ファクタリングの買い取り審査で評価の高い売掛金とは何かや、どうしたら買取り額を上げることができるかをご紹介いたします。
お世話になっております。ベストファクターの村井でございます。
ファクタリングの入金額に影響を与えるのは、売掛金の額面と買取り額との差額である手数料です。
ファクタリングの手数料はお客様一人ひとりによって異なることは、前回ご説明させていただきました。
今回はファクタリング手数料に影響を与える売掛先の信用ということにフォーカスを絞り、売却した売掛金に対して支払い遅延があったらどうなるのかなど、日ごろお客様よりいただくご質問を交えわかりやすくご説明させていただきます。
では順を追って、ベストファクターの提供している2社間ファクタリング を中心にご説明させていただきます。
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ファクタリング会社の売掛先の審査
ファクタリングの審査は主に以下の理由のため行います。
売掛先の審査を行う理由
ファクタリングの審査の中で売掛先を重視するのは以下の2つの理由からです。
売掛金の譲渡代金を回収できないと、そのままファクタリング会社の損失となるため。
買い取り額が高い売掛金
買い取り額が高い売掛金とは、例えば、小規模な会社であっても売掛先が大企業であったり、また個人開業医や調剤薬局、介護施設などは国の機関が売掛先にあたります。これら回収リスクが低い債権は買取り額が高めに設定されています。
買い取り額が低い売掛金
ベストファクターをご利用のお客様の中には、以前から売掛金の支払いが遅延するなど、たびたび償還期日に金銭を受け取れない事があったという方もいらっしゃいます。
取引先や給与の支払いの当てにしている売掛金が、支払い期日に入金されるかどうかすら不安なままその日を迎えることは、なかなか心労の絶えない事です。
ですから、今確実に資金を受け取る事ができるファクタリグは、そうした会社からもご支持をいただいております。
そうした支払い遅延のリスクをファクタリング会社が引き受ける場合、手数料が高くなる傾向があります。
赤字決算でも関係ない
この手数料について極端なことを言えば、お客様の会社が赤字決算であっても、売掛先が上場企業なら買い取り額は高くなります。
審査では、あくまで売掛先からの回収可能性を判断させていただくことになります。
「この売掛金は売れるの?」「いくらになるの?」などお気軽にお問い合わせください。
支払期日が長いと手数料が高くなる
売掛金の支払い期日が長いと手数料は高くなります。
お金は、常に金利という考え方がついて回ります。
例えばファクタリングで5%の買い取りを行ったとします。
もし仮に、その支払い期日が1年後であれば、5%以上の回収を見込める投資を行った方がファクタリング会社の利益を高めることになります。
ですから、売掛先は「どこ」かと、支払いは「いつ」かは、セットで手数料に影響を与える重要なポイントとなります。
次に、中小企業様に最も支持されている 2社間ファクタリング と手数料の関係を見ていきましょう。
2社間ファクタリングの手数料の特徴
2社間ファクタリングは、売掛先に売掛金の売却事実を知られないことと入金までの早さが特徴ですが、もうひとつ、支払いの義務がないという特徴があります。
2社間ファクタリングは、お客様にとって利便性と安心感が高い分、一般的に 3社間ファクタリング と比べて手数料が高めに設定されています。
では、ファクタリングで締結する契約と利用後の特徴を紹介します。
債権譲渡登記をしなければ公開されない
債権譲渡の登記をする目的は、もしお客様が他のファクタリング会社に同じ売掛金を二重で譲渡されてしまった場合に、「その債権は私たちに権利があります」と言えるようにするためです(対抗要件)。
債権譲渡登記と売掛先への通知とは異なりますが、公開される以上、調べようとすれば譲渡事実を把握されてしまいます。
やはりファクタリングは、ABLととも経済産業省が勧めている資金調達法とはいえ、株式の募集や社債の発行などとは異なり、資金繰りという側面が強調される資金調達方法ではあります。
また、直接自社に関係する債権が売却されるということに抵抗を感じる企業も少なくありません。
売掛先に売却通知をせずに登記をすると、ある日、突然法務局にて自社の債権者リストにファクタリング会社の名を見つけることになります。
こうした顛末になることのない「債権譲渡登記なし」のファクタリングをご希望の方もぜひご相談ください。
償還請求権なしだと売掛先が倒産しても安心
「償還請求権」がない場合、売掛先が倒産するなど債務不履行を起こしても、お客様には売却代金の支払い義務が生じません。
もともと資産の売掛金を、その未回収リスクを含めてファクタリング会社は買い取りを行います。
集金業の代行委託契約
ファクタリングが、3社間の合意ではなく、償還請求権もなければ、ファクタリング会社にとっては、債権はあるもののどこにも代金の請求をする事ができない状態となってしまいます。
そのため、ファクタリング契約時に、お客様と売掛先から支払いを受けて、その代金を引き渡していただくという業務委託契約をさせていただきます。
業務委託契約について、これを言い変えますと、「支払い義務は無いものの、代金支払いの請求義務とその引き渡し義務はある」ということになります。
難しいようですが、あくまで形式上の事ですので、今までと変わらず売掛先からの支払いをお受け取り下さい。
お客様のお人柄
事業は経営される方によって大きく変わります。
ファクタリングも、ご契約いただくお客様ひとりとして同じ状況が生まれることはありません。
私たちは、お客様のお人柄を重視しております。ファクタリング通じて行う様々な資金調達・財政コンサルティングにより、お客様の会社の資金の円滑化に責任を持ちます。
お気軽にファクタリングをご相談くださいませ。
まとめ
- 売掛先の信用が高いと買い取り額も高くなる。
- 売掛先の信用が低いと買い取り額も低くなる。
- 赤字決算などは審査に影響しない。
- 2社間ファクタリングは比較的に手数料が高めだが便利で振込も早い。
- お客様のお人柄を重視しています。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。
売掛金は、全額でもその一部だけでもファクタリングをご利用いただけます。
ファクタリングは手数料がかかるため、必要を満たす金額を調達することが最も理に適っています。
取引先や給与の支払い、また投資などを目的として利用されているファクタリングですが、
- 売掛金の入金期日などに「いつ、いくらの入金があるか」
- 「ファクタリング資金による投資で1・3年内にどの程度の収益を見込めるか」
- 「ファクタリング調達額はいくらが良いか」など、
お客様とともに最善の調達を検討させていただきます。
ご不明な点は、お気軽にお問い合わせくださいませ。