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クレジットカードで請求書の代金を支払えるサービスである、請求書カード払いには手数料がかかりあmす。
ファクタリングよりも手数料が低いので「あまり手数料は気にしていない」という方も多いですが、請求書カード払いはサービスによって手数料が異なります。
また、毎月のように利用すると手数料負担は高額になるので、できる限り手数料が低いサービスを選択した方がよいでしょう。
この記事では、手数料が低い請求書カード払いサービスをご紹介するとともに、手数料以外の請求書カード払いサービスの選び方について詳しく解説していきます。
これから請求書カード払いサービスを利用する方や、さらに手数料が低いサービスへ乗り換えたい方について詳しく解説していきます。
記事の目次
請求書カード払いの手数料とは?
請求書カード払いサービスを利用するには手数料がかかります。
請求書カード払いの手数料は融資やファクタリングとは異なり、次のような特徴があります。
- 相場は3%程度
- 商品によって固定されている
- 期間によって変動しない
- 金額によって変動しない
- クレジットカードのポイント還元で実質的な手数料負担が下がる
請求書カード払いサービスの手数料についての特徴を詳しく解説していきます。
相場は3%程度
請求書カード払いサービスの手数料相場は3%程度です。
ファクタリングの手数料相場が2社間の場合5%〜20%程度で、オンライン完結型の場合は10%前後であることを鑑みると、請求書カード払いサービスは非常に手数料が低いといえます。
コストを抑えて資金繰りをしたいという方に、請求書カード払いサービスはおすすめです。
商品ごとに固定されている
請求書カード払いサービスの手数料は商品ごとに固定されています。
融資やファクタリングのように、2%〜15%などの幅が設けられている商品はほとんど存在します。
「手数料3%」などのように、完全に固定された利率となっているので、あらかじめ資金繰りにかかるコストが把握でき安心です。
また、どんな企業でも同じ手数料が適用されるので、融資のように「規模の大きな企業ほど金利が低くなる」というような不平等がない点も大きなメリットです。
期間によって変動しない
請求書カード払いサービスの手数料は、先延ばしできる期間によって変動することがありません。
先延ばしする期間が10日でも、60日でも、請求書カード払いサービス業者が設定した同じ手数料が適用されます。
ファクタリングでは売掛債権が入金になるまでの期間が長ければ長いほど手数料が高くなるのが基本です。
しかし請求書カード払いサービスは、期間が長くても、クレジットカードで決済されている以上は確実に請求書カード払い業者は代金を回収できるので、期間によって手数料が変動することはありません。
金額によって変動しない
請求書カード払いサービスは立替払いをする金額によって手数料が変動することはありません。
1万円でも500万円でも基本的には同じ手数料が適用されます。
融資やファクタリングでは、金額が大きければ大きいほど低い金利が適用される傾向があります。
融資やファクタリングの場合には、金額が大きければ金利を下げても業者には十分な利息や手数料が入りますし、そもそもそれほどの高額な資金調達ができる業者はリスクが低いためです。
請求書カード払いサービスは、クレジットカードで決済できた時点で、サービス側のリスクはないので、金額が大きくても小さくても手数料は同じです。
ただし、1万円以下など、特定の金額以下の支払いでは、手数料が固定される設定になっている業者も多いので注意してください。
クレジットカードのポイント還元で実質的な手数料負担が下がる
請求書カード払いサービスを利用すると、クレジットカードのポイントが貯まります。
このクレジットカードのポイント還元によって、実質的な手数料負担を軽減することができます。
例えば、還元率1%のクレジットカードで、手数料3%の請求書カード払いサービスを利用した場合、実質的な手数料負担は3%−1%=2%です。
還元率が高いクレジットカードを利用すればするほど、実質的な手数料負担が下がります。
コストを抑えて請求書カード払いサービスを利用したいのであれば、手数料の低いサービスを探すことと同時に、還元率の高いクレジットカードを利用することも非常に重要です。
手数料が低い請求書カード払いサービス①Fintoカード後払い
運営会社 | トラボックス株式会社 |
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契約方法 | オンライン |
先延ばしできる最長期間 | 60日 |
対応国際ブランド | VISA、Mastercard、セゾンカード |
請求書の支払いスピード | 最短1営業日 |
利用者 | 法人・個人事業主 |
審査の有無 | 無し |
必要書類 | 無し |
