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個人事業主やフリーランスの方の中には「今日お金を調達しないと支払いができない」と差し迫った状況になったことがある人も多いのではないでしょうか?
個人事業主には即日で資金調達できる方法がいくつかあります。
この記事では個人事業主が即日で資金調達する方法と、それぞれのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
いざというときにすぐに活用できる方法なので、緊急時に備えてぜひ最後までご覧ください。
記事の目次
数分~即日で資金調達できる3つの方法
数分から当日中に高い確率で資金調達や資金繰りができる方法は次の3つです。
それぞれの資金調達方法の特徴やメリットについて詳しく解説していきます。
請求書カード払い
請求書カード払いとは、取引先への請求書をクレジットカードで支払うサービスです。
手元に現金がなくても、クレジットカードに限度額さえ残っていれば請求書の代金を支払うことができます。
- 請求書カード払い業者と契約
- 業者に対してクレジットカードで「請求書代金+手数料」を支払う
- 請求書カード払い業者が利用者名義で取引先へ代金を支払い
- 後日クレジットカードの支払日に代金を決済
資金調達方法ではありませんが、取引先への支払額を超える金額が手元に残っていれば誰でも利用できる支払方法です。
限度額に空きさえあれば審査なしで利用できますし、業者によっては申込日当日に支払いをおこなってくれます。
「取引先へ支払いをしなければならないが、手元にお金がない」という方は請求書カード払いサービスを利用するようにしてください。
ビジネスローン
ビジネスローンとは、民間の貸金業者が融資を行う事業資金です。
多くの商品で即日融資に対応しており、申込から入金までオンラインで完結します。
個人事業主や法人代表者向けに融資をおこなっている業者が多いので、個人事業主が即日資金調達するためには有効な方法です。
ただし、ビジネスローンは金利が高く、10%〜18%程度に設定されているのが一般的です。
また、調達できるのは300万円〜500万円程度が限度で、あまりにも高額の資金調達はできません。
数十万円〜数百万円程度の少額を即日資金調達したい場合に、ビジネスローンは有効です。
ファクタリング
ファクタリングは売掛債権を売却して資金化するサービスです。
売掛債権を売却することによって、期日前に早期資金化することが可能です。
2社間ファクタリングであれば最短即日資金調達できますし、オンライン完結に対応している業者も多くいので、日本全国から非対面で申込日当日に必要な資金を調達できます。
審査の対象は主に売掛先企業の支払能力に対しておこなわれるので、支払いに問題ないと判断できる売掛債権さえ手元に持っていれば、赤字や債務超過で融資審査に通過できない企業でも最短即日資金調達ができます。
個人事業主に対して取り扱っている業者も多いので、融資以外の方法で即日資金調達したい方にはおすすめです。
融資審査に通過できなくても即日で資金調達できる方法
ビジネスローンなどの融資の審査に通過できない人でも、次のような方法であれば申込日当日に資金調達できる可能性があります。
- 請求書支払い代行サービス
- ファクタリング
- 個人的な借入
これらの方法は審査基準が融資とは異なるので融資審査に落ちた人でも資金調達が可能です。
融資審査に通過できない個人事業主でも即日資金調達できる3つの方法について詳しく解説していきます。
個人事業主が即日資金調達する際の審査基準
個人事業主の方が即日で資金調達する際にはスピーディーに審査に通過する必要があります。
ビジネスローンとファクタリングでは審査基準がかなり異なるんで、それぞれの審査基準や即日資金調達のポイントについてしっかりと理解しておきましょう。
ビジネスローンの審査基準
ビジネスローンは次のような基準で審査を実施します。
- 代表者の個人信用情報
- 代表者の返済能力
- 代表者の資産状況
- 借入状況
ビジネスローン審査は事業の内容そのものよりも、代表者の個人信用情報や資産など、代表者の個人的な支払能力にフォーカスして審査をおこなうのが基本です。
ビジネスローン審査の4つのポイントについて詳しく解説していきます。
