか支払期日を延長できない
  • 手数料が発生する
  • 法人しか利用できないサービスがある

請求書カード払いの4つのデメリットについて詳しく見ていきましょう。

最大60日しか支払期日を延ばせない

請求書カード払いで支払期日の先延ばしができるのは最大で60日だけです。

また、アメックスの場合は、クラシックカードで50日程度、セゾン・アメリカン・エキスプレスカードの締め日は毎月10日で、支払日は翌月4日と決められているので、最大55日程度までしか支払期日を延ばすことはできません。

支払期日の先延ばしができるのは短期間のみで、長期借入金を借りたときのように長期の支払期限延長は不可能であると理解しておきましょう。

クレジットカードの限度額までしか支払期日を延長できない

請求書カード払いではクレジットカードの限度額を超える支払いの延長は不可能です。

請求書の金額がクレジットカードの利用限度額を超える場合、当然ながら当該支払いを請求書カード払いでおこなうことは不可能です。

例えば500万円の支払いを限度額300万円のクレジットカードでおこなうことはできません。

事業をおこなうなかでは、数百万円程度の高額な支払いが必要になることもありますが、あまりにも高額な支払いをクレジットカードでおこなうことはできないので、請求書カード払いでは全ての支払いの先延ばしに対応できるとは限らないと理解しておきましょう。

手数料が発生する

請求書カード払いでは3%前後の手数料が発生します。

ファクタリングと比較すると低めの手数料だといえますが、毎月請求書カード払いを利用した場合、3%×12ヶ月=36%もの高額な手数料が発生する点に注意しなければなりません。

手数料は営業外費用として経常収支を圧迫し、利益率の低い業種の場合、3%の手数料が利益を大幅に削ってしまうケースもあります。

長期的に見たら決して低くない手数料が発生する点には十分注意してください。

法人しか利用できないサービスがある

請求書カード払いサービスの中には法人しか利用できないサービスがあります。

個人事業主やフリーランスが利用できないサービスもあるので、個人事業主やフリーランスが利用する際には「自分が利用条件に当てはまるか」をよく確認しましょう。

請求書カード払いにおすすめのアメックスブランドのクレジットカード5選

法人が利用できるアメックスカードで請求書カード払いの利用に向いているカードは次の5つのビジネスカードです。

  • アメックスビジネスゴールドカード
  • セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
  • アメックスビジネスプラチナカード
  • アメックスビジネスグリーンカード
  • セゾンコバルト・ビジネス・アメックス

それぞれのビジネスカードの特徴やスペックについて詳しく解説していきます。

アメックスビジネスゴールドカード

国際ブランド American Express
利用限度額 なし
年会費 36,300円
追加カード年会費 13,200円
ETCカード年会費 無料
ポイント還元率 1.0%

アメックスの美ジネスゴールドカードです。

高いステータスがありながら年会費36,300円はそれほど高くないと感じる方も多いのではないでしょうか?

追加カードは1枚13,200円、ETCカードは発行手数料、年会費ともに無料で利用できます。

還元率は1%と高めですが、入会特典が用意されており、入会後の6ヶ月以内に対象加盟店で合計200万円以上カードを利用すると100,000ボーナスポイントが付与されます。

まとまった使い道がある際に契約すると、多くのポイント還元を受けられるのでお得です。

「弥生会計」「クラウド会計ソフト freee会計」とAPI連携しているので、カードの利用データがすぐに会計ソフトへ反映され、経理業務の効率化にもつながります。

国内空港ラウンジ無料、手荷物サービス、最高1億円の国内旅行傷害保険なども受けられるので国内出張が多い事業者も活用できるサービスです。

さらに、ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポンが付与されており、全国から厳選した約200店舗のレストランにて所定コース料理を2名以上で利用すると1名分の代金が無料になります。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス

国際ブランド American Express
利用限度額 最大9,990万円
年会費 22,000円
追加カード年会費 3,300円
ETCカード年会費 無料
ポイント還元率 0.5%