手数料 | 2.55% ※5万円未満の決済は、一律1400円 |
Fintoカード後払いは、運送業者と荷物を運んでほしい企業をマッチングさせるサービスを運営しているトラボックス株式会社が運営しています。
トラボックス株式会社は東証プライム上場のビジョナルグループなので運営業者の安全性が高いサービスです。
手数料が低いサービスとして有名なFintoカード払いのメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
Fintoカード後払いのメリット
Fintoカード後払いは他の請求書カード払いサービスと比較して次のようなメリットがあります。
- 手数料が業界最低水準
- セゾンカードに対応
- 最短1営業日支払い
- 運営会社が上場企業傘下
手数料が低いだけでなく、支払いにかかる時間も短めになっています。
Fintoカード後払いの4つのメリットについて詳しく解説していきます。
手数料が業界最低水準
Fintoカード払いは手数料が2.55%と業界最低水準となっています。
数ある請求書カード払いサービスの中でも、Fintoカード払いの手数料は主要業者の中で最も低くなっており、とにかくコストを抑えて請求書カード払いを利用したい方に向いています。
請求書カード払いサービスの平均的な相場である3%を大幅に下回っているので、コストを抑えて資金繰りしたい方におすすめです。
セゾンカードに対応
Fintoカード後払いはセゾンカードに対応しています。
セゾンカードはアメックスと提携しているので、Fintoカード後払いでは、セゾンアメックスカードが利用できます。
アメックスビジネスカードは、ビジネスに活用できる充実した付帯サービスがあることで、経営者に人気のハイステータスカードです。
ただし、請求書カード払いサービスでは、アメックスが利用できるサービスはそれほど多くありません。
Fintoカード後払いであればセゾンアメックスカードが利用できる点はメリットです。
最短1営業日支払い
Fintoカード後払いは最短1営業日支払いです。
申込日の翌日には支払いができるので、緊急で取引先へ支払いをしたい方も活用できます。
請求書カード払いサービスの中で1営業日以内に支払いを行なうサービスはそれほど多くありません。
他社と比較してスピーディーに支払いができる点はFintoカード払いの大きなメリットです。
運営会社が上場企業傘下
Fintoカード払いを運営するトラボックス株式会社は東証プライム上場のビジョナルのグループです。
ビジョナルは資本金65億円の大きな企業で、傘下には転職サービスとして知名度が高いビズリーチなどを抱える企業です。
トラボックスはビジョナルのグループなので運営会社の安全性は問題ありません。
Fintoカード後払いのデメリット
業界最低水準の手数料を誇るFintoカード払いですが、次のようなデメリットもあるので理解しておきましょう。
- セゾンカード会員以外は使えるカードが少ない
- 5万円未満の利用時は手数料が高くなる
- 運営会社に金融の専門性が低い
利用できるカードの種類が少ない点や、請求書の金額が少額の場合には注意しなければなりません。
Fintoカード後払いの3つのデメリットについて詳しく解説していきます。
セゾンカード会員以外は使えるカードが少ない
Fintoカード後払いは、VISA、MasterCard、セゾンカードが利用できます。
セゾンカード会員であればアメックスやJCBブランドのセゾンカードが利用できるので幅広い国際ブランドが利用できます。
しかしセゾンカード会員以外の方は、VISAと MasterCardしか使えません。
セゾンカード会員以外の方は利用できるカードの種類がかなり限られてしまう点は、Fintoカード後払いのデメリットです。
5万円未満の利用時は手数料が高くなる
Fintoカード後払いで5万円未満の支払いをする場合、手数料率が割高になってしまう点に注意が必要です。
Fintoカード後払いは支払金額が5万円未満の場合、手数料が一律1,400円に固定されます。
3万円の支払いの場合、手数料率は4.6%ですし、1万円の支払いでは手数料率は14%です。
業界で最も手数料が低いサービスの1つですが、支払金額が少額になると、手数料率はむしろ他社よりもかなり高額になる可能性があります。
Fintoカード後払いは支払金額が5万円以上の場合のみ利用するようにしてください。
運営会社に金融の専門性が低い
Fintoカード後払いの運営業者はトラボックス株式会社です。
トラボックス株式会社は運送業者のマッチングサービスを運営している会社です。
また、親会社であるビジョナルもITサービスを中心として提供している会社で、金融や決済部門で専門性があるわけではありません。
他社のサービスではカード会社や信販会社や決済代行会社など、金融や決済分野の専門性が高い業者が多いですが、Fintoカード後払いの運営業者は異なります。