代表者の個人信用情報
ビジネスローンでは主に代表者の個人信用情報が確認されます。
決算書や確定申告書の提出すら不要と決められている業者も多く、このような業者は代表者の個人信用情報で融資の可否を決定しているのが基本です。
信用情報に次のような情報が記録されているいわゆるブラックの人は審査に通過することはできません。
- 債務整理
- 長期延滞
- 強制解約
また、現在他社からの借入金の返済を滞納している方や、借入金やクレジットカードの支払いに遅れた記録が多い人なども審査で不利になります。
即日で審査に通過したいのであれば、継続的にクレジットカードの支払いを期日通りにおこなうことで審査通過の可能性が高まるだけでなく、スムーズに審査に通過できるでしょう。
代表者の返済能力
ビジネスローンでは会社の資金繰りだけでなく、代表者の返済能力も審査されます。
代表者の個人信用情報や所得から「借入金の返済ができるかどうか」という点が審査で確認されます。
確定申告書から可処分所得やキャッシュフローを確認し、返済に充てられる資金がないと確認される場合は審査に通過できない可能性があるでしょう。
個人事業主の方は税金対策のために、生活費まで経費として計上して赤字で申告している方が少なくありません。
しかし、このような決算や融資審査で不利になりますし、確定申告書そのものの信憑性も薄れて審査担当者から信用されません。
過度な税金対策はおこなわない方がよいでしょう。
代表者の資産状況
ビジネスローンでは代表者個人の信用情報や代表者個人の支払能力が審査されます。
そのため、代表者の資産状況も審査されることが少なくありません。
ビジネスローンの中には、代表者の金融資産や不動産の保有状況を確認されることがあり、このようなローンでは資産が多ければ多いほど審査で有利になります。
保有する資産の状況を漏れなく申告し、「個人でも支払能力がしっかりと備わっている」ということをアピールしましょう。
なお、信用情報や収入の状況に問題がなければ、資産がなくても審査に通過することは可能です。
借入状況
ビジネスローンは、個人事業主の事業資金の借入状況だけでなく、住宅ローンや自動車ローンなどの個人向けローンの借入状況も審査されます。
個人事業主は事業の内容だけでなく、個人を丸々審査されると考えておいた方がよいでしょう。
借入金の金額が多く「これ以上は返済できない」と判断されてしまうと審査に通過することができませんが、借入金の金額が多くても、遅れなく返済し、ビジネスローンの返済に問題ないと判断されるのであれば問題なく審査に通過できます。
ファクタリングの審査基準
個人事業主はファクタリングでも即日資金調達ができますが、ファクタリング審査に即日に通過するための重要なポイントは次のとおりです。
- 売掛先企業の信用
- 売掛債権の入金サイト
- 売掛先企業との取引歴
- 売掛債権の金額
- 利用者の決算状況・資金繰り
ファクタリングは主に売掛債権の支払能力を確認されるので、スムーズに審査に通過するためには信用ある売掛債権を売却することが重要です。
ファクタリングの5つの審査基準について詳しく見ていきましょう。
売掛先企業の信用
ファクタリング審査で最も重要になるのが売掛先企業の信用です。
売掛先企業が「支払いに問題ない」と判断されるような企業であれば審査に通過できます。
ファクタリングは売掛債権をファクタリング会社へ売却する方法なので、ファクタリング会社にとっての債務者は売掛先企業になります。
そのため、売掛先企業が「支払いに問題ない」と判断できる企業であれば、利用者の決算状況とは無関係に審査に通過できます。
売掛先企業が上場企業・官公庁・地元の優良企業であればスムーズに審査に通過でき、即日資金調達の可能性が高まるでしょう。
売掛債権の入金サイト
売掛債権の入金サイトもファクタリング審査では非常に重要です。
入金サイトとは、売掛債権が入金になるまでの期間のことです。
入金サイトが長ければ、ファクタリング会社が代金を立て替える期間が長くなり、その期間に売掛先企業の経営が悪化して売掛債権が未回収になるリスクが高くなります。
そもそもそれほど長い入金サイトを設定すること自体、売掛先企業の資金繰りに余裕がない証拠と判断される可能性もあるでしょう。