アメックスのプラチナビジネスカードがセゾンであれば年会費22,000円という安い値段で加入できます。

セゾンプラチナビジネスカードは一律の限度額が設定されていないので、最大9,900万円まで限度額が設定されます。

事業規模に合わせて適正な限度額でクレジットカードを保有できるでしょう。

また、会費5,500円支払うことでSAISON MILE CLUBに加入でき、SAISON MILE CLUBであれば還元率1.125%でJALマイルを貯められます。

会員専用コンシェルジュ・サービスセゾンプレミアムレストランby招待日和(高級レストランの1名分の食費無料)、海外1,500ヵ所以上の空港ラウンジを無料で利用できるプライオリティパスなど、プラチナカードならではの充実した会員サービスも受けられます。

年会費を抑えて充実した会員サービスを受けたいのであれば、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスはおすすめです。

アメックスビジネスプラチナカード

国際ブランド American Express
利用限度額 なし
年会費 165,000円
追加カード年会費 4人まで無料、5人目以降は13,200円
ETCカード年会費 無料
ポイント還元率 1.0%

アメックスビジネスカードの最高ステータスのカードです。

ゴールドカードと同様に一律の限度額は設定されていないので、規模の大きな企業は高額の支払いが可能です。

大口取引先に対しても、アメックスビジネスプラチナカードであれば請求書カード払いを利用できるかもしれません。

また、年会費は165,000円と高いですが、追加カードは4人までは無料となっているので、追加カードを多く発行したい事業者にとってはメリットがあります。

ゴールドカードで受けられる充実した付帯サービスに加えて、プラチナカードではさらに充実したサービスが付帯されています。

  • 入会後6ヶ月以内に対象加盟店で合計600万円以上カードを利用すると150,000ボーナスポイント
  • 24時間365日、出張や接待の手配など、お電話1本依頼できるプラチナ・セクレタリー・サービス
  • メタル製のカード
  • 世界1,500ヶ所以上のホテルやリゾート施設の優待サービス「ファイン・ホテル・アンド・リゾート」
  • 世界的なホテル、ブランドをはじめ、700を超えるホテルやリゾートで優待料金や特典を受けられる「
  • ザ・ホテル・コレクション」
  • カード更新時に国内の対象ホテルの無料ペア宿泊券をプレゼント
  • 提携ホテルのメンバーシップに入会すると各ホテル・メンバーシップの上位ステータスを付与
  • 世界140ヶ国1,400ヶ所以上の空港ラウンジを無料利用
  • カード更新時に2万円分のトラベルクレジットをプレゼント

ホテルがグルメをはじめとして、会員サービスが圧倒的に充実しています。

海外旅行や出張が多い方は、165,000円の年会費を十分ペイできるでしょう。

アメックスビジネスグリーンカード

国際ブランド American Express
利用限度額 なし
年会費 13,200円
追加カード年会費 6,600円
ETCカード年会費 無料
ポイント還元率 0.5%

アメックスビジネスカードの基本カードが、アメックスビジネスグリーンカードです。

年会費はアメックスビジネスの中で最も安い13,200円と、月1,000円程度の負担でハイステータスのアメックスカードが持てるのは、大きな魅力です。

ポイント還元率は0.5%とゴールドやプラチナカードよりも低めですが、「弥生会計」「クラウド会計ソフト freee会計」とのAPI連携、国内空港ラウンジ無料、大型手荷物宅配優待特典、最高5,000万円の国内旅行傷害保険など、付帯サービスは充実しています。

何よりもアメックスのオリジナルカードは一律の限度額の設定がないので、グリーンカードでも高額な限度額を付与される場合があります。

「付帯サービスはそれほど充実していなくてもいいから、年会費の安いクレジットカードが欲しい」という規模の大きな企業にも、アメックスビジネスグリーンカードはおすすめです。

セゾンコバルト・ビジネス・アメックス

国際ブランド American Express
利用限度額 30万円〜500万円
年会費 無料
追加カード年会費 無料
ETCカード年会費 無料
ポイント還元率 0.5%

セゾンコバルト・ビジネス・アメックスは個人事業主やフリーランスなどの小規模事業者向けのカードです。

最大の特徴は年会費無料です。

ハイステータスのアメックスをセゾンコバルトなら無料で持てるので、年会費の負担を避けたい方に向いています。

登記簿謄本や決算書や確定申告書は不要なので、開業からすぐにカードの契約が可能です。

また、基本の還元率は0.5%ですが、ヤフービジネスサービス、クラウドワークス、アマゾン ウェブ サービスなどを利用する場合は還元率が4倍になり、2%のポイント還元を受けられます。

