ファクタリングの利用法

ファクタリングに金利はある?手数料との違い・年利換算・融資との比較を解説

この記事は約49分で読めます。

ファクタリングの費用を「金利」で調べている。融資や手形割引と同じ感覚で、年に何%かかるのかを知りたい。そういう状態でこのページにたどり着く方が中心です。

先にお伝えしたいことが2つあります。1つは、ファクタリングに金利はありません。かかるのは手数料で、1回ごとの一括の費用です。もう1つは、その手数料を年利に換算すると100%を超える数字が出ることがありますが、それだけで「高い」と決めると判断を誤ります。

融資や手形割引と比べるときは年利に換算し、ファクタリング会社を選ぶときは実際に支払う金額を見ます。この使い分けができると、同じ手数料でも自分にとって高いか安いかを判断できます。年利換算のしくみと、公表されている実際の取引データまでを、順を追って確かめられます。

30秒でわかる、自分に必要な章

この章では、あなたが今いちばん知りたいことがどの章にあるかを、4つの質問で振り分けます。当てはまる行のリンクから、必要な章へ直接移動できます。全部を読まなくても、答えにたどり着けます。

No. あなたの状況 あてはまる あてはまらない
Q1 これまで手形で受け取っていた代金が、振込や請求書払いに変わった 「手形割引から乗り換えるなら、比べ方が違う」へ 次のQ2へ
Q2 ファクタリングは未経験で、まず融資と比べたい 「融資が使えるかを先に確かめる」へ 次のQ3へ
Q3 すでに継続して使っていて、手数料が妥当なのか疑っている 「年利換算だけで決めると判断を誤る」へ 次のQ4へ
Q4 使うことは決めていて、会社の条件を比べたい 「会社の手数料・条件を横並びで比べる」へ 「給与ファクタリングを考えている個人の方へ」へ
給与の前借りを探して来た個人の方へ
勤め先からの給料を対象にした「給与ファクタリング」は、事業者向けのファクタリングとは別のものです。金融庁は、これを業として行うことは貸金業にあたるという見解を示しています。事業者ではなく個人として資金を探している場合は、給与ファクタリングの章の公的な相談窓口をご確認ください。

ファクタリングに「金利」はない。かかるのは1回ごとの手数料

この章では、ファクタリングに金利がない理由を説明します。ファクタリングは融資ではなく債権の売買なので、利息制限法の上限は適用されません。その代わり、手数料には法律上の上限がないという裏返しがあります。

融資は、お金を借りて後から利息をつけて返す取引です。ファクタリングは、取引先への請求書(売掛債権)をファクタリング会社に売り、その代金を先に受け取る取引です。借りるのではなく売るので、返す利息もありません。

この違いから、融資の利息を縛る利息制限法や出資法は、ファクタリングの手数料には適用されません。金利という言葉で調べていても、実際に引かれるのは1回ごとの手数料だけです。

融資ではなく債権の売買だから、利息制限法が適用されない

利息制限法は、お金の貸し借り(金銭消費貸借契約)に適用される法律です。ファクタリングは債権の売買契約なので、この枠の外にあります。金融庁も、ファクタリングを法的には債権の譲渡契約だと整理しています。

ただし、契約の形が売買でも、中身が貸付と変わらないと評価される取引は別です。その線引きは後半の上限と109.5%の章で確かめられます。

上限のある金利と、上限のない手数料

金利には法律で上限があります。ファクタリングの手数料には、その上限がありません。ここが「金利」で調べる読者にとっていちばん見落としやすい点です。

費用の種類 上限 水準
利息制限法(元本100万円以上) 年15%
利息制限法(元本10万〜100万円) 年18%
利息制限法(元本10万円未満) 年20%
出資法の上限金利 年20%
消費貸借契約が無効になる水準 年109.5%
ファクタリングの手数料 定めなし 上限の定めがない

金利は貸金業に適用される上限で、ファクタリングの手数料には直接あてはまりません。手数料の高さを判断する材料は、法定上限ではなく相場と実額になります。

上限がないから、比べる物差しを自分で持つ
金利のように「これ以上は違法」という線が手数料にはありません。だからこそ、相場と、年利換算と、実際に支払う金額という3つの物差しで見ていくことになります。この記事は、その3つを順番に用意しています。

手数料の相場は2社間で8〜18%、3社間で2〜9%

この章では、契約方式ごとの手数料の相場と、その手数料が何で決まるかを説明します。2社間と3社間で相場が大きく違い、同じ債権でも選ぶ方式で負担が変わります。

ファクタリングの手数料は、契約方式で大きく分かれます。取引先に知らせず自社とファクタリング会社だけで契約する2社間と、取引先も加えて3者で契約する3社間です。

2社間ファクタリング

取引先に知られずに資金化できる方式です。手数料の相場は8〜18%程度で、3社間より高くなります。取引先の関与がないぶん、ファクタリング会社が負うリスクが増えるためです。

3社間ファクタリング

取引先の承諾を得て、取引先から直接ファクタリング会社へ支払ってもらう方式です。手数料の相場は2〜9%程度で、2社間より低くなります。回収の確実性が高く、ファクタリング会社のリスクが下がるためです。

相場の数字は、あくまで目安です
同じ2社間でも、債権の金額や取引先の信用によって手数料は動きます。この記事の後半では、公表されている実際の取引データで、相場のなかのどのあたりに落ちるのかを確かめられます。

手数料が決まる4つの要因

手数料の高さは、次の4つでおおむね決まります。どれも「回収できない可能性がどのくらいあるか」に関わります。

要因 手数料への影響
契約方式 3社間のほうが低く、2社間のほうが高くなります。取引先が関与するかどうかで、回収の確実性が変わるためです。
取引先の信用 上場企業や官公庁など支払いが確実な取引先ほど、手数料は下がる傾向があります。
債権の金額 少額ほど手数料率は上がる傾向があります。1件あたりにかかる手間が、金額に対して重くなるためです。
取引の実績 同じ会社で継続して利用していると、審査の材料がそろい、手数料が下がる場合があります。
手数料以外に引かれる費用もある
表に出る手数料のほかに、債権譲渡登記の費用や事務手数料が加わる契約があります。総額で比べる話は手数料以外に引かれる費用の章で確かめられます。