これまでFintoカード後払いに特段大きなトラブルは報告されていませんが、運営会社の専門性を重視したい方にとってはデメリットだと言えるかもしれません。
手数料が低い請求書カード払いサービス②Money Foward請求書カード払い
運営会社 | マネーフォワードケッサイ株式会社 |
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契約方法 | オンライン |
先延ばしできる最長期間 | 60日 |
対応国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB |
請求書の支払いスピード | 最短2営業日 |
利用者 | 法人・個人事業主 |
審査の有無 | 無し |
必要書類 | 不要 |
手数料 | 2.7% |
Money Foward請求書カード払いは大手クラウド会計会社のマネーフォワードの関連会社であるマネーフォワードケッサイが運営しているサービスです。
マネーフォワードケッサイはファクタリングも提供しているので、請求書を活用した資金繰りに対して高い専門性があります。
手数料が低いサービスを探している方は抑えておきたい1社です。
Money Foward請求書カード払いのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
Money Foward請求書カード払いのメリット
Money Foward請求書カード払いには次のようなメリットがあります。
- 運営業者の安全性が高い
- 手数料が低い
- 取り扱うカードの種類が多い
業者の安全性、利用できるクレジットカードの種類、手数料の低さなどでバランスの取れた請求書カード払いサービスです。
Money Foward請求書カード払いの3つのメリットについて詳しく解説していきます。
運営業者の安全性が高い
Money Foward請求書カード払いは運営業者の安全性が非常に高い点がメリットです。
マネーフォワードケッサイはファクタリングを運営しており、請求書を活用した資金繰りに高いノウハウをもっています。
また、親会社であるマネーフォワードは資本金が270億円超の大手企業です。
大手株主の中には静岡銀行などの大手企業も名を連ねています。
会計や金融の専門企業で、規模も大きいことから、Money Foward請求書カード払いは運営業者の安全性や専門性が非常に高いサービスだと言えるでしょう。
手数料が低い
Money Foward請求書カード払いの手数料は2.7%と相場よりもかなり低く設定されています。
2.7%の手数料はFintoカード払いの2.55%に次いで、主要業者の中で2番目に低い水準となっています。
安心安全な運営業者と低コストで請求書カード払いを利用したい方はMoney Foward請求書カード払いがおすすめです。
取り扱うカードの種類が多い
Money Foward請求書カード払いは取り扱いができるクレジットカードの種類が多い点がメリットです。
VISA、MasterCard、JCBの3つの国際ブランドに対応しています。
グローバル市場調査会社イプソス「2020年キャッシュレス決済大規模調査」によると、2019年の日本国内のクレジットカードの国際ブランド別の発行シェアは、VISAが50.8%、MasterCardが17.8%、JCBが28.0%となっており、実にこの3社で96%以上のシェアを誇っています。
つまり、Money Foward請求書カード払いでは国内発行の96%以上のクレジットカードが利用できるので、多くの事業者の方がすでに保有している手持ちのクレジットカードを利用できるでしょう。
Money Foward請求書カード払いのデメリット
Money Foward請求書カード払いは運営業者の安全性や手数料の低さで定評がありますが、次のような点はデメリットです。
- 支払日が限られる
- 支払日によっては着金までに時間がかかる
Money Foward請求書カード払いは最短2営業日ですが、支払日によっては着金するまでに時間がかかってしまう点に注意しなければなりません。
Money Foward請求書カード払いのデメリットについて解説していきます。
支払日が限られる
Money Foward請求書カード払いは支払日が限られてしまう点に注意しなければなりません。
Money Foward請求書カード払いでは毎月の5日、10日、15日、20日、25日、月末日のいずれかしか支払いをおこなっていません。
例えば「22日に支払いをしたい」というケースでは22日に支払いをするのは不可能です。
他社のサービスのように自由に支払いができるわけではない点に注意しましょう。
支払日によっては着金までに時間がかかる
Money Foward請求書カード払いは申込日によっては着金までに5営業日以上かかってしまう点に注意しなければなりません。