一方、入金サイトが短い売掛債権はファクタリング会社にとってリスクが低くなります。
スムーズに資金調達したいのであれば、入金サイトが最も短い売掛債権を売却するとよいでしょう。
売掛先企業との取引歴
利用者と売掛先企業との取引歴も審査ではかなり重視されます。
取引歴が長く、支払期日に遅れたことがない取引先に対する売掛債権であれば審査に通過できる可能性は非常に高くなります。
ファクタリング審査で、必ずと言っていいほど売掛先からの入金が確認できる通帳のコピーの提出が必要になるのは、取引歴や入金実績を確認するためです。
毎月のように継続的に取引があり、支払いに遅れたことがない取引先に対する売掛債権であれば、ファクタリング会社は「今回も期日通りに代金を支払うだろう」と判断するので審査に通過しやすくなります。
一方、支払期日に遅れが多い取引先に対する売掛債権や、初めて取引する企業に対する売掛債権は審査で不利になります。
スムーズに審査に通過して、即日資金調達をしたいのであれば、取引歴が長く支払いに遅れたことがない取引先に対する売掛債権を売却しましょう。
売掛債権の金額
ファクタリング審査では売掛債権の金額が、利用者の売上規模に見合ったものかどうかという点も確認されます。
例えば、年商1,000万円の企業が500万円の売掛債権の売却を希望した場合、金額的にどう考えても不自然なのでファクタリング審査で不利になります。
1つの取引先に対する1つの売掛債権が年商の半分になるというのは不自然だからです。
ファクタリング審査で不利にならない金額は月商程度です。
スムーズに審査に通過して即日資金調達したいのであれば、月商以下の売掛債権を売却してください。
利用者の決算状況・資金繰り
2社間ファクタリングでは利用者の決算状況や資金繰りも審査されます。
赤字や債務超過でも審査に通過できる可能性があるファクタリングですが、2社間ファクタリングでは次のようなリスクがあるので、あまりにも決算状況や資金繰りが悪いと審査に通過できません。
- すでに別のファクタリング会社へ譲渡した売掛債権を二重で譲渡する
- 架空の売掛債権でファクタリングへ申し込む
- 売掛先企業から入金になった代金を流用する
2社間ファクタリングは売掛先企業に秘密で契約し、利用者を経由して売掛債権の代金を回収します。
そのため、あまりにも業績が悪い企業はリスクが高いと判断されて審査に通過できないことがあります。
売掛先企業の同意を得て契約し、売掛先企業がファクタリング会社へ直接代金を支払う3社間ファクタリングではこのようなリスクがないので、2社間ファクタリングよりも審査に通過しやすくなっています。
もしも2社間ファクタリングの審査に落ちてしまった場合には、3社間ファクタリングの利用を検討するとよいでしょう。
個人事業主が即日資金調達できるおすすめファクタリング会社10選
ファクタリングは個人事業主の方が即日で資金調達できますが、ファクタリング会社の中には入金までに時間がかかるものや、個人事業主には対応していない業者もあるので注意が必要です。
個人事業主が即日で資金調達できるおすすめのファクタリング会社は次の10社です。
- ベストファクター
- ペイトナーファクタリング
- OLTA
- ラボル
- PAYTODAY
- ビートレーディング
- フリーナンス
- 日本中小企業金融サポート機構
- QuQuMo
- 資金調達QUICK
これらのファクタリング会社であれば、個人事業主が即日資金調達できますし、安心・安全に利用できます。
個人事業主が即日資金調達できるおすすめのファクタリング会社10社のスペックや特徴を詳しく解説していきます。
ベストファクター
| 取り扱いサービス | 2社間・3社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 対面 |
| 手数料 | 2%〜 |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 買取限度額 | 下限上限なし |
ベストファクターは個人事業主やフリーランスの方からの相談を多数いただいております。
また、店頭へご来店いただければその場で当日中に売掛債権を現金化させていただきます。
また、ベストファクターは審査に通過しやすいことで知られているファクタリング会社です。