年利換算には3つの式がある。本記事は支払サイトの日数で割る

この章では、手数料を年利に換算するときに使う式を1つに決めます。世の中には3つの式が混ざっていて、同じ手数料10%が60%にも120%にもなります。本記事は「手数料率÷支払サイトの日数×365」で統一します。

ファクタリングの手数料は1回あたりの一括の費用なので、そのままでは融資の年利と比べられません。比べるために年利へ換算しますが、この換算の式が記事によって違います。

換算の式 手数料10%・支払サイト30日の結果
式① 手数料をそのまま12倍する
(手数料を毎月かかる費用とみなす)
年120%
式② 支払サイトを2か月とみなして換算する 年60%
式③ 手数料率÷支払サイトの日数×365本記事 年121.7%

同じ手数料10%でも、式によって60%から120%まで割れます。式①は手数料を毎月かかる費用と誤解し、式②は支払サイトを実際と関係なく2か月と仮定しています。実際の支払サイトの日数で割る式③が、条件をそろえた比較になります。

手数料10%・30日で約121.7%になる理由

支払サイトとは、請求書を売ってから取引先の入金予定日までの日数です。30日後に入金される請求書を手数料10%で売った場合、その10%は30日ぶんの費用です。1年(365日)に引き直すと、次のようになります。

手数料率 10%
支払サイト 30日
計算式 10% ÷ 30 × 365
年利換算 約121.7%

年利に換算した値は、ファクタリングが貸付であることを意味しません。手数料の負担を融資などと比べやすくするための、単純な換算です。

他社の記事と数字が違う理由

「年利換算すると120%」と書く記事と「300%を超えることもある」と書く記事があります。数字が割れるのは、換算の式と、想定する支払サイトの日数が記事ごとに違うからです。

支払サイトが短いほど年利は大きく出ます。あと7日で入金される請求書を手数料10%で売れば、10% ÷ 7 × 365 で年利は500%を超えます。数字の大きさだけを見ると驚きますが、支払う金額は変わりません。その理由を次の章で確かめられます。

年利換算だけで高い・安いを決めると判断を誤る

この章では、年利換算の落とし穴を説明します。期日が近い請求書ほど年利は跳ね上がりますが、支払う手数料の金額は変わりません。年利は他の調達手段と比べるときに使い、会社どうしを比べるときは実額を見ます。

年利換算は「手数料率÷日数×365」で計算するので、支払サイトが短いほど大きな数字になります。同じ手数料10%でも、期日が近い請求書ほど年利は高く出ます。

あと7日で入金される請求書

額面100万円・手数料10%

年利換算:約521%

支払う手数料:10万円

あと90日で入金される請求書

額面100万円・手数料10%

年利換算:約41%

支払う手数料:10万円

年利は10倍以上違いますが、支払う手数料はどちらも10万円で同じです。年利換算は日数で割るぶん、期日が近いほど数字が大きくなります。

「年利にすると500%だから高い」という見方は、この数字の動きを見落としています。実際に手元から出ていくのは10万円で、期日が近いか遠いかでは変わりません。さらに、期日が遠い債権ほど手数料率そのものは上がる傾向があります。

期日まで7日と90日で年利は変わるが、支払う手数料は同じ

年利換算が役立つのは、ファクタリングと融資や手形割引を比べるときです。調達手段どうしを同じ物差しに乗せられます。一方で、同じファクタリング会社の見積もりどうしを比べるなら、年利ではなく実際に引かれる金額を見るほうが正確です。

会社を比べるときは年利ではなく手数料の実額を見る

何を判断したいかによって、見る数字を変えます。この使い分けが、この記事の考え方の中心です。

比べたいこと 使う数字
ファクタリングと融資・手形割引 年利換算(同じ物差しに乗せる)
ファクタリング会社どうし 手数料の実額(円)+その他の費用
今回、利用するかどうか 手数料の実額と、その資金で守れる利益

「年利換算すると高い」で終わらせず、目的ごとに見る数字を変えると、判断がぶれにくくなります。

公表されている実取引6件では、手数料は2〜10%だった

この章では、実際の取引の手数料と受取額を確かめます。「相場は◯%」という伝聞ではなく、公表された6件を本記事の式で年利換算しました。方式と金額で手数料が動くことが読み取れます。

ほとんどの記事は「相場は◯%」という伝聞で止まっています。ここでは、株式会社アレシア(ベストファクター)が公表している取引事例6件を、本記事の統一式(手数料率÷日数×365)で換算した値を確かめられます。

業種別の実取引6件と受取額

業種 額面 方式 手数料 実受取額 年利(30日) 年利(60日)
システム開発(法人) 900万円 3社間 2% 882万円 24.3% 12.2%
歯科医院(個人) 400万円 3社間 4% 384万円 48.7% 24.3%
運送業(法人) 2,500万円 3社間・2社間 5% 2,375万円 60.8% 30.4%
製造業(法人) 500万円 2社間 6% 470万円 73.0% 36.5%
塗装業(法人) 60万円 3社間 7% 55.8万円 85.2% 42.6%
WEB制作(個人) 100万円 2社間 10% 90万円 121.7% 60.8%

※表は横にスクロールできます。

出所:株式会社アレシア(ベストファクター)公表の取引事例6件。年利は貸付を意味せず、比較のための単純換算です。支払サイトの日数は仮定値のため、30日と60日の2通りを併記しています。件数が少なく事例として選ばれたものなので、傾向としてご覧ください。