Money Foward請求書カード払いは最短2営業日支払いとやや速めですが、最短2営業日で支払いができるのは5日、10日、15日、20日、25日、月末日のいずれかの2営業日前に申し込んだときのみです。
例えば23日に申し込みを行えば2営業日後の25日に支払えます。
しかし、例えば4日に申し込みをした場合、5日に支払うことは不可能なので最短支払日は10日となり、この場合は申し込みから最短着金日まで6営業日かかることになります。
最短2営業日で支払えるタイミングは限られるので、申込日と支払日の関係に注意して、取引先が設定した支払期日に遅れないようにしてください。
手数料が低い請求書カード払いサービス③Biz Forward請求書カード払い
運営会社 | 株式会社Biz Forward |
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契約方法 | オンライン |
先延ばしできる最長期間 | 60日 |
対応国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB |
請求書の支払いスピード | 最短2営業日 |
利用者 | 法人・個人事業主 |
審査の有無 | 無し |
必要書類 | 無し |
手数料 | 2.8% |
Biz Forward請求書カード払いも手数料が低く、運営業者の安全性が高いサービスです。
その一方で、取引先への着金までには時間がかかるなどのデメリットも多いので、メリットとデメリットを理解した上で活用することが重要です。
Biz Forward請求書カード払いのメリットとデメリットについて詳しく解説してきます。
Biz Forward請求書カード払いのメリット
Biz Forward請求書カード払いは次のようなメリットがあります。
- 手数料が低い
- 運営業者の株主が超大手企業
- 利用できるカードの種類が多い
手数料が低く、大手が運営しているサービスなので安心です。
Biz Forward請求書カード払いの3つのメリットについて詳しく解説していきます。。
手数料が低い
Biz Forward請求書カード払いは手数料が2.8%と相場の3%よりもかなり低くなっています。
手数料が3%を切っている業者はそれほど多くないので、低コストで請求書カード払いサービスを利用したい方にはおすすめです。
運営業者の株主が超大手企業
Biz Forward請求書カード払いを運営する株式会社Biz Forwardはマネーフォワード、三菱UFJ銀行、三菱UFJファクターの3社が共同で出資して設立したジョイントベンチャーです。
会計や決済の専門のマネーフォワードと、与信管理や融資の専門家の三菱UFJ銀行や三菱UFJファクターが共同で出資しているサービスなので、運営会社は専門性が非常に高いと言えます。
運営会社の親会社の規模が大きいことはもちろん、専門性が非常に高い点はBiz Forward請求書カード払いのメリットです。
利用できるカードの種類が多い
Biz Forward請求書カード払いはVISA、MasterCard、JCBの3つの国際ブランドに対応しています。
この3つの国際ブランドは国内市場において高いシェアを誇っており、3社合計で96%を超えるシェアがあります。
国内発行の96以上のクレジットカードがBiz Forward請求書カード払いでは利用できるので、ほとんどの事業者の方が手持ちのクレジットカードで請求書カード払いサービスの利用ができるでしょう。
Biz Forward請求書カード払いのデメリット
Biz Forward請求書カード払いは大手が運営する手数料が低いサービスですが、次のような点がデメリットです。
- 支払日が決められている
- 申込日によっては着金までに時間がかかる
申込日をしっかりと考えないと、取引先企業の口座へ着金するまでに時間がかかってしまうので注意が必要です。
Biz Forward請求書カード払いの2つのデメリットについて詳しく解説していきます。
支払日が決められている
Biz Forward請求書カード払いは支払日が5日、10日、15日、20日、25日、月末日に決められています。
Money Foward請求書カード払いとともにマネーフォワード関連のサービスは支払日が決められており、利用者側で自由に決定することができません。
他社のように払いたい日に自由に支払日を指定できない点に注意が必要です。
申込日によっては着金までに時間がかかる
Biz Forward請求書カード払いは最短2営業日支払いですが、いつでも最短2営業日で支払いができるわけではありません。
支払日があらかじめ定められているので、定められた日の2営業日前に申し込んだ場合のみ、最短2営業日で支払うことができます。
申込日によっては、申込日から6営業日後でないと支払いができないので、取引先が指定した支払期日に遅れないよう十分に注意してください。
手数料が低い請求書カード払いサービス④請求書カード払い JCB×Digital Garage