ベストファクターは審査の際に面談やヒアリングで担当者と利用者が話をする機会を設けておりますので、審査では利用者様の人間性を確認させていただきます。
決算書や確定申告書からのみ審査を行う業者とは異なり人間性なども審査するので、ベストファクターは他社よりも審査に通過しやすい点が特徴です。
個人事業主の方は法人よりも売上規模が小さく業況も不安定なので、審査に通過しにくいと言われていますが、ベストファクターであれば「人として信頼できる」と判断されれば審査に通過できる可能性があります。
また、審査では財務コンサルティングを実施させていただいております。
本質的に資金繰りを改善するための専門的な提案をさせていただきますので、毎月のように支払いのための資金が足りないという方はお気軽にご相談ください。
契約には来店が必要になります。ベストファクターは東京・大阪・福岡の全国3箇所に店舗を構えていますが、ご来店が難しいお客様に対してはベストファクターの担当者が訪問させていただきます。
お気軽にご相談ください。
ペイトナーファクタリング
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | オンライン |
| 手数料 | 10% |
| 入金スピード | 最短10分 |
| 買取限度額 | 〜100万円 (初回25万円迄から徐々に拡大) |
ペイトナーファクタリングはオンライン完結型のファクタリング会社の中でも最も入金スピードが速い業者です。
申込から入金までには最短10分なので、「どうしても今日入金しないと取引先への支払いができない」「給料の支払いができない」「手形が不渡りになる」などの場面で重宝します。
アカウントを作成した状態で、請求書をアップロードすれば、そこから最短10分で審査が完了し、そのまま代金が入金されます。
緊急時に備えて、あらかじめアカウントを作成しておくと安心です。
また、ペイトナーファクタリングは個人事業主に対して発行した請求書の買取をおこなっている唯一の主要ファクタリング会社です。
取引先が個人事業主やフリーランスという方もペイトナーファクタリングであれば請求書を最短10分で資金化できます。
手数料は一律10% なので高額の手数料を要求される心配はありません。
買取限度額が100万円(初回は25万円)と少ないので、売上規模の小さな個人事業主やフリーランス向けのファクタリング会社だといえます。
OLTA
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | オンライン |
| 手数料 | 2%〜9% |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 買取限度額 | 下限上限なし |
OLTAはオンライン完結型のファクタリングを日本で最初に広めた会社です。
OLTAが登場する以前は、ファクタリングは売上規模の大きな法人が銀行系の業者と取引するものというのが一般的な感覚でした。
しかしOLTAが気軽にオンラインで利用できるファクタリングを広めたことによって、個人事業主などの売上規模の小さな事業者でも気軽に利用できるようになりました。
店舗を持たない効率的な経営をおこなっているので上限手数料は9%です。上限9%の手数料は個人事業主が利用できるファクタリングとしては業界最低なので、OLTAはコストを抑えて利用したい方にもおすすめです。
請求書のアップロードから24時間以内に審査が完了し、そのまま即日入金を受けられるので、急ぎで資金が必要な方にもおすすめです。
OLTAは日本全国の地方銀行や信用金庫と提携し、金融機関の窓口でOLTAの申し込みができます。
銀行が提携するほどのファクタリング会社なので、OLTAは業者の安全性を重視したい方にもおすすめです。
ラボル
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | オンライン |
| 手数料 | 10% |
| 入金スピード | 最短60分 |
| 買取限度額 | 1万円〜上限なし |
ラボルはオンライン完結型のファクタリング会社の中でも対応力ナンバーワンの業者です。
365日24時間最短60分でオンライン完結で資金調達できるのは、数あるファクタリング会社の中でもラボルだけです。