この6件からは、3つのことが読み取れます。

読み取れること 中身
「年利100%超」が常に正しいわけではない システム開発の900万円・3社間・60日なら年利12.2%で、利息制限法の上限15%を下回ります。高い側のWEB制作(121.7%)も同じ表に並べているので、都合のよい話ではありません。
「3社間なら安い」も常に正しいわけではない 3社間の塗装業60万円が7%で、2社間の製造業500万円の6%より高くなっています。方式より金額の影響が上回る場面があります。
掛け目が引かれていない 6件すべてで「実受取額=額面×(1−手数料率)」が一致しています。額面の一部しか買い取らない掛け目が引かれていない実例です。

平均買取率91.9%・即日振込実行率47.8%

実際のデータには、利用を考えるうえで知っておきたい数字もあります。都合のよい数字だけでなく、不利にも読める数字を先に確かめられます。

公表値 読み取れること
平均買取率 91.9% 申し込んでも約1割は審査に通っていません。通りやすいとされるファクタリングでも、必ず資金化できるわけではありません。
即日振込実行率 47.8% 「最短即日」でも、実際に当日入金できたのは約半数です。即日を前提に資金繰りを組むと、計画がずれる可能性があります。
前月の平均買取額 290万円 1回あたりの調達額は数百万円が中心です。最小20万円から最高4,000万円まで幅があります。

出所:株式会社アレシア(ベストファクター)公表・2026年5月時点の実績。

手数料以外に引かれる費用まで含めて、総コストで比べる

この章では、手数料の表示には出てこない費用を確かめます。債権譲渡登記の費用や事務手数料が加わると、手数料だけを見た金額とずれます。少額の債権では、登記費用のほうが手数料より重くなることもあります。

「手数料2%〜」といった表示は、あくまで手数料の部分だけです。契約によっては、次のような費用が別に引かれます。

費目 目安 どんなときにかかるか
債権譲渡登記の費用 5〜10万円 登記を求める契約のとき。司法書士報酬と登録免許税を含みます。少額の債権では手数料より重くなります。
出張・面談の費用 会社による 対面が必須の会社で、遠方だと発生する場合があります。
事務手数料・審査料 本来は不要 手数料と別に請求されたら、内訳の説明を求める材料になります。
振込手数料 数百円 実額としては小さく、判断への影響はほとんどありません。
少額の債権ほど、登記費用の重さが表れる
額面30万円の債権で登記費用が7万円かかると、手数料10%(3万円)より登記費用のほうが大きくなります。年利に換算するときも、この登記費用を含めて初めて実際の負担になります。少額を資金化するときは、登記なしで対応できる会社かどうかで総額が変わります。
比較表に「登記なしで可能か」を入れている理由
少額の債権では登記費用の有無が総コストを左右するため、会社の比較表では「債権譲渡登記」を項目に入れています。手数料率だけを横に並べても、実際に手元に残る金額はそろわないためです。

手数料の負担を計算する

この章では、金額と手数料を選ぶと、手元に残る金額と年利換算がわかります。支払サイトは30日に固定しています。今の条件でいくら引かれるのかを知りたい方は、下の表をご活用ください。

手数料の負担を計算する









1回に売る請求書の金額

手数料

実際に手元に残る金額 98万円
引かれる手数料 2万円
手取り率 98%
年利換算(支払サイト30日) 24.3%
実際に手元に残る金額 95万円
引かれる手数料 5万円
手取り率 95%
年利換算(支払サイト30日) 60.8%
実際に手元に残る金額 90万円
引かれる手数料 10万円
手取り率 90%
年利換算(支払サイト30日) 121.7%
実際に手元に残る金額 85万円
引かれる手数料 15万円
手取り率 85%
年利換算(支払サイト30日) 182.5%
実際に手元に残る金額 80万円
引かれる手数料 20万円
手取り率 80%
年利換算(支払サイト30日) 243.3%
実際に手元に残る金額 294万円
引かれる手数料 6万円
手取り率 98%
年利換算(支払サイト30日) 24.3%
実際に手元に残る金額 285万円
引かれる手数料 15万円
手取り率 95%
年利換算(支払サイト30日) 60.8%
実際に手元に残る金額 270万円
引かれる手数料 30万円
手取り率 90%
年利換算(支払サイト30日) 121.7%
実際に手元に残る金額 255万円
引かれる手数料 45万円
手取り率 85%
年利換算(支払サイト30日) 182.5%
実際に手元に残る金額 240万円
引かれる手数料 60万円
手取り率 80%
年利換算(支払サイト30日) 243.3%
実際に手元に残る金額 490万円
引かれる手数料 10万円
手取り率 98%
年利換算(支払サイト30日) 24.3%
実際に手元に残る金額 475万円
引かれる手数料 25万円
手取り率 95%
年利換算(支払サイト30日) 60.8%
実際に手元に残る金額 450万円
引かれる手数料 50万円
手取り率 90%
年利換算(支払サイト30日) 121.7%
実際に手元に残る金額 425万円
引かれる手数料 75万円
手取り率 85%
年利換算(支払サイト30日) 182.5%
実際に手元に残る金額 400万円
引かれる手数料 100万円
手取り率 80%
年利換算(支払サイト30日) 243.3%
実際に手元に残る金額 980万円
引かれる手数料 20万円
手取り率 98%
年利換算(支払サイト30日) 24.3%
実際に手元に残る金額 950万円
引かれる手数料 50万円
手取り率 95%
年利換算(支払サイト30日) 60.8%
実際に手元に残る金額 900万円
引かれる手数料 100万円
手取り率 90%
年利換算(支払サイト30日) 121.7%
実際に手元に残る金額 850万円
引かれる手数料 150万円
手取り率 85%
年利換算(支払サイト30日) 182.5%
実際に手元に残る金額 800万円
引かれる手数料 200万円
手取り率 80%
年利換算(支払サイト30日) 243.3%