運営会社 | 株式会社ジェーシービー |
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契約方法 | オンライン |
先延ばしできる最長期間 | 40日 |
対応国際ブランド | JCB |
請求書の支払いスピード | 最短3営業日 |
利用者 | 法人・個人事業主 |
審査の有無 | 無し |
必要書類 | 無し |
手数料 | 2.98% |
請求書カード払い JCB×Digital Garageは国内唯一の国際ブランドであるJCBが直接運営する請求書カード払いサービスです。
運営業者の安全性が高いことはもちろん、手数料が低めに設定されていることでも知られています。
請求書カード払い JCB×Digital Garageのメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。
請求書カード払い JCB×Digital Garageのメリット
請求書カード払い JCB×Digital Garageには次のようなメリットがあります。
- 相場よりも手数料が若干低い
- 運営業者の安全性が非常に高い
請求書カード払い JCB×Digital Garageは手数料が相場よりも低く、大手カード会社が運営している優良なサービスです。
請求書カード払い JCB×Digital Garageの2つのメリットを解説していきます。
相場よりも手数料が若干低い
請求書カード払い JCB×Digital Garageの手数料は2.98%です。
請求書カード払いの手数料相場は3%なので、請求書カード払い JCB×Digital Garageは相場よりも若干手数料が低くなっています。
手数料が3%を切る請求書カード払いサービスはそれほど多くありません。
請求書カード払い JCB×Digital Garageは大手企業が運営するサービスでありながら、相場よりも低い手数料で利用できる点は大きなメリットです。
運営業者の安全性が非常に高い
請求書カード払い JCB×Digital Garageは運営会社の安全性が非常に高くなっています。
なんと言っても国内唯一の国際ブランドが直接運営するサービスなので、信頼性は抜群です。
もしも、請求書カード払い JCB×Digital Garageで不正な支払いや情報流出などが起こった場合にはJCBそのものの信頼性が損なわれてしまうため、請求書カード払い JCB×Digital Garageは安全性には最新の注意を払っていると言えるでしょう。
さらに、共同で運営している株式会社デジタルガレージは法人向け決済サービス大手の東証プライム上場企業です。
請求書カード払いに対して高い専門性を持っており、JCBの他ネットプロテクションズなどの大手企業とも共同で請求書カード払いサービスを運営しています。
他の大手と比較しても、請求書カード払い JCB×Digital Garageは運営業者の安全性について際立っていると言えるでしょう。
請求書カード払い JCB×Digital Garageのデメリット
請求書カード払い JCB×Digital Garageは大手が運営する手数料が低めのサービスですが、次のような点はデメリットなので注意して利用しましょう。
- 利用できるのはJCBとパートナー企業が発行したカードだけ
- 先延ばしできる日数が限られる
- 着金までに時間がかかる
請求書カード払い JCB×Digital GarageはあくまでもJCBの会員向けのサービスなので、利用できるカードは限られますし、他社よりも資金繰り改善効果は限定的です。
請求書カード払い JCB×Digital Garageの3つのデメリットについて詳しく解説していきます。
利用できるのはJCBとパートナー企業が発行したカードだけ
請求書カード払い JCB×Digital Garageが利用できるのは、JCBかJCBパートナー企業が発行しているカードに限られます。
提携カードで国際ブランドが JCBというクレジットカードは請求書カード払い JCB×Digital Garageでは利用できません。
JCBの会員専用のサービスとなっているので、誰もが利用できるわけではない点に注意しましょう。
先延ばしできる日数が限られる
請求書カード払い JCB×Digital Garageでは最長40日までしか支払いを先延ばしできません。
他社のサービスでは最長60日まで先延ばしができるので、請求書カード払い JCB×Digital Garageは先延ばしできる日数が他社よりも短くなっています。
資金繰りは手元の資金を1日でも長く滞留させることによって改善します。
したがって、請求書カード払いサービスにおいても、先延ばしできる日数が長ければ長いほど資金繰りにはプラスです。
請求書カード払い JCB×Digital Garageは他サービスよりも先延ばしできる日数が短いので、資金繰り改善効果が乏しい点に注意しましょう。