休日でも夜間でもすぐに必要な資金を調達できるので、緊急で資金が必要なタイミングで活用できます。
曜日や時間を問わずに資金調達できる業者はかなり貴重なので、緊急時に備えて覚えておくと安心です。
手数料は10%に固定されているので、高額な手数料を要求される心配はありません。
また、1万円〜上限なしで買取に対応しているので、売上規模の小さな個人事業主から法人まで幅広く利用できます。
運営業者の株式会社ラボルは東証プライム上場企業の株式会社セレスの100%子会社です。
実質的に上場企業が運営するサービスなので、業者の安全性を重視したい方にもおすすめです。
PAYTODAY
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | オンライン |
| 手数料 | 1%〜9.5% |
| 入金スピード | 最短30分 |
| 買取限度額 | 10万円〜上限なし |
PAYTODAYはAIファクタリングの名称でオンライン完結型のファクタリングを展開している業者です。
AIが審査を実施しているので、審査スピードが非常に速く、申込から審査完了までは最短15分で、入金までは最短30分です。
店舗を持たないので、手数料が低い点も特徴で、上限9.5%の手数料は個人事業主が利用できるファクタリングとしてはOLTAに次ぐ業界最安値水準となっています。
10万円から上限なしで買取に対応しているので、個人事業主から法人まで、売上規模に関わらず幅広い事業者が利用可能です。
サービス開始から5年程度で累計申込額は250億円を突破しています。
初めてファクタリングを利用する人に多く利用されている優良サービスです。
ビートレーディング
| 取り扱いサービス | 2社間 3社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 対面・オンライン |
| 手数料 | 2社間:4%~12% 3社間:2%~9% |
| 入金スピード | 最短2時間 |
| 買取限度額 | 下限上限なし |
ビートレーディングは独立系の店舗型ファクタリング会社の中で最も有名で実績豊富な会社の1つです。
日本経済新聞や地上波にも登場したことがある会社なので、運営業者の知名度は非常に高くなっています。
2025年3月末時点で、累計取引社数は7.1万社、累計買取実績は1,550億円と非常に豊富な実績を誇っています。
ファクタリング会社の中でも代名詞的な会社なので、業者の安全性を重視したい方におすすめです。
東京・仙台・名古屋・大阪・福岡の全国5箇所に店舗を構えており、店頭ではファクタリングの相談だけでなく財務コンサルティングなどを受けることも可能です。
オンライン完結にも力を入れており、オンラインであれば最短2時間で資金調達できます。
顧客情報はSalesforceで保管し、オンライン契約は弁護士ドットコムが監修するクラウドサインでおこないます。
業者の安全性、手数料の低さ、入金スピードの3点で優れた優良ファクタリング会社です。
フリーナンス
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | オンライン |
| 手数料 | 2%〜10% |
| 入金スピード | 最短即日 |
| 買取限度額 | 〜1,000万円 |
フリーナンスは大手インターネットグループのGMOグループのGMOクリエイターズネットワークが運営するサービスです。
ファクタリング以外にも個人事業主やフリーランスなどの小規模事業者の事業に活用できる次のようなサービスを取り扱っています。
- 即日払い:2社間ファクタリング
- フリーナンス口座:屋号やペンネームで口座を持てる
- あんしん補償:業務上生じた損害賠償責任等を補償
- バーチャルオフィス:銀座・福岡のバーチャルオフィスを格安料金で利用可能
2社間ファクタリングの即日払いはフリーナンス口座の利用状況に応じて手数料が決まる仕組みです。
フリーナンス口座は、一般の銀行であれば個人名義でしか口座を保有できない個人事業主やフリーランスが屋号やペンネームで口座を作成できるサービスです。
個人名の口座よりも対外的な信用を獲得できるので、積極的に活用するとよいでしょう。