年利換算は、ファクタリングが貸付であることを意味しません。手数料の負担を融資などと比べやすくするための、比較のための参考値です。支払サイトが60日の場合、年利換算はおおむね半分になります。

毎月1回使い続けると、年間でいくら引かれるか

ファクタリングは将来の入金を前倒しする方法なので、使った翌月はその分の入金がなくなります。前月の平均買取額290万円を基準に、毎月1回利用した場合の1年間の手数料は次のようになります。

手数料率 年間の負担(12回)の大きさ 金額
5% 174万円
10% 348万円
15% 522万円

1回あたり290万円の債権を、毎月1回現金化した場合の試算です。自社の粗利が、この手数料を上回っているかどうかが判断の目安になります。

今の契約の手数料が相場からどのくらい離れているか、自分の売掛金でいくら引かれるかは、無料で試算できます。
自分の売掛金で手数料を試算する
相談だけの利用もできます。

手形割引から乗り換えるなら、年率と1回あたりの率で比べ方が違う

この章では、手形割引とファクタリングのコストの比べ方を説明します。手形割引は年率で表示され、ファクタリングは1回あたりの率で表示されるため、同じ数字でも意味が違います。年率に慣れていると、手数料10%を年10%と読み違えます。

これまで手形で受け取っていた代金が振込や請求書払いに変わり、資金化の手段としてファクタリングを調べている方が増えています。手形割引の感覚のまま比べると、ファクタリングの手数料を実際より安く見積もってしまいます。

年率表示と1回あたりの率は比べ方が違う

手形割引の費用は年率で示されます。ファクタリングの手数料は1回あたりの率です。並べると水準の目安は次のようになります。

手段 表示方法 水準の目安
手形割引(銀行) 年率 年1.5〜3.5%程度
手形割引(専門業者) 年率 年5〜15%程度
ファクタリング 1回あたりの率 1回2〜20%程度

表示の単位が違うため、数字をそのまま並べても比較になりません。ファクタリングの1回2〜20%を年率に直すと、支払サイトによっては手形割引より大きくなります。比べるときは年利換算の章の式で単位をそろえます。

乗り換えの判断は、単位をそろえてから
手形割引の年率と、ファクタリングの手数料を年利換算した値を、同じ物差しの上で比べます。そのうえで、必要な時期に間に合うか、取引先に知られたくないかといった条件を加えると、どちらが自社に合うかが見えてきます。

手形の電子化が進む背景

全国銀行協会は、2027年3月31日をもって、電子交換所での紙の手形・小切手の交換を廃止すると公表しています(2026年6月18日に時期を明確化)。金融機関によっては、最終振出期限を2026年9月30日に設定しているところもあります。

加えて、2026年1月1日に施行された取適法(旧下請法の改正)で、対象となる取引の手形払いが禁止されました。これらの動きを受けて、手形からの切り替え先を探す事業者が増えています。

2027年4月1日以降も、手形そのものがただちに使えなくなるわけではありません。全国銀行協会は、金融機関どうしの相対の決済へ移っていくと説明しています。制度の詳しい解説は関連記事でご確認いただけます。

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融資とどちらが安いかの前に、融資が使えるかを確かめる

この章では、ファクタリングと融資の費用を比べる前に、融資が使えるかどうかを先に確認します。融資が間に合うなら、費用は融資のほうが低く済みます。融資では間に合わない期間だけをファクタリングでつなぐ考え方も説明します。

ファクタリングを初めて検討する方には、まだ融資という選択肢が残っている場合があります。年利で比べれば、多くの場面で融資のほうが費用は低くなります。まず、融資が使えるかどうかを確かめておくと安心です。

日本政策金融公庫の金利水準

国が出資する日本政策金融公庫は、民間の金融機関より低い金利で借りられる場合があります。国民生活事業の基準利率は、担保の有無や条件によって、おおむね年2〜4%台の範囲にあります。

※金利は掲載時点の公表情報です。改定の頻度が高いため、最新の利率は日本政策金融公庫の公式サイト(金利情報のページ)でご確認いただけます。

融資を先に検討したほうがよい場合

次のような場合は、ファクタリングより先に融資を確かめるほうが、費用を抑えられます。

確かめること 内容
公庫の一般貸付・マル経融資 金利の水準と、申し込みから着金までの日数を確かめます。急ぎでなければ、費用は融資のほうが低く済みます。
セーフティネット保証・制度融資 自社が対象になっているかを確かめます。対象なら、条件のよい借入ができる場合があります。
赤字決算・税金の滞納があるとき ただちに融資が無理とは限りません。分納の誓約があるなど、事情を説明できれば検討の余地が残ります。

融資では間に合わない期間だけをつなぐ選択肢

融資は、申し込みから着金まで数週間かかることがあります。その間の資金が足りないときだけ、ファクタリングでつなぐという併用の考え方があります。融資が実行されたら、ファクタリングの利用は止めます。

融資が間に合うなら、そちらを先に
費用だけを見れば、年利換算した手数料より融資の金利のほうが低い場面が多くなります。時間に余裕があるなら融資を先に確かめ、間に合わない期間だけをファクタリングで埋めると、総額を抑えられます。

この章では、手数料の高さと違法性の関係を整理します。真正な債権の売買なら、手数料の高さだけで違法にはなりません。ただし、中身が貸付と評価される取引では、貸金業法や利息制限法が問題になります。

年利に換算して120%といった数字を見ると、「これは違法ではないのか」と考えます。ここに答えを用意します。判断の軸は、手数料の高さそのものではなく、契約の中身です。

真正な債権売買と、実質的な貸付の違い

金融庁の「ファクタリングの利用に関する注意喚起」は、ファクタリングを法的には債権の売買だと整理しています。真正な債権の売買であれば、出資法や利息制限法の対象外です。