着金までに時間がかかる
請求書カード払い JCB×Digital Garageは申し込みから着金までに最短3営業日かかります。
他社のサービスと比較して、申し込みから着金までの時間がやや長いので、緊急で支払いが必要な場面では支払期日に間に合わない可能性があります。
請求書カード払い JCB×Digital Garageは申し込みから着金までに時間がかかるので、時間的な余裕をもって申し込むようにしてください。
手数料が低い請求書カード払いサービス⑤INVOYカード払い
運営会社 | FINUX株式会社 |
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契約方法 | オンライン |
先延ばしできる最長期間 | 60日 |
対応国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB |
請求書の支払いスピード | 最短即日〜最長30日後 |
利用者 | 法人・個人事業主 |
審査の有無 | 無し |
必要書類 | 無し |
手数料 | 3% |
INVOYカード払いは、利用者数が多いことや取引先企業への着金までにかかる時間が短いことで定評がある請求書カード払いサービスです。
その一方で、運営業者の安全性は他のサービスよりも劣ってしまうのでメリットとデメリットを理解することが重要になります。
INVOYカード払いのメリットとデメリットをしっかりと理解しておきましょう。
INVOYカード払いのメリット
INVOYカード払いは他社と比較して次のようなメリットがあります。
- 最短即日支払い
- 利用者数が多く実績豊富
- 複数のクレジットカードを併用できる
多くの人が利用でき、最短即日で支払いができます。
INVOYカード払いの3つのメリットについて詳しく解説していきます。
最短即日支払い
INVOYカード払いは最短即日支払いです。
申込日当日に支払いができるので、「今日支払いをしなければならない」という場面で活用できます。
最短即日支払いに対応している請求書カード払いサービスはそれほど多くありませんし、手数料が3%よりも高くなってしまうケースも少なくありません。
INVOYカード払いであれば手数料3%で即日支払いに対応しています。
コストをかけずに急いで支払いをしたい方に向いています。
利用者数が多く実績豊富
INVOYカード払いは数ある請求書カード払いサービスの中でもトップクラスの利用者数と取扱実績を誇っている点もメリットです。
累計利用者数は10万ユーザーを突破しており、累計取扱金額も100億円を超えています。
業界トップクラスの実績があり、実際に多くの人が利用しているサービスです。
「初めて請求書カード払いを利用するので、不安がある」という方は、すでに多くの人が利用しているINVOYカード払いがおすすめです。
複数のクレジットカードを併用できる
INVOYカード払いではVISA、MasterCard、JCBの3つの国際ブランドが利用できます。
3つの国際ブランドの国内シェアの合計は96%超なので、INVOYカード払いでは国内で発行されているクレジットカードの96%ものクレジットカードが利用可能です。
国内発行のほとんどのクレジットカードが利用できるため、INVOYカード払いはほとんどの事業者の方が現在保有しているクレジットカードの利用ができます。
INVOYカード払いのデメリット
INVOYカード払いには次のようなデメリットがあるので注意しましょう。
- 手数料は平均的
- 運営会社が非上場企業
手数料が低いといっても、平均的な手数料ですし、運営業者は上場企業ではありません。
INVOYカード払いの2つのデメリットについて詳しく解説していきます。
手数料は平均的
INVOYカード払いの手数料は3%です。
請求書カード払いの手数料の平均的な相場が3%程度なので、INVOYカード払いは特段手数料が低いわけではありません。
相場よりも低い手数料で請求書カード払いサービスを利用したいのであればINVOYカード払いではない他のサービスを利用した方がよいでしょう。
運営会社が非上場企業
INVOYカード払いを運営するFINUX株式会社は上場企業ではありません。
資本金100万円のスタートアップなので、運営会社の安全性は他のサービスと比較してかなり劣っているというのが実情です。
運営会社の規模が小さいからといって、INVOYカード払いがこれまでに何かしらの問題があったわけではありません。
実際に多くの人が安全に利用していますが、運営会社の安全性を重視したい方にとっては、INVOYカード払いの運営業者の安全性が低い点はデメリットだと言えるでしょう。
請求書カード払いサービスの手数料についてよくある質問
請求書カード払いサービスの手数料についてよくある質問は以下のとおりです。
- 手数料を支払って分割やリボ払いにできますか?