なお、口座の利用状況によっては一桁台半ばの手数料で2社間ファクタリングを利用できます。
フリーナンス口座を利用しない方でも10%の手数料で利用できるので、フリーナンスは手数料が非常に低いサービスです。
請求書のアップロードから最短30分で審査が完了し、そのまま即日入金を受けられます。
アカウントを作成するだけで「あんしん補償」などのサービスを受けられるので、緊急時に備えてまずはアカウント作成だけでおもおこなっておくとよいでしょう。
日本中小企業金融サポート機構
| 取り扱いサービス | 2社間・3社間 |
|---|---|
| 契約方式 | 対面・オンライン |
| 手数料 | 1.5%〜10% |
| 入金スピード | 最短3時間 |
| 買取限度額 | 下限・上限なし |
日本中小企業金融サポート機構はファクタリング業とコンサルティング業をおこなう一般社団法人です。
コンサル業者としては国が中小企業支援の専門家として認定している認定経営革新等支援期間であり、ファクタリング以外にも、財務診断・不動産評価・M&A・事業承継・補助金申請などのサポートを受けられます。
また、法人形態は一般社団法人なので、株式会社とは異なり非営利法人ではありません。
そのため手数料が低いのが特徴で、一桁台の低い手数料で利用できている人もいるようです。
さらに日本中小企業金融サポート機構はオンライン完結型にもかなり力を入れています。
日本中小企業金融サポート機構のオンライン完結型AIファクタリングのFACTORUは審査完了までは最短10分、入金までは最短40分という圧倒的なスピードで資金調達することが可能です。
店頭ではコンサルティングを受けることができ、オンラインでは最短40分で資金調達できる、店頭でもオンラインでもメリットの多いサービスです。
QuQuMo
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | オンライン |
| 手数料 | 3%〜 |
| 入金スピード | 最短2時間 |
| 買取限度額 | 下限上限なし |
QuQuMoはオンライン完結型のファクタリングサービスの中でも入金スピードの速さが利用者に評判のファクタリング会社です。
「本当に2時間で資金調達できた」「必要なタイミングで資金が間に合った」など、入金スピードを評価する口コミが多くなっています。
申込から入金まで最短2時間で、完全オンライン完結で資金調達が可能です。
買取金額には下限も上限もないので、売上規模の小さな個人事業主もスピーディーに資金調達できます。
手数料は3%〜上限なしとやや高めなので、他社ではリスクが高いと審査に通過できなかった方もQuQuMoであれば審査に通過できる可能性があります。
売上規模の小さな事業者もスピーディーに資金調達できるので、審査に自身がない個人事業主やフリーランスの方におすすめのサービスです。
資金調達QUICK
| 取り扱いサービス | 2社間 |
|---|---|
| 契約方式 | オンライン |
| 手数料 | 1%〜 |
| 入金スピード | 最短10分 |
| 買取限度額 | 下限上限なし |
資金調達QUICKは最短10分で資金調達できる業界最速クラスのスピードを誇るファクタリングサービスです。
あらかじめアカウントを作った状態で請求書をアップロードすれば最短10分で審査が完了し、そのまますぐに入金を受けられます。
最短10分入金は業界トップクラスのスピードなので、急いで資金が必要な方におすすめです。
また、手数料には上限がないので、リスクの高い人には高い手数料を設定することで、審査に通過しやすいローンだということができます。
買取金額には下限がないので、売上規模が少ない個人事業主でも利用できます。
累計申込件数が10万件を超えており、非常に多くの個人事業主などが利用しているサービスです。
安心できる業者と取引したい方におすすめです。
個人事業主が即日で資金調達する際の注意点
個人事業主が即日で資金調達する際のは次のような点に注意してください。
- 闇金や悪徳業者を利用すること
- 高額な資金調達コスト
- 返済についても考慮する
- 個人向けカードローンは利用しない
- 全部払えないときは支払いの優先順位を決める
「すぐにお金が必要」という差し迫った状況の足元を闇金や悪徳業者は狙っているので業者選びには注意するとともに、返済についても考慮した上で利用しましょう。