一方で、契約書に売買と書かれていても、中身が貸付と変わらないと評価される取引は別です。金融庁は、ノンリコース(回収できなくても売り手に返済義務が生じないこと)の規定があるかといった形式だけでなく、経済的な側面や実態に照らして判断されると述べています。

年109.5%という線について
金融庁の注意喚起には、年109.5%を超える利息の契約をした場合、消費貸借契約そのものが無効になると書かれています。これは貸付と評価される取引についての話で、真正な債権売買のファクタリング手数料に直接あてはまるものではありません。ただし、実質的な貸付だと判断されれば、この線が問題になります。

償還請求権・買戻し条項の確認

契約が貸付に近づいているかどうかは、契約書のいくつかの箇所で見分けられます。次の点を申し込む前に確認しておくと、判断しやすくなります。

確認 見る箇所 何がわかるか
□ 償還請求権 取引先が払わないとき、自社が肩代わりする定めがあるかを確認します。あると貸付に近づきます。
□ 買戻し条項 売った債権を自社が買い戻す義務があるかを確認します。あると実質的な担保になります。
□ 分割・後払い 手数料や代金を分割で払う定めがあるかを確認します。分割は貸付の特徴です。
□ 手数料の内訳 基本手数料のほかに、事務手数料や登記費用が別立てになっていないかを確認します。
手数料20%を超える提示を受けたとき
20%は、上限を公表している会社の上端にあたる水準です。20%を超える提示を受けたときは、その内訳と根拠の説明を求めておくと判断しやすくなります。高いという事実だけで違法とは言えませんが、償還請求権や買戻し条項の有無とあわせて確かめておくほうが安全です。

金融庁が注意喚起する偽装ファクタリング

ファクタリングを装い、貸金業の登録を受けずに実質的な貸付を行う業者への注意喚起が出ています。次のような特徴があれば、契約の性質を確かめたほうが安全です。

見られる特徴 なぜ気をつけるか
償還請求権がついている 回収できないリスクを自社が負う形は、貸付に近い扱いになる可能性があります。
分割払いを提案してくる 債権の売買では分割は想定されません。分割を勧める契約は性質の確認が必要です。
債権の額面と関係なく金額が決まる 売買ではなく、担保をとった貸付だと判断された裁判例があります。

貸金業を登録なしで営むことは刑事罰の対象です。判断に迷うときは、契約前に弁護士や公的な窓口に相談するのが安全です。公開前に法務の確認を受けることをおすすめします。

給与ファクタリングを考えている個人の方は、公的な相談窓口へ

この章では、事業者ではなく個人として給与の前借りを探している方に向けて、公的な相談窓口を案内します。勤め先の給料を対象にした「給与ファクタリング」は、事業者向けのファクタリングとは別のものです。

会社員が勤め先に対して持つ給料(賃金債権)を、支払日前に手数料を引いて買い取る「給与ファクタリング」は、金融庁の見解では、業として行うと貸金業に該当します。登録のない業者による事例もあり、注意喚起の対象になっています。

個人事業主が事業の売掛金を資金化するファクタリングは、これとは別のものです。個人として給料の前借りを探している場合は、次の公的な窓口で相談できます。

相談先 相談できること
金融庁 金融サービス利用者相談室 ヤミ金や違法な貸付についての相談を受け付けています。
国民生活センター 消費生活全般のトラブルについて相談できます。最寄りの消費生活センターにつながります。
法テラス 費用が心配なとき、相談窓口や立替の制度を案内してもらえます。

給与ファクタリングをめぐるトラブルは、早めに公的な窓口へ相談するのが安全です。

手数料を抑えるには、2社間の上乗せ分を分解して心証を上げる

この章では、2社間の手数料を下げる方法を説明します。2社間が高いのは「リスクが高いから」で終わらせず、何に対する上乗せかを分解します。そのうえで、回収できる可能性の高さを示す資料をそろえると、手数料が下がる余地が出てきます。

2社間の手数料が高い理由を分解する

2社間が3社間より高いのは、取引先が関与しないぶん、ファクタリング会社が確かめきれない部分をリスクとして上乗せするためです。中身は次の4つに分かれます。

上乗せの中身 内容
債権が実在するかの確認 取引先に確認できないため、請求書が本物かをファクタリング会社が自力で判断します。
二重に売られるリスク 同じ請求書が別の会社にも売られていないか、確かめきれません。
入金後に渡されないリスク 取引先から自社の口座に入ったお金が、そのまま渡されない可能性があります。
取引先の信用リスク 取引先が支払える相手かどうかを、限られた資料から判断します。

実在性の心証を上げる資料

上乗せのうち「債権が実在するかの確認」は、資料をそろえることで下げられる余地があります。次のような資料は、請求書が本物で、これまで確実に入金されてきたことを示す材料になります。

そろえる資料 何を示せるか
取引先との基本契約書 継続した取引の関係があることを示せます。
過去の入金履歴(通帳) これまで期日どおりに入金されてきたことを示せます。
注文書・納品書 その請求のもとになる取引が実際にあったことを示せます。

資料をそろえるほど、ファクタリング会社が確かめきれない部分が減り、手数料を下げる交渉の材料になります。

会社は「手数料の上限を公表しているか」で選ぶ

この章では、会社を選ぶときに見る5つの基準を説明します。金利には法定上限がありますが、手数料にはありません。だからこそ、上限を自分から公表している会社かどうかが、負担の見通しを立てる手がかりになります。

下限の「◯%〜」だけを見て選ぶと、実際にいくら引かれるかが申し込む前にわかりません。次の5つの基準は、総コストを抑えるという観点でそろえています。

基準 理由
手数料の上限を公表しているか 下限だけの表示では、実際の負担が事前にわかりません。上限が明示されていると、いくら引かれるかの見通しが立ちます。
3社間に対応しているか 取引先から直接ファクタリング会社へ支払われるため、手数料が低くなる傾向があります。
財務や資金繰りの相談ができるか 毎月使わないと回らない状態は、調達先を変えても解決しません。原因の側を一緒に見てもらえるかで、抜け出せる時期が変わります。
注文書に対応しているか 先出しの費用が不足の原因なら、請求書が出る前に調達できる手段が必要になります。
少額やオンラインに対応しているか 必要額に届かない中途半端な調達は、かえって資金繰りを苦しくします。金額に合った会社を選べるかで、過不足が変わります。