レンタカー、宅配サービスなどが優待料金になるビジネス・アドバンテージ、エックスサーバーの料金優待、海外のショッピングでポイント2倍など、さまざまな優待を受けられます。

年会費無料のアメックスを探している方には、セゾンコバルト・ビジネス・アメックスがおすすめです

アメックスの請求書カード払いについてよくある質問

アメックスの請求書カード払いについてよくある質問は以下のとおりです。

  • アメックスのビジネスカードは即日発行できますか?
  • アメックスのビジネスカードで税金を支払えますか?
  • 他の国際ブランドとアメックスの違いを教えてください
  • アメックスカードを作成するために必要な年収を教えてください

アメックスのビジネスカードは即日発行できますか?

アメックスビジネスカード、セゾンアメックスビジネスカードはともに即日発行はできません。

発行までに1週間程度の時間が必要です。

すぐには発行できないので、時間的な余裕をもって申し込むようにしてください。

アメックスのビジネスカードで税金を支払えますか?

ほとんどの税金はアメックスビジネスカードの支払いに対応しています。

また、請求書カード払いにおいても、請求書があるものであれば税金であってもクレジットカードで支払うことは可能です。

他の国際ブランドとアメックスの違いを教えてください

アメックスカードはステータスが高く付帯サービスが充実している点が特徴です。

旅行やホテルやレストランなどで充実した優待サービスが利用できます。

ただし、VISAやMasterCardと比べて利用できる店舗が少なく、請求書カード払いも利用できないサービスがいくつかあります

日本国内においては2000年にJCBと加盟店事業での業務提携をおこなったので、使える店舗が大幅に増えました。

アメックスカードを作成するために必要な年収を教えてください

一律の年収の基準はありませんが、グリーンカードで300万円以上、ゴールドカードで600万円以上、プラチナカードで1,000万円以上などと言われます。

ビジネスカードの場合には企業の売上規模などによっても異なるので、一概に「いくら必要」ということはできません。

確実な方法としてはグリーン→ゴールド→プラチナと徐々にステータスを上げていくことですので、不安な方は最初にグリーンカードを作成し、良好な利用状況を継続したうえで上のステータスのカードへ申し込みをおこなうとよいでしょう。

まとめ

アメックスカードはステータスが高く、付帯サービスが充実しているので、事業用の決済用のカードとしても人気です。

請求書カード払いサービスでもアメックスが利用できるカードがありますが、VISAやMasterCard、JCBと比較して利用できるサービスが少ない点には注意しなければなりません。

また、アメックスは締日と支払日が20日〜25日程度の間隔しか空いていないので、請求書カード払いを利用しても最大60日の先延ばしは不可能です。

また、そもそも取り扱っている請求書カード払い業者が少ないので、アメックスビジネスカードを利用している事業者は業者選びを慎重におこなうようにしてください。

 

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ファクタリング
利用額
30万円以上の売掛金が必要 50万円以上の売掛金が必要 200万円以上の売掛金が必要
審査時の
必要書類
  • 身分証明書
  • 入出金の通帳
  • (WEB通帳含む)
  • 請求書
  • 見積書
  • 決算書
  • 売掛先との取引内容履歴の確認事項
  • 売掛先との契約書類
  • 発注書、納品書、請求書など
  • 身分証明書
  • 登記簿贈本(履歴事項証明書)
  • 決算書(税務申告済の押印必須)
  • 売掛先との基本契約書
  • 売掛債権の因果資料
  • 入出金の確認事項
コメント 柔軟に買取利率を指定させていただいている為、業界最高水準の審査通過率と、最高水準の買取額と口コミサイトで高評価を頂いております。最大98%で買取が可能です。 審査基準は緩いが、買取手数料が割高なため、調達できる資金が減少する傾向がある。 銀行系信用情報期間への信用審査あり。黒子決算など業績良好でないと利用できない為、審査経過はなかなか難しい。
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