個人事業主が即日資金調達する際に注意すべき5つのポイントについて詳しく解説していきます。
闇金や悪徳業者を利用すること
ビジネスローンやファクタリング会社を利用する際には、闇金や悪徳業者を利用してしまわないように注意する必要があります。
ビジネスローンを利用する際には必ず金融庁の登録貸金業者検索サービスにて、利用を検討している業者が貸金業者として登録されているかどうかを必ず確認してください。
貸金業者として登録がない業者は100%闇金ですので絶対に取引してはありません。
また、ファクタリングは貸金業者のように、免許や許認可や登録制度があるわけではないので、中には高額な手数料を要求する悪徳業者や実質的な貸付をおこなう闇金も混じっています。
金融庁も次のように注意喚起をおこなっています。
一般に「ファクタリング」とは、事業者が保有している売掛債権等を期日前に一定の手数料を徴収して買い取るサービス(事業者の資金調達の一手段)であり、法的には債権の売買(債権譲渡)契約です。
しかし、近時、ファクタリングを装った高金利の貸付けを行うヤミ金融業者の存在が確認されています。また、ファクタリングとして行われる取引であっても、経済的に貸付けと同様の機能を有していると思われるようなものは、貸金業に該当するおそれがあります。
事業者の皆様におかれては、こうした偽装ファクタリングを利用することのないよう、十分注意してください。
引用:金融庁|ファクタリングの利用に関する注意喚起
基本的には次ぼいずれかに該当する業者は悪徳業者や闇金の可能性が非常に高いので取引を控えるようにしましょう。
- 手数料が20%超
- 償還請求権あり(ウィズリコース)
特に償還請求権には十分注意が必要です。償還請求権とは売掛債権がファクタリング後に未回収になった場合に、その損失をファクタリング利用者へファクタリング会社が請求する権利です。
ファクタリングが融資よりも高い手数料を設定できる理由は、売掛債権の未回収リスクをファクタリング会社が負うためです。
売掛債権の未回収リスクを負っていないにも関わらず、高額な手数料を設定している業者は、実質的な融資を無登録かつ違法金利で取り扱う闇金ですので、絶対に取引しないでください。
高額な資金調達コスト
ビジネスローンもファクタリングも資金調達コストが高額です。
銀行や日本政策金融公庫の融資では、金利1%〜4%台で資金調達できるのに対してビジネスローンは10%〜18%、ファクタリングの場合が2社間で5%〜20%程度の手数料が発生します。
特にファクタリングの手数料は年利ではないので、年利に換算するとさらに手数料は高額です。
手数料10%で1ヶ月先が入金期日の売掛債権をファクタリングした場合、年利に換算すると120%もの手数料になります。
融資の100倍近くの手数料になることもあるので、頻繁に利用するのは厳禁です。
ビジネスローンもファクタリングも、本当にお金に困ったときのみ、スポットで利用するようにしてください。
返済についても考慮する
ビジネスローンやファクタリングで即日融資を利用する方は「とにかくいますぐにお金が必要」と苦しむあまりに返済については考慮していないケースが少なくありません。
しかし、ビジネスローンはそれほど長期間の返済期間を設定できないので、毎月返済額が高額になることがあります。
さらにファクタリングは1〜2ヶ月先に入金予定の債権を前倒しで受け取っているだけなので、当初の入金期日になったら再び資金繰りが苦しくなることが予想されます。
ビジネスローンやファクタリングなど、高コストの方法で資金調達する際には「今がよければ後のことは後で考える」という視点に陥りがりです。しかし返済についてもしっかりと考慮したうえで申し込みをおこなうようにしてください。
個人向けカードローンは利用しない
個人事業主は即日資金調達ができる方法として大手消費者金融などの個人向けのカードローンの利用を検討する人が少なくありません。
しかし、個人向けカードローンで調達したお金を事業資金の用途に利用することは明確に違反です。
個人向けカードローンは原則として何に使用しても自由なローンですが、唯一、事業資金にだけは使用することができません。