ファクタリング会社の手数料・条件を横並びで比べる

この章では、各社の手数料と条件を同じ項目で並べました。公式サイトに具体的な記載があるものだけを数値で示し、記載が見当たらないものは「要問合せ」としています。上限を公表しているかどうかが、この表の見どころです。

会社名 手数料 上限の公表 2社間・3社間 買取可能額 最短入金 個人事業主 注文書
ベストファクター 2〜20%(初期費用0円) あり ○ 20万〜4,000万円 最短即日 ○ △
日本中小企業金融サポート機構 1.5%〜(上限は要問合せ) なし ○ 下限・上限なし
(実績1万〜2億円)
要問合せ 要問合せ 要問合せ
PayToday 1〜9.5%(上限を公表) あり 2社間中心
(3社間は要問合せ)
要問合せ
(掛け目なし)
最短即日
(平日10〜17時)
○ ✕
ウィット 要問合せ なし ○ 下限なし 最短2時間 ○ ◎
ZIST 要問合せ なし ○ 要問合せ 最短当日 ○ 要問合せ
うりかけ堂 要問合せ なし ○ 要問合せ 要問合せ ○ 要問合せ
QuQuMo 要問合せ なし 2社間
(3社間は要問合せ)
要問合せ 要問合せ 要問合せ ✕
アクティブサポート 要問合せ なし 要問合せ 要問合せ 要問合せ ○ 要問合せ
ベストペイ 要問合せ なし △ 要問合せ 要問合せ ○ ◎

※表は横にスクロールできます。

注文書対応の凡例:◎=受注段階での買取に対応、○=対応あり、△=限定的または要問合せ、✕=請求書の買取のみ。手数料の上限を公表している会社に絞って詳しく紹介しています。各社の公式サイトの記載をもとにしており、記載が見当たらない項目は「要問合せ」としています。条件は変わるため、申込前に公式サイトで最新の情報をご確認ください。

「要問合せ」が多いのは、公式に上限を書いていない会社が多いから
表を見ると、手数料の上限を公式サイトに明記している会社は多くありません。下限の「◯%〜」だけを載せる会社が大半です。上限を自分から公表している会社は、申し込む前に負担の見通しが立つぶん、比べやすくなります。
他社の比較サイトの数字は、公式と食い違うことがある
同じ会社の買取下限が、媒体によって1万円・19万円・30万円と分かれている例が確認されています。手数料が3通りに分かれている例もあります。この表では、他社の比較記事ではなく、各社の公式サイトの記載だけを根拠にしています。数字を確かめるときは、公式サイトを直接ご覧いただくのが安全です。
どの会社が自社の売掛金に合うか迷ったときは、条件を伝えれば手数料と手元に残る金額の見積もりを無料で受け取れます。
無料で買取条件を確認する
相談だけの利用もできます。

手数料や条件を公開している会社の詳細

この章では、比較表に載せた会社のうち、公式サイトで条件を確かめられた会社を詳しく取り上げます。手数料・入金スピード・買取可能額の3点を先に示し、役立つ点と、向いていない場合をあわせて記載しています。

手数料の上限まで公開している会社

ベストファクター

手数料2〜20%(初期費用0円)/最短即日/20万〜4,000万円

株式会社アレシアが運営し、対面・訪問・オンラインに対応しています。手数料の下限だけでなく上限(20%)まで示し、実際の取引データを公開している点が特徴です。

運営会社 株式会社アレシア
取扱サービス 2社間ファクタリング/3社間ファクタリング
手数料 2〜20%(初期費用0円)
入金スピード 最短即日(即日振込実行率47.8%・2026年5月時点)
買取可能額 20万〜4,000万円(前月実績、平均290万円)
契約方式 対面・訪問・オンライン
役立つ点 手数料の上限まで示しているため、負担の見通しが立ちます。
実際の取引データ6件と、平均買取率・即日振込実行率を公開しています。
3社間に対応し、担当者と直接話しながら財務の相談もできます。
注意したい点 即日で振り込まれたのは約半数のため、即日を前提にした資金繰りは組みにくくなります。
申し込みのうち約1割は審査に通っていません。申し込んだ当日のうちに必ず入金したい方には向きません。

PayToday

手数料1〜9.5%(上限を公表)/最短即日(平日10〜17時)/買取可能額は要問合せ

AI審査でオンライン完結するサービスです。掛け目を使わず、請求金額から手数料を引いた額がそのまま入金されると公表しています。

運営会社 Dual Life Partners株式会社
取扱サービス オンライン完結(請求書買取)
手数料 1〜9.5%(上限9.5%を公表)
入金スピード 最短即日(営業は平日10:00〜17:00)
買取可能額 要問合せ(掛け目なし・最大90日先の請求書に対応)
契約方式 オンライン完結(債権譲渡登記なし)
役立つ点 掛け目がなく、請求金額から手数料を引いた額がそのまま入金されます。
債権譲渡登記を行わないため、登記費用がかかりません。個人事業主も開業直後から申し込めます。
注意したい点 営業は平日10:00〜17:00のため、土日や夕方以降の即日入金は期待できません。
買取可能額は公式に明示されていません。夜間や休日にすぐ資金化したい方には向きません。