- 請求書カード払いの手数料を引き下げることはできますか?
- アメックスなどのハイステータスのカードを使ったら手数料は高くなりますか?
- 手数料が最安値の請求書カード払いサービスを探す方法を教えてください
- 請求書カード払いとファクタリングの手数料はどちらが高いですか?
手数料を支払って分割やリボ払いにできますか?
請求書カード払いサービスの決済画面ではいくら手数料を余計に払う意思があっても分割やリボ払いにすることはできません。
請求書カード払いサービスの決済画面では一括払いしか選択することができません。
そのため、請求書カード払いサービスは一括払い専用のサービスであると理解しておきましょう。
ただし、クレジットカードによっては、カードで利用した代金を後からリボや分割へ変更できるものがあります。
そのようなサービスであれば、分割やリボ払いで請求書代金を支払うことも可能です。
ただし、クレジットカードの分割やリボ払いには高額な手数料が発生します。
手数料を支払って請求書カード払いを利用し、さらにその代金に分割やリボの手数料が乗ってしまったら負担は非常に大きくなってしまうので、後から分割やリボにできるカードであっても、分割やリボ払いは利用しないようにしてください。
請求書カード払いの手数料を引き下げることはできますか?
できません。
融資やファクタリングのように、審査によって手数料が決定するわけではないので、手数料を引き下げるコツやポイントは存在しません。
できる限り低い手数料で請求書カード払いを利用したいのであれば、そもそも手数料が低い請求書カード払いを利用するか、還元率の高いクレジットカードを利用しましょう。
アメックスなどのハイステータスのカードを使ったら手数料は高くなりますか?
クレジットカードの国際ブランドによって手数料が変化することはありません。
アメックスやダイナースカードが利用できる請求書カード払いサービスであっても手数料が平均的か相場以下になることもあります。
手数料が最安値の請求書カード払いサービスを探す方法を教えてください
請求書カード払いサービスの手数料は業者によって異なります。
比較サイトを利用するか、1社1社の手数料を調べて手数料が低い業者へ申し込むのがよいでしょう。
請求書カード払いサービスの手数料相場は3%なので3%を切る手数料の業者を選ぶことが1つの目安です。
請求書カード払いとファクタリングの手数料はどちらが高いですか?
ファクタリングの方が手数料が高くなっています。
ファクタリングの手数料相場は5%〜20%程度で、多くの人が利用するオンライン完結型の場合は10%前後です。
30日から90日程度先の売掛債権を早期資金化した場合、手数料を年利に換算すると、40%〜120%程度になります。
一方、請求書カード払いサービスの手数料相場は3%前後です。
30日から60日間支払いを先延ばしにした場合、手数料を年利に換算すると、18%〜36%程度です。
請求書カード払いの方がファクタリングよりも手数料負担は安くなるでしょう。
まとめ
請求書カード払いサービスには手数料がかかります。
請求書カード払いサービスの手数料は3%前後が相場です。
手数料の低いサービスを見つけたいのであれば、手数料が3%以下に設定されているサービスを利用するとよいでしょう。
また、請求書カード払いサービスは手数料だけで比較すべきではありません。
サービスによって、取引先までの支払日数、利用できるクレジットカード、支払いができる請求書の種類などが異なります。
また、インターネット上でクレジットカードの情報を入力する請求書カード払いサービスは運営業者の安全性も重要です。
まずは手数料も含めて自社の請求書カード払いに対するニーズを明確にして、自社に最も合った請求書カード払いサービスへ申し込みましょう。