ローン会社に事業資金に使ったことを知られてしまうと「融資金を一括返済せよ」という請求になってしまう可能性があります。
いくらお金に困っても、即日融資に対応した個人向けのカードローンには手を出さないようにしてください。
全部払えないときは支払いの優先順位を決める
個人事業主が借入できずに手元のお金だけで全ての支払いができないときには支払いの優先順位を決めたうえで支払いをするようにしてください。
基本的に支払いの優先順位は次のとおりです。
- 手形や小切手の決済
- 従業員の給料
- 取引先への支払い
- 税金・社会保険料
- 借入金の返済
手形や小切手が決済できないと不渡になり、融資金の一括返済を求められ、6ヶ月以内に2回目の不渡りになると銀行との取引ができなくなり実質的には倒産と同じになります。そのため、手形や小切手の決済があるのであれば最優先に支払いをするようにしてください。
次に優先すべきなのは従業員の給料です。従業員には生活も家族もいるので必ず給料はあらゆる経費の中で最優先に支払うようにしてください。
銀行などへの借入金の返済は、事情を伝えたうえで支払うことができない旨を伝えれば一定期間返済を待ってくれます。銀行への支払いは最も優先順位の低くして問題ありません。
支払いが厳しい時は優先順位を決めて、順位の高いものから支払うようにしましょう。
個人事業主の即日資金調達についてよくある質問
個人事業主が即日で資金調達をする際によくある質問は次のとおりです。
- 資金調達の最終手段で個人間融資掲示板を利用しても大丈夫?
- 必ず借りれるローンはある?
- ビジネスローンクレストやハリスは安全?
- 法人と個人事業主はどちらが即日資金調達しやすい?
- 現金調達の裏技はある?
資金調達の最終手段で個人間融資掲示板を利用しても大丈夫?
個人間融資掲示板は利用しないでください。
個人間融資掲示板とはお金を借りたい人と貸したい人がマッチングする掲示板です。
運用目的でお金を貸したいと考えて掲示板を利用している人がいる可能性はゼロではありませんが、ほとんどのケースで個人間融資掲示板でお金を貸す側として登録しているのは闇金です。
個人間融資掲示板を利用してお金を借りるということは闇金からお金を借りるということと同義なので絶対に利用しないでください。
必ず借りれるローンはある?
必ず借りれるローンは存在しません。
「必ず借りれる」「審査なし」などの文言は法律で禁止されていますし、審査を行うことも法律で義務付けられています。
つまり「必ず借りれる」と広告している時点で、その業者は違法行為をしている業者なので、そのような業者は闇金だと考えて、絶対に取引しないようにしてください。
ビジネスローンクレストやハリスは安全?
ビジネスローンクレストとは大手信販会社のオリコが提供するビジネスローンなので安全です。
個人事業主専用カードローンなので、安全な業者から即日融資を受けたい方に向いています。
一方、ビジネスローンハリスはインターネットなどで記事になっていますが、そのような業者は存在しません。
知名度があっても安全な業者とそうでない業者に分かれるので、名前を聞いたことがない業者と取引する際には必ず安全な業者であることを確認したうえで申し込むようにしてください。
法人と個人事業主はどちらが即日資金調達しやすい?
どちらも変わりません。
法人か個人事業主かではなく、ローン会社の経営方針によって融資スピードは左右されるためです。
即日資金調達したいのであれば、即日融資ではなく最短〇〇時間融資など、融資までに必要な時間が具体的に記載されている業者を利用するようにしてください。
現金調達の裏技はある?
現金や資金を調達することに裏技はありません。
ローンやファクタリングに申し込み、審査に通過して必要な資金を調達するのが基本です。
裏技などを提案する業者は闇金の可能性が高いので、絶対に利用しないようにしてください。
まとめ
個人事業主はビジネスローンやファクタリングで即日資金調達できます。
どちらの方法で具体的に入金までの時間の記載があり、オンライン完結契約に対応している業者の方が即日資金調達できる可能性が高くなります。
即日資金調達できる方法は金利や手数料が高く、高コストになる傾向があるので、本当にお金が必要な時のみスポットで借りるなど、利用のしすぎには十分注意して、賢く活用してください。