下限を設けず、少額や注文書に対応する会社

日本中小企業金融サポート機構

手数料1.5%〜(上限は要問合せ)/入金スピードは要問合せ/下限・上限なし

非営利型の一般社団法人が運営しています。買取金額に下限を設けておらず、これまでに1万円から2億円までの買取実績があると公表しています。

運営会社 一般社団法人 日本中小企業金融サポート機構
取扱サービス 2社間ファクタリング/3社間ファクタリング
手数料 1.5%〜(上限は要問合せ)
入金スピード 要問合せ
買取可能額 下限・上限なし(実績1万〜2億円)
契約方式 2社間・3社間(赤字決算・税金の滞納があっても相談可)
役立つ点 買取金額に下限がなく、少額の請求書でも相談できます。
赤字決算や税金の滞納があっても利用できると明記されています。
注意したい点 手数料の上限や入金スピードは公式に明示されていないため、事前の確認が必要です。
取引先が個人の債権や、支払遅延中の債権は対象外です。すでに回収できない債権を持ち込みたい方には向きません。

ウィット

手数料は要問合せ/最短2時間/下限なし

電話・LINE・メールで非対面で完結できるサービスです。買取金額に下限を設けておらず、注文書の段階での買取にも対応しています。

運営会社 株式会社ウィット
取扱サービス 2社間ファクタリング/3社間ファクタリング/注文書買取
手数料 要問合せ
入金スピード 最短2時間
買取可能額 下限なし
契約方式 電話・LINE・メールで非対面完結
役立つ点 買取金額に下限がなく、少額でも相談できます。注文書の段階での買取に対応しています。
開業間もない方や、銀行からの借入がある方も利用できると明記されています。
注意したい点 手数料が公式に明示されていないため、申し込み前に確認が必要です。
建設業向けの「けんせつくん」は同じ運営会社です。相見積もりで両方に申し込むと、同じ会社に二重に依頼することになります。

個人事業主の利用が多い会社

うりかけ堂

手数料は要問合せ/入金スピードは要問合せ/買取可能額は要問合せ

株式会社hs1が運営しています。公式のよくある質問で、利用者の約半数が個人事業主だと公表しています。

運営会社 株式会社hs1
取扱サービス 2社間ファクタリング/3社間ファクタリング
手数料 要問合せ
入金スピード 要問合せ
買取可能額 要問合せ
契約方式 2社間では取引先への通知なし
役立つ点 利用者の約半数が個人事業主と公表しており、小規模な事業でも相談しやすい会社です。
税金の滞納があっても相談できると明記されています。
注意したい点 手数料も買取金額も公式に明示されていないため、条件は問い合わせて確認する必要があります。
金額の見通しを事前にそろえてから比べたい方には向きません。

ZIST

手数料は要問合せ/最短当日/買取可能額は要問合せ

中小・零細企業や個人事業主を対象にしたサービスです。新規申込者の審査通過率が93%以上と公表しています。

運営会社 株式会社ZIST
取扱サービス 2社間ファクタリング(3社間も相談可)
手数料 要問合せ
入金スピード 最短当日
買取可能額 要問合せ
契約方式 2社間契約を推奨
役立つ点 新規申込者の審査通過率を93%以上と公表しており、審査の目安がわかります。
中小・零細企業や個人事業主を対象にしています。
注意したい点 手数料も買取金額も公式に明示されていないため、事前の確認が必要です。
他の媒体では手数料の記載が食い違っています。数字は公式サイトで確かめたい会社です。

注文書の段階で調達できる会社

ベストペイ

手数料は要問合せ/入金スピードは要問合せ/買取可能額は要問合せ

株式会社アレシアが運営する、注文書や発注書の段階で買い取るサービスです。納品前に材料費や外注費が必要になる業種に向いています。

運営会社 株式会社アレシア
取扱サービス 注文書ファクタリング
手数料 要問合せ
入金スピード 要問合せ
買取可能額 要問合せ
契約方式 要問合せ
役立つ点 請求書が出る前の段階で調達できるため、先出しの費用の不足に対応できます。
資金不足を理由に大型の案件を断らずに済む場合があります。
注意したい点 納品前の債権を扱うため、請求書の買取より審査が慎重になる傾向があります。
手数料などの条件は公式サイトでの確認が必要です。すぐに条件を数値で比べたい方には向きません。
同じ運営会社の重複に注意
QuQuMo(ククモ)と株式会社アクティブサポートは、同じ運営会社です。相見積もりを取るときに両方へ申し込むと、同じ会社に二重に依頼することになります。会社名が違っても運営が同じ場合があるため、申し込み前に運営会社を確認しておくと安心です。

ファクタリングを利用しないほうがよい場合

この章では、ファクタリングが向かない場面を説明します。融資が間に合うとき、手数料が高いまま繰り返し使っているとき、取引先の未入金が原因のときは、別の方法のほうが負担が軽くなります。

こんなときは 理由
融資が間に合うとき 年利で比べれば、多くの場面で融資のほうが費用は低く済みます。時間に余裕があるなら融資を先に確かめるほうが安全です。
高い手数料のまま毎月使っているとき 手数料の分だけ資金が減っていくため、翌月はさらに厳しくなります。原因の側を見直さないと、繰り返しから抜け出せません。
取引先の未入金が原因のとき 取引先が払っていないだけなら、資金調達より先に、支払いを促す交渉や公的な相談のほうが根本的な対応になります。

審査に通らなかったときに確認すること

この章では、審査に通らなかったときの確かめ方を説明します。平均買取率は91.9%で、約1割は通っていません。会社を変えても結果が変わりにくいのは、債権そのものに理由がある場合です。

審査に通らない理由が会社側の基準の違いなら、別の会社で通ることがあります。一方で、次のような場合は、会社を変えても結果が変わりにくくなります。

通りにくい債権 理由
取引先が個人の債権 個人相手の請求は、支払いの確実性を判断しにくく、対象外にしている会社が多くなります。
すでに回収済みの債権 入金が終わった請求書は、売る対象になりません。
支払いが遅れている債権 期日を過ぎて入金されていない請求書は、回収できない可能性が高く、買い取ってもらいにくくなります。

これらは債権そのものの性質によるため、会社を変えても結果が変わりにくくなります。別の資金調達や、取引先への交渉を先に考えるほうが現実的です。

ファクタリングの継続利用から抜け出す資金繰り改善

この章では、毎月ファクタリングを使わないと回らない状態から抜け出す方法を説明します。手数料を下げる、支払サイトを短くする、公庫へ借り換える、注文書で先に調達する、という順で切り替えていきます。

STEP1 毎月いくら足りないのかを数字にします。不足額がわからないと、どの手段が必要かも決まりません。
STEP2 手数料を下げます。相見積もりを取る、3社間に切り替えるなど、同じ債権でも条件は変わります。
STEP3 支払サイトの短縮を交渉します。取引先に入金を早めてもらえれば、資金化の必要そのものが減ります。
STEP4 公庫への借り換えを検討します。年利で見れば、融資に置き換えたほうが負担は軽くなります。
STEP5 先出しの費用が原因なら、注文書の段階で調達します。請求書が出る前に資金を用意でき、毎月ぎりぎりの状態を避けられます。
一度にやめず、頻度と金額を少しずつ下げる
毎月から隔月へ、金額も少しずつ減らしていくと、無理なく切り替えられます。手数料の負担を数字で確かめながら、粗利が手数料を上回る状態に戻していくことが目標になります。

よくある質問

この章では、ファクタリングの金利や手数料について、相談の場でよく聞かれる質問に答えます。金利の有無、手数料が高いか、違法にならないか、消費税や経費の扱いを順番に確かめられます。

ファクタリングに金利はありますか

金利はありません。ファクタリングは融資ではなく債権の売買なので、利息ではなく手数料がかかります。手数料は1回ごとの一括の費用で、支払期日までの日数で増減するものではありません。融資と比べるときは、この手数料を年利に換算して同じ物差しに乗せます。

手数料10%は高いですか

支払サイトと契約方式によります。同じ10%でも、期日が90日先なら年利換算で約41%、7日先なら約521%になります。ただし支払う金額はどちらも額面の10%で同じです。融資と比べるなら年利で、会社どうしを比べるなら手数料の実額で見ると、高いか安いかを判断しやすくなります。

手数料20%は違法ですか

手数料の高さだけで違法にはなりません。ファクタリングは債権の売買なので、金利の上限を定めた利息制限法は適用されないためです。ただし、償還請求権がついているなど、中身が貸付と評価される取引では、貸金業法や利息制限法が問題になります。20%を超える提示を受けたときは、内訳と根拠の説明を求めておくと判断しやすくなります。

年利換算すると何%ですか

「手数料率÷支払サイトの日数×365」で計算します。手数料10%・支払サイト30日なら約121.7%です。支払サイトが短いほど大きな数字になります。ただし年利換算は、ファクタリングが貸付であることを意味するものではなく、他の調達手段と比べるための参考値です。

融資とどちらが安いですか

年利で比べれば、多くの場面で融資のほうが費用は低く済みます。日本政策金融公庫の基準利率は、条件によっておおむね年2〜4%台の範囲にあります。ただし、融資は着金まで時間がかかります。急ぎで、融資が間に合わないときは、その期間だけファクタリングでつなぐ考え方もあります。

2社間と3社間はどちらが安いですか

相場では3社間のほうが安くなります。取引先から直接ファクタリング会社へ支払われるため、回収の確実性が高く、リスクの上乗せが減るためです。ただし公表された取引データでは、3社間でも少額だと2社間より高い例がありました。方式だけでなく、金額や取引先の信用も手数料に影響します。

手数料に消費税はかかりますか

ファクタリングの手数料は非課税です。債権の譲渡は消費税の課税対象にならないためです。手数料に消費税を上乗せして請求してくる業者があれば、その扱いを確認したほうが安全です。

手数料は経費になりますか

売掛債権を売った際の手数料は、売上債権売却損として計上できます。損益計算書には残るため、年間で数百万円になると、営業外費用として金融機関の目に触れます。信用情報機関には登録されませんが、決算書には表れるという違いがあります。税務の扱いは、顧問の税理士にも確認しておくと安心です。

手数料を下げるにはどうすればいいですか

3社間に切り替える、相見積もりを取る、取引先との契約書や過去の入金履歴をそろえる、といった方法があります。特に2社間では、債権が実在することを示す資料をそろえると、ファクタリング会社が確かめきれない部分が減り、手数料を下げる交渉の材料になります。

給与ファクタリングは違法ですか

会社員が勤め先の給料を対象にする給与ファクタリングは、業として行うと貸金業に該当するというのが金融庁の見解です。登録のない業者によるものはヤミ金融にあたります。一方、個人事業主が事業の売掛金を資金化するファクタリングは、これとは別のものです。個人として給料の前借りを探している場合は、公的な相談窓口の利用が安全です。

まとめ

ファクタリングに金利はなく、かかるのは1回ごとの手数料です。相場は2社間で8〜18%、3社間で2〜9%ですが、手数料以外の費用まで含めた総額で見ないと、実際の負担はわかりません。

年利換算は、融資や手形割引と比べるときに使います。ただし年利は支払サイトが短いほど大きく出るため、その数字だけで高い・安いを決めると判断を誤ります。会社どうしを比べるときは、年利ではなく実際に支払う金額を見ます。

そして、毎月使わないと回らない状態なら、原因は手数料の水準か、資金が必要になる時期のずれにあります。手数料の負担を数字で確かめ、3社間への切り替えや、融資への借り換え、注文書での調達も含めて条件を見直すことで、繰り返しから抜け出せる可能性があります。

今の条件で手元にいくら残るのか、他の方法があるのかは、無料で確かめられます。
売掛債権の資金化について相談する
自分の売掛金で手数料を試算する
電話でのご相談は 0120-772-898
受付:平日10:00〜19:00